| 夜中 静かに女性ボーカルを聴く
スケールも迫力もいらない
落ち着いた気分で 美味しいお酒に酔い
物思いにふけ 目の前で美しい女性が
弾き語りをしてくれる。
音量はできるだけ小さく それでいて できるだけ美しく
リアリティーがあってほしい。
音の方向性は当然変わってくる。
300Bppから 300Bシングルアンプに変更。
ぐっと女性が近寄ってきたけどまだ物足りない。
NFを途中から無帰還にする。
微妙な音がたって爽やかに広がる。
これだ♪
パトリシアバーバー
のナイトクラブ最後の曲。
ピアノの弾き語りが色っぽい。
彼女ののど元が見える様だ 唇 声が震え 木訥と弾くピアノが美しい
SPはフルレンジでもLS3/5Aでも良いかもしれない。
音が滲んだり 変な和音が聞こえたら興ざめだ
シングルアンプの弱さも 0.001Wの世界では美点が
引き立つ。失礼だけど 多量NF石アンプではこの微少な音量での
音の立ち 響きは 太刀打ちができない(と勝手に思う)。
部屋を暗くし もっと音量を下げる。
微少音量 箱庭の世界 音が小さくなるほど
感動する世界があるんだ!
女性が最後につぶやく。恋に落ちた と。
声が途切れて音が無くなる瞬間の美しさ 雰囲気
が何とも言えない。
一緒に居た女性が立ち去った後の残り香か、
それとも、好きな女性の唇から離れた時の皮膚感覚か。
直熱三極感 シングルアンプの真骨頂だ
(ドーピング中)
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