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[6285] Re:ウエスタン経験返信 削除
2008/9/11 (木) 15:03:48 kitatanuki
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▼ わんこさん
> 残念ながら 化学調味料タップリで育ってしまうと
> 素直なダシが利いた味付けとか良さが分からないみたいです。
> 音もその傾向はないでしょうか?

いやー、そんなに謙虚な書き方をされては後が続かなくなって
しまうではありませんか。
メーカー製品や評論家が自信を持って鳴らしている自作システ
ムを聞いても、ホンモノの音楽ではあり得ないようなデフォル
メがたいていあるので、やはりステレオ芸術だなー、と思って
しまいます。

それはそれで見事で、そこまで自分が達成できる自信もない
訳だけれど、目指す方向を見失ってはいけないと自戒する
心理が必ず働くのです。それは、きっと貧乏でステレオが
買えない時代が長かったために、先にナマの音楽に触れる
機会が多くなり、いくら綺麗な音でも人工的な部分を感じ
取ってしまうのかもしれません。

> kitatanukiさんは ご自分の体験でそんな中域の経験があ
りますか?
ウエスタン555の音は聞いていません。そのため、故池田圭
先生を登場させて誤魔化したのですが、低音も高音もさほど
出ない555ホーンに、ぶちのめされ人は多いですね。

私がぶちのめされたのは、コンコルドの主の手になるトラン
ス結合アンプでA5システムを鳴らした音です。ステレオの
音源を、わざわざモノラルに変換して狭い帯域で鳴らすの
ですが、そのリアルさと説得力は比類のないものでした。

もうひとつは、YLの巨大4ウエイシステムで、もう原寸大
のオケが目の前に現れたかのような迫力は忘れられません。

ウエスタンの巨大なホーンシステムを超コンパクトにした
のが、A7やA5だと言って差し支えないと思います。
私が育ったのは映画館の真空管A7システムで、テアトル
新宿の地下で3年ほど毎日映画を自由に見て生活(仕事)を
していた青春時代でした。狭い帯域のトーキーなのに、
声も音楽も必要充分にリアルでした。

そんなわけで、今でも充実した中域があれば高音や低音は
ダラ下がりでも、充分に音楽を楽しめると思っています。
むしろ逆に、中域の情報量が足りないと、かえって高音の
味付けが欲しくなる傾向すら出てくるようです。
わんこさん宅の現在のシステムは、そう味付けがきつい
とは思いませんで、中低域の質感があればというだけです
が、それは1インチには無いものねだりでしょう。

ところで、とんだ衝動買いです。ヤフオクに、1インチの
大型ホーン、コーラルAH−500の比較的程度のよい
ものが出ていたため、つい落としてしまったのです。
以前、802−8Dと511ホーンを所有していたのですが、組む
機会がないまま処分しました。その、モリモリと出る低音
は到底1インチとは思えぬ迫力でしたから、もっと低音の
伸びるコーラルAH−500に興味がありました。
おき場所もないのに馬鹿ですね。 (-_-#)


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