| オーケストラを生で聴いたり コンサートに聴きに行くと
日頃オーディオで聴く最高の演奏と録音から比べて落胆する
ことが多いです。そうライブの方が音的にも厳しい。
それを経験すると二の足を踏む方もいらっしゃると思います。
私もそんな経験が多いのでオーケストラはできるだけよい席を
購入するようにしてます。
それでは 小さなライブハウスはどうか？
実はそれなりに難しさを感じています。
小編成のジャズでもドラムが大きすぎてピアノが聞こえにくく
ウッドベースのPAは音量と音質が気になる。
でもそれより小さなライブですと演奏者との関係に
気を遣ってしまうのです。
聴きに行って食べて飲むのは良いのですが
お客さんの入りが悪いと 演奏者が可哀想になります。
それとお客が少ないと演者は私の反応をよく見ることに
なります。終われば拍手をしますしソロではソロを
聴かないとならないし 色々
せっかくこんな良い演奏をしているのにお客さんはたったこれだけか・
あの楽器を持ってくるだけでも大変だよなぁ・・
何処で練習しているんだろう
生活はどうやって？
休憩の時に 外で普通に会話しているのを聞くと
逆に可哀想な気分にもなります。
それでどうしても一人だとカウンターに座り 目線を
避けられるようにしたり。
もちろん多くは素晴らしい演奏と盛り上がりで
オーディオとは次元の違う快感に酔いしれることが
できるのですが。
学生時代
先輩と小さなライブハウスに行って 女性ボーカルを
聴いたとき 上手く感じられず途中で退席したことが
あります。
そしてアパートに帰ってレコードで口直しした。
でもそれが後になって自分の行動が如何に子どもっぽくて
了見が狭いことであったか？時間が経つにつれ
情けなくなってしまいました。
演者はどう感じたろうか
残っていたお客さん お店の人はどう思ったか
雰囲気がどうなったか
うちの奥さんがオーケストラを聴きに行ったとき
「あの人達はどうやって学び練習してきたのか
見ていて気になった よほど大変な想いをしてきたのよね」
人と係わる仕事をしている人間として まっとうな反応だと
思います。
小さなライブハウスもそれなりに大変です。
でも 行かないと音楽を担っている人の支援にもならない。
録音だけ聴いて あれこれ批評するオーディオマニア
どうでしょう。
匿名ネットでの言葉遣いやブログのやり取りを見ると
自分の世界だけでは成長しないのだなぁ
と思います。 |
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