[14745] 正しいクロスワーク返信 削除
2020/11/29 (日) 15:06:26 J
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こんにちは。

オフ以降物凄く忙しく眺めてはいたのですが何も書けませんでした。
ちょいとまとめ書きしてみました。
長くなります。私の独断と偏見に満ちた考え方です。


フルレンジには複数ユニットのつなぎ目がありません。
2ウェイ1KHzクロスの1Khzとフルレンジのそれとでは、
合成した結果の位相や振動位置からくる問題が一切ないため、
ある意味フルレンジが絶対に正しいです。

なぜ2ウェイにするのか?
コーンの上のほうは分割振動になっているため、そもそも
音がひずみまくっているからです。
歪方と周波数特性の個性と両方で、
味がある、かっこいい、と言われるフルレンジと、
ただ汚いフルレンジがるように思います。
あるいは、そこを汚くさせないためおとなしい音のフルレンジ。
LE8Tのような。

では、2ウェイで正しい位相特性等・・というはなしになるなら、
物理的な振動板位置を合わせたうえでリンクウィッツライレーの4次が
位相特性上最も優れる、となっていて、これは物理的な
問題なので正解なのだと思います。
わんこさんとこの上のクロスもそうなっています。
また、こいしさんが、「パッシブの素子の値あれこれいじって音色合わせって
ただしくない!」とおっしゃられるのもここになります。

なので、WF側も4次にしてしまい、
インピーダンス補正を適切にかけて、
スロープが正しくかかり、正しい位相回転位置で
クロスを迎えられるようにするのが正しいオーディオだと思います。

実際うちでもパッシブの最終期はそのようになっていました。

その上でクロス周波数をずらす、つまり上下のカットを両方変える。
4次なら合計8個の素子を変えてベストなクロスを捜します。

このモードのオーディオになったら、チャンデバのほうが楽です。



[14746] オーディオを聞くときの音量返信 削除
2020/11/29 (日) 15:08:08 J
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フレッチャーマンソンカーブ。
これは絶対に無視できません。
40dbで聞く音楽と80dbで聞く音楽、同じ音楽でも
ヒトの体は受け取り方が違うのですから、同じにならないのが当たり前です。
なので、どの音楽をどの音量で聞くことの合わせるのか、といことは
一つ存在します。

そのことと、反応が良いSPシステム、わんこさん宅でも
MDより上が4次構成で、いよいよホーンらしい音が占める
領域が広がった今、反応が良いから小音量でも存在感がある、
ということで、小音量でも周波数特性が変らない、ということでは
ないと思います。小音量の良さはホーン族の特権だと思います。
でなければ10センチフルレンジのほうが30センチフルレンジより優位でしょうか。
小音量だから音の汚さも目立ちません。

音楽ごとに適正な音量があると思います。
弦楽四重奏を部屋中とどろく大音量で聞くことを望む人はいないと思いますし、
幻想交響曲はかのうならホールの音量に迫る音量で聞きたい。
じゃ、どっちに音を合わせるのか。
弦楽四重奏50点、幻想交響曲50点
弦楽四重奏70点、幻想交響曲30点
弦楽四重奏30点、幻想交響曲70点
どれを選ぶのか?この設定はどちらも音源がアコースティックなので、
ここまで極論の議論にはならないかもしれません。
じゃあ、JAZZなら
仲野真世50点、SINGSINGSING50点
仲野真世70点、SINGSINGSING40点
仲野真世40点、SINGSINGSING70点
これも選択だと思います。
どんな音楽をどんなカバー率でどんな音量で?を決めて、音をまとめるということしかないと思います。
特定のソースに合わせるとソースごとに右往左往することになりますよね。




[14747] じゃあ合わせるって何?返信 削除
2020/11/29 (日) 15:13:42 J
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全体の周波数特性のバランスをどうとるのか。
これも極論すれば、クロスワークを論理的に
正しく行った後は、グライコなりなんなりで調整するのが
正しい在り方だと思います。
トーンコントロールっだって使ってしまえばいい。

ただやればわかりますが、
実際にグライコでシステムの音を補正するのは難しい、
なぜならシステムの補正と音源の録音個性の補正を
どうしても一緒にやってしまうからです。
一定レベルでパッシブ組めると、ある程度クロスワークで
トータルのバランスを作れます。
クロス域を離せば上下の上がったスケール感感じやすい音に。
でも、中域の密度感に不足をかんじます。
また、離し方がうまくいっていないと位相管理の問題が出てきます。

ここで、少なくともオーディオのSPワークの基礎といわれるのが
エンクロの設置で低いところの量感やなり方をコントロールする方法。
勿論うちも思いっきりここはコントロールしています。
わんこさんとこはこれができない。

だから、低いところの量感使いたいと思い、
僕などはクロス放そうという方向の調整に向かいます。
結果トップガンは効いたことないくらい凄い音が出るけど、
ボーカルの張り出しが弱い、となる。
この音の違いはアンプの個性を遥かに凌ぐ音の変化だと思います。

とすれば、一旦、論理的に正しいクロスワークにして、
周波数特性はトーンコントロール使ってみる、
一旦のおちだと思います。

そのことと前回やった、MDにはいくつから入れるのが
MDの鳴りが良いのかクロス周波数を捜すって取り組みは
別のところのお話ですね。
「ボーカルの張り出し、サックスの張り出しが良い」
VS「スケール感あふれる」
 「透明感がある」
 「しなやかさがある」
 「空間用言に優れる」
この匙加減ということであり、両方満点、というのはないと思います。


やっているのは結局こうしたことであり、
それをどの軸で意識して調整しているのかというのが
人それぞれの得意技の選択ということだと思います。

こいしさんは「自然の音が自然になるように」
私は「周波数ごとのレスポンスの仕方がそろうように」

方法論と成果の方向性、両方の選択ということでしょうか。


[14751] Re:じゃあ合わせるって何?返信 削除
2020/11/30 (月) 13:25:22 わんこ
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▼ Jさん

独断と偏見どころか 分かり易くまとめてもらえたので
思わずうなずいてしまいました。

我流 いい加減路線で来ましたが

@正しいネットワークのあり方
Aソースの選択と聴く音量 求める音量や音の姿
B求める音とのかねあいでクロスの設定について
 周波数特性の設定について

を書いてもらい手順が正しいですし ここのオフ会での
Jさんと私の求める設定 音 音楽の構成のせめぎ合い?
についてもおっしゃるとおりだと思います。
自由気ままのおっさんも少しは人の言うことを聞き
その先にあるオーディオの素晴らしさを見ることが
できました。

とりわけ 正しいネットワーク と言われると
私の求める音になればいいのに メーカーでも計算値と違う
スタガードの設定もあるし・・
と思いましたが 昔と違い マルチの精度があがり
急激なクロスやタイムアライメントを経験されての今と
なって改めてその価値が分かるようになったと思います。

それをクリアーして初めて求める音が手に入る
といえるでしょう。

私は何度も書いていますが ボーカルが主体
楽器のネイロ重視 そして音量としては小から中音量が
ターゲットです。

今年の正月も子供が帰ってきます。

紅白や映画を見ていて メインのシステムを使わないと
父に悪いけど 何だか聞こえ難くて難儀。でも父に悪いから
我慢して使っている

お陰様で今年はそんな状態にならないと思っています。
家族が聴きたくなる 使いたくなるオーディオ
見た目は如何ともし難いですが 音で実績を残せ
そうです。

私一人で4次はできませんでした。
壁を破れたのことに改めて感謝申し上げます。


[14754] 角度調整返信 削除
2020/12/1 (火) 14:35:06 J
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角度調整と位置調整は意味が違います。
(当たり前のこと失礼いたします)

わんこさん宅でも、先日、ホーンに2KHzを片側入れ、
リスニングポイントで左右に頭を動かすと、
音圧ころころ変わることを確認いただいています。
TWにしても、軸上特性と10度ずれた特性は音圧ずいぶん
変わってきます。
ATTで0.5デシの調整、なんていいってるよりずっと
大きく変わってしまいます。嫌でも。。
なので、これを厳密に合わせないと何をあわせているのか
わけわからない泥沼になります。

更に、クロスポイントセンターに定位する音、
ボーカルなんてとても多いと思うのですが、
これは左右WF左右MD4つのユニットからの音の合成です。
完全に合っているときとずれている時では、
音の立ち上がりが全く違うのは当然として、
消えていくときの余韻の響きも全く違ってきます。
ずれていると図太く太いペンで書いたような音、
あっていると繊細に録音環境に近い音がでるのではないかと
思います。
(書きそびれてしまいましたが、前回オフの時も、
 左TWの位置と左右角度、調整しています。
 エンクロはいじっていません。)

生活の中でも、大音量出しても、我々くらいのシステムなら
位置はずれていきます。
なので定期的な確認は、繰り返しますが、残念ながら、
必須です。整備はちゃんとしたうえで、家族にも楽しんで
戴きましょう。

WFの低いところ、これも左右角度の一致はすごく効きます。
再生能力限界付近ですので、何とか反応しているコーンが
ドライブする空気の動きが、効率よくつたわるか、
左右ずれていて効率よくグリップできないか。
位置を調整するとローエンドが伸びると感じるのは
こんなところではないでしょうか。
ローエンドの立ち上がりと余韻では特に影響が大きい。
けっしてわんこさんにとっても邪魔になるところでは
無いと思います。



[14755] 角度調整A返信 削除
2020/12/1 (火) 16:02:06 J
__ / __

昨晩、ずれてうちぶりになっていた右エンクロの左右軸を
合わせました。どうもローエンド出方がおかしい、と思い
確認した結果です。
てきめんにローエンド回復します。
ところが上に載っているMDとTWはずれてしまいました。
なので調整枚まで合ったしなやかさが大きく減退。
流石にめんどくさく、適当に合わせてマシにしたくらいで
やめてしまいましたが。

今回はお呼びではない内容かもしれませんが、一緒に書いておかないと
どうも落ち着かず。。。

クロスポイントに関してはユニット間前後位置の左右ずれも
出てくるともうほんとにややこしい話になりますね。
今度は位相回転問題になりますので。
ここはわんこさん宅はWF-MDは良くも悪くもずれません。


[14756] 全ておっしゃるとおりです返信 削除
2020/12/2 (水) 08:51:09 わんこ
__ / __

▼ Jさん

位置の調整と角度は別ですね。
読まれている皆さまは そんなのあり?
と思うかもしれません。
市販のSPを使われている方でも位置の調整で敏感に
感じている方からすれば同意できると思います。

私は本来ズボラで面倒くさがりなので 「そんなにシビアなの?」
と思っていました。
でも我が家で実際に体験させてもらい その変化を
目の当たりにするとグゥの音も出ません。

それと 以前話題になったカノン?のCD
Jさんのところでは 完璧な位置関係と奥行き 素晴らしいネイロで
驚きました。
まさかあの多ユニットを使った4wayで実現できるのか!?
正直、耳を疑いました。

あそこまで追い込むことができるのは大変な歴史と経験が
あって、それを判断できる耳があるからだ
と思いました。

Jさんのアドバイスを忘れないように 自分の生活の中で
自分のオーディオをどうセッティングするか?
真似させていただきたいと思います。


[14764] 現実的なところ返信 削除
2020/12/3 (木) 13:37:26 わんこ
__ / __

▼ Jさん

SPユニットを動かせる私たちにとって メリットがありますが
調整の必要性があって大変な面もありますよね。
私はJさんほど追い込んでいないので大したことは言えません。

ただ合わせることの大切さは分かります。
ウーファーの角度をリスナーに向けた時
逆に今のようにMDのホーン重視でやや下側に向けたのでは
全然音が違います。

そしてボーカルはおっしゃるとおり WFとMDの4つの
ユニットからでますのでビシッとあって欲しいです。

私の部屋ではSPをカグスベールを台座の棒に貼り付けて
動かせるようにしていますので 配線の時やメンテの時に
SPがずれてしまいます。

TWの台は真鍮のプレートですので動かないと思っていましたが
毎回調整してもらっています。

Jさんの様に15インチダブルウーファーのエンクロージャー
のズレに対応するのは本当に大変だと思います。

我が家はSPの左右の環境が大きく違うので低音の
左右差には目をつぶっています。
距離はレーザーポインターで測りますが 角度は難しいです。

またボーカルは本当に困るのですが あまり気にしない作戦
もありかなぁ と思っています。

それで現実的にできる対応策として 床にマーキングを
することです。今は養生テープを貼っていますが
消せるマーカーで書いておこうと思います。

他にこうすると良いよ みたいなご意見がありましたら
アドバイスをお願いします。



[14765] 現実的は大事。返信 削除
2020/12/3 (木) 21:37:28 J
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▼ わんこさん

こんばんは。

> それで現実的にできる対応策として 床にマーキングを
> することです。今は養生テープを貼っていますが
> 消せるマーカーで書いておこうと思います。


私も手法はそんな感じで、季節ごとに棚卸です。
@テープを貼る、は私も同じです。
 床にセロテープを張り、そこにメモリを書いて、違う設定
 にも向かいやすくしています。左右が一緒が絶対で、
 どのくらいうちぶりっていまだに正解わからないですから。

Aその際に写真の「現状からずれないように」よりも
 ソファー背面の壁からの距離をメモリ打ちして後ろ壁面からの
 距離をそろえるのがわんこさん宅ではよいと思います。
 エンクロ後ろ壁面からの距離にしたいのですが、それが
 やりにくい環境だと思いますので。

Bここはうっかりしていました。もっと早く反応すべきでした。
 エンクロしたの木塊、高さも材質もわんこさんチョイスです
 のでそれはそれでよいと思います。
 でも、前後のサイズはエンクロの奥行と同じサイズはミニマム
 あったほうが音は安定します。
 何なら今の木塊を二つにのこぎりで切って、前端と後端に
 そろえて中空きで設置するほうが音の出方は違います。
 で、その塊とエンクロって一番ずれるところですが、
 そのずれたことを確認するのも楽だと思います。

こんな感じでしょうか。
>
> 他にこうすると良いよ みたいなご意見がありましたら
> アドバイスをお願いします。
>


[14766] いずれ固定したい返信 削除
2020/12/4 (金) 08:46:40 わんこ
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▼ Jさん

おはようございます。

Jさんは気になるからこそ対応せざるを得なかったのですね。
恐らく考えられることは全てしているのだと思います。

私のところでの方策としては ソファー背面 すなわち
聴く場所からSPの位置を設定すること
エンクロージャーの台は1本の棒から切り分けて 前後の
角度を決定した方が安定し易い

とのことだと思います。

SPの台は大きく音に影響するのを体験しています
自分としては高さと角度がもっと影響が大きいと思って
現在のようになっていますが とても理想的な台とは
思えません。

しかし動かすことを前提にしていますので 前々回のオフで
4隅に置くのを行ってもらいましたが 動かすと直ぐにずれて
難儀しました。


私の場合 調整幅より安定性が欲しくなってきています。
と申しますのも

*昨日は聴いているのが辛かった*

昼間に時間があったので聴きました。
しかし中域が強く 甲高く 特に300Bでは神経質過ぎる
音がしてE-800にしました。
それでも妙に声が強い。

まるで小さなSPを聴いているようなバランスで
極小音量ならまだ許せるのですが 大きくすると
余裕が感じられません。
それに左CHの中域が弱い。

あぁ これがJさんがスケール感を重視する帯域バランスと
は逆のタイプなんだろうなぁ と思っていました。

今朝 TVの声と切り替えながら聴いていたら
オーディオの方が甲高い 声の輪郭が強いのです。
ネットワークが馴染んでこんなになるのか・・

と思ってもう一度ネットワークを見ると

右はインピーダンス補正が外れていました(>_<)
左は触ったら ポロッ と結線が半田ごと外れました

配線したら元の音に戻りました。

私としてはネットワークの確実性が欲しいので
数値が決まりましたら 線材は多少細くてもしっかりと
接触するタイプにして安定化させたいと思っています。




[14767] Re:いずれ固定したい返信 削除
2020/12/4 (金) 09:42:09 J
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▼ わんこさん

おはようございます。

> しかし動かすことを前提にしていますので 前々回のオフで
> 4隅に置くのを行ってもらいましたが 動かすと直ぐにずれて
> 難儀しました。


台をエンクロにねじ固定してしまうのが、効果を考えても
良いと思います。今使っているものは最良ではないかも
しれませんが、エンクロと固定すれば、そう悪いものでも
無いと思います。私のエンクロにも、大した素材ではない
ですが、袴がついています。

> 私としてはネットワークの確実性が欲しいので
> 数値が決まりましたら 線材は多少細くてもしっかりと
> 接触するタイプにして安定化させたいと思っています。


前回オフの際、実は、上のクロスに関してははんだつけに
仕様変更するかも?と思い、はんだつけようの端子を
もっていっていました。
今のボードは値を模索する際にはベストだと思いますが、
決まったら置き換えが私もよいと思います。

うちは、さすがにもう値変えないのかなあ、、、とおもって
何年か経ちましたが今年また少々変えました。
上のクロスだけなのでそんな大げさにもならないので、
このまま一生いくのかしら。。
うちのようなケースは決して一般的ではないと思います。

INCM/CMT
Cyclamen v3.491
[ut:0.010][st:0.010]