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[6981] PAA3到着しました返信 削除
2009/5/6 (水) 19:28:35 こいし
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わんこさん、帰宅したところです。

素晴らしい、ありがとうございます。
今週末になりますが、測定したいと思っています。

ちょっとだけ使って見ましたが、当然ですが位置で大きく
変わりますね、そこでアドバイスください。

わんこさんとの比較をしたいので、わんこさんお勧めの
位置で私のもデータ取りしたいと思います。

測定するときのスピーカとPAA3の位置はどこにしていますか?。

恐らく、スピーカの特性を見るとき、軸上で見るととき、
それと試聴位置と3点かなぁと思っています。


[6983] Re:PAA3到着しました返信 削除
2009/5/7 (木) 00:10:14 わんこ
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▼ こいしさん

以前からお送りして使っていただきたい と思ってきましたが
遅くなって済みません。

PAA3はちょっと取説を読まないと使えないのが面倒ですが
慣れれば 簡便さ 速さ がメリットだと思います。
精度はそれ程でもありませんが 一つの道具として使いこなせば
とても役に立ちます。

> わんこさんとの比較をしたいので、わんこさんお勧めの
> 位置で私のもデータ取りしたいと思います。


リスニングポジションの耳がある位置で測定してみるのが
聞いた感じに近いかもしれません。

でもそれは 部屋の影響を大きく受けています。
壁に近づくほど低域が盛り上がりますから。
SPの調整にはダイレクトではありません。


私のお薦めは ユニットごとの音をチェックすることです。
ウーファーなら片方のウーファーの真ん前1mで測定してみる。
ネットワークの有る無し。そして左右の違いを把握する。
次はホーンだけの音を目の前1mで測定
その次は ウーファーとホーンの両方を鳴らして
ホーンかウーファーの真ん中 または リスニングポジションの
耳の高さにしてみる。
こいしさんの部屋だと 壁の影響を受けるのは避けられないと
思いますが、ユニットやSPの音を聴くには 部屋のセンターに
SPを置いて測定してみると 無響室の測定値に近づいてきます。
低域は難しいですが。

壁の影響を受けるとしても 片方のSPにホーンの前1mでの
測定 そしてリスニングポジションの耳の位置での測定
これを取ってみると 私がレポートしている測定値と
近いと思います。

何でもそうですが 測定する位置 条件が多くなればなるほど
実態に近づけ 武器として使えると思います。。


[6984] Re2:PAA3到着しました返信 削除
2009/5/9 (土) 18:33:12 こいし
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▼ わんこさん

お貸し出し大変感謝しています。ありがとうございます。

測定と調整を行って見ました。デジカメで撮影した物を
添付します。うまく液晶画面が取れていないのが残念ですが
お許しください。

機材です。
CDP:SONY DVP-S9000ES
PRE: Acc C-200L
AMP: YAMAHA B-3
SPEAKER:EC-10+2220A,LE85+511B,077

測定内容は、
・ユニットごとの音チェック:WF、MID、TWを
 Lch、Rchで測りました。ネットワークは入っています。
 軸上10cmのデータになります。

・軸上1mチェック:TW軸上で全ユニットで測りました。
 こちらは、周波数特性ができるだけフラットになるように
 各ユニットのアッテネータと位置を調整した結果です。

・試聴位置:こちらは半導体アンプと、真空管アンプの
 それぞれで測りました。真空管アンプはKT66、VT25です。

一番驚いたのは自分の耳はいい加減と分かったことです。
一発目はWFとMIDでは6dBズレていました(軸上1m)

良かったのは、ネットワークを通した各ユニットの周波数特性は
思っていた以上にフラットだったことです。特にMIDとTWは自分で
蓋を空けて清掃していますので心配でしたが今回の測定でスッキリ
できました。

各ユニットでは、2220の能率が測定すると高くて、
077側のアッテネータは無くてよいことが分かりました。
また、LE85に092?のショートホーンの組み合わせよりも
511Bを使うと測定結果からは能率が落ちるように見えます。

LE85側が115dB相当あるとすると101dBの2220に合わせるには
計算上は14dB余分になり相当に開きが出ると思われますが
測定では6dBのアッテネータ程度でバランスします。

部屋の影響と思われますが、左chと右chではWFとMIDのクロス800Hzの
特性が正相接続だとLchにディップ、Rchはフラット、
逆相接続だとLchはフラット、Rchはディップする現象があります。
ユニットの配線は間違いないことは確認しました。

100Hzの定在波により10dB以上の山谷が試聴位置であることを発見。
こちらはスピーカ位置を前後左右高さをそれぞれ10cmほど動かして
様子を見ましたが変化無しで新たな悩みの種ができた感じです。

周波数特性をフラットにするため、今回の調整方法は以下のようにです。

1、ピンクノイズを使った。
2、TW軸上1mの位置でWFとTWのみ接続して、TW側のレベルをWFと揃えた。
3、MIDのアッテンータを調整して全体でフラットになるように画面を見て
  あわせ込んだ。

> こいしさんの部屋だと 壁の影響を受けるのは避けられないと
> 思いますが、ユニットやSPの音を聴くには 部屋のセンターに
> SPを置いて測定してみると 無響室の測定値に近づいてきます。
> 低域は難しいですが。


今回は棚一幅分をスピーカ間から移動しました。

>
> 壁の影響を受けるとしても 片方のSPにホーンの前1mでの
> 測定 そしてリスニングポジションの耳の位置での測定
> これを取ってみると 私がレポートしている測定値と
> 近いと思います。
>
> 何でもそうですが 測定する位置 条件が多くなればなるほど
> 実態に近づけ 武器として使えると思います。。


客観的に見れる要素は良いですね。色々収穫を得られたと思っています。



[6985] 素晴らしい!返信 削除
2009/5/9 (土) 21:10:07 わんこ
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▼ こいしさん

早速 PAA3を使ってくださり その上詳細な報告を
誠にありがとうございます。
相当エネルギーを使われたと思います。
送り甲斐があります。

2220はネットワークでとても素直に減衰されています
ですね。インピーダンス補正がしっかりと聞いています。
低域のダクトの調整も見事ですね!
またLE85も極めて調子が良く 特性的にも ほぼ完璧で
高域が伸びているのが分かります。
また 511Bのホーンも低域の暴れが少ないのが
わかります。ホーンは残念ながら私のコーラルより511の
方がホーンらしく良い音がするように思います。
高域がやや早めに落ちるのはホーンの大きさゆえ当然だと
思われます。ツイーターを使われるのですからOKですよね。

WFとMDのクロスで位相によってピークになったりギャップに
なったりするのは やや被さりが多めかもしれません。
でもアルテックのノーマルネットワークも被さりが強いのです。

私の経験では至近距離では被さりは少なめがよく ホールで
声主体であればクロスは低め 被さりは多めが良さそうです。

MDの位相は左右で逆相にしたら定位からダメですから
左右の違いはあまり気にされない方が良いと思います。
MDはボーカルの定位が大事です。

クロスを少し少なめにしての調整を楽しまれても良いかと
思います。ウーファーはコイルが私みたいにタップ式なら
簡単ですがコイルの交換となるとコストもバカになりません。
MDのコンデンサーを少し小さくしてゆくのであれば簡単ですから
それで変化を楽しまれると比較的簡単です。

WFとツイーターのレベルを合わせるのはやったことが
ありませんでした。測定からせまるのも良いと思います。
最後は結局聴感上で決めることになると思いますが。

あと驚いたのはリスニングポジションでの特性まで
測られたことです。65dBくらいの音量だと極小音量
だと思いますので 私がアンプを測定した69dBくらいに
比べても 低域が相当しっかり出ています。
部屋の影響ですが これは小音量で音楽を楽しむのには
良いと思います。音量大きめではどうでしょうか?
若干多めかもしれません。

音の追い込みでは最後は スペアナなんてヤクには立ちません
でも その前に とんでもないバランスだったりすることを
発見するには 有益ですよね。

私が何年もかかってやってこられたことを数日でこなされた
様に感じます。

こいしさんのエネルギーには敬服します。
家庭内の目も痛いでしょうし、お仕事も忙しく大変なのに
遂行するパワー 素晴らしいです。

ピンクノイズのf特、
判断材料の一つとして バカにしたものではないと思います。

「音楽が鳴らない」とおっしゃっていましたが それは
耳が良い証拠ではないでしょうか?
個人的には ソースの良さを引き出すには ある程度万能的な
バランスでの調整が必要かと思います。

人の声 ピアノの音 ドラム ギター 弦楽器

測定した後 低域の癖 個性を制御されるのが一番大変、
その後はネットワークは音色主体で調整されると
人のココロを打つ音楽が鳴り響くのではないでしょうか?

つるしのSPを買ってどうこう、受け身で判断するより
遙かにハードルは高いですが 好みの音に近づけるのには
やりがいのあるお遊びだと思います。



[6986] MDのローパス調整の模様返信 削除
2009/5/9 (土) 22:42:55 わんこ
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こいしさん 私が最近行った ネットワークの調整では
http://wanko.cside8.com/FBBS/cyclamon.cgi?tree=s6168#6168
↑が一番新しいです。

ウーファーを交換すると根底からやり直しになるのですが
オフを控え 中域の五月蠅さ サキソフォンのエッジのつきすぎ
ピアノの甲高さ ボーカルのきつさを 良いあんばいにしようと
試行錯誤してます。

MDのホーンのローパスの調整でコンデンサーを足したり引いたり。

たぶんずれているところでの調整なのでしょうけれど
最後は0.1μFで右往左往しました。

オフでは 「クラシックが鳴る様になった」
「少し大人しい ビックバンドの炸裂が物足りない」

こんな感じのインプレでした。
みんな私のネットワークの調整の前後を 覚えているんです!
音で。

こいしさんのf特を見た感じだと ウーファーは1KHzくらいまで
フラットでしょうか? 民生用の1.2KHzクロスをまねしてみて
MDのローパスを少し上に持ってゆくと 繊細になって力不足に
感じるかもしれませんが バランスはとれるかもしれません。

その時 できればウーファーのエンクロージャーの角度を
少し調整して行うと 指向性によるウーファーの中音の
減衰を ホーンの被さりでカバーできることがあります。

つまり被さりが強ければ ウーファーの高域を減らす為に
軸上を外し たとえばまっすぐ前を向かすと ウーファーの
F特は激変しますので それで被さりと 部屋の中で
クロス領域のエネルギーをドアの外とかで聞くと
面白いです。

私はオフでセンターで聞いて欲しい と思いますし
人様の家でも センターで聞くのが礼儀だと思っています。
何故なら SPの調整の大変さが分かりますし、部屋の片隅で
全く違う音を聴いては申し訳ないと思うのです。
部屋の音が感じられない鈍感な人なら 左右の壁の側で
聞いてもいいのでしょうけれど。。。

脱線しました ある程度悶絶し試行錯誤した後は
パラメーターを絞って素子での調整をせれてみるのも
良いかと思います。

素子の調整をしないで ケーブル とか 順番が逆だと
思います。追い込んだ事があれば明らかな差 再現可能な
違いを把握できるからです。
良い音がするSPは どんなアンプでも どんな
ソースでもそこそこ鳴るものだと思っています。



[6987] Re:素晴らしい!返信 削除
2009/5/9 (土) 23:02:46 こいし
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▼ わんこさん

> MDの位相は左右で逆相にしたら定位からダメですから
> 左右の違いはあまり気にされない方が良いと思います。
> MDはボーカルの定位が大事です。


わははは、今やっていました。見透かされているようで
恥ずかしい。ボーカルの定位で検聴?すると、やはり
MD左右逆接はおかしかったので戻したところです。

> クロスを少し少なめにしての調整を楽しまれても良いかと
> 思います。ウーファーはコイルが私みたいにタップ式なら
> 簡単ですがコイルの交換となるとコストもバカになりません。
> MDのコンデンサーを少し小さくしてゆくのであれば簡単ですから
> それで変化を楽しまれると比較的簡単です。


すばらしいアドバイスありがとうございます。
来週にでもチャレンジしたいと思います。

> 部屋の影響ですが これは小音量で音楽を楽しむのには
> 良いと思います。音量大きめではどうでしょうか?
> 若干多めかもしれません。


鋭いツッコミですね。大きめは低音がブーミになってきます
。普段聞く音量が非常に小さい所でベストに併せ込むと
ラウドネスを効かせた感じになります。それ以上の音量は
ドンシャリになってきますね。これは今回測定していて
ハッキリ判りました。どちらで併せるは決めかねています。

> 家庭内の目も痛いでしょうし、お仕事も忙しく大変なのに
> 遂行するパワー 素晴らしいです。


これは本当にマズですね。家庭大事でお仕事大事で
ゆっくり楽しんで生きます。

> ピンクノイズのf特、
> 判断材料の一つとして バカにしたものではないと思います。


本当に助かりました。PCでもフリーのソフトで測定できます
が、どのていど測れるものか信用できなかったです。
PAA3では、わんこさんの豊富なデータがありましたので
それと比較することもでき、非常に信頼して測定できました。

まぁ、最初はうまく測るコツが見えなくてハチャメチャな
結果でした(笑)。慣れてくると再現性もあるのが良い点
です。これが無いと定量的になりませんので。

> 人の声 ピアノの音 ドラム ギター 弦楽器

うまいです。私はドラムがなくて

人の声 ギター ピアノの音 音の抜け ベース 擦弦楽器

でアンプ作っていて、擦弦楽器がマダマダと思っています。
JIMさん宅は良かったですね。

> その後はネットワークは音色主体で調整されると
> 人のココロを打つ音楽が鳴り響くのではないでしょうか?


わんこさん宅のように音楽が鳴り響くようになりたいですね。

それで、またひとつ判ったのですが511Bは鳴き止め
した方が弦楽器は良いかなぁと最近感じています。

ちょっと診にくいですがB−3とVT25を比較すると
結構異なっていまして、50Hz−200Hz、2KHあたり
にVT25は盛り上がりがありました。KT66はNFを
かなり掛けているので中間くらいでしょうか?

差分で測定できるとアンプ試聴でもデータ取りができそう。


[7011] PAA3買いました返信 削除
2009/5/26 (火) 18:36:48 いけだ
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皆様ご無沙汰しております。

掲示板を拝見するたび羨ましくなってきまして、とうとう私も
PAA3を買いました。欲しいなぁと思った時に丁度ヤフオクで
お手頃に出まして、出品13分後に即決落札(笑)。

そして今日、録音現場に持ち出しました。
ホールでのレコーディングでは、ホールの楽屋で録音モニターを
する事が殆どですが、楽屋って変な響きがあったりして聴き
づらい環境の事が多く、そうなるとモニターどころではないんです。
そこでPAA3で測定してそれを参考にモニターにEQを掛けました。
これで根本的解決になるわけではありませんが、結果は良好で、
今後も現場で活躍できそうです。



[7012] Re:PAA3買いました返信 削除
2009/5/26 (火) 19:10:20 わんこ
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▼ いけださん

こんばんは。
PAA3を購入されたんですね。

> そして今日、録音現場に持ち出しました。
> ホールでのレコーディングでは、ホールの楽屋で録音モニターを
> する事が殆どですが、楽屋って変な響きがあったりして聴き
> づらい環境の事が多く、そうなるとモニターどころではないんです。
> そこでPAA3で測定してそれを参考にモニターにEQを掛けました。
> これで根本的解決になるわけではありませんが、結果は良好で、
> 今後も現場で活躍できそうです。


おおっ プロでもホールのレコーディングをする時
"楽屋" の響きの補正に使うと有益なんですね。
モニターのイコライジングに使われるとホールのイメージに
近づくのでしょうか。

私たちがSPの調整に使うのとはちょっと違いますが
我が家でも部屋の癖を測るには役立ちます。
プロも素人も一部共通しているのは嬉しいです。


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