| ▼わんこさん
ECC88差動プリのNFB回路で使っている抵抗を、4種類
用意して比較しました。
写真の左から以下の順になり、フィードバック抵抗と
して使ったときの音質傾向を書いておきます。
(グリッド抵抗はVSRで統一しています。)
@リケンRMG(現用)
金メッキ線が影響しているようで、暖色系で独特の
厚みのある音がします。
カーボン抵抗にしては解像度が高いですが、高音は
やや粒子が荒くてシンバルのチーンがシャーンと
聞こえます。
A東京光音RN65E
金属皮膜抵抗特有の曇りがなくて、高音の粒子も
細かく解像度が高いです。
中域がやや張って、五月蠅く感じることがあります。
B東京光音RN75E
RN65Eと比べて中低域から低域が強くなって五月蠅さ
は無くなりますが、僅かに音の抜けが悪くなります。
CビシェイVSR
金属箔抵抗になりますが、解像度が非常に高く透明感
のある音がします。
芯がありパワフルな音ですが、中低音の厚みがRN75E
と比べるやや薄いです。
(VSRのほうがフラットと言うべきでしょうか。)
この抵抗は方向性があり、「VSRT」という文字のV側
から信号を入れると良いようです。
わんこさんのシステムでは、Aは中域が五月蠅くなって
合いそうになくて、Bの中低域の厚みを取るか、Cの
パワフルさを取るかということになりそうです。
BとCをSWで切替えるか、簡単にハンダ付けで変更でき
るようにリード線を出すようにしたいと考えています。 |
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