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[846] 古いドラ(ド○マーさんのことではないですよ!)返信 削除
2002/3/21 (木) 13:06:48 JIM
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何処に上げようかと思ったのですが、こちらに上げました。
少し長くなるかもしれません。

紆余曲折があり、twは2405、ドラは375になっています。
これは12年前にも使っていた組み合わせです。
この音は中学・高校時代を通して聞き尽くしており、一生耳が忘れない音です。
ところが12年前、高校生の頃聞いた音は出せなかったのですね。
その後ドラは、2インチでもフォステクス⇒tadと変わり、最近しばらくはフォスの1インチに落ち着いていました。
いい音が出せなかったのは12年前の自分が未熟だったことが大半だとは思いますが、それでも当時、2405のspターミナル付近の劣化を嫌って、ボイスコイルの端からケーブルを直だししたりしていたものです。(このときの2405は今もてつをっちさんの家でなっています。)

さて、今回2405を改めてゲットし、ならしてみたのです。
12年前の音の印象でした。技術は上がっても音は変わらんか、良くも悪くも。。とおもったのですが、
ここからが、本文です。

ばらします。
振動板には鉄粉とか埃がつき、一部にはアルミが酸化して白っぽくなっています。
これをすっかり接点復活材(フィリップス)で拭きます。
ホーン内側の埃とかもすっかり掃除。

次に、ボイスコイルの端は、わっしゃに半田つけ、ねじを通して信号はspターミナルへ。
このねじ周辺が同じく白っぽくなっています。
これをすっかりきれいにして、カーボンダイアとニックを塗ります。

そうすると、音は、、、25年前に聞いたあの音です。
滑らかさ、華やかさ、音の伸び、歪の少なさ。悪くなったところは何一つ無い。
改造ではなく、OHですから、当然といえば当然か。。
しかしあまりにもレベルが変わります。
その後、前述のてつをっちさん宅の2405も、震動板の掃除だけしました。
同じく、良い結果だったようです。

そうなると、同年齢(30歳か40歳か???)の375も気になります。
こちらは、ボイスコイルの端に内部配線がついていて、ねじとめ。SPターミナルのねじを通ってSPケーブルへという信号の流れ。
同じくばらして磨いて、カーボンダイアとニック。
さて、ドラに関しては30年位前のMJによく記事が出ていましたが、バックちゃんバーの吸音材がいいとか悪いとか、穴をあけるといいとか、はずしっぱなしのほうがいいとか。
MJ試聴質のTAD4001も、端子と内部配線を交換してあったと思います。
さて、改造はともかく、ここに貼ってあるオリジナルの吸音材。もう、ぼろぼろです。触れば粉になり、崩れていきます(ドラさん、これ、プレゼントします。お父様にお渡しください。)
こいつは見れば誰でも交換したくなるでしょう。
内部配線のケーブルも、被服はもうガチガチに硬くなっています。
まずはケーブルを好みのものに交換しました。

さて、音。レンジが大幅に拡大。TADに近づいた感じですが、あれほど淡白にはなりません。
こっちは2405と違って10分単位で音がころころ変わっていきます。
震動板が、再度エージングされているのでしょうか?
1wたって聞いてみるとかなり落ち着いていました。上のほうが伸びるので、隙間があるかなと思った2405との間がかぶってます。

さてさて、そのときははずすだけにとどめておいた吸音材ですが、フェルトを入れてみました。
同じモノは又劣化しそうで嫌だったのです。崩れて粉になって振動板に付着していることもよくあるそうです。
入れるにあたって量が問題だったのですが、面積的にはオリジナルと同じくらいをそのまま放り込みました。
この辺は感一発。本当は厚さを半分にして入れたかったのですが、まずはと思いいれてみました。

さてさて、音。低いほうが透明感が上がり、よりまろやかです。上のほうののびが減った気がしますが、刺激的なところがなくなっただけかもしれません。
とりあえず、このまま1W放置して、落ち着いたら厚さを半分にしてみます。

改造部分はともかく、OHに関しては、議論の余地無く、検討の余地が高いと思います。
古いものをお使いの方、一度ばらしてみてはいかがでしょうか。

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