[13299] 距離感返信 削除
2019/10/29 (火) 21:53:59 わんこ
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EDさんが 13295で
http://wanko.pecori.jp/FBBS/cyclamon.cgi?tree=s13295#13295
弦楽器の強さの価値 それをN響とウィーンフィルで紹介してくれました。

やっとメインシステムで落ちついて聴いてみました。

https://youtu.be/d44qk2IQ7cI
Seiji Ozawa Beethoven 交響曲 No 5 (運命)
NHK 交響楽団

https://youtu.be/2rlW1j3kBHo
ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 「運命」 Op. 67 /
カルロス・クライバー指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
1974年3月、4月

運命をしっかり聴いたことがないのですが どちらも
気持ちの良い演奏 とても乗りが良くて盛り上がれる
曲なんだと感じました。

さて前者は 私が聴いた感じだと
とにかくオンマイク 音が近い 指揮者で聴く音か?
吊りマイクにしても迫力が凄く 曲に没頭できる音造り。
ホールの反響は僅かしかない。

音楽に乗れるのにはこれでいいけど
コンサートに行った気分になるのには違う と言うか
ホールの音は無関係の録音と言えるのではないでしょうか?

ちなみに サントリーホールの吊りマイクの音は

http://wanko.pecori.jp/D_B/OTL/OTL.htm
こちらの5枚目の画像でHDDに録音したのを聴かせてもらいました。
もっと距離感があって広大な空間が感じ取られたので
私は吊りマイクでもそれ程オンマイクにならないことも
感じていまして、結局は音造りの違いだと思います。


後者は ホルン?の音の反響が反対面で聞こえるくらい
残響が豊か。ちょっと定位が不自然な感じも一部ありますが
とにかくホールを感じられる録音が心地よい。
立体的位置関係が自然です。

弦楽器も前のデッカの幻想交響曲とは違い
ヒステリックな弦楽器の音はせず 他の演奏との距離感も
自然で素直でスムースな音に これがホールでの音に近い!
と思いました。

距離が遠くなれば低音が減るし 高域も当然減衰します。
それを含めてホールで楽しんでいるわけで 前者の小澤の録音が
最高だと思っている人はホールで聴くことに価値をかんじられない
方なのかもしれません。

旋律や演奏の楽譜を追うのも聴き方でしょうし
私が言うことではありません が
演奏家へのシンパシー ホールでの一合一会の瞬間を大切にし
運営側へのサポートをする気持ちが持たれている方は
後者を評価するのではないかと思います。

私はこの様なホールを感じられる音 遠くても伝わる
熱意や演奏の雰囲気 そしてトータルで感じれる
ホールトーンと演奏のバランスに包まれたいのです。

その後 前者の小澤の録音をTVのYouTubeアプリで
聴きました。

パナソニックYouTubeアプリ vs 最新ノートパソコンクローム再生音
でしたが 予想に反して高域の繊細さはノートパソコンの
方が良い感じです。

いずれにせよどちらも立派なハイファイ再生音で
YouTubeもネットのストリーミグも

「使わない選択は無いだろ?」であります。


[13302] Re:距離感返信 削除
2019/10/30 (水) 21:15:18 ED
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▼ わんこさん

N響の録音は、音場が狭くて前に音が出てきますね。

一方、ウィーンフィルの録音は、これと対照的に音が左右に
広がり残響も多く感じられます。

これは録音の仕方の違いもありますが、ホールの違いが大きく
影響していて、ウィーンムジークフェラインの響きのすばらし
さをマイクで上手く捉えていると思います。

わんこさんは音場を重視されていて、生演奏の雰囲気が伝わる
かどうかで録音を評価されていることが良く分かりました。

もう一つ注目(注耳?)していただきたかったのは、両オケの
ヴァイオリンの音の大きさと伸びです。

ウィーンフィルのヴァイオリンは音圧が高く、高音の伸びが
大きく違うのですが、聴き取れますでしょうか。

特にヨーロッパ系のオケは、このようにヴァイオリンの音が
大きい傾向があります。

高域が大人しい録音でも、ウィーンフィルのヴァイオリンは
このように聞こえます。

 www.youtube.com/watch?v=Rp_pCBf4-4E

これは、生演奏を聴いても同様に日本のオケと海外のオケの
違いがあるのを体験しているので、録音の違いだけではない
と思います。


[13303] 高音の伸び返信 削除
2019/10/31 (木) 16:31:08 わんこ
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▼ EDさん

前回のレスで肝心なことをお返事していなったです。
お手数をおかけして済みません。

先の小澤のとクライバーの音の差では 弦楽器の高域の伸びよりも
録音の違いが大きすぎて ヨーロッパの弦楽器のよさが
今ひとつ分かりませんでした。

でも今回 紹介していただいた
https://youtu.be/Rp_pCBf4-4E
*♪ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 「運命」 Op. 67
/ カール・ベーム指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
1970年4月

を聴いて私が思う適切な距離感がありながらも 弦楽器の
高域がビシッと出ているのがわかりました。
また前に紹介していただいたジョージセルの
録音を聴いて EDさんが言わんとすることが分かりました。
どちらも弦楽器の高域に上がった時の音の伸びが顕著です。

それに対して前に私が良いと言った小澤の幻想交響曲等は
伸びも張りも少なく感じます。

ジャズでもそうですが このアドリブののり 力強さが
足りないと物足りない と感じるのと近いでしょうか。

私はEDさんに言われるまで弦楽器の強さがそれ程重要だとは
思っていませんでした。
録音によるものや 距離感 その他のオーディオ的要素が
先に気になっていたのです。正に音楽マニアと言うより
オーディオマニアです>私

学生時代からグラモフォンの音はキツイ と思ってきましたが
それはヨーロッパの弦楽器の強さなのかもしれません。

> これは、生演奏を聴いても同様に日本のオケと海外のオケの
> 違いがあるのを体験しているので、録音の違いだけではない
> と思います。


私もこれから色々と聴いてみて検証してみようと思います。



INCM/CMT
Cyclamen v3.491
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