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[6202] 分からない DACの世界返信 削除
2008/8/19 (火) 13:17:06 わんこ
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KMさんとお話して出た話題で興味深いのでここに書かせて
いただきます。

515−8Gをお借りすることで お電話させていだき
ました。

KMさんは相当なマニアで私が分からない世界で楽しまれて
いらっしゃるようです。

その中で マルチビットDACとシングルビットDACの
音の差 簡単に言えば 「シングルビットのDACは音の立ち上がり
が弱いのか がつんと来ない」「アナログのリアルさを求める
のであれば マルチビットが良いだろう」とのことでした。

私の少ない経験でも同意できることが多いです。
確かにジャズはCD−15 DAC7より マルチビットの
方が良さそうに感じたことがあります。

ただ 逆に 私はマルチビットDACの音の粗さというか
自然な柔らかさ 雰囲気が出ない感じが気になっています。
それ程マジに両者をくらべ 原資投入して良いモノを求めようと
はしてきませんでした。
それは、私のCDPがMASAさんの思い出のCDPなので
私は使い続けたい気持ちがあるからです。

KMさんは 最新のクロックチューニングもされている
ようで、私が感じている両者の弱点について色々と示唆を
お持ちだと思います。

http://wanko.cside8.com/cside/clock/clock.htm
↑ 5.6年前のことでしょうか。
これは亡くなられたMASAさんが色々と試行錯誤して
私が 0.05ppmの精度の高品位クロックに交換してもらう前の
時お話です。
当時 「クロックで音なんか変わらない」とベテランのマニア
に言われたりしました。結局頭で考え 体験していなかった
人たちの言葉だと思います。

ただ 録音して再生する時の音はクロックは影響力が強いと
思っています。
http://wanko.cside8.com/FBBS/cyclamon.cgi?tree=s2104#2104
この時は 8cmフルレンジのSPで再生。
サントリーホールのシベリウスをいけださんが録音された
24Bitのマスターを再生する装置にZANDENの超高品位クロックで同期さ
せました。
ぶっ飛ぶくらい音が良くなりました。誰にでも分かる明瞭な違い。
裸眼で見るか 正確なメガネをかけて見るか?くらいの差
でした。


私のCDー15 DAC7の音は CD34や CD95とかの
マルチビットDACの音にくらべても 柔らかくフニョフニョ
低域の芯も硬くなく がつんと来ない系です。

でも PCオーディオで聴く音より 私の個人的感想では
CD−15改を選んでしまいます。みなさんPCオーディオに
すると 普通のCDPを凌駕してしまい 高いCDPがアホみたい
と言われるようですが 私からすれば 元のCDPの音が
それ程良くなかったのでは?と思います。

我が家のPCオーディオの音が悪いのか(激安2万円DACが悪いのもある)
それとも 我が家のCD−15改の音が良いのか?

技術は日進月歩ですから 5年前と今はずっと違うのかもしれません。
最新の製品はかなり進歩していると思います。
meiteiさんが持ってこられるCECの激安CDPとの聞きくらべ
でも何かが分かると思います。

正直 デジタルは 闇の中 みたいで苦手です(^_^;)



[6203] Re:分からない DACの世界返信 削除
2008/8/19 (火) 23:40:23 KM
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 わんこさん今晩は、515は郵パックで発送しました、21日到着予定です。
DACの件は聞いてみるのが一番解りやすいので,もしご迷惑で無ければ皆さんに
試聴して貰いたいのですが?
アナログとデジタルの違いはhttp://www.ne.jp/asahi/solanon/non/audio/audio20.htmlが参考になると思います。
以前ネットを覗いていて見つけたのですが、理路整然とまとめられた非常に解りやすいホームページです。


[6204] レス感謝返信 削除
2008/8/20 (水) 09:25:56 わんこ
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▼ KMさん

515を送ってくださったそうでありがとうございます。
オーディオ関係は重いのが難点ですよね。
今度のオフで時間があれば比較検討してみなさんの
ご意見を頂戴しようと思います。


> DACの件は聞いてみるのが一番解りやすいので,もしご迷惑で無ければ皆さんに
> 試聴して貰いたいのですが?


もしよろしければ聴かせていただければ光栄です。
私も何も学ばないで 「DACには期待していない」なんて
言って失礼でした。

歴然とクオリティーを語れる部分に近づきたい、
触れたいと思います。


> アナログとデジタルの違いはhttp://www.ne.jp/asahi/solanon/non/audio/audio20.htmlが参考になると思います。
> 以前ネットを覗いていて見つけたのですが、理路整然とまとめられた非常に解りやすいホームページです。


アンプ製作をされてきた方のページですね。
興味深くよませてもらいました。
http://www.ne.jp/asahi/solanon/non/audio/audio7.html
球アンプとトランジスターアンプの音の差
これは私が感じることを表現してくださっています。
多量の負帰還をかけたアンプは 音数は多いけど べちゃっと
して音が立っていない感じがします。

この方は無帰還を推奨されていますが 私はちょっと違って
無帰還だけでは音が粗くて それを抑えて妙味があるソースも
あると思うのです。

とても少ない経験でプロ数十年の人に意見したりするのは
おこがましいのは承知していますが ちょっとだけ放言させてください。

300BのシングルでNF抵抗を外部で着脱したり 抵抗値を
変えてNFの量を変化させて聴いています。
無帰還が良いのが多いですけれど 音数の多いソースとか
チェンバロの立ち上がりの強い音となると かえってNFを
かけた方が聞きやすくなったりします。
NFだけの問題でなくアンプの設計その他が原因なのかもしれ
ませんんが 我が家では 無帰還が全てOKとは言えません。

上杉さんのアンプも帰還を11dBかけるか ゼロとするか
スイッチで切り替えできるようにしています。
300Bppでも無帰還だと外連味のないスムースな音になり
ますが 音が立たないと言うか エッジが効かず また低域の
力感伸びが多少減退します。でも低音は素直です。
両方楽しめる様にしてあってもどっちつかずにならない ところが
遊び心があって良いです。

私はそういった柔軟さ 懐の深さに アンプ設計 オーディオを
楽しむ方の対応力の高さ 見識を感じます。




kitatanukiさんと私のアンプの音の好みの差が 正に
この方のご指摘の差で オーケストラを聴かれるkitatanukiさんには
高分解能であり 球アンプの無帰還の 多少荒れる音は
歪みとして感じられるのかと思います。

違うページで 「結局は感性の差」と言われていましたが
その差だと思います。

でも お互いを聴き合うと コミュニケーションと同じで
自分の装置や感性の至らなさに気づき 良いところを吸収して
自分のシステムに活かしたい!と思うのです。

それで相互訪問は当然お互いを感化しあっています。
そこがオーディオを他の人と楽しむ醍醐味ではないか?と
思います。
また 意見が対立することがありますよね。
それも お互いの家の音を聴き合えば 自ずと両者の違いが
わかり それが感性の差なのか 説得力の差なのか
分かってくると思います。

廉価な装置でも 「ああ この人にやられた〜」と
思わせる音を聴かせてもらうことがあります。
私もそんな音が出せたらいいなぁ と思います。

間口は狭めたらいけませんですよね!

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