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[6856] 物量の違い返信 削除
2009/3/25 (水) 09:19:25 わんこ
__ / __

今回JIMさん宅にお邪魔して ダイナミックで素晴らしい
音の世界に触れて、あらためて感じました 物量の違い

リビングの広さとしてはある程度似ている環境ですし
何よりも*音は造る人の経験や知識と価値観の差*
なのは言うまでもありませんが。やはり基本的に モノの差
はあります。

 SPの違い
  ウーファー 2215と416−8C
  4インチドライバーと2インチドライバー
  大きなウッドホーン 小さな金属ホーン

 アンプの違い
  金田式 トランジスター60W 300Bシングル8w
  ネットワークマルチでバイアンプ とフルレンジ使い

 SPへの距離の違い
  3mと2m

 音量の違い
  遮音性に優れたJIM宅は私のシステムで20W〜50Wくらい
  我が家はピークで5W〜10Wくらい


もちろん エンクロージャーの違い 天井の高さの違い
床の剛性の違い 色々とあります。

その中で最も差を感じたのは 鳴らし方を別として

 4インチドラーバー 金田式アンプ

でしょうか。

4インチドラーバーから発するエネルギー 音の実在感 濃さ
中域の明瞭度 500Hz以下からロードがかかるホーン アタック時の音の伸び
音と音のスキマが見える様な分解能 歪み感の少なさ
ダイナミックレンジの大きさ

メロディーを聴く場合 中域の重要性は言うまでもなく
3mの距離を置いて 大音量で音楽を聴くには 如何に4インチ
ドライバーが優位か?感じました。
アルテックの大型ドライバーと違って 若干暗めというか重厚で
重々しさがある中域は往年のJBLならではの魅力だと思います。

我が家でも私の好みでは288系のドライバーを使いたいと
思いますが システムを再構築する気力が少なく躊躇している
のがマニアとして引け目を感じます。



金田式アンプ

JIMさんは アキュフェーズのアンプも沢山使ってきました。
それが今は金田式アンプ。自作系ですので 音のセッティングを
好みに出来る余地があるのも魅力なんでしょうけれど、コストの
殆どを音に費やせる金田式アンプの魅力をかいま見た気がします。

並のアンプではあれだけの分解能 歪み感の少なさ 音の出方の
伸びやかさは出ないのではないでしょうか?
低域のキャラクターはアンプの制作者の思想や好みでかなり違う
と思われますが 中域から高域への性能?と言っていいか
分かりませんが、キャラが少なくそれでいてダイナミックでも
あって凄いんだろうなぁ と感じました。
想像なのは 自宅で使ってみないと分からないからです。

いずれにせよ 物量が音に効く これは音が物理の世界に
あるから当然なんでしょうけれど 普遍的な事実だと
感じました。


お陰様で またJIM宅にお邪魔して 低域で迷いが
生じました。416-8Aの時は中低域が弱かったのが
416-8Cでは中低域が強い傾向が出て喜んでいたものの
ソリッドさが足りず 質感的にもイマイチで アンプの音を
評価できません。
ダクト 吸音材 その他 物理的に変化を調べて
ある程度納得するまでしないと次に進めないと思っています。

オフは本当に有益だと思っています。JIMさんに感謝。



[6858] 制限の中で返信 削除
2009/3/25 (水) 13:27:05 わんこ
__ / __

オーディオ機材の再生は、サーキットと同じで 性能を活かすには
それなりのコースが必要。GT−Rがカートコースでは性能を
活かせないの同じ。


JIMさん宅では アルトサックスを目の前で演奏してもらって
いるのに近い 音量 生々しさが得られました。生のサキソフォンは
もう少し高域の成分が少ないと思いますが、我が家とは異次元の
リアルさでした。ドラムはもう少し容量が欲しいか。

いずれにせよ 物量が投入できれば より楽器の音に
近い音が再生されることは分かります。

我が家ではその制限がより多い。

よってライブとの差が大きいです。
その差を知ることが システムを作るときに必要だし
ある意味 武器になると思います。

ライブ 生の音を思い出すにも、時々聴いた方がよいと
思っています。

http://www10.atpages.jp/wanko2/FBBS/cyclamon.cgi?tree=s5335#5335
http://www10.atpages.jp/wanko2/FBBS/cyclamon.cgi?tree=s5935#5935

ライブの楽しさは格別


オーディオマニアで、音楽 ジャズが好きなら ライブに是非行って欲しい。
http://www10.atpages.jp/wanko2/FBBS/cyclamon.cgi?tree=r5875

何故なら ちっとも五月蠅くない目の前のサキソフォン
ドラムの力感がオーディオと如何に違うか把握できるから。


そして、この音を丸ごと再生したいと思うのは夢。
制限のなかで どれだけ近づけるか? その雰囲気を味わうか?
正にオーディオの楽しみだと思います。




[6859] 激しく同感です。返信 削除
2009/3/25 (水) 20:54:25 よっし〜
__ / __

僕はほんのちょっとですがピアノを習っていました。
それと、テナーサックスも吹奏楽部で中高とやっていました。
嫁さんはフルートを吹いていました。

生の音って本当に楽しいですよね〜
でもしばらく聞いていませんので、
今度ジャズクラブにご一緒させて下さい。
是非よろしくお願いします。


[6860] Re:激しく同感です。返信 削除
2009/3/26 (木) 13:08:19 わんこ
__ / __

▼ よっし〜さん

ピアノを習い、テナーサックスを吹奏楽部でやられて
いたんですね。

ならばご自身でふいている時の音は 耳に残っています
でですよね。

楽器は音量を大きくして響かせる工夫がされています。
その音量は半端でないです。

楽器が好きなのか 音楽としてのパッケージが好きなのか?
両方だと思いますが その比重は人それぞれで オーディオ
にそれが現れると思います。



[6861] いよいよ130返信 削除
2009/3/28 (土) 18:19:16 JIM
__ / __

こんにちは

> 4インチドラーバーから発するエネルギー 音の実在感 濃さ
> 中域の明瞭度 500Hz以下からロードがかかるホーン アタック時の音の伸び
> 音と音のスキマが見える様な分解能 歪み感の少なさ
> ダイナミックレンジの大きさ


今回聴いていただいた音、本来のJBL風な375よりは
あれでも随分HIFIによっていると思います。<MDは。
2215の個性で重い目の印象になったと思います。
どうしても400台半ばからは(出来れば350位から)、
ホーンにしたいんですよね。
圧倒的なスピードと解像度から来る情報量がほしいのです。

> 金田式アンプ
> 並のアンプではあれだけの分解能 歪み感の少なさ 音の出方の
> 伸びやかさは出ないのではないでしょうか?


そうだと思います。
ダンピング、というと一般的に低音に対して使われる言葉ですが、
これは、設置だの周波数特性だのなんだかんだで、ダンピング感
はフォローすることが出来ます。
今回の真ん中より上の音の出方を支配しているのは金田式の中域
に対するダンピング能力だと思います。
だから、低域は他のアンプに譲ってもよいのですが、MDは
金田式にしておきたいのです。

> 想像なのは 自宅で使ってみないと分からないからです。

わんこさんのこういうところ大好きです。
一回その音を聴いたということと、そのものの本質を把握した
ということにはかなりの開きがありますものね。

さて、いよいよ130に戻し、ダブルWFへとゆっくり向かいます。
今回のセッティングで130に変えたらどんな音になると思われますか?
確信的に「こんな風に変わる」ということは読めます。
その上で、2215にあわせた周辺コンディションを130に
変更することになります。
2215にあわせたため、下の重さが浮かないよう、全体に重い目に
してあったり、低いところのゆるさ鈍さを相殺させるため、
2405をいつもよりも更にちゃらちゃらさせたり・・・
そうした装飾を取り除く調整になるのでしょう。
結果としては、全帯域、今回よりも細かくハイスピードに自然と
変わり・・・・
そのあたりまではすぐ出来るんでしょうね。
最後は深みと響き感でしょうか。

頑張ってみますので、また遊びにいらしてくださいな。
>


[6862] Re:いよいよ130返信 削除
2009/3/29 (日) 11:33:32 こいし
__ / __

▼ JIMさん

先日はありがとうございました。

> 2215にあわせたため、下の重さが浮かないよう、全体に重い目に
> してあったり、低いところのゆるさ鈍さを相殺させるため、
> 2405をいつもよりも更にちゃらちゃらさせたり・・・
> そうした装飾を取り除く調整になるのでしょう。
> 結果としては、全帯域、今回よりも細かくハイスピードに自然と
> 変わり・・・・
> そのあたりまではすぐ出来るんでしょうね。


なるほど、より理解が深まる内容です。

我家もJIMさん試聴オフからあれこれ調整しています。

ポイントは基音といいますが1KHz前後をどちらを主体に
出すかと着眼しています。136AのときはLE85でどこまで
下を出せるかでしたが、現在の2220Aではこちらを出来るだけ
鳴らしてLE85を軽く添えるようにATTなど調整して見ました。

私の力量では試聴位置での量感を含めたバランスをうまく取るの
が非常に難しいのですが、今回の試聴で、LE85を抑えた方が
良いとつかんだので、更に6dBほど絞りました。計算上は
2220Aの能率とほぼ同じになります。

響き感は出たように思います。ただ2220Aの音なので、
ホーンの浸透力やスピード感とは異なるのが残念ですね。
バイオリンの胴鳴り?と弦の部分の分離感がある上での
とつながりはJIMさん宅のように見えないのでまだまだです。

> 最後は深みと響き感でしょうか。

響き感は部屋とスピーカそのもの、そのセッテングが主役だと
思いますが、良い響き感も表現するアンプもあるなぁと感じる
時があります。深みについてはかなりアンプの品位という物が
影響するのでは無いかとここ1年くらい思っています。

最近の結論としては、結局は物理特性は良くなる方向で
勤めることが一番良いと感想を持っていますが、深みと響きは
まだ自分なりの解を持っていないです。

> 頑張ってみますので、また遊びにいらしてくださいな。

都合がつきましたら、我家を診断して頂けるよう
すごくお願いしたいです。


[6865] Re2:いよいよ130返信 削除
2009/3/29 (日) 20:41:59 JIM
__ / __

こんばんは。

> ポイントは基音といいますが1KHz前後をどちらを主体に
> 出すかと着眼しています。136AのときはLE85でどこまで
> 下を出せるかでしたが、現在の2220Aではこちらを出来るだけ
> 鳴らしてLE85を軽く添えるようにATTなど調整して見ました。


ここだけで一晩もちそうな、深いポイントですよね。
1K〜2Kってオーディオの肝だと思います。
むずかしさの極地。。

そもそも、耳の感度そ物のが音量によって周波数特性が変わるわけですよね。

また、NWのカーブによっても出来ることは随分違ってきます。

更に、クロスに−3デシのディップが出来ているにしても、その周波数で
位相が合っているのかどうかによっても感じ方は随分違います。

MDあたりのホーンと他のものとを繋ぐ時って、そもそも、MDの下は
勝手に減衰していきいますから、2次でも急激に落ちます。
でも、WFの上は2次ではたいして落ちません。

> 私の力量では試聴位置での量感を含めたバランスをうまく取るの
> が非常に難しいのですが、今回の試聴で、LE85を抑えた方が
> 良いとつかんだので、更に6dBほど絞りました。計算上は
> 2220Aの能率とほぼ同じになります。


やはりこのあたりは、WFとMDはチャンデバによるマルチアンプ動作
にしておくのが完成度を上げやすく好みへ持って行きやすい手法だと
感じます。
私の家のようにキチガイじみた音量にしないなら、16オームの
ユニットの使用も楽に出来ますし。

私の部屋で、エンクロの下がWFのハイカットのNWなんですが、
チラッと見えていた、ドーナッツよりも大きい、鉄芯入りのコイル、
ご記憶にございますか?
あれがあるので、コイルの値も、途中から自在にタップ出しでき、
自由な値を取り出せます。
そうでないなら、山のような数のコイルを保有して・・って話に。
NWはやはり大変です。

> 響き感は出たように思います。ただ2220Aの音なので、
> ホーンの浸透力やスピード感とは異なるのが残念ですね。


これもむずかしいところですよね。
2220の上のほうの音も、若いころ随分格闘しました。
インピーダンス補正漬けにして、ひずみは減るもののつまらない、
はずすと煩い、、の繰り返し。
比較的楽なのは、インピーダンス補正を増やして、上のなり方
をおとなしくしてしまって、LEを余り下げないと言う方向でしょうか。

> バイオリンの胴鳴り?と弦の部分の分離感がある上での
> とつながりはJIMさん宅のように見えないのでまだまだです。


WFの上がスパッと切れていないので、バランスのコントロールが
むずかしいんですよね。
私はWFのハイカットは4次。インピーダンス補正はしていませんが、
NWの値を調整して、カーブをコントロールしています。

> 良い響き感も表現するアンプもあるなぁと感じる
> 時があります。深みについてはかなりアンプの品位という物が
> 影響するのでは無いかとここ1年くらい思っています。


そうですね。
品位とか、浸透力ってあたりが、本来のアンプの主張すべき範囲
なのかなあ(制動力いがいでは)と私も感じます。

> 都合がつきましたら、我家を診断して頂けるよう
> すごくお願いしたいです。


タイミングさえ合えばいつでも結構ですよ。
マルチになっていれば結構その場で出来ることも多いと思うの
ですが。

近々、今の2215をはずし、130に変わります。
2215の行く先は決まっているのですが、しばらくは
音を出す予定はなさそうですので、使ってみますか?

2220よりは上が暴れないと言う意味でも、LEとの繋ぎも
楽になると思います。


[6868] Re3:いよいよ130返信 削除
2009/3/30 (月) 22:21:49 こいし
__ / __

▼ JIMさん

レスに素晴らしく感動しています。

> ここだけで一晩もちそうな、深いポイントですよね。
> 1K〜2Kってオーディオの肝だと思います。
> むずかしさの極地。。


う〜ん、JBLは2年くらい奮闘していますが、鈍なところと
敏感なところがあって、まとまったかなあァと思うと裏切られる
ように感じてます。

> 更に、クロスに−3デシのディップが出来ているにしても、その周波数で
> 位相が合っているのかどうかによっても感じ方は随分違います。


ここは著しく難儀しています。
位相をWF側とMIDで合わせるとボーカルはWFの少し上くらいに
定位します。MIDをTW側と合わせるとスピーカの中央やや上に
浮かんできます。お店で試聴させて頂いても、両方のパターンが
ありましたので、どちらが本当なのか判断つかないのです。

この視点ではJIMさんシステムもわんこさんシステムもやや上に
定位するように私には聞こえました。

> MDあたりのホーンと他のものとを繋ぐ時って、そもそも、MDの下は
> 勝手に減衰していきいますから、2次でも急激に落ちます。
> でも、WFの上は2次ではたいして落ちません。


なんか凄く分かったように思います。
NWにして色々セッテングして見るとMIDとWFがかぶっているように
感じるときが増えました。当初はパッシブのネットワーク組んで
一体感が非常にある音が出てきてうれしく聴いていたのですが、
マルチ時と比べると一つ一つの音の切れが悪いです。

それが、JIMさんシステムを聴いてハッキリと認識しました。

> やはりこのあたりは、WFとMDはチャンデバによるマルチアンプ動作
> にしておくのが完成度を上げやすく好みへ持って行きやすい手法だと
> 感じます。


JIMさん、わんこさんのアドバイスのお陰でNWで聴くことが
出来ました。そのためマルチの真空管アンプ間の音色差も
フルレンジで比較するとかなりあることが分かりました。

実は二つのアンプの音色を合わせて見ようと組み直して
完成したところでした。これを機会にマルチに戻そうと思います。

> WFの上がスパッと切れていないので、バランスのコントロールが
> むずかしいんですよね。
> 私はWFのハイカットは4次。インピーダンス補正はしていませんが、
> NWの値を調整して、カーブをコントロールしています。


なるほど了解しました。少し実験して見たいと思います。

> 品位とか、浸透力ってあたりが、本来のアンプの主張すべき範囲
> なのかなあ(制動力いがいでは)と私も感じます。


非常にうれしいです。私のは真空管になりますがぜひ聴いて
欲しいです。

> タイミングさえ合えばいつでも結構ですよ。
> マルチになっていれば結構その場で出来ることも多いと思うの
> ですが。


ハイ、マルチで見直してところで2215の件も含めて
調整オフ?お願いしたいです(ワガママ申してすいません)。



[6863] Re:いよいよ130返信 削除
2009/3/29 (日) 18:52:01 わんこ
__ / __

▼ JIMさん

こんにちは。
今の説明で JIMさんが2215にして375の鳴らし方
全体のセッティングに色々と工夫されているのが分かりました。
音を聴いただけでは苦労までは分からないものですね。

2215はやはり130系とは違うんでしょうか。
それで 色々と調整されているのだと思いましたが
実際に音としてまとめるのは大変ですよね。

先日は調整がとても上手くいっていたと思います。

> ダンピング、というと一般的に低音に対して使われる言葉ですが、
> これは、設置だの周波数特性だのなんだかんだで、ダンピング感
> はフォローすることが出来ます。
> 今回の真ん中より上の音の出方を支配しているのは金田式の中域
> に対するダンピング能力だと思います。
> だから、低域は他のアンプに譲ってもよいのですが、MDは
> 金田式にしておきたいのです。


なるほど!金田式アンプは特に中域 そしてその上で本領発揮して
いるそうで、分かる気がします。
オフから帰って 我が家の音で中域から上の情報量 音数が
少ない気がして困ります。MDのドライバーの違いもあるのでしょう
けれど アンプの差が大きいのではないか?と思っていました。

> さて、いよいよ130に戻し、ダブルWFへとゆっくり向かいます。
> 今回のセッティングで130に変えたらどんな音になると思われますか?
> 確信的に「こんな風に変わる」ということは読めます。
> その上で、2215にあわせた周辺コンディションを130に
> 変更することになります。


やはりD130に戻されるんですね。
そして 低域のエネルギー感 厚みを狙ってのダブルウーファー化
も考慮中とのこと 楽しい構想ですね。

> 2215にあわせたため、下の重さが浮かないよう、全体に重い目に
> してあったり、低いところのゆるさ鈍さを相殺させるため、
> 2405をいつもよりも更にちゃらちゃらさせたり・・・
> そうした装飾を取り除く調整になるのでしょう。


前にJIMさんは 「帯域バランスでなくて レスポンスのバランスを
揃えたい」と言われていました。近いレスポンス 個性のユニットを
そのまま活かして使いたいのだと思います。

エンクロージャーもD130がよりなりやすい方向で
考えていると思います。
ダブルだと凄い容量になりそうで大変ですが、上手くまとまった
時のことを想像すると衝動が抑えられなくなりそうです。

> 結果としては、全帯域、今回よりも細かくハイスピードに自然と
> 変わり・・・・
> そのあたりまではすぐ出来るんでしょうね。
> 最後は深みと響き感でしょうか。


最低域周辺の充実もあるでしょうし、ホーンとウーファー部分の
つながりもあると思います。
これぞ JIMさんの音 を狙われるのでしょう。
頑張ってください!

> 頑張ってみますので、また遊びにいらしてくださいな。

是非 お邪魔させてください。
> >


[6864] 一箇所だけ・・・返信 削除
2009/3/29 (日) 20:17:43 JIM
__ / __

こんばんは。。

> オフから帰って 我が家の音で中域から上の情報量 音数が
> 少ない気がして困ります。MDのドライバーの違いもあるのでしょう
> けれど アンプの差が大きいのではないか?と思っていました。


ここだけ。
同じ音の大きさで、情報量を多く感じるかそうでないのかと言う差。
これは2通りの達成方法があると思います。
一つは一時期のヨーロピアントーンに代表される、特定の付帯音を
わざと載せて、それによって音数が多いように感じさせる。
もう一つは、可能な限り、ソースに入っている信号以外の音を排除
する方向。

後者を実現しようとするには、いろんな歪みを可能な限り排除する
ことを目指すことになります。
軸がずれて、周波数特性が変わることも歪みです。
WFの振動が伝わってホーンが鳴くのも勿論歪み。
MD自体のなりでホーンが鳴くのも歪み。
ちょっと前に書いたけど、接点のダイオード化現象も歪み。
TWの音がエンクロやホーンで反射してしまうのも歪み。

ケーブルにしろ、電源にしろ、いろんなものの設定をとにかく
歪が減り、透明度が上がる方向に振って行きいます。
それでつまらなくなった音をNWや前後位置で好みのなり方に
振っていきます。

以前からわんこさん宅のMDホーン、「鳴かないことで定評」
と言われていましたが、僕はあれの鳴きが大変気になっていました。

TW/MD/WFと個性、と言うより癖と言うレベルが露呈した
まま繋いだら、さらっとなっているユニットはつまらなく感じて
しまうかもしれません。
それぞれの透明感をバランスをとりながらあげていくことが
一つの方法でありコツだと思っています。

狙っていない癖を一つ排除できれば変わりに自分の好みを一個
乗っけても大丈夫、、、見たいな発想。

例えばわんこさんのホーンなら、僕と好みが違うので、エンクロ内
ホーンの上に、鉄の塊をおいてダンピング。(僕なら真鍮)
歪みを減らすと同時に、歪んだときでもその個性が自分の
好みに近寄るようにとの選択です。
その際、ドライバーからエンクロのターミナルは、せっかく
購入頂いた例の単線にされてみては如何でしょうか?
とても(ケーブルとしての)個性のない音になります。

こんなことだけでもなり方随分変わると思いますよ。

物理的な検証なら、随分前にMJで荒井さんがホーンの鳴きを
PCで測定しダンピング方法による音の変化をレポートしていました。
一定音量で信号を出し、ほんの鳴きをホーンの上にカートリッジを
落としてPCに入力、測定と言うものです。
測定信号から入力信号をカットするまでやっていたかどうかは
覚えていませんが。
やり方により、初期ひずみの立ち上がりを押さえる系統と、
持続する歪みを減らす方向へ向かう系統に分かれます。
金属系をそのまま載せるのは後者のコントロールになります。
ゴムなどでやるのは前者になります。

暇な時にでもご健闘ください。


[6866] Re:一箇所だけ・・・返信 削除
2009/3/29 (日) 22:42:14 わんこ
__ / __

▼ JIMさん

なるほど、余計な響き 歪みをできるだけ減らして透明度を
あげる方向で調整を行うのですね。

せっかく譲っていただいたケーブルもMDに使ってみようと
思います。

またJIMさんが前からおっしゃっていた コーラルのホーンの
鳴きも再考してみます。

まずドライバーが中敷きの上に置いてあるのですが、
果たしてそれがしっかり支えられているか?調べていません。
もしフロントのバッフルだけで支えられているだけで
ドライバーが中に浮いている可能性もあります。
そこから調べます。

ホーンの泣きに関してはMJ誌でも何回か記事がありました。
ダンプする置き場を変えて測定しているのもありました。

真鍮 鉄 その他設置してみるのも簡単ですので
トライしてみます。

本筋とは違いますが、先ほどアンプを300Bppにしてみました。
すると 中高音がよりしっかり再生されました。
シングルアンプはNFをかけていましたが、ご指摘の通り
経路が長く 若干ハイ落ち的になっていたのかもしれません。

気持ちよくライブが聴けました。

最近車にかまけていますが メニューはたくさんあります。

いずれ 集中的にやってみようと思います。

オーディオは不安定であり また変化も多彩で面白い
ですね。



[6867] レポート<チャラチャラ返信 削除
2009/3/30 (月) 01:22:15 JIM
__ / __

> 低いところのゆるさ鈍さを相殺させるため、
> 2405をいつもよりも更にちゃらちゃらさせたり・・・
> そうした装飾を取り除く調整になるのでしょう。


とりあえずはずしてみました。
NWでやる方法、位置でやる方法、ダンピングでやる方法・・・
他にも山ほどありますね。
山ほどあるからNWの素子は変えない方針を30年続けています。
勿論コンデンサ変えればコロコロ変わりますが、評価が複雑になりすぎ
経験が生きなくなります。
車の仲間にたくさんいるんですよね。
随分たくさんの経験数あるのにちっともそれが活きないひと。

案の定、TWから出る音のフリーさ、MDもWFも伸びやかになります。
上のほうに歪みでもって重さを加えると、それが全ての帯域の反応に
枠をかけてくれるんですよね。良くも悪くも。

反応がフリーになると、
鈍いソフトはより鈍く、繊細なものはより繊細に。
2215も収まりをこえた録音は、、、
どうにもならなくなってしまいます。


今回の作業はTWの設置位置を上げてみました。
それにより、TWの音がMDホーンに反射し、その反射音が
位相ひずみを起こすのを嫌い、高さをあげたという処理です。

結果、勿論反射の影響は下がります。
また、音のキャンバスが上下に広くなり、つまった感じが減るんでしょうね。
4344とかに近い上下の配置です。


次にやりたいのは、130に変えた上で、
25年使っている、エンクロの下のブロックをはずし、
エンクロを床に直置きすると言うことです。



[6869] Re:レポート<チャラチャラ返信 削除
2009/3/31 (火) 01:18:14 kitatanuki
__ / __

▼ JIMさん
先日はお邪魔させていただき、有り難うございました。
金田式パワーアンプは、金田さんのデモ会場でしか聞いた
ことがないので、別の使い方として参考になりました。

> どうしても400台半ばからは(出来れば350位から)、
> ホーンにしたいんですよね。
> 圧倒的なスピードと解像度から来る情報量がほしいのです。

JIMさんが、この帯域の大切さを認識しておられるのを知り、
ほっとしました。3ウエイでまとめている人には、この帯域
の情報量が不足しているのに気付いていないケースが、結構
多いみたいなのです。

実はJIMさんのシステムでも、私の持参したハイクオリティー
CDに入っているトランペットのレベルオーバーによる歪み
が聞こえませんでした。これは、CD制作者も、監修している
オーディオ評論家Sさんも気がつかなかったとのことですが、
私が制作者に指摘したら、これまで2人の購入者から指摘され
たので事実らしいと言っていました。

私の場合は、能率が高めのミッドバスが入っているために、
400とか500あたりの音楽の基音の分解能が、最低限には確保
されているらしく、トランペットの歪みが聞こえて気になり
ました。念のため、別のシステムにヘッドホンをつないで確
かめると、間違いなくピリピリと歪んでいました。

JIMさんもお気づきのようですが、聞かせていただいた限りで
は、300〜600あたりの情報量(分解能)が不足していて、その
あたりの音色が暗めだと感じました。このあたりに音楽の基
音が集中しているため、JIMさんがこの帯域の分解能に無関心
だったら困ると、密かに心配していたのですが、この書き込み
を見て安心しました。きっと、今後改良されるのでしょう。

昨日、あのCDの元データで作ったDATが届きました。
どことなく嘘っぽかった部分が消えまして、ボーカルも楽器も
自然な音色と音場になり安心して聞けます。ただ、私のシス
テムは、やっぱりクラシック向きですね。JAZZでは鋭い迫力が
もっと欲しくなります。金田式パワーアンプを完成させて試し
てみる必要がありますが、反応のよいコーラルのウーハーが
眠っているので、手始めに試してみようかと思っています。

ダブルウーハーは、やはりほしくなりますね。一発では本当
の低音は出ないとつくづく感じます。ご健闘を祈ります。

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INCM/CMT
Cyclamen v3.491
[ut:0.010][st:0.010]