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[5832] 300Bpp と D-45を比べて返信 削除
2008/5/5 (月) 13:41:40 わんこ
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D45の音は クセが少なく信頼性も高い感じで
プロが仕事で使うのに向いているアンプだと感じました。

CDPから直結の音は 美しい とか 気持ちいい とか
綺麗だとかそんなのは弱いけれど とりあえず こんな音が
でているぞ 文句あっか? って感じです。
作為を感じなくて これはひとつのリファレンスになると
思います。普通のポピュラーのラインミュージックに近い音源
を聴いている人だと 高級アンプに引けを取らないのも
分かるような気がしました。

さて 何回も聴いて 300Bppにして 今までのシステム
を聴きます。

D45は300Bppとくらべて まず本格的な音の力感が
少ないです。余裕が少ないのは電源部の影響もあると思われます。
低域は確かに締まりはよいけれど 押し出す力感が弱い。
それが中域のSNとして現れます。そう静かさが違う感じ。

ピアノの右手 真ん中を弾いていて 本当はもっと静かで
しなやかであることが 300Bppで聴くとわかります。
たぶんこれはA−20でもD45と違って上回るでしょう。
キースジャレットの音が美しい ロマンチックな気分が伝わって来る
それは アナログアンプ それも球アンプに優位な気がします。
高域の繊細さ 美しさも大切なのでしょう。

高域はざらついては居ませんし XR55みたいに粒子は粗く
ないけれど 我が家のKT88ppに比べても繊細さや粒子の
細かさは 出にくい感じです。
でももしかしたら我が家のKT88ppとの比較だとD45が
もう少し有利になるかもしれません。

300BppはOPTが付いていることによるSPの制御も
良いのか 音が静か 余裕があって それでいて ダイナミック
レンジも大きい感じ。同じ20Wでも D45と300Bpp
ではかなり違うでしょう。

これは何方が聴いても分かるくらいの差だと思われます。


しかし

プリアンプを通さない300Bppの音を聴いていないので
比較できませんが D45のCDP直結の音は説得力があります。
力がないから 音が細かくないから ダメとか言えないくらい
素直で ストレートな爽快感があるのです。
枠がない感じ。

私は自分で造ったり球を交換したりしてプリには また球
パワーアンプには思い入れがあります。ですから公平になれない
部分もあります。それを鑑みても 私のプリは検討する必要性を
感じました。

それと、D45 何となく良いところがあります。
何だろう。A−20ともP−600とも違う。
力は強くないだけど認めたくなる素直さ 実直さ 外連味の無さ
とでも言うべきか。

6万円台ですので 新品価格としては魅力的なアンプだと思います。
アンプの音の良さはお値段とはそれ程関係ない という主張
私も賛成です。


球アンプをお使いの方は この音に負けてはいけません。
ppアンプで中域が美しく繊細でないと D45に負けて
しまう可能性があります。直熱管のシングルアンプでは力では元々
勝ち目がありませんが、よっぽど悪くないと 中域ではD45とは違う
世界を魅せてくれると思われます。

しなやかさ 繊細さ 美しさ で トータルではどうか?
D45は アンプ自作マニアが自宅で比較試聴し甲斐のあるアンプです。


今度 オフを開くことがありましたら 是非聴いてみてください。

 貴方はどんな音の為に オーディオをしていますか?

その答えを探るのに D45は一つの答えを出してくれた
様に思います。

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