| ▼ わんこさん
> ところで シンプルに質問です。
> 音は美しいですか? それとも そんなの当たり前?
正直いって新鮮な驚きです。良質のハイパワーアンプと
いうものは、限りなく真空管アンプの表現にさえ近づと。
(石派の耳には)十分な美しさですし、ゆとりがあって音場
感が見事です。単にウーハーが楽々と駆動できるなどという
単純なものでなく、全域に渡って、たとえばアキュフェーズ
の最高級パワーアンプだと、こんな風に雄大にかつ繊細に柔
らかく鳴るのかと想像したくなるような鳴り方ではあります。
つながりがどうのという部分がほとんど気にならなくなり、
スピーカーの存在を忘れさせる立体的な空間表現ですから、
半導体アンプでは、駆動力というものがいかに大切かという
ことがわかります。
自分が、トランジスタアンプができて以来、ずっと石アンプ
しかやらなかった理由は、周辺機材も含めて質を高めていく
と、きっと生演奏に近い柔らかい表現までたどり着くに違い
ない、と信じていたのですが、ここへきてやっと、それが証
明されかけたような気がしてきました。生生しくて、しかも
人工的な部分が感じられないのは、将に求めていた半導体
アンプの音でした。
万年の「マルビ」の身には超高級アンプは買えず、かといって
自作で良質なアンプをやる技術もありません。年代落ちの高級
プリには何とか手が出ても、超ド級パワーアンプには全く手が
出ませんでしたが、ヤフオクのお陰で、スタジオの引き上げ品
が無理をすれば買える時代になったのは有り難いことです。
この製品のウレシイ点は、D−45と同じ技術だと思うのです
が、発熱が1/10に押さえられていて、極めてラフに使える点で
す。足もないのに、積み重ねても暖かくなる程度ですし、製作
年代が新しいので部品劣化も少なそうです。
> 今度聴かせてください。
> また よろしければ 私にもレンタルしてください。
> 時々球アンプの音の個性がうざったい時もありますので
わんこさんのキビシイ耳に適うかどうかは保証の限りでは
ありませんが、興味がありましたら遊んでみて下さい。 |
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