| ▼ わんこさん
ミニワンは私の真空管アンプ創りにとって、大きなきっかけの
一つとなりました。その機会にめぐり合えたこと感謝しています。
真空管アンプとの出会いはエレキットの6BM8になりますが、
それまでは物理特性が良い、例えば周波数特性がフラットで
帯域が広いアンプがイコール音が良い物であると思っていました。
エレキットも大変コストパファーマンスが高いと思いますが、
ミニワン、300Bアンプと試聴させて頂き、えらく感動した
ことを昨日のように思い起こします。
> えっ そうでしたっけ・・それで10台も造られたんですか?
> ミニワンはクセが少ない音ですけれど こいしさんのもって
> こられた音も良かったと思いました。
お恥ずかしいですが嬉しいです。
ちょうどその時期になりますが、真空管アンプを50台くらい
製作されている方と知り合う機会があり、その方の指導の元に
本当に基礎から学んだしだいになります。
私一人では、今の状況までは来られなかったです。
振り返ると、毎日数時間の製作に明け暮れていましたので、
まぁ、嵌り狂ってしまったということもあります。
オフでもお話させて頂きましたが、
構想1ヶ月、配置検討1週間、シャシー加工1日、
塗装2〜3週間、配線が3日という感じで音出しまで行きます。
その後はチューニングで納得の行く音が出るか、あるいは、
これはこれで良い感じだなぁとなるまでが1ヶ月から半年と
なっています。先の2A3直結アンプは約1ヶ月程費やした
状況です。
車でたとえるなら、サスチューンに拘る状況と似ています。
私の真空管アンプ作りですがDC(電圧)設計は行いますので
電圧計は使用しますが、それ以外の測定機器は使用しないこと
にしています。すべて試聴の繰り返しでまとめています。
そのため、まともな音がする物なのか常に興味を持っています。
> NFの量を ボリュームで変化させて変化量と音との関係を
> 調べるべき とのお話は実際のご経験からでとても説得力を
> 感じました。私も頑張ってトライしたいと思います。
NFですが、この適切な量というのは設計時と、使う立場では
異なると考えています。
一つの例として、設計時は作りたいアンプのイメージから
狙う周波数特性とか、DFなりを数値として決め、それに
あったゲインを持った設計となります。その場合はNFB量は
設計として、いくつと決まっています。
一方、使う立場でNFBの量を考えると、NFBを深く掛けると
周波数特性も改善されますが、私はそれよりも出力段の内部抵抗
が下がる方向に変化すること、DFが変わることにより、
使っているスピーカの特にWFの音質が変化できることに
メリットがあると考えています。
(特にオーバオールのNFBの場合です)
そのため、わんこさんの気になるポイントがイコールNF量に
よるか否かが判別できていませんが、やって見る価値はあると
思います。
自分は、136Aという重いWFを使っています。TRアンプ
だと余り顕著に感じませんが、真空管のそれもシングルアンプ
ではNFの量をほんのわずか変化させるだけでも変わります。
美味いポイントだと、それなりのワイド感と静かさ、それに
程よい低域となります。
無帰還アンプに比べると、抜けの良さ、躍動感は一つ劣るかも
知れませんが、それ以上に良いと感じています。
> 755Cは パワー 切れ 迫力と特徴のある音の中で
> 最初に聴いた曲は素晴らしかったですよね。
> あの大きさのSPでやられるとかえってやられた〜って
> 感じますよね。最初のアンプの音は相当良いと思います。
そうですね、最初のアンプが凄く良かったですね、
その後300Bアンプに切り替えられましたが、
こちらは?でした。
> SDサウンドは私もOTLアンプを使ったことがあるので
> 独特の素直さ 色づけの少なさを感じます。
> 引っかかりが少ないんですけど その分クセが少ない。
私はこの雰囲気を直結アンプでも感じました、それで、OTLも
おもしろそうだぁなと始めて感じました。
(私は、真空管アンプは見てくれが一番の信条です。その点で、
出力トランスが居ないOTLを作ろうと思いませんが...)
> 最近 ppアンプに傾倒しています。
> シングルアンプとppアンプでは 低音は当然ですが
> 中音まで音の強さ 力の強さに差を感じます。
> ppの質感が好きなのかも。
> 直熱三極感のppアンプ なかなか良いと思います。
わんこさんのシングル、PPの両方を聞き比べ、ご自分でも
使いこなされた上で、現在の好みはPPアンプなんだぁと
感じました。
思い出したのですが手持ちに、LUX A3600というNECの3極管
8045Gを使ったPPアンプがあります。今度、物置から出して
聞いてみたいと思いました。
こちらこそ、言葉足らずで何かとご迷惑を掛けてしまい
申し訳なく思いますが、よろしくお願いします。
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