| ご無沙汰しております。
この度、恥ずかしながら１５年ぶりにCDプレーヤー
を更新いたしました。デジタル分野に長足の進歩が
あるであろう事は承知していましたが往年のフィリ
ップス・サウンドに慣れてしまい、新しいデジタル
機の導入が遅れていました。旧いLHH500Rがついに
不調となり、修理に出すこととしましたが、修理期
間中の「代車」として現代の普及期の購入を企図し
ました。選んだのはCECのCD3300R。実売、約37000
円の格安プレーヤー。秋葉原で試聴。前世代のCD21
00を使った経験もあり、値段の割にしっかりした筐体
も気に入って、即攻で、購入して参りました。
うーむ。少々驚きました。骨格のガッチリした骨太
な音。中低域がしっかり出て、中域も厚い。レンジ
感は、さほどではありませんが、音色の鮮やかさと
中央に小さく定位する様は文句がありません。印象
としては、特定の音域の強調感はなく、若干、ウォ
ームトーンな音色ですが、情報量も合格です。
現状の機器との相性はOKで、良く聴く音楽ジャンル
のポップス/ロックにはバッチリ。フュージョン系
も良く鳴っています。
D/Aコンバーターのチップ等、デジタル技術の進歩
なんでしょうか。１５年前の名機よりクオリティー
が高いのでは？と言う感想です。
デジタルメディアの多様化で、CD再生専用機は高額
な高級機が主体になっている傾向が感じられますが
新鋭の中級機を含めて、現行世代のCDプレーヤーを
あらためて「試聴しないといけないなー」と実感しま
した。少し進歩に遅れていましたね（笑）。
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