[1824] インピーダンス補正返信 削除
2003/10/5 (日) 20:02:48 わんこ
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僅かな青年の日曜日の時間 かねてから実行したいと
思っていた ウーファー側のインピーダンス補正の再調整
です。JIMさんに

>>難しいことを考えずに、WFの側のインピーダンス補正を
>>量を増やす方向でちょいと試してみてはいかがでしょうか?


とアドバイスをしてもらったのを覚えていました。
前にコンデンサーを増やした時はあまり変わらなかったと記憶して
いますが、フと考えが浮かびました。

私のウーファーのピークは400〜600Hzくらいです。
クロスはドライバーやホーンの都合上800Hzくらいが
最低ラインです。つまりクロスを下げることではピークを
押さえられないと思ったのです。でも200〜400くらい
のディップが 部屋の定在波の影響が大で、相対的に
その上が高くなっている様に見えると思えば、
600〜上くらいのピークはインピーダンス補正で
抑えられるのでは?
と思い出したのです。JIMさんの指摘どおりではないかと。

それではスペアナの測定結果とともに結果を報告
させていただきます。
まずは 補正なし 今は補正を8Ω+20μFですが
あえて取り外してみます。


[1825] いままでのインピーダンス補正返信 削除
2003/10/5 (日) 20:06:57 わんこ
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補正なしは あきらかに盛り上がっています。

今度は 私が今まで使っていた補正です。
8Ω+20μF

これは エクスクルーシブの 3401でしたか
1601aの前身のウーファーでのネットワークの
補正を参考にしました。それと 同じ値です。
ただネットワークのローパスは ー18dBでした。

600〜800のピークが残っています。

この測定は箱を広い方向に向けて 1.2mくらいで
ウーファーのセンターで測定しました。
こうなると思いの外500Hzくらいが盛り上がって
いません。今までの測定ではspから頭の後ろの壁
までの2.7mくらいの距離の定在波の影響を
受けていたのかもしれません。

+2dBくらいのピークです。これはカタログでも
僅かにありますので インピーダンスの上昇分
はかなり相殺されています。


[1826] 8Ω+ 40μF 補正返信 削除
2003/10/5 (日) 20:10:55 わんこ
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http://village.infoweb.ne.jp/~fwgi5816/SP/netwark.htm

こちらの簡易計算を使ってみました。
ウーファーのクロス(900Hz)周辺でのインピー
ダンスを16Ωとしてみました。

そうするとコンデンサーの値は40μFになります。

それでの測定結果ですが 前にやったのと違い
かなりフラットになっています。どうして?

JIMさんが おっしゃられたことがかりました。
ネットワークをはずしてスルーで
鳴らしてもピークがあったので 自分の頭の中では
仕方ないピーク だと思っていたのです。
どうも 測定場所の影響を受けていたのかも
しれません。

まずはフラットになって嬉しい!
JIMさんありがとうございます。


[1827] 8Ω+ 40μF 補正 フルレンジ返信 削除
2003/10/5 (日) 20:13:34 わんこ
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ウーファーの真正面(1.2m)のマイクの位置
でホーンも鳴らしてみました。
ホーンからすごく離れた場所での測定になります。
45度以上軸上から外れている。

高域の減衰は予想どおりです。つながりはデーター
上はよろしいです。
さて 聴感上はどうでしょう?


[1828] 8Ω+ 40μF 補正 フルレンジホーン真正面返信 削除
2003/10/5 (日) 20:15:55 わんこ
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ホーン真正面で測定しました。1.2mくらい。

ホーンは今までと全く同じで逆相です。
ディップがでています。

音はかなり明瞭 中低域の量感減衰。
すごくスッキリ!
これだ 500Hzくらいのピークのない音は

高域がうるさくちょっと下品な音。


[1829] ホーン正相返信 削除
2003/10/5 (日) 20:17:57 わんこ
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ディップが気になるので ホーンを正相にしてみました。
特性はとても綺麗になりました。
音は う〜ん ・・・
ピアノが2重に聞こえる。声の張り出しは良いです。

それと ウーファーのピークが減ったからか能率が
下がった感じがします。ホーンのアッテネーターを
あと1dB絞ってもいいでしょう。


[1830] 右CH 今までの補正返信 削除
2003/10/5 (日) 20:19:25 わんこ
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右CHは 今までのりすなーに向けたspの角度を
移動せずにそのまま測定。

やはり600〜800にピークがあります。
補正してこれ。



[1831] 右CH 8Ω+40μF返信 削除
2003/10/5 (日) 20:20:36 わんこ
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左チャンネルと同じ補正値にしてみます。

ピークが潰れています。


[1832] 右CH 軸上フルレンジ返信 削除
2003/10/5 (日) 20:22:03 わんこ
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ホーンは逆相でフルレンジ ホーンの真正面1.2m軸上で
測定しました。かなりつながりがいいです。明らかに。

相対的にウーファーの能率が下がっている様に見える。
さて音は・・


[1833] ホーン正相返信 削除
2003/10/5 (日) 20:23:47 わんこ
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左チャンネルでは正相が特性が良かったので
右もホーンを正相にしてみます。

よりフラットな特性に見えます。
でもこれくらいの特性の差はマイクの位置で
激変しますので 参考程度にしかなりません。


[1834] リスニングポジションの測定返信 削除
2003/10/5 (日) 20:36:10 わんこ
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ソファーで座る位置にマイクを置いてみました。
かつてない綺麗な測定結果です。
実はマイクの位置を30cm前にずらすだけで
低域の特性は凸凹になります。

測定結果のプラシボ効果もありますが、耳を下げて
後ろの壁に近づけると低域の盛り上がりがありレンジが
伸びている特性になります。
また頭の位置を床に座る高さにすると つながりが
良くなり 特性もいいです。
部屋の位置 定在波の影響 測定値に現れる癖があり
ますので こんな簡単なスペアナでも価値はあります。
4万円でしたが 十分に償却しました。

**

さて音です。

測定値によってピークが減った刷り込みは大きいです。
それを外したとしても 中低域のスッキリ感は明白です。
ピアノの真ん中から左手にかけてのモワ〜 っとした
ピーク感 ベースの輪郭のモワモワ 声の一部の胴声化
そんなものが消えて スピーカーに引っ張られる感じが
減りました。

ただ クラッシックは低域不足に感じ ふくよかさが
減退してしまいました。また耳の慣れがありますので
それも変化に付いていっていないのかもしれません。

レコードのウイントンケリーのピアノはAT33が
よりAT33になったみたいで ちょっと辛い。

それで TADのカタログをみると 1khzくらい
でのインピーダンスは12〜14Ωくらいです。
つまりそのインピーダンスだとすると、16Ωとしての
コンデンサーの値より少なくなります。
14Ωとすると 38μF 12Ωだと33μF
間をとって35μFの補正にしていました。

すると どうでしょう。交換したからか
中低域がふくよかになるから不思議!


今日は時間切れでこんなところまでですが、
手応えはしっかりありました。

インピーダンス補正のコンデンサーの交換での中低域の
音のさを調節し、ホーンそのほか繋がりをドライバー
やローパスで調節できれば かなり追い込めそうです。
今ひとつ ホーンの位置や 極性の違いは 把握し難い
のですが 電気的に違うのはかなり分かります。

500〜800のピークが減ると ベースラインが
良く分離して音調もしっかり聞けたりしてメリットを
感じています。

今日はなかなか 収穫の多かったです。
JIMさんありがとうっす。 かなりの線まで
行けそうです。ずっと気になっていたピークをつぶせた
だけに嬉しいです!

INCM/CMT
Cyclamen v3.491
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