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[5854] Re2:プロ機材の世界とは?返信 削除
2008/5/6 (火) 22:13:43 いけだ
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▼ わんこさん、kitatanukiさん

D-45はなかなか健闘しているようですね。


> 職種にもよるのでしょうけれど、ある程度使えれば
> 仕事になるのかもしれません。
>
> 弘法筆を選ばず
>
> ただ拘る部分にはしっかりと拘って選別していると思われます。



業務用
プロ用
というのはなんだか特別な響きを持っていると思いますが、
その内容は必ずしも趣味人を納得させるものとは限りません。
プロ、というのは言うまでもありませんがそれでお金を
稼いでいます。
利益を得なくてはいけませんから過剰な投資ができないんです。
趣味のオーディオでは性能を追求するためにそれこそ手間暇
掛けて物量を投入できますが業務ではそうも行きません。
「今までの倍の値段の機材を導入しましたのでCDの値段も
 倍にします」
では商売にならないんですね。
私のような仕事の場合は・・・・
重い機材、大きい機材は現場への搬入で人手を更に要します
からコストに直結しますし、高価な機材は急なトラブルの時に
代替機の調達に苦労します。
そしてモニター機材では絶対的な性能ももちろん重要ですが、
マイクを10cm動かした時にその差がきちんとわかるか
の方が重要なんです。
このスピーカーでこういう風に聴こえるんだったらこんな風に
出来上がっているはずだ、と確信持てるかどうか、です。
これさえおさえられればブランドや値段は全く問題になり
ません。


雑誌で高評価を得た録音が、実はホール備え付けのPA卓を
間借りして、ポータブルDATで録音したものだった
なんてこともあります。コストの制約で使い慣れた機材を
現場に持ち込めない事もあるんです。

どの世界でもそうだと思うのですが、現場って色々な制約が
ありますよね。
その時々の制約の中でどれだけの成果を上げられるか・・・
どの世界のプロでも同じように持っているプレッシャーです
よね。
なので週に一回のハードオフ探訪はコスト節約の為に欠かせ
ません(笑)。

つまり業務用機といっても正直、音質よりもCPを優先させた
ものがほとんどなので、期待しないほうが良いように思い
ます。本当に聴いてみないとわからない。
某サイトの「プロ機信仰」がちょっと恥ずかしいのもそこに
あるんです。
良いのを選んだらそれがたまたまプロ機だったというのなら
ともかく、
「プロ機だから絶対良い」
「プロが使っているモノは最高」
と簡単に言い放っているところがなんとも恥ずかしいんです。


・・・
プロの録音現場よりも、ハイアマチュアの録音会の方が
よっぽど豪華な機材が並んでいたりします(笑)。


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