[11076] AVシステム解析返信 削除
2018/2/3 (土) 02:04:45 Go
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 わんこさん宅の AV機器接続図を作りました。

 掲示板には画像しかアップロードできず、
文字が読みづらいので、元ファイルのリンク
も張っておきます(随時更新、期間未定)。
https://www.dropbox.com/s/5u7l33w1juh0pbi/W%E5%AE%85_%E6%98%A0%E5%83%8F%E9%9F%B3%E5%A3
%B0%E5%8F%97%E4%BF%A1%E7%B3%BB%E7%B5%B1%E5%9B
%B3.pdf?dl=0


 接続図をつくり見返してて判ったんですが、
「チューナから光デジタルで DAC入り」した
音声と比べて、「TVから光デジタルで DAC」
が音がよいらしい現象(自分もそう感じた)
について。

 番組の TS信号にのっている、おそらくは
AACで符号化された音を DACが対応する PCM
に復号する必要があります。

 なので、言い換えると、
  1) チューナでデコードした PCMを DACに
 または
  2) TVモニタでデコードした PCMを DACに
 の違いが音質の違いに現れたと考えました。

 ただし、「TVでデコード」するためには、
TVの入力が放送信号(アンテナ入力と同じ)
な必要があります。 入力信号が HDMIなら、
それは既にチューナでデコードされた映像と
音声なので、音質の違いがなぜ起きたのか、
また判らなくなります。


[11077] Re:AVシステム解析返信 削除
2018/2/3 (土) 02:07:25 Go
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▼ Goさん
>  わんこさん宅の AV機器接続図を作りました。

 Linkが長くて折り返してますね、つめました。
https://www.dropbox.com/s/qb8kovbydbks38t/WAV.pdf?dl=0


[11078] トランスモジュレーションが原因だった返信 削除
2018/2/3 (土) 08:38:22 わんこ
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▼ Goさん

我が家のAV機器接続図を造ってくださり 誠にありがとう
ございます。
ここは オーディオがメインの掲示板ですので 関心が強い
内容ではありませんが もしこれからYouTubeのソースを
楽しもうとされている方にはとても有益な話だと思います。

また 私が豪華書斎でパソコン脇のフルレンジで楽しむのを
ディスクトップオーディオと書いていますが 正しくは
デスクトップオーディオでしよね、これから直しますm(_ _)m


>「チューナから光デジタルで DAC入り」した
>音声と比べて、「TVから光デジタルで DAC」
>が音がよいらしい現象(自分もそう感じた)
>について。


Goさんにも実際に聴いてもらい 直ぐに
「(チューナーの方は)音がこもっているね」
と地デジのバラエティ番組で分かられたのはさすがです。


その理由が

>11064

に書かれていた

ケーブルテレビの伝送にはアンテナ接続の信号と
CSやBSをチューナーで見られるように トランスモジュレーション信号
が同時並行に流れていることから説明してくれました。

>トランスモジュレーションは、メリットと
>して CATVの受信機(STB=Set Top Box)で再生
>できるので、チューナが不要です。
>デメリットは、いったんベースバンド信号
>にして再度エンコードするので、画質や音質
>の劣化が起き得ます。


これが原因なのですよね。AACで送られてきた信号を
CATVチューナーの中でPCMにデコードする時に劣化が起きる。

私は理屈は知りませんでしたが、音だけで気づいたのは
耳もまぁなぁなのかなぁ と思います。

そしてHDMIケーブルで接続するとより複雑になっていた。
HDMIの入力1は ARCになっていた。

>入力信号が HDMIならそれは既にチューナでデコードされた
>映像と音声なので、音質の違いがなぜ起きたのか、
>また判らなくなります。


これは 紅白歌合戦を見たり その録画を見た時の音で
やはり チューナー HDMIを通した再生音は
「これは気合いの入ったNHKの生録の音ではないなぁ」
でした。

結局 ケーブルテレビのチューナーはCSやBSを見るときとか
音の関係ない番組の録画の再生に使うようになりそうです。



先日来られた時のお話

 TVの信号で音声を聴くより ネット経由でYouTubeの音を
 聴く方が 高音質の可能性がある

これについてもいずれ説明してくださると嬉しいです。

放送のデジタル信号には 驚くほどの情報が加味されていて
放送の時では 他メーカー、他規格の機器との相性 衛星
中継局を使うかで 対応が異なり苦労している。

現場では 映像よりも音で苦労されることが多いそうで
一般の方にも大変興味深いお話だと思います。




[11079] Re:トランスモジュレーションが原因だった返信 削除
2018/2/3 (土) 13:09:29 Go
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▼ わんこさん

 トランスモジュレーションによる画質/音質の低下、
繰り返しになりますが説明しますね。

-----
CS/BSの放送をアンテナで受信した場合は
番組素材 -> 送信 -> 衛星 -> 受信 -> デコード
となります。

 画質/音質に関係する箇所は、素材を伝送
するための変調(送信=モジュレーションと
受信=デモジュレーション)部のみです。

-----
CATV局で再送信する際にトランスモジュレーション
番組素材 -> 送信 -> 衛星 -> CATV局が受信
-> デコード -> 再エンコード -> CATV配信
-> 各家庭で受信 -> デコード
になります。

 画質/音質に関係する箇所は、素材を伝送
するための変調部に加え、CATV局での再エン
コード処理(映像や音声の解像度を変更する
場合は、トランスコード処理)があります。

-----
画質や音質が劣化する原因は、
・ 伝送中のパケットロス(または bit化け)
によるものと
・ エンコードとデコードの繰り返し
その再の設定による低品質化
があります。

 空中線での伝送で起きるパケロスは、通常
は BER(Bit Error Rate)や CN比を厳しく管理
しているので、"ほとんど無視できるレベル"
です。
 エンコード作業において、劣化は最も強く
起きます。

判りやすい譬えでいうと、デジタルカメラ
で撮影した画像を編集する際、オリジナルの
画像を RGBの Bitmapに展開して(そうしない
と画面に表示されない)、編集後に JPEG等で
保存するのがエンコード(=符号化)になり
ます。 編集作業と符号化しての保存を繰り
返すと、画質の精細な情報が確実に劣化して
いきます。

画像編集の世界で、圧縮処理せず TIFF画像
(各色 8bit情報で保持するフォーマット)で
編集と保存をするのは、JPEGのように非可逆
圧縮による情報の欠落が起きないからです。

-----
 纏めというか繰り返し

劣化する(精細な情報=高周波成分の消失)
はエンコード作業で発生します。
CDから MP3に変換した際にファイルサイズ
が減少することから、推測可能と思います。

デコード作業は圧縮された情報(高周波
成分が削られた復元情報)を元に展開。
そのため、劣化という概念は起きず、む
しろ失われた成分の補完処理等で、各社
ライブラリによる画質向上が現れます。



[11080] Re:トランスモジュレーションが原因だった返信 削除
2018/2/3 (土) 13:47:54 Go
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▼ わんこさん

1) 「チューナから光デジタルで DAC入り」
2) 「TVから光デジタルで DAC入り」

 音質の違いを追及している中、残念な展開
になりました。

 接続系統を追っていくと、音質が違う原因
は CATV局からの配信だからではないですね

(チューナ/TVどちらも、元の信号はCATV局
 から配信されて ONUで分離された番組)


 ここでまた未完の情報が必要になります。

 TVから光デジタルケーブルで取り出す時、
TVの入力は何になってますか?
(昨日の図面で [TV-Monitor]内の処理部に、
 [復号/パススルー] 2通りあるのはその為
 で、系統図として作りこみが足らない部分)

 入力が HDMIなら、その中を通る映像/音声
は非圧縮、つまり音声は PCMなので、復号は
チューナ部で済んでいます。 チューナから
光デジタルケーブルで出した信号との差異は、
基本ありません。

 入力がアンテナ入力に相当する同軸なら、
TVに入ってきた時点では復号前の圧縮された
映像と音声なので、復号処理は TV内です。
 その場合、復号処理をチューナでやったか
TVの中でやったかの違いがでます。
(同じ放送を視聴していて受信機の性能差で
音が変わるのと同じ)。

 結果次第では、音声を AACから PCMに復号
した後のイコライジングがされている可能性
もでてきますね。



[11083] チューナーの差ですよね?返信 削除
2018/2/3 (土) 17:00:34 わんこ
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▼ Goさん


自分も分かり易いように整理してみます。

CATVの同軸ケーブルを流れてくる信号はAAC?でしたっけ?

@ケーブルテレビのSTBにもチューナーが入っていて?
 トランスモジュレーションしてPCMになる これが音がイマイチ

ATVにHDMIケーブルで再生することがある
(HDMI2経由の地デジ 録画 CS BS) がそれは音が今ひとつ。
 それに対してTVに 同軸ケーブルで入力された
 AAC?がTV内のチューナーで復号されたPCMだと音がよい

B無線LANを経由してきたIP インターネットの情報を
 TV内のYouTubeアプリで出力されたPCMは 音が一番よい

Cチューナーの性能の差が主因である


これでよいでしょうか?
ケーブルテレビのチューナー すなわちSTBは TVに同軸
ケーブルで入力されている信号と違う信号を復号している
のだと思っていました。

同軸ケーブル内にはどんな信号が流れているのか?
今ひとつ分かっていません。



[11084] チューナーの差ですね返信 削除
2018/2/3 (土) 17:51:48 Go
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▼ わんこさん

 同軸ケーブルという言い方をしていますが、
もともとアンテナで受信したRF信号を受信機
に繋ぐのが同軸ケーブルだったので、今でも
互換のためにRFのコネクタがありますね。

 Internetに接続するためにケーブル繋いで
たのが、今は無線LAN で飛ばすことが多いで
す。 流れる信号は同じで、変調方式の違い。
機材の違いはありますが、どう繋がってるか
を考える時は意識しなくていいです。 同軸
でも光ファイバーケーブルでも、それは同じ。
 流れてくるのは、放送の映像と音声、それ
に補助データ。

-----
 ただ、繋げば映るTV番組が流れてくるので
メタルケーブル使ってる場合は同軸ケーブルと
呼んでます。 CATV会社から配信される回線が
光だろうが同軸だろうが、そこから流れてくる
信号はデジタル化された上に圧縮された映像と
音声です。


-----
 Q:CATVの同軸ケーブルを流れてくる信号はAAC?
 A:です。

 Q1:ケーブルテレビのSTBにもチューナーが入っていて?
   トランスモジュレーションしてPCMになる
 A1:チューナ部でされるのは、デコード処理です。
   音については AACをデコードして PCMになる。
   トランスモジュレーションとは、例えば 1080I
   の映像を 720Pにしたり、符号化フォーマット
   (コンテナとも呼ぶ)の変換を指します。

 Q2:TVにHDMIケーブルで再生することがある
  HDMI2経由の地デジ 録画 CS BS) がそれは音が今ひとつ。
  それに対してTVに 同軸ケーブルで入力された
  AAC?がTV内のチューナーで復号されたPCMだと音がよい
 A2:デコード処理してる装置が違うので、音も変わります。

 Q3:無線LANを経由してきたIP インターネットの情報を
  TV内のYouTubeアプリで出力されたPCMは 音が一番よい
 A3:CATV会社から配信される放送と違い、Internet経由
  で受信したデータは、基本的にサーバの情報なので
  音質はよくなると考えられます(別にまた書きます)。

 Q4:チューナーの性能の差が主因である
 A4:その通りです。 チューナの仕事は復調と復号。
  (光デジタル出力から出てくるのは、
   復号処理後のPCM信号。)

-----
 CATV会社と契約してると、Internet接続と
TV放送の受信が同時にできますが、デジタル
処理された長所を活かして 1本の回線に重畳
していますが、逆にいうと TV放送を見たけれ
ば Internet経由で受け取るか 無線で飛んで
きていた 放送番組を有線で受け取るかしか
ありません。
 データの通し方は違いますよ。
 光波長多重通信という仕組みで、IP伝送と
は違う波長で TV番組流してます。 なので、
Internet接続してるPCで TV番組を受け取る
ことは出来ないし、互いに干渉もしません。


INCM/CMT
Cyclamen v3.491
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