[14399] DALI RUBICON 8 導入返信 削除
2020/9/10 (木) 16:43:26 わんこ
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先日報告させていただいた先輩のリスニングルーム

DALIのスピーカーを導入され 今日は光回線を室内に敷く
とのことで 私も有線LANを地下まで引くお手伝いを
する予定でつなぎと電動ドリルを持ってお邪魔しました。



まず室内に新たなスピーカーが導入され 大きさもそこそこ
あるので立派な佇まいです。

早速聴かせていただきました。ソースは既にYoutubeが
メインになっているようで ライブソースを楽しまれているそうです。



女性ボーカルのライブ。
まあ 立派な音だこと!が最初の印象。
前のシスコンのスピーカーとは天と地の差 とでも
申しましょうか。
しっかりと御影石の上にスパイク受けを購入し
純正のスパイク 方向はメーカーの推奨で
真正面を向いています。

部屋を暗くしてご覧の様に楽しむと
「ライブハウスにいるみたい」
であります。
また先輩は
「このモニターの前に音がある感じがする」
つまり音離れがよく SPの存在を感じさせない音
これが一番の魅力に感じました。

DALIのスピーカー トールボーイのイメージですが
数種類のグレードがあってラインナップも豊富です。



RUBICON 8
先輩が自分で動かせる重さが条件だったそうです。

16.5cmの3つのウーファーが特色で
ネットで調べたところ
リボンツイーターは14KHz以上
29mmのドームツイーターは2500Hzから上
一番上のウーファーは2500Hzまで
2番目のウーファーは800Hzまで
3番目のウーファーは500Hzまで
を担当するそうです。

後ろにバスレフのポートが3つありました。

つまり上の3wayブックシェルフに1つのバスレフ
下の2つはそれぞれのエンクロージャーを持っていると
思われます。
となるとバスレフのポートもそれぞれ違う共振周波数
だと想像され 低域に対して色々と工夫されているのが
分かります。

得意不得意なく万能なタイプで特定の帯域に誇張が
なく安心して音楽に ライブに浸れる素晴らしいスピーカー
だと思います。



[14400] 聴いてみて返信 削除
2020/9/10 (木) 17:08:18 わんこ
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DALIのスピーカーは初めて聴かせていただきますが
滑らかで歪み感が少ない 音が前に出るタイプではない
ですが(誰かの家の音が前に出過ぎなのです)
それ程後方に引くタイプでもありません。中庸な感じです。

中音は滑らかでその上が爽やかで気持ちいいです。
高域は粒子が小さめ。リボンツイーターの能力でしょうか。

低域は大きなウーファーの低音と違い腰の強さや切れ込み
より自然にフワッと出てくる軽やかさが感じられます。
これがウーファー3つ使いの音でしょうか。

100Hz以下にけっこうな盛り上がりがある感じで
恐らく部屋の影響が出ていると思われます。

それで測定してみました


DALI RUBICON 8 軸上1m(ソフトドーム前)

やはりメーカー製 とてもフラットな特性です。
高域への伸びはリボンツイーターで極めて良く伸びています。1KHz周辺にディップがあって これが
私が聴感で感じた中音の少し控えめな所を表して
いるのかもしれません。

SPとリスナーはほぼ正三角形か少しリスナーが前に出ていて
もしかしたら少しSPを内ぶりにすると声のハリが出てくる
かもしれません。

低域のピークはバスレフポートの音と部屋の影響が
重なっているようです。


DALI RUBICON 8 リスニングポジション

250Hzから上は見事な特性。
中域はフラットに近く私の聴感がいい加減なのが
分かります。

ご覧の通り 50Hzくらいのピークと100くらいのディップが
あります。
50Hzくらいのピークはかなり高く バスドラの空気感くらいの
ところが響きます。
ウッドベースはそれ程影響を受けないで楽しめます。

バスレフのポートをタオル等でふさいで調べてみることを
アドバイスさせていただきました。
棒や粘土上の均一な断面の棒をポートに入れて
最低域の伸びを求めても面白いと思います。

いずれにせよ 測定値は立派 何よりも 落ち着いて音楽に
浸れる素晴らしい統一感のある音だと感じました。

この音を聴くと私はいったい何をしているのだ?
と思うくらいコスパがよいと思いました。



光回線の工事

光ケーブルは既に前日までの工事で家の外まで来ていました。
今日は室内に外から引いてある電話線を利用としました。

しかし壁の中に導管が入っていないまたは多方向にあって
困難だとのこと
それでは壁に穴を開けて室内に引き込むことは可能か?
と聞きましたが 本格的鉄筋コンクリートと分厚いタイル
で造られた外壁に穴を開けることが出来ない
そこまでの配線を留めることができない
とのことで断念となりました。

適切な穴開けや配線ができることを前提に他の業者を
あたることになりました。

その後は奥様の美味しいお料理と色々なお話を
楽しませていただきました。

音が気にならないで楽しめる
これって素晴らしいことだなぁ・・と思いながら
帰ってきました。

メーカーによる製品の音を聴くこと
これも大変よい経験になりました。

さて こうなると我が家の音はどうか?気になります。



[14401] 自宅の音返信 削除
2020/9/10 (木) 17:25:20 わんこ
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最近下ぶくれの音が気になっていたのですが
DALIの音を聴いてよく分かりました。

低音のブーミーさが気になる
中高域の冴え抜けの良さが足りない

この2点です。
ウーファーの癖を聞いているが如し。
それで測定してみました。


左CH 軸上1m


右CH 軸上1m


リスニングポイント

ピラミッドバランスになっていて良い面もありますが
ある程度の音量を入れて 音に張りを出して 下ぶくれの音と
バランスさせている面があって ウーファーの個性 癖が
目立ち気味です。
500Hzのピークもありますし 100〜200Hzが多めなのも
特性と聴感が一致しています。

私こそ ダクトの調整を見直し ウーファー帯域を
もう少し絞り込みたいと思います。

人様の音を聴かせてもらうことで 自分の音がどんなか?
よく分かりました。
自作はどうしても自分好みの音にさせてしまいます。
その功罪を強く感じました。


[14410] ご無沙汰しています。返信 削除
2020/9/16 (水) 21:23:29 J
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▼ わんこさん
> 最近下ぶくれの音が気になっていたのですが
> 低音のブーミーさが気になる


ブーミーさは、80〜150くらいが多いことによって
感じるケースが多いです。
良い影響では量感って話になるのですが、遅い音に
なりがち。
なので、ここのボリュームを減らしてその分60以下を
少しでも上げられると何かと違ってきます。
エンクロと壁面の距離を詰めるチューンと、
ダクトチューンでしょうか。
もっとも簡単で確実なのはバイアンプにし、WF用アンプに
グライコかますことですが、わんこさんのやりたいこととは違う。
とするとやはり、ダクト。
それと、先延ばしにしているエンクロの強化でしょう。

> 中高域の冴え抜けの良さが足りない
DALIとの比較で、右下がりの特性にし過ぎているように
感じませんか?
MD、TWともに下げ過ぎているように感じます。
理論的には、パッシブでもアクティブでも、スロープ部分は
位相回転が発生しています。
例えばWFに対しMDを下げ過ぎると、本来MDが80%
音を出す周波数にWFの位相回転した音が30%とか
交じってくることになります。
この影響は大きいと思います。

逆の作用なら、TWを上げ過ぎると、TWのスロープの帯域の
音が本来MDが出すべき帯域にかぶり過ぎ、レスポンスを
下げます。
なので、TWの音圧が上がった、という結果より、
MD帯域の上のほうがうるさくなった、という結果になりやすい。

もうちょい上げてみて、前後位置の微調整してもよいかも、
ですね。少なくとも冴えが足りない、と感じられるなら。

> 自作はどうしても自分好みの音にさせてしまいます。
> その功罪を強く感じました。


おっしゃる通りだと思います。。


[14413] 全てご指摘のとおり返信 削除
2020/9/17 (木) 08:05:30 わんこ
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▼ Jさん

おはようございます。

Jさんのアドバイスは本当に的を射ています。
DALIとのスペアナ比較に影響されているのもありますし
MDをもっと上げたいところです。

それとダクトの調整はずっと懸案として残っています。

今日は休日なので 自分の中で気になっていることから
トライしてみたいと思います。

INCM/CMT
Cyclamen v3.491
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