[11071] 放送の画質と音質返信 削除
2018/1/28 (日) 21:12:01 Go
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 地上波や衛星放送で、ただ見るだけでなく
性能的なものが気になる人向け。

■ 画質

 BSの画質についていうと、もともとはBSが
もっとも高画質という評価でしたが、2018年
から NHK BS プレミアムのみが 1,902x1,080
で、それ以外は 1,440x1,080になります。
https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1101216.html

 もともと、民放で VTRのマスターに使われ
ていた HDCAMが、横 1,440相当の画質でしか
記録できておらず、CATV局での送信も 1,440
が殆どでしたが。
HDCAM
https://ja.wikipedia.org/wiki/HDCAM

 対して、NHKの番組は HDCAMより高画質な
VTR使っていました。
D5-VTR
https://ja.wikipedia.org/wiki/D5-VTR


■ 音質

 音に関する話題なので、既知かもと思うの
ですが、、、BS/CSでも LPFで 16kHz以上は
カットしてる番組が多いようです。
http://www.y-lab.org/digitalcoff2013/
(放送局の機材としては、2013年頃も今年も
 ほとんど違いはない筈)


■ 余談

 掲示板の前の方で、NHK 紅白歌合戦の視聴
を書かれてましたが、生中継だし機材も惜し
みないもん使ってるだろうし、評価には最も
向いてる番組かも知れませんね。



[11072] Re:放送の画質と音質返信 削除
2018/1/29 (月) 09:10:27 わんこ
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▼ Goさん

おはようございます。

提供側は 画像と音 デジタルでは色々な困難を克服して放送
されているのが分かります。

画質は 横幅を制限することで伝送の余裕を作り出したり
音質も 16KHz以上をカットして 帯域の充実を図る?
こともあるそうですね。
無闇に帯域を広げれば良いのではないことが分かりました。


> ■ 音質
>
>  音に関する話題なので、既知かもと思うの
> ですが、、、BS/CSでも LPFで 16kHz以上は
> カットしてる番組が多いようです。
> http://www.y-lab.org/digitalcoff2013/
> (放送局の機材としては、2013年頃も今年も
>  ほとんど違いはない筈)


違いがあり驚きました。
NHK総合は音が良さそうに感じますし、NHK BSプレミアムは
画像も良さそうに見えます(^^;)


> ■ 余談
>
>  掲示板の前の方で、NHK 紅白歌合戦の視聴
> を書かれてましたが、生中継だし機材も惜し
> みないもん使ってるだろうし、評価には最も
> 向いてる番組かも知れませんね。


本格的オーディオで再生すると面白かったです。
マイクやミキシングの仕方 音作り 声の録音
一発録音の緊張感が伝わってきて。

ただ 先のモデムの音が今ひとつでして
大晦日に録画しながら観た 紅白は音が今ひとつの
音質でした。

「NHKのライブならもっと音がいいはず!」

と思って聞いていたのです。
音など分からず楽しめればよいのですが・・・


[11081] Re2:放送の画質と音質返信 削除
2018/2/3 (土) 14:29:42 Go
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▼ わんこさん

 デジタル放送の音声フォーマットとして、
"MPEG-1/2 Audio Layer-2"と並ぶ AAC方式に
ついて。

 デジタル放送だと SDTV画質で 6Mbps程度、
HDで 14Mbps程度の伝送帯域しかとれません。
 そのため、音声だけで約1.5Mbpsが必要な
PCMは、中継現場の素材送りに使われる程度
で、通常は圧縮(符号化処理)で低レートの
フォーマットを使います。

 AACの特徴は、処理が軽くて互換性の高い
"MPEG-1 Audio"と比べて、同レートでの音質
が高くなります。

 特徴は、ざっくりいうと、「聴感における
評価を重視して、原音再生というより脚色が
強い」です。 そのため、復号(デコード)
処理は、専用の DSPを使います。
(PCの性能が高くなって、ソフトウェア処理
 でも再生はできるようになりましたが。)

Wikipedia - AAC
https://ja.wikipedia.org/wiki/AAC

Wikipedia - MP3
https://ja.wikipedia.org/wiki/MP3

MPEG-2 AAC オーディオの規格誕生物語
https://www.jstage.jst.go.jp/article/itej1997/53/11/53_11_1490/_pdf


 放送の世界において、符号化された情報を
復号する際に重要なのは、実はリアルタイム
で処理することです。 PC上でプログラムを
起動し、入力と出力を決めて実行というのと
違い、処理に時間がかかれば画面の動きや音
に影響がでます。 そのため、映像だけでは
なく音声も、機器の新しさで再生品質に差が
出る面もあります。


[11082] 不可逆性なのに AAC>PCM可能?返信 削除
2018/2/3 (土) 16:35:38 わんこ
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▼ Goさん

AAC mpeg-3の解説、そしてその規格誕生でのお話を
ありがとうございます。
さすがに文字数が多くて読み切れません。

ただ AAC誕生物語で サブバンドコーディックを押すグループと
トランスフォームコーディックを押す筆者との競合があり
結果 AAC つまりトランスホームコーディックが選ばれた
と理解しました。

AACは iphoneを始め多く使われているのですね。
音もよいのでしょう。

ただ分からないのはAACもMP3も非可逆性の圧縮て書いてありますが
ケーブルテレビのチューナー もとい STBでしたっけ
それでPCMに戻せるのはどうしてでしょうか。


[11085] 非可逆性とは 100%同じにならないという意味返信 削除
2018/2/3 (土) 18:02:23 Go
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▼ わんこさん

 規格が出来るまでの話は、参考情報ですね。

 符号化処理には、可逆圧縮と非可逆圧縮が
あります。

 パソコン通信の時代に、テキストファイル
を LHAで圧縮しても、元のファイルが完全に
取り出せました。 これが可逆圧縮。

 CDの音楽をポータブルプレイヤー用にエン
コードする時、今は可逆圧縮のロスレス等も
ありますが、当初は MP3と呼ばれる非可逆の
フォーマットが主流でした。 非可逆という
のは元の情報が完全に復元できないとの意味
で、音楽として再生できないわけじゃありま
せん。 実際、MP3も JPEGも、非可逆圧縮の
フォーマットですが、元情報と区別しにくい
音楽は鳴るし映像も表示されますよね。

 繰り返しになりますが、PCMから AACに変換
してまた PCMに戻しても、完全に元の PCMと
同じ bitの並びにはなりません。 トランス
モジュレーションのデメリットでもあります。

Wikipedia - 非可逆圧縮
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9D%9E%E5%8F%AF%E9%80%86%E5%9C%A7%E7%B8%A
E

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