| ▼ EDさん
> TV-2は初めて見ましたが、測定条件を変えることが
> できるようで凄い測定機ですね。
トランスも2個内蔵です、3個内蔵の測定器も他に有るようです。
> ただ少し気になるのは、中華球のゲッターが管壁を
> 垂れ下がるように付いていることから2000時間程度
> 使っているものではないかと推測しています。
>
> この状態で、gm=9.86mA/Vはあまりにも良すぎるような
> 気がします。
>>ここまで分かれば早速その条件で測定します。(シーメンス EL34))
>>Eg=-13.15V Ip=77.5mA
>>Eg=-13.85V Ip=70.6mA
>>gm=(77.5mV-70.6mV)/(13.85V-13.15V)=9.86mA/V
と書いて有りますようにシーメンス EL34での測定です。(今後中華球でもやってみますけど)
> 真空管規格表ではgm測定時のグリッド信号電圧が記載
> されてなくて、この値が小さいほどgmは高くなる傾向
> があるのでこの差が出ているのかもしれません。
>>そしてGrid Signal VoltageがA,B,CポジションでAC 0.25V、DでAC 0.5V、EでAC 2.5Vと設定出来ます。
と書いてありますように、グリッド信号電圧はGM.SIGがBポジションですからAC 0.25V(ピーク約0.35V)です。
> 一つだけ気になる点がありますが、Ipの測定はプレート
> とB電源間に入れていますでしょうか。
>
> カソード側に入れると、p電流にsg電流が乗って測定値
> が変わってしまいます。
高圧定電圧電源(350V)はEp用、Eg2用に同じ物を2台使い、マルチメータADVANTEST D7451Aを2台で真空管端子直前でIpとIg2を測定しています。
Eg1用の電圧が出力されると同時に2台の高圧電源が連動して出力される様にちょっと改造しています。
> それにしても、今回の考察で真空管試験機の特性が
> 良く分かり、使いこなしで役立ちそうです。
今回の件で真空管特性測定のシステムを構築する事が出来ました。
定電圧電源計4台と大掛かりですが再現性はかなり高く、寝る前に測定途中で電源を落とし翌日に再開しても誤差は殆ど有りません。
C電圧が0.01V単位で設定出来るため、かなり精度が高くなったと思います。
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