[10718] 質問@SPシステムのインピーダンスについて返信 削除
2017/4/22 (土) 20:42:11 J
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皆さんに質問です。

真空管アンプを使う場合、SPシステムのインピーダンスは
一定しているほうが望ましいのでしょうか?


トランジスタアンプの場合、ほとんど気にしたことがないのです
が、ひょっとしたら、と思いました。

MDやTWのパッシブの値の計算の際、
どうしても既存のコイルの値によって制約が
出てしまいます。
微調整はほどいたりして行いますが。
優秀なコイルがいくらでも手に入った時代ではないため、
一番自由度がないのがコイルなのです。

で、手持ちの値を活かそうとすると、NWの設計の際の
インピーダンスの設定を変えて、コイルの値を変えてしまう、
これをやって大丈夫かどうかという事なのですが。

NWの出力側はATTやトランスATTが受けますので、
この値は抵抗でどうとでもなります。

MD用のコイル1.5が良いものがないため、
2.4でいく→インピーダンス13オームの計算
1.0でいく→インピーダンス5.3の計算

WFとTWは8オームでいくことになります。

ダンピングファクターが小さいと、SPサイドの
インピーダンスの高い帯域が持ち上がるのでしょうか?

素人くさい質問ですが、球アンプ素人ですので
宜しくお願いいたします。



[10719] Re:質問@SPシステムのインピーダンスについて返信 削除
2017/4/22 (土) 21:42:07 ED
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▼ Jさん

わんこさんSPの高度な改造計画が、着々と進んでいるようですね。
部品の調達状況を見るだけでも、わくわくするものがあります。

> 真空管アンプを使う場合、SPシステムのインピーダンスは
> 一定しているほうが望ましいのでしょうか?


メーカー製のSPでも、海外のものはインピーダンス特性が暴れて
いるものが多く、これが真空管アンプで問題になることは稀だと
思います。

わんこさんのパワーアンプは、こいしさんがかなり余裕のある
設計をしていると言われていたので、壊れたり極端な歪が出る
ようなことは無いはずです。

f特のほうは、出力トランスのインピーダンスマッチングの
関係で、SP側のインピーダンスが低いと狭帯域に、逆に高いと
ハイ上がりの傾向になります。

MDのカバー帯域内ではf特の暴れは出ないはずですが、音の
変化は多少あるかもしれませんね。


[10721] 企画、楽になりました。返信 削除
2017/4/23 (日) 09:40:59 J
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▼ EDさん

> > 真空管アンプを使う場合、SPシステムのインピーダンスは
> > 一定しているほうが望ましいのでしょうか?
> メーカー製のSPでも、海外のものはインピーダンス特性が暴れて
> いるものが多く、これが真空管アンプで問題になることは稀だと
> 思います。
> わんこさんのパワーアンプは、こいしさんがかなり余裕のある
> 設計をしていると言われていたので、壊れたり極端な歪が出る
> ようなことは無いはずです。


ありがとうございます。
諸々了解です。


[10725] Re:企画、楽になりました。返信 削除
2017/4/23 (日) 19:33:27 こいし
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▼ Jさん、▼ EDさん

EDさんも書かれていますが、実際のスピーカのインピーダンス
特性は変化に富み、暴れもありますので、アンプが壊れたりは
しません。

理屈としては、

石アンプは内部抵抗が非常に低いためスピーカの影響を受けずらく。
真空管アンプは出力トランスのインピーダンス変換によって
真空管のロードライン(動作)を決めているため影響を受けます。

一般的には、アンプの8Ω端子よりも小さい4Ωのスピーカを
接続すると歪が増加します。一方8Ω端子に大きい16Ωの
スピーカを接続すると最大出力は落ちますが歪が減ります。

そのため、例えば6Ωのスピーカで、アンプ側に4Ωと8Ωの
端子がある場合は4Ωの端子に接続する方が望ましくなります。


経験的には、
例えば、6Ωのスピーカをアンプの4Ω端子と8Ω端子で
差し比べを行うと、WFは(DFが小さい真空管アンプということ
もあって)変化は分かると思います。
一方、コンデンサでカットされるMID以上では分からないと
思います。


気になることは、
そうはいってもクロス周波数付近はどちらにしてもですが
計算通りにはならないです。これは聴感となりますね。



[10727] また現場で教えてください。返信 削除
2017/4/24 (月) 13:16:01 J
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▼ こいしさん

> EDさんも書かれていますが、実際のスピーカのインピーダンス
> 特性は変化に富み、暴れもありますので、アンプが壊れたりは
> しません。


安心。。

> 一般的には、アンプの8Ω端子よりも小さい4Ωのスピーカを
> 接続すると歪が増加します。一方8Ω端子に大きい16Ωの
> スピーカを接続すると最大出力は落ちますが歪が減ります。


測定した数字以上に歪感はなおそうなのでしょうね。
また、出力が上がると、その傾向も強くなるのでしょう。

> そのため、例えば6Ωのスピーカで、アンプ側に4Ωと8Ωの
> 端子がある場合は4Ωの端子に接続する方が望ましくなります。


納得。

> 気になることは、
> そうはいってもクロス周波数付近はどちらにしてもですが
> 計算通りにはならないです。これは聴感となりますね。


そうですよね。
トランジスタアンプでも、NW内のアースラインの取り方
によって、共通インピーダンスの影響で、スロープの
先の方ではねっ返りが起こって、計算通りのスロープに
ならない、、、なんて教科書で読んだ気がします。
尚更真空管だと影響はあるはずで、
バイワイヤリングとかの効能は大きい気がしますが、
一方でそうしたことも含めて「味」として楽しむのが
一般的に真空管と言われているような気もします。
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INCM/CMT
Cyclamen v3.491
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