[1933] スーパーアナログ返信 削除
2003/11/15 (土) 22:35:39 わんこ
__ / __

けんけんさんに 譲ってもらったり預かっている
レコードには厳選されたお宝レコードがあります。

その中で スーパーアナログと言うキングレコードが
係わったシリーズがあります。MJQのもいい。

マスターテープから管球式ヘッドアンプそしてそこから
フィルターやイコライザーを通さずダイレクトに
管球式パワーアンプからカッターヘッドに出力
されるそうです。
何枚か聴いていて 皆 音がいいのですが、これには
特に驚きました。
先日のオフで 横で聴いていて音がいいなぁ と
思った 展覧会の絵です。ネットワークが代用だった
ので聴くのを我慢していました。

1959年録音 エルネスト・アンセルメ指揮
スイス・ロマンド管弦楽団
GeneVa ビクトリアホール
オリジナルはデッカの録音。

ネットワークができて じっくり聴きました。
最初から最後まで1枚聞き続けてしまいました。
音が良くて 自然さ心地よくて 途中で
止められませんでした。

展覧会の絵は フィリップスの名録音 菅野編のCDにある
オムニバス盤を何回か聴きました。あちらは音数の多さ、細かさ
緻密さ 筋金入りの低域にしまりでオーディオ的快感
があふれています。(リカルドムーティー指揮 フィラデル
フィア管弦楽団)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005FEZK/qid=1068902962/sr=1-2/ref=sr_1_0_2/250-9505720-6261831
これもかなり音が良いのでお薦めです。


それとは 別世界のアナログの音です。あちらは
暗い世界から音が見える。
こちらは 広大なホールがあって そこにカラフルな
演奏家がいる それくらい違うのです。
ムーティーのは空気が冷たいけど、こちらのは暖かく
ホコリもある感じ。音場は先のフィリップスの
何倍も広い。

音量を上げても全然うるさくない。低域の伸び 量感
は素晴らしい。床が揺れる程のエネルギー(AT33で)。
低域は50Hz以下がが豊富。
歪み感が殆ど無く滑らか、ホールの反響が豊富で
空間情報に溢れています。SPが消えます。
そう たぶん他の方の家でも消えるでしょう。
SPの外に 上に 空気が違って会場の中に居る
感じになれる。

どんなシステムでもいい音がするのでは?と思います。

演奏は古めでのんびりしていますし、ホールが石ででも
出来ているのか中低域にピーク感があり モワモワするので
他をマスクする面もあります。
大太鼓が元気でSPの前に出てくるのも
気になったりします。もっと鮮烈に切れ込む音が好み
な方もいらっしゃるでしょう。でも私はこの音をリアルだ、
と感じます。

これは ジャズを聴かれる方にもお薦めです。

凄い迫力だしレンジも広い。
よいシステムや 低域のレンジが確保されスピードの
ある方のシステムだと驚くほど 活かさせる
のではないかと思います。遙か後方に展開する数十名の
演奏に浸るのもいいです。

久々に感動したので 思わずはしゃいでしまい
ました。

**

HMVとアマゾンでも CDがありました。
音は違うかもしれませんが たぶん録音の良さは
活きていると思います。

けんけんさん このレコード 部屋が揺れなかった
ですか?


http://r1.jp.rmi.yahoo.co.jp/rmi/http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp/rmivars%3ftarget=_top?sku=882079

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005HW1Q/qid=1068901200/sr=1-2/ref=sr_1_0_2/250-9505720-6261831

47345


[2041] ソースネタ返信 削除
2004/1/4 (日) 03:32:33 わんこ
__ / __

オーディオが聴ける時間が少しだけある。
夜中で静かに0,01Wオーディオ。
レコードを聴きました。

聴いて感じたのは レコードのSN比の
良さです。レコードのノイズはあります。
でも 小さな音でも驚くほど透明感があり、
繊細な音が聞こえる。微少な信号はレコードの
得意とするところ?

ひっそりキースジャレット STANDARDS LIVE と
EYES OF THE HEART 後者は私もレコードを持っています。
スタンダードライブはけんけんさんのレコードでスタジオ盤
と曲も違い音も違うけど前にも書いた通り 演奏も音も
こちらがいいです。

EYES OF THE HEART(1979)は キースジャレットが元々やりたい
音楽なんでしょう、より若く 文学しているけど分かりやすい。
音はアナログ録音で艶あり まろやか。
エコーが多め。音はかなり良い。
2枚組のうち1枚聴ければ○。

その後の SPIRITS(1985) はたぶん売れなかったんだろうけど
最もやりたいことだったんだと思います。
分かり難いけど用意周到の演奏。
楽器も タブラあり Pakisutani Fruteあり
Shakersあり。色々なパーカッション あれっ
これ一人で何回も録音した?
2枚聴き通すのは辛い。
けんけんさん どうしてこれ買ったんだろう・・

翌年の1986には 左のSTANDARDS LIVE
聴き易い。音も相当に良い。
アナログ録音かデジタル録音か分からないけど
シンバル等 高域のニュアンスはとても良く出ている。

全て Martin Wielandの録音。
部屋の空気が変わる。凄いエンジニアだと思います。



[2042] Sprits返信 削除
2004/1/4 (日) 03:37:25 わんこ
__ / __

2枚聴き通すのが大変。自分では買えないレコード。
タブラは本場の演奏と違い過ぎる。


[2045] Re:スーパーアナログ返信 削除
2004/1/5 (月) 00:58:04 けんけん
__ / __

▼ わんこさん
こんばんは。けんけんです。

> けんけんさん このレコード 部屋が揺れなかった
> ですか?

はい。集合住宅では最大の問題点でした。
大抵はC-200Vのトーンコントロールで100Hz以下を
少し下げ気味にしていました。

ではでは。


[2081] Walts for Debby返信 削除
2004/2/15 (日) 23:08:13 わんこ
__ / __

管球王国の31号。「アナログ再生で管球アンプの熱き音を聴く」
という記事があり そのソースに アナログプロダクションの
ワルツ・フォー・デビィが入っていた。
けんけんさんに譲ってもらったレコードにAPJ009が
あり 音がすごく良いのは分かっていました。
そこれで 私が持っているソースとどれくらい違うか
インスタントに聴き比べてみました。思いの外違うのと
編集の仕方が違うのにビックリです。
アンプは300Bシングル カートリッジはAT33VTG
CDPはCD15+高性能クロック+オペアンプ 電源改
です。

A 画像では左上が20年前に買った日本盤 すり切れるほど
  聴いています。

B 左下がアナログプロダクションの180g
  ハイクオリティー盤

C 右上のCDで 20年近くまえのCD 日本盤

D 右下が ビクターの20BIT K2シリーズ

音のバランスで言うと ハイ上がりっぽいのがA
低重心のややおとなしい音が B
Aとにたようなバランスなれども ボンボンとベースの
一部が強調されるのがC 帯域の両端がしっかりでていて
やや中域が薄めのバランスのD。

慣れ親しんだのがAです。シンバルや雑音がカチャカチャ
と元気良くなる。多少品位は低いものの その場の雰囲気
がいい。もう一方のCは これまた ベースが元気。
ただ全体的にナローレンジな感じがする。
1曲目の18秒 1分 くらいの右チャンネルから聞こえる
地下鉄の音は Cがほとんど聞こえない。
60Hzくらい以下がカットされている。
逆にDは 60Hz以下くらいの音が鮮明で分離して
聞こえる。最低域の分解能ではDのCDがいいみたい。
1曲目の60Hz以下の音が フラフラとずっと入って
いて不安な気分になるのが分かりますでしょうか?
Cはそれがほとんどカットされています。低域ノイズは
Dが一番。

Aも地下鉄の音は結構入っていたのは驚き。Bは
それよりずっと多く録音されている。
音場が後方まで展開する深みがある。

肝心のピアノの音。我が家では SPのセッティングの問題
もあってなかなかいい音で鳴りません。
その中でも最も鳴りにくいと思われたのが Dでした。
ハイファイな感じではDで ライブのノイズもたくさん
聞こえるしワイドレンジには違いないんですが、肝心の
ピアノの音が カツンと来てほしいときに弱い感じが
する。和音の音が難しい時はなかなかいいんですけど。

当初 Aの音が馴染んでいたのでいいかと思いきや
音がほぐれている BやDを聴くと ピークでの
歪みっぽさが気になってきます。スリ減った?

ところで 2曲目が終わって3曲目に変わる時
ライブで拍手が入っていて未編集で次の曲に続いている
と思っていました。ところがギッチョンチョン多くの
方は 編集されているのを聴いているのでした。

まず 残念なことに Bは フェードアウトして拍手が
カットされています。あの拍手があって観客の感想や
ため息が終わる前に次の曲が始まるのが良いのです。
高音質のBは それが残念です。

2−3曲目の編集の違いが分かりました。AとDが
ほとんど同じ時間で大きな拍手から4秒くらいで3曲目が
始まります。これが未編集だと思っていました。

ところがCは同じ拍手から次の曲までが10秒くらい
入っていたのです。
私の想像では DとAは 同じマスターテープを使っている
のではないか?です。それも編集済みの。

しかし20年以上前のCDである Cには編集されず、
もっと長い拍手がありました。男の声が聞こえます。

そして Bのフェードアウトしているけど僅かに残っている
部分からAとDではカットされていた男の声が
残っていて一瞬聞こえたのです。BとDは同じ
編集レベルだったのかもしれません。

さて アナログプロダクションのBの音ですが この音は
他のとかなり違います。音がやや奥に引っ込む ある意味
クラッシックみたいな音がします。穏やかで雄大。
音が前にでるAやCとはかなり違う。
音数がとても多いけどベースのタッチやピアノがやや弱い
ハイファイのDとも違います。
音の余裕でしょうか、品位と申しますか拍手する手の
肉厚が厚く分かる感じです。自然で聴き応えのある
音がします。
音のピッチが 他のより低い感じがしましたので
同じ速度か後でストップウオッチでも測ってみます。

Dはすべての音のレベルを多めに録音した みたいな
感じがします。

そうそう レベルが違い過ぎて音を同じにする手間が
かかりました。Dが一番大きかった。

一般的な音のクオリティーではAは低いですけれど、
音楽に乗れないか リアルな感じがしないか?というと
別でして シンバルの音なぞ Bより元気だし
エレクトロボイスのパトリシアンで感動した音に近かったり
します。スコットラファロのベースはCが一番元気で
ブンブン弾んだりします。イヤなピアノのピーク感は
Dが少ないですが 前に書いたとおり 質感には?が
あります。

こんなにも音が違うのか という思いと、
どれでも結構楽しめるじゃない でもありました。
通常我が家では レコードの中低音が弱めなんですが
今回はアナログプロダクツので逆転してしまいました。

レコードとCDの音の差は大きいけれど その他の
要因も大きく 我が家では一概に優劣はつけ難かったです。
音をすべて拾うならD ここぞって時はBかなぁ です。

ソース聴き比べも面白いですね。

だらだらと駄文を失礼しました。


[2082] Re:Walts for Debby返信 削除
2004/2/16 (月) 12:12:17 meitei
__ / __

▼ わんこさん

ワルツ・フォー・デビー、思わず反応してしまいました。
不朽の定番ですかね。アナログ2枚、デジタル2枚、羨ま
しいです。私のはCだけ。評判の高いD(ビクターのXRCD)
は高かったんで我慢しました(笑)。これは一家の愛聴盤
です。子供が大学で、某教授に雑談の中で薦められたそう
です。自分の親父も持ってるんで、少々、見直されました。
やっぱり表題のワルツ・フォー・デビーが好きです。指使
いまで聴こえてきそうなベース、けだるいピアノに絡んで、
なんだか洒落ています。透明感とライブ感が同居していて、
美味な録音ですね。ビレッジ・バンガード、行って見たい
ですねえ。

アナログ2種、聴いてみたいです。お話を伺っていると、私
はAが気になりますね。いつか聴かせてください。

私も「同じの4種」をいくつか所有してますけど、気に入った
ディスクの比較試聴、楽しいですね。趣味のオーディオの醍醐
味でしょうか。

追伸:同じ構成・タイトルで北欧の女性ボーカルが入ってる
モニカ・ゼタールンド with ビル・エバンスと言うCD持って
います。空気感が凄いっす。いつか持参しますね。


[2084] Re2:Walts for Debby返信 削除
2004/2/17 (火) 01:37:50 MASA
__ / __

▼ meiteiさん わんこさん ご無沙汰です。

このネタで思わずでてきました。
XRCDも持っているのですが、これが一番変に聞えます。
後ろのノイズ?ライヴの雑音が妙に少なくなってとても
不自然です。なんか力がなくフニャフニャで綺麗に聞かそう
とかなりいじり回した音です。ノーマルのCDの方が
よっぽど自然で良い音に聞えます。これは、他のアルバムで
サラ・ボーンなども同じ傾向でつまらなくなっています。

せっかくマスターからと謳っているのに、情報量を減らして
どうするねんっと突っ込みたくなります。

こちらは3種類(XRCD含む)ありますので、そのうち
持っていきます。

では、また。


[2085] Re3:Walts for Debby返信 削除
2004/2/17 (火) 02:20:20 わんこ
__ / __

▼ MASAさん、meiteiさん こんばんは

MASAさん ネットではお久しぶりです。

> このネタで思わずでてきました。
> XRCDも持っているのですが、これが一番変に聞えます。
> 後ろのノイズ?ライヴの雑音が妙に少なくなってとても
> 不自然です。なんか力がなくフニャフニャで綺麗に聞かそう
> とかなりいじり回した音です。ノーマルのCDの方が
> よっぽど自然で良い音に聞えます。これは、他のアルバムで
> サラ・ボーンなども同じ傾向でつまらなくなっています。


いや〜 今まで1時間 先の4枚を聴き比べて
いました。
私の DはXRCDなんでしょうか?
音の情報量はDは多いです。

でも 肝心のピアノの音が 一番気になったのが
Dでした。私がこのCDをあまり聴かなくなったのは
ピアノの音が上手く再生されなかったからです。

で ですね 今日聴いて 明らかに分かりました。
**我が家では** 左手の音が変なんです。
和音の音が変。

これが昔のCDだとそれ程気にならない。レコードは
コロンコロン良い。で もって アナログプロダクション
のだと クラッシックのピアノを聴いているみたいに
いいんです。

MASAさんこの辺は 充分に把握されているみたいで
感想が似ていて良かったです。私の装置も全然ダメでは
ないみたい。

>
> せっかくマスターからと謳っているのに、情報量を減らして
> どうするねんっと突っ込みたくなります。


私の新しい20bitK2 は 明らかに情報量は多いです。
地下鉄の音の分離なんて素晴らしい(意味ないっか)。
昔のCDはやっぱり地下鉄の音が半分以下になって
いた。これじゃ〜 話が通じない筈だ。

それとですね 私がえだまめさんのお宅に行って
変だなぁ と感じたことの 理由が今判明しました。

違うと感じたのは 右のピアノの張り付き方です。
これがえだまめさんのお宅では SPより少し内側
に寄って自然だった。

これが今日の聴き比べで分かりました。
CDは C、D 共に 右SPから少しセンターに
寄ってきている。レコードはへばりつき度が高い。
これはレコードのセパレーションと関係あるので
しょうか。

> こちらは3種類(XRCD含む)ありますので、そのうち
> 持っていきます。



音の感想といい 車のフィールと言い 似ていて
(私がですがMASAさんい)嬉しい。
お会いできるのを楽しみにしています。


[2086] アナログのWalts for Debby チョイ呪い混ぜ(笑)返信 削除
2004/2/17 (火) 02:39:19 わんこ
__ / __

▼ meiteiさん こんばんは。

レコードの話は面白いですし、悪さも考えているので(笑)
こちらにレスさせていただきます。

AとB どっちもいいです。ピアノの硬さコロンコロン
はAがいいです。シンバルの芯の強さもいい。
ベースの音はCが一番元気で(下が伸びていないけど)
Aはちょっと弱いです。
Bは 凄いです。ただちょっと輪郭が甘い。

でですね AT33VTGから SPUにしてみました。

部屋の中 振動 ベース巨大化 足ビリビリ です。
音の分離より 迫力 底力で聴かせます。
地下鉄の音が長く 部屋をはいずり回る。う〜んマンダム。
低域が過多だったり、部屋が振動する再生システムだと
SPUは良い評価にならないと思います。
分解より 音の腰の入り方で○
こんな音 正当派のCDPでは出さないことでしょう。

それでいて ピアノの和音が変になったり しないから
いい。これを聴くと AT33はやっぱりちょっと癖が
あるかと思います。
我が家のレコードの弱さ(たぶんプリの新品に交換された
イコライザーアンプの個性だと思う)が、SPUだと
解消してしまいます。これだけ違うと ADがどうの
ヘッドアンプがどうの 一言では言えませんね。


さて こうなったら シュアーTypeVも聴かずには
いられません。

まあ 正当派ですね。イヤな音がしない。レンジも
そこそこ広い ??? あれっ 確かに広いんだけど
ベースもSPUみたいに肥大しないし ピアノも変な
音がしない。
ただ どうも我が家では 音の勢い ダイナミックレンジ
が狭い感じがします。多少荒くても もっと立ち上がり
ピーク感が強い方が聴いた気がします。
こんなにいい音なのに どうしてシュアーを選ばないか?
現在パーマロイの良い昇圧トランスを使っているからも
ありますが、私にはシュアーよりMC軍団が合うようです。

*** 確認してしまった ***

けんけんさんが DP80のクオーツロックサーボは
音が変 ピアノの音が特に変
と言うのを聴いていて 私も何となくそう思って
いました。普段はサーボ無し 速度調整可能で聴いて
います。

口直しに(笑) ウイントンケリーを SPUで
聴いていた時 SPUは抵抗が多いのか 針圧が高いからか
ピアノの音が揺らぎました。

それで サーボをいれたら もっと変!!
音の立ち上がりではなかった 音がでたあとコンマ何秒
の音が連続している時に

 ワウワン

と調が微妙に変わるんです。AT33だとそれ程分からなかった
けど SPUだと誰が聴いても分かるくらい揺れる。
長年使っているから性能が落ちているのかもしれ
ないけれど、このレコードとカートリッジに関しては
サーボでは聴けません。

もっと微動だにしない ターンテーブルを使ってみたく
なりました。分かるって 辛いですね。

meiteiさん モニカ・ゼタールンド と言う方の
ボーカルが入っているのがあるんですね。
是非とも聴かせてください。

ライブの良い演奏 これまた素晴らしいですよね。
立川のジェシージェームス
http://www.jade.dti.ne.jp/~jj-jun/
できいた ハーモニカとベースとのトリオ
今思っても素晴らしかったです。音も当然◎

JBLの3100みたいなPAですが 音の鮮度は
当然最高。装置なんてぶっ飛ぶ良さでした。
お酒を飲まれないのであれば一緒にいかがですか?
ジャズは小さいライブに限ると思っていますので・・・

http://www.jade.dti.ne.jp/~jj-jun/tatikawa2.htm




[2088] Re:アナログのWalts for Debby チョイ呪い混ぜ(笑)返信 削除
2004/2/17 (火) 11:49:15 meitei
__ / __

▼ わんこさん、こんにちは

SPU、良いなあ・・・なんか、呪いが入ってますねえ(笑)。

> でですね AT33VTGから SPUにしてみました。
>
> 部屋の中 振動 ベース巨大化 足ビリビリ です。
> 音の分離より 迫力 底力で聴かせます。
> 地下鉄の音が長く 部屋をはいずり回る。う〜んマンダム。
> 低域が過多だったり、部屋が振動する再生システムだと
> SPUは良い評価にならないと思います。
> 分解より 音の腰の入り方で○
> こんな音 正当派のCDPでは出さないことでしょう。


なんか「良い子のオーディオ」じゃあないんですけど、
う〜ん、マンダムですねえ。グラマラスで妙にトルク感
があって反応してしまいます。アナログ系、全更新して
SPU向けに最適化・極上化したくなります。でも、原資
がなあ・・・どうも、悪い青年になりそうで怖いです。

> meiteiさん モニカ・ゼタールンド と言う方の
> ボーカルが入っているのがあるんですね。
> 是非とも聴かせてください。


今度、持参いたします。

> ライブの良い演奏 これまた素晴らしいですよね。
> 立川のジェシージェームス
> http://www.jade.dti.ne.jp/~jj-jun/
> できいた ハーモニカとベースとのトリオ
> 今思っても素晴らしかったです。音も当然◎
>
> JBLの3100みたいなPAですが 音の鮮度は
> 当然最高。装置なんてぶっ飛ぶ良さでした。
> お酒を飲まれないのであれば一緒にいかがですか?
> ジャズは小さいライブに限ると思っていますので・・・


今度、是非、ご一緒させてください。

でもなあ、SPUかあ・・・気になるなあ、欲しいなあ。
多分、買ってしまう(爆)。



[3429] Re:Walts for Debby返信 削除
2006/5/21 (日) 02:30:01 ハリ
__ / __

わんこさん超お久しぶりです。
最近、ハードオフで80年代当時のレコードが投げ売りされて、
衝動的に買いあさりまくってしまいました。
・・・どうやって再生するの?
買ってしまったからには、「義務」が発生したようです。
で、プレーヤーを買いまして、おお!
で、カートリッジを買いまして、ぉおお!
で、フォノイコも買いまして、ぉおおお!
やっと音が出ました。
ヤフオクで、AのWalts for Debby未開封盤をゲットして、
本日CD(D)との聴き比べ慣行しました。
まだまだ、アナログPの機器類が若くて?、追い込みが必要だなと。
しかし、1曲目はじめの30秒くらいのあの雰囲気は、CDよりもゾクッとさせられました。
いやーたまりません、、、でしたので、7回連チャンで聞き直しました。

アナログは面倒です。20年ぶりに、カートリッジ交換しました。
オーディオの儀式というモノは、熱くさせますね!
線を繋いで、リモコンスイッチオンでポンと音がでる時代に・・・
これは、、、かなりやばいです。
板をクリーニングして、針を磨いて、針を落として、速攻席に戻って・・・
この操作感、、、とーーーってもやばいです。
北斗のケンシロウに経絡秘孔を突かれたように土壺です。
これから、出かけたついでに針が増え、シェルが増え、リード線が増え
なんか、とーっても懐の痛い世界に踏み込んでしまったなと。
これだと思うところまで、行き着けるのかどうか?
わんこさん、アドバイス下さいね!

追伸
そのうちV15V頂戴しに参上します!    (嘘)


[2126] 薦められた理由返信 削除
2004/3/2 (火) 03:53:28 わんこ
__ / __

仙台のジャズ喫茶 JAZZ&NOW そこではレコードも売っていた。
画像の片方は 20数年前にそこで購入した2枚組。

思い出しました、その時私は 恥ずかしげも無く聞いたのです。

わ「あの〜 コルトレーンを聞きたんですけど何かお薦めがありますでしょうか?」
確かこんな質問をしたんだと。あまりにも幼稚 逆に言えば 飾り気が無く
好感を持たれたかもしれない。
そこで鳴っていたオリンパスの音は置いておいて
マスターは 何と 2枚組を薦めてくれたのだ。
激貧乏の私には2枚組はきつかったけど、聞いた手前買わずに
いられなかった。

それを何回か聞いた。最初は良さが分からなかった。
だんだん良くなった。エリックドルフィーは天才と聞いていたが
無茶苦茶格好良かった。学生時代に華を添えてくれたLPだった。

オーディオが復活して、輸入盤と最近買った日本版。
その違いは大きかった。

音がかなり違った。ラリッて 朦朧として響くエコーの感じが日本版は
少ない。これじゃ台無し。最初に聴いたのが輸入盤で良かった。
これは77年と書いてある、買ったのは80年くらいだから
販売したての頃だったのか。

日本盤はライナーノーツがあってこれはまた価値がある。
そこを見ると、没後に発見されたテープらしい。なんてこった。
ドルフィーがバスクラリネットだけでなく、盛大に吹いている
のも このアザーtapeだそうだ。

輸入盤と日本盤、実は大きな違いがまだあった。

2枚組なので AB CDとあるとすると
日本盤は 1枚目に ABが入っていて 2枚目にCDが入っている
それに対して
輸入盤は 1枚目に ADが入っていて 2枚目にBCが入っている

この違いは大きいでしょ! お気に入りのSPIRITUALは AとDなので
輸入盤は1枚で聴ける。2枚目は聴かないので助かる。

ライナーノーツによると この当時 コルトレーンとドルフィーの演奏は
革新的だったそうだ。
評論家、ジョン・ダイナンによると

「反動とよばれようと、最近のジャズの名で行われている ナンセンスな
 音楽は鼻持ちならぬ。最近、私はハリウッドの「ルネッサンス・クラブ」で
前衛音楽の代表者 ジョン・コルトレーンとエリック・ドルフィーによる
大デモンストレーションを聴いた。2人のニヒリスティックでリハーサル
の様なサックスのお陰で、マッコイタナー(p)レジャー・ワークマン(b)
エルビン・ジョンズ(d)という立派なリズムセクションは骨折り損の
ようなことをやっていた。コルトレーンとドルフィーは計画的にスイングを
破壊し、アナーキーな道に進みつつある。・・中略・・私にとって
彼らのインプロビゼーションは不可解である」

と書いてある。ライナーノーツでも今は笑い話と書いてある。
でも実際、当時はそれだけ受け入れがたい部分もあったんだと思う。
黒人が分かり難い音楽なんて許されなかったのか??
でも 今聴くと 単調なリズムの繰り返しに聞こえる。
ただそれぞれを聴くと猛烈にカッコウ良い。乗りが良い。
音もいい。
演奏はウルトラ、かつ分かり易い。でも気品がある、変な(
失礼、バンゲルだーの音に敬意を込めて)ピアノの
音が当時を思い出させる。

私はこの演奏で ディスコの様に踊れます。飛び跳ねて 踊れる。ホント
スピリティアルで。 こんなに乗りが良くて 分かりやすいアドリブ、
古典的なんだろうけど知的だ。

インパルスレーベルで 録音技師は ルディー・バンゲルダー
ライナーノーツによるとマイクをもって右往左往したとのこと。
どうりでコルトレーンが左右に動いたりドラムが移動するわけだ。
2.3分おきにマイクの位置を変えた、まるでコルトレーンのつけ馬の如く
ピッタリついて離れずテナーから数インチの場所にマイクを保ち続けた
と書いてある。なるほど!
音を聴いて納得できた。

音は凄い。演奏はもっと凄い。
でも拍手はまばら ・・なんだ・・この悲しさ
これがジャズを取り巻く世界だったんだろう。

私はコルトレーンをそれ程知っているわけではりません。
でもこの辺でしょ、分かり易いのは。
マッコイターナーのピアノ 凄いプログレしていた。

オーディオ的には このレコードの為に プレーヤーを買い
カートリッジを買い トランスなりヘッドアンプを買って 再生する価値がある。
数十万でこのレコードが味わえるので有れば 安いと断言したい。
タイムマシーンに乗れるんだから。

ジャズ喫茶 JAZZ&NOWのマスター
貴方が私に勧めてくれたレコード 今をもって輝いています。


[2192] 愛聴盤返信 削除
2004/5/12 (水) 00:10:48 わんこ
__ / __

私の愛聴盤の伊藤君子 The Way We were
83年ニューヨーク録音 ローランド・ハナ ピアノ
ロン・カーター ベース アル・フォスター ドラム。

何度も書きましたが ジャズ喫茶でない 普通の喫茶店で
天井近くにつり下げてあった 16 2wayくらいのSP
からFMが流れていて それで けだるい雰囲気と
音がいいなぁ と思って メモって買ったレコードです。

その年のステレオの録音大賞かなにかになったと記憶
しています。

ボーカルとしては好き嫌いがハッキリする 日本的
穏やかなボーカル。おとなしめ演奏でサロン的です。
ただ アナログ録音っぽい 雰囲気があって
ウッドベースが自然でダイナミック ピアノの音は美しい。
アコースティックな美音にしびれます。

何百回も聴いて 酔っぱらって傷だらけ(右)
1年前にヤフーで買いたしで購入(中)
でもちょっと傷有り。

で今回 2000円台で落札しました(左)
程度抜群で 傷もなく大満足です。

古いのと聴き比べましたが 高域が古いのは
少しレベルダウンしているのが分かりました。
数百回聴くと(DL103)多少高域が減衰する
様です。それより ノイズが増えて 微少な音が
聴きにくいのも問題。

ロンカーターの音を聴くと ああ いいウーファーの
音っていいなぁ と思いますし ローランドハナの
ピアノが上手くなると ココロが洗われます。
A面の 1.2.3.4 B面の1曲目を良く聴きます。
B面の2曲目は何故だかベースの音がエレキみたい。

それと CDも手に入れました。
絶版で新品ではありませんが 当時のです。

聴き比べると ・・・
マスターテープの転写ノイズが処理されて消えています。

音は・・・
カートリッジの個性 イコライザーの癖 レコードプレーヤー
の脚色 その他色々とあるんでしょうけれど
レコードのニュアンスが減っています。声の可愛らしさ
が減退し ウッドベース周辺の空気感も少ない。
高域はレコードよりしっかり再生されます。
これでも 充分音の良いCDだと思いますけれど
今回はレコードの圧勝です。
伊藤君子の他のCDもありますが このレコードが
ダントツかと思います。
45回転のレコードもありますけど これはオケが
あって別物です。

レコードが売りにでていましたら お薦めです。
深夜の0.1W オーディオには ピッタリです。


[2193] Re:愛聴盤返信 削除
2004/5/12 (水) 10:36:40 eiji
__ / __

わんこさん、瑞浪のセダンオフに参加させていただいた
eijiです。お久しぶりです。

マスターテープの転写ノイズに反応しました。
アナログ録音っぽい雰囲気と書かれていますが、
83年ニューヨーク録音ですと微妙なところですね。
アナログ録音でもDOLBYやdbxで転写ノイズの発生を
防ぎますから、ラッカー盤のカッティングで発生する
プリ(まれにポスト)エコーだと思います。
通算13年ほど、ラッカー盤のカッティングを
やっていました・・・・・


▼ わんこさん
> 私の愛聴盤の伊藤君子 The Way We were
> 83年ニューヨーク録音 ローランド・ハナ ピアノ
> ロン・カーター ベース アル・フォスター ドラム。
>
> 何度も書きましたが ジャズ喫茶でない 普通の喫茶店で
> 天井近くにつり下げてあった 16 2wayくらいのSP
> からFMが流れていて それで けだるい雰囲気と
> 音がいいなぁ と思って メモって買ったレコードです。
>
> その年のステレオの録音大賞かなにかになったと記憶
> しています。
>
> ボーカルとしては好き嫌いがハッキリする 日本的
> 穏やかなボーカル。おとなしめ演奏でサロン的です。
> ただ アナログ録音っぽい 雰囲気があって
> ウッドベースが自然でダイナミック ピアノの音は美しい。
> アコースティックな美音にしびれます。
>
> 何百回も聴いて 酔っぱらって傷だらけ(右)
> 1年前にヤフーで買いたしで購入(中)
> でもちょっと傷有り。
>
> で今回 2000円台で落札しました(左)
> 程度抜群で 傷もなく大満足です。
>
> 古いのと聴き比べましたが 高域が古いのは
> 少しレベルダウンしているのが分かりました。
> 数百回聴くと(DL103)多少高域が減衰する
> 様です。それより ノイズが増えて 微少な音が
> 聴きにくいのも問題。
>
> ロンカーターの音を聴くと ああ いいウーファーの
> 音っていいなぁ と思いますし ローランドハナの
> ピアノが上手くなると ココロが洗われます。
> A面の 1.2.3.4 B面の1曲目を良く聴きます。
> B面の2曲目は何故だかベースの音がエレキみたい。
>
> それと CDも手に入れました。
> 絶版で新品ではありませんが 当時のです。
>
> 聴き比べると ・・・
> マスターテープの転写ノイズが処理されて消えています。
>
> 音は・・・
> カートリッジの個性 イコライザーの癖 レコードプレーヤー
> の脚色 その他色々とあるんでしょうけれど
> レコードのニュアンスが減っています。声の可愛らしさ
> が減退し ウッドベース周辺の空気感も少ない。
> 高域はレコードよりしっかり再生されます。
> これでも 充分音の良いCDだと思いますけれど
> 今回はレコードの圧勝です。
> 伊藤君子の他のCDもありますが このレコードが
> ダントツかと思います。
> 45回転のレコードもありますけど これはオケが
> あって別物です。
>
> レコードが売りにでていましたら お薦めです。
> 深夜の0.1W オーディオには ピッタリです。


[2194] Re2:愛聴盤返信 削除
2004/5/12 (水) 10:41:11 eiji
__ / __

ごめんなさい。
不慣れなもので、長々と引用してしまいました。


[2195] Re2:愛聴盤返信 削除
2004/5/12 (水) 13:33:00 わんこ
__ / __

▼ eijiさん ようこそいらっしゃいませ。

書いてくださりとても嬉しいです。
私の初心者的 書き込みをごらんいただいていたの
でしょうか。恐縮です。

> わんこさん、瑞浪のセダンオフに参加させていただいた
> eijiです。お久しぶりです。


えっと 車は何で参加でしたっけ。
家に帰って 資料を見てみます。
セダンオフも終わって数年たちますよね。
あの頃は エネルギーがありました。
>
> マスターテープの転写ノイズに反応しました。
> アナログ録音っぽい雰囲気と書かれていますが、
> 83年ニューヨーク録音ですと微妙なところですね。
> アナログ録音でもDOLBYやdbxで転写ノイズの発生を
> 防ぎますから、ラッカー盤のカッティングで発生する
> プリ(まれにポスト)エコーだと思います。
> 通算13年ほど、ラッカー盤のカッティングを
> やっていました・・・・・


プロの方に教えてもらえるとは 光栄です。
DOLBYを使うと 転写ノイズは消されるんですね。

アナログ録音だと言いましたが それもあやふやです。
帰って調べてみます。

ラッカー盤へのカッティングでのプリエコーとのこと
勉強になります。
想像ですが カッティングのレベルが高いこととは
無関係でしょうか?
CDと聴き比べて レコードの方がダイナミックレンジ
やエネルギーが多く感じます。カートリッジやその他の
癖かとも思いますが・・・

eijiさんは 日本のメーカーでカッティングをされて
いたんでしょうか。また 今は レコードとか聴かれる
んでしょうか。許容できる範囲でお話をしていただけると
嬉しいです。

最近青年が進んだのか レコードをかける行為自体が
好きです。CDも最低域の余裕とかセパレーションの
良さとか感じられるのですが レコードの底なしの魅力
に惹かれます。


[2196] Re3:愛聴盤返信 削除
2004/5/13 (木) 00:56:21 eiji
__ / __

わんこさん、こんばんは。
お歳暮号がエンジンブローした時のセダンオフに
静岡ナンバーの赤インプレッサで参加させて
いただきました。
静岡に工場の在るレコード会社と言うと・・・

アナログ録音に転写ノイズはつきものですが
DOLBYを使うとほとんど発生しません。
音質重視でDOLBYを使わない場合もありますが、
落語etcでは悲惨なことになります。
70年代のオーディオラボ録音がSACDで見事に
復刻されていますが、dbxの威力のたまものです。
DOLBY全盛期にdbxを採用した菅野さんは偉大です。

カッティングのレベルが高いと、当然プリエコーは
目立ち易くなります。
送りピッチを拡げてプリエコー(ゴースト)を逃げる
ボタンもあるんですが、多用すると収録時間に影響します。
ダイレクトカッティングで、某SAX奏者がしずかなところ
で突然ブアッとやってくれた時は、肝をつぶしました。

CDと聴き比べて、レコードの方がダイナミックレンジ
やエネルギーが多く感じられるのは、残念ながら錯覚です。
マスターテープと聴き比べると、ラッカー盤の定位の悪さに
いつも愕然としていました。
レコードは、きちんとマスタリングされたCDに
ほとんどの場合、手も足も出ません。

> 最近青年が進んだのか レコードをかける行為自体が
> 好きです。CDも最低域の余裕とかセパレーションの
> 良さとか感じられるのですが レコードの底なしの魅力
> に惹かれます。

まぁオーディオは想い入れの世界ですから・・・
底なしの魅力については同感です。


[2197] ありがとうございます返信 削除
2004/5/13 (木) 02:11:39 わんこ
__ / __

▼ eijiさん

素人の戯言にお付き合いしてくれて
ありがとうございます。
プロの方のお話は嬉しいです。

お読みになっているかは存じませんが
ダンさんの録音の時も収録現場での音や
マスターを聴かせてもらいましたし、
いけださんの 24ビットの録音も自宅で
聴かせてもらいました。

プロは雰囲気で語れないと思うのですが
皆様余裕があるからか 私なんかを相手にしてくれ
まして、良い経験をさせてもらっています。

> わんこさん、こんばんは。
> お歳暮号がエンジンブローした時のセダンオフに
> 静岡ナンバーの赤インプレッサで参加させて
> いただきました。
> 静岡に工場の在るレコード会社と言うと・・・


分かりました。メジャーレーベルですね。
お隣の掲示板の走りオフででも 深夜に渡って
なされた会話は、オーディオの何が人に感動を
与えるか?とか 100万円強のシステムの開発
の前に、社内でどの様な会社のをベースに
比較しているかとか延々と盛り上がったりしました。
巨大メーカーなのに趣味性が高い部分があって
嬉しかったです。

お歳暮号がブローしたのは瑞浪で最初の時でしたよね。
eijiさんの インプレッサ覚えています。
あの時全く走れない初期型635のお陰で
どっぷりとその後土壷にはまりました。

車はバランスが崩れたグサグサ3way?初期型BMW635も
システムを総入れ替えし、少しはまともになってきました。
今の中期ベースの635は、訴えるモノはウエストミンスター
級かと思っています(笑)
SPの方も色々と手を入れ 経験してセッティング能力を
得て 最高のお気に入りを作り上げたいと思っている
のですが・・・

>
> アナログ録音に転写ノイズはつきものですが
> DOLBYを使うとほとんど発生しません。
> 音質重視でDOLBYを使わない場合もありますが、
> 落語etcでは悲惨なことになります。


なるほど 落ちが先に聞こえたら それこそお話に
ならない(笑)

> 70年代のオーディオラボ録音がSACDで見事に
> 復刻されていますが、dbxの威力のたまものです。
> DOLBY全盛期にdbxを採用した菅野さんは偉大です。


先日 ある場所で復刻版を確かSACDだったと思いますが
聴かせてもらいました。
素晴らしさにたまげました。菅野さん 偉大ですね。
dbxを使われていたんですね。
自宅でカセットを使ったことがありましたが
何だか変な音でした。業務用と格安タイプとでは
当然違うのでしょうけど。

> カッティングのレベルが高いと、当然プリエコーは
> 目立ち易くなります。
> 送りピッチを拡げてプリエコー(ゴースト)を逃げる
> ボタンもあるんですが、多用すると収録時間に影響します。
> ダイレクトカッティングで、某SAX奏者がしずかなところ
> で突然ブアッとやってくれた時は、肝をつぶしました。


プリエコーが目立たないように ピッチを広げられる
ですね。一本道一筆書きのレコードらしいです。
ダイレクトカッティングは何枚かありますが
音的に低域が不足していたりして 演奏もあって
何度も聴くことがありません。
収録も難しいんでしょうね。


> CDと聴き比べて、レコードの方がダイナミックレンジ
> やエネルギーが多く感じられるのは、残念ながら錯覚です。
> マスターテープと聴き比べると、ラッカー盤の定位の悪さに
> いつも愕然としていました。
> レコードは、きちんとマスタリングされたCDに
> ほとんどの場合、手も足も出ません。


CDの方が当然スペックはいいし、実際低域に関しては
私の経験したAD機器では どうにも勝てない様な
気がします。
レコードのセパレーションの悪さとその他諸々が
関わって 蓄積されたレコードのノウハウが活かされ
素晴らしい音と聞こえるんだと思います。

コンプレッサーでダイナミックレンジを小さくした
方が 迫力があるように聞こえたりします。

ところが そのCD 出始めの頃から どうにも
レコードの方が音が良い と感じているマニアの方が
沢山いることも事実です。(私も手持ちのソースとハード
ではレコードの方が好みなのが多いです)

実際先の オーディオラボのSACDを聴いたオフでも
アナログレコード全盛のADとCDとでは 殆どの方が
ADが勝っていると感じました。またメインはアナログの
方が多いです。

SACDはその点レコードを凌駕する部分もあり
CDにくらべて可能性が極めて高いと感じました。
ハードも含めて、コストパフォーマンスが最高かも。

こちらに書かれているMASAさんともお話したので
すが、CDは小さい音量の時にレコードみたいに
情報量と言うか ビット数が足りているのか?
とか話をしていました。
確かにCDはデジタルマスターにまでいかないにせよ
ダイナミックレンジが大きいですが 情報量として
アナログの方が多いような気がします。
あくまで気がしますですが・・・

また 録音された時期もあって、私が好んで聴くのは
マルチモノになる前 ラインミュージックでなく
空間や空気の音が録音された音源が多く それは
CDでもいい音です。

マスタークロックを 高性能化した音を聴き
CDは再生装置にもまだまだな部分があるとも感じ
ました。良いのはアナログに近くなる感じです。

でも結局、良い音の基本は 録音なんでしょうね。

>
> > 最近青年が進んだのか レコードをかける行為自体が
> > 好きです。CDも最低域の余裕とかセパレーションの
> > 良さとか感じられるのですが レコードの底なしの魅力
> > に惹かれます。
> まぁオーディオは想い入れの世界ですから・・・
> 底なしの魅力については同感です。


写実性が重視される部分と 音造りが楽しい部分と分けると
異論が多そうですけど 私は後者重視です。
ダンさんの 演奏は モニター室では 最高でした。
写実性 忠実性だけでOK。他にいらない。
圧倒的にクオリティーが高ければ リアリティーだけで
聴けると思います。

ところがそれがCDRになり我が家で聴くと 装置のバランスの
悪さが露呈してしまいました。でもそれだけでなく 何だか
質感が落ちました。そしてCDとして販売されたのを聴くと
これまたモニター室で聴いた音とは大きく違いました。
デジタルでも難しいんだと思います。
我が家のCDPは音の力強さも もっと欲しい。

もっとまともな音で鳴る完成されたSPを手に入れるべき
なんでしょうけれど、どうもジャズとか 昔の録音媒体でしか
残っていないものを聴くと 物足りなかったりします。
程度問題ですが あまりに脚色の多いシステムは
問題ですけど 逸脱しない範囲で、私は 好みの音を
目指す方向です。
そんなスタンスなのでレコードの趣味性の高さに
惹かれます。

録音のプロのいけださんも カートリッジを沢山持って
いたりするのが嬉しかったです。

eijiさんは 趣味のオーディオはされていないの
でしょうか?


[2198] Re:ありがとうございます返信 削除
2004/5/13 (木) 12:58:05 eiji
__ / __

わんこさん、相変わらずエネルギッシュですね。
良い子はもっと早く寝ないと・・・
あぁ、今日は定休日ですか。

> お歳暮号がブローしたのは瑞浪で最初の時でしたよね。
> eijiさんの インプレッサ覚えています。
> あの時全く走れない初期型635のお陰で
> どっぷりとその後土壷にはまりました。

あさひやさんのフォローがほほえましかったです。
インプレッサは10年23万キロでまだまだ充分走れた
のですが、ライフスタイルの変化に伴いレガシィのワゴン
に乗り換えました。


> いけださんの 24ビットの録音も自宅で
> 聴かせてもらいました。

池田さんが録音された野平一郎さんのベートーヴェン
ピアノソナタ全集を愛聴していますが、ご本人でしょうか?

> 巨大メーカーなのに趣味性が高い部分があって
> 嬉しかったです。

前会長が音楽好きで様々な恩恵を被りました。

> なるほど 落ちが先に聞こえたら それこそお話に
> ならない(笑)

さすが高感度なわんこさん!

> dbxを使われていたんですね。
> 自宅でカセットを使ったことがありましたが
> 何だか変な音でした。業務用と格安タイプとでは
> 当然違うのでしょうけど。

DOLBY同様dbxもテープレコーダの性能で
効果を左右されます。
dbxの方が優れものでしたが、DOLBYは
商売がうまかった・・・
アナログ録音が衰退してもプロロジックetcで
しぶとく生き残っていますね。

> 先日 ある場所で復刻版を確かSACDだったと思いますが
> 聴かせてもらいました。
> 素晴らしさにたまげました。菅野さん 偉大ですね。

レコード演奏家訪問etc素晴らしい仕事をなさっています。

> 一本道一筆書きのレコードらしいです。
> ダイレクトカッティングは何枚かありますが
> 音的に低域が不足していたりして 演奏もあって
> 何度も聴くことがありません。
> 収録も難しいんでしょうね。

一本道一筆書きには苦労しました。
ちょっとしたことで、1枚数千円のラッカー盤がパァ
一からやり直しです。
その分、うまくカッティングできた時の達成感は
大きかったです。
ダイレクトカッティングは、演奏者が一番大変ですが
こちらも痺れます。
開き直ってやっていました。
火付け役のシェフィールドのダイレクトカッティングは
どれも高水準ですが、低域不足ですか?

> CDの方が当然スペックはいいし、実際低域に関しては
> 私の経験したAD機器では どうにも勝てない様な
> 気がします。
> レコードのセパレーションの悪さとその他諸々が
> 関わって 蓄積されたレコードのノウハウが活かされ
> 素晴らしい音と聞こえるんだと思います。

寺垣プレーヤをご存知ですか?
もう市販されていないと思いますが、凄いプレーヤです。
アポイントをとってぜひ試聴してみてください。
技術者魂に圧倒されます。

> コンプレッサーでダイナミックレンジを小さくした
> 方が 迫力があるように聞こえたりします。

中島みゆきのファンですが、ラジカセ用の音造りで
コンプレッサーのかけすぎに毎回ガッカリしています。
まぁアーティスト本人が承諾しているんですが・・・

> ところが そのCD 出始めの頃から どうにも
> レコードの方が音が良い と感じているマニアの方が
> 沢山いることも事実です。(私も手持ちのソースとハード
> ではレコードの方が好みなのが多いです)

適切なマスタリングがされていれば、あくまでCDの方が
優れていると思いますが、レコード特有の歪感をプラスに
評価すると逆転の可能性はありますね。

> 実際先の オーディオラボのSACDを聴いたオフでも
> アナログレコード全盛のADとCDとでは 殆どの方が
> ADが勝っていると感じました。またメインはアナログの
> 方が多いです。

オクタヴィアレコードの江崎さんが、SACDの
マスタリングを担当されています。
菅野さんも「元気のいい音」と評価されていました。

> SACDはその点レコードを凌駕する部分もあり
> CDにくらべて可能性が極めて高いと感じました。
> ハードも含めて、コストパフォーマンスが最高かも。

タイトル数が増えれば鬼に金棒です。
菅野さんは86年に、CDフォーマットの寿命は15年と
書かれていました。脱帽です。

> こちらに書かれているMASAさんともお話したので
> すが、CDは小さい音量の時にレコードみたいに
> 情報量と言うか ビット数が足りているのか?
> とか話をしていました。
> 確かにCDはデジタルマスターにまでいかないにせよ
> ダイナミックレンジが大きいですが 情報量として
> アナログの方が多いような気がします。
> あくまで気がしますですが・・・

そのためのSACD開発ですね。

> マスタークロックを 高性能化した音を聴き
> CDは再生装置にもまだまだな部分があるとも感じ
> ました。良いのはアナログに近くなる感じです。

通電してもしなくても寿命6年で数百万円の○○○クロック
なにをやっても音は変わります。

> でも結局、良い音の基本は 録音なんでしょうね。
良い音楽、良い演奏も。

> ところがそれがCDRになり我が家で聴くと 装置のバランスの
> 悪さが露呈してしまいました。でもそれだけでなく 何だか
> 質感が落ちました。そしてCDとして販売されたのを聴くと
> これまたモニター室で聴いた音とは大きく違いました。
> デジタルでも難しいんだと思います。
> 我が家のCDPは音の力強さも もっと欲しい。

CDRとCDで音の違いはいかがでした?
SACDでしたらモニター室で聴けば、録音中の音と
区別がつかなくなると思います。

> もっとまともな音で鳴る完成されたSPを手に入れるべき
> なんでしょうけれど、どうもジャズとか 昔の録音媒体でしか
> 残っていないものを聴くと 物足りなかったりします。
> 程度問題ですが あまりに脚色の多いシステムは
> 問題ですけど 逸脱しない範囲で、私は 好みの音を
> 目指す方向です。
> そんなスタンスなのでレコードの趣味性の高さに
> 惹かれます。

ありがたいお客様です。

> 録音のプロのいけださんも カートリッジを沢山持って
> いたりするのが嬉しかったです。

サンスイプレーヤの付属品、スタックス、マイクロ、
デノン、エンパイヤ、オルトフォン

> eijiさんは 趣味のオーディオはされていないの
> でしょうか?

いつも気になっているんですが、試聴環境劣悪のため、
スタックスのヘッドフォンがメインです。
ADプレーヤは千数百枚のレコードと共に屋根裏に
在ります。


[2199] レコードの妙味には返信 削除
2004/5/13 (木) 17:33:32 わんこ
__ / __

▼ eijiさん

こんにちは。

> わんこさん、相変わらずエネルギッシュですね。
> 良い子はもっと早く寝ないと・・・
> あぁ、今日は定休日ですか。



仕事がこなせず 今日も午前だけ仕事をしてきました。
生活の為とは言いながら 厳しい毎日です。
家族が居間から居なくなった後でないとオーディオが
できないので夜遅くなります。
オーディオも体力ですね。

> > いけださんの 24ビットの録音も自宅で
> > 聴かせてもらいました。
> 池田さんが録音された野平一郎さんのベートーヴェン
> ピアノソナタ全集を愛聴していますが、ご本人でしょうか?


済みません いけださんのお仕事自体を把握していないので
ご本人かは分かりません。作品を2.3拝見or聴かせて
もらいました。素晴らしいと思いました。
私の家では フジコヘミングのCD(奇蹟のカンパネラ)が
どうにも上手く鳴らなかったのです。ドライバーまで換えて
しまいました。
いけださんの録音したCDを聴きましたが 音の構成が全く
違い 極めて自然に聞こえ私の要求があながち間違って
いなかったようです。

> > 巨大メーカーなのに趣味性が高い部分があって
> > 嬉しかったです。
> 前会長が音楽好きで様々な恩恵を被りました。


企業のトップは趣味にでも世界のオタクと渡り合える
くらいであって欲しいと思います。


> > 一本道一筆書きのレコードらしいです。
> > ダイレクトカッティングは何枚かありますが
> > 音的に低域が不足していたりして 演奏もあって
> > 何度も聴くことがありません。
> > 収録も難しいんでしょうね。
> 一本道一筆書きには苦労しました。
> ちょっとしたことで、1枚数千円のラッカー盤がパァ
> 一からやり直しです。
> その分、うまくカッティングできた時の達成感は
> 大きかったです。


初歩的な事を質問してもよろしいでしょうか。
色々な方が見る可能性があるので 差し支えない範囲で
結構です。

カッティングエンジニア? として要求されることが
あると思いますが 渡された?マスターテープ 又は
音源から音造りをする部分ってあるのでしょうか?

このスレッドでも書きましたが コルトレーンのライブは
日本盤と輸入盤とでは音が違います。ジャズだとオリジナル
輸入盤を重視することがあります。
元の音源が違うのか それとも材質とか それより
カッティングされるエンジニアの方の範疇なのか
どの様に関わっているのか知りたいです。


> ダイレクトカッティングは、演奏者が一番大変ですが
> こちらも痺れます。
> 開き直ってやっていました。
> 火付け役のシェフィールドのダイレクトカッティングは
> どれも高水準ですが、低域不足ですか?


えっとシェフィールドのもあったと思います。
私が聴いたのは緊張感が溢れていました。
演奏もあって1度しか聴いていません。
他にあったのも忘れてしまったくらいです。
ダイレクトにカッティングされるのは
音の鮮度では抜群なんでしょうか。

私の想像では レコード造りは音造り?だと思っていますの
で 鮮度だけでは評価し難いと思っています。

> 寺垣プレーヤをご存知ですか?
> もう市販されていないと思いますが、凄いプレーヤです。
> アポイントをとってぜひ試聴してみてください。
> 技術者魂に圧倒されます。


雑誌の記事であったような気がします。
ネットで調べてみました。
http://www.sw.nec.co.jp/con/con02/inno/1/index.html#c1

eijiさんは 聴かれたんですね。
詳細は分かりませんが 個人で投資してまで
研究されたとは凄いです。

> > ところが そのCD 出始めの頃から どうにも
> > レコードの方が音が良い と感じているマニアの方が
> > 沢山いることも事実です。(私も手持ちのソースとハード
> > ではレコードの方が好みなのが多いです)
> 適切なマスタリングがされていれば、あくまでCDの方が
> 優れていると思いますが、レコード特有の歪感をプラスに
> 評価すると逆転の可能性はありますね。



この辺は とても興味のある部分ですが 技術的な事
でなく 聴感と言う立証し難い観点での話になります
ので上手く言えません。

先の伊藤君子のレコードでは 10人中8.9人は
レコードの方を評価すると思います。

再生装置込みでの話となると 普遍性がなくなりますし
難しいです。

> オクタヴィアレコードの江崎さんが、SACDの
> マスタリングを担当されています。
> 菅野さんも「元気のいい音」と評価されていました。


存じませんので覚えておきますです。

> > SACDはその点レコードを凌駕する部分もあり
> > CDにくらべて可能性が極めて高いと感じました。
> > ハードも含めて、コストパフォーマンスが最高かも。
> タイトル数が増えれば鬼に金棒です。
> 菅野さんは86年に、CDフォーマットの寿命は15年と
> 書かれていました。脱帽です。


レコードは 音の調整が可能ですから まだまだ
残ることでしょう。

> > マスタークロックを 高性能化した音を聴き
> > CDは再生装置にもまだまだな部分があるとも感じ
> > ました。良いのはアナログに近くなる感じです。
> 通電してもしなくても寿命6年で数百万円の○○○クロック
> なにをやっても音は変わります。


ルビジウムクロックは10年持たないと聞きました。
データーで音を解明することは難しいのかもしれません。
でもクロックであれだけ変わってしまうと 何を基準に
したら良いのか分かりません。ユーザーにはもっと
分かる様にしてもらいたいです。

オフで体験したZANDEN社のターンテーブルは
素晴らしかったです。音の強さ 滑らかさが アナログ的
に感じました。

DACでも、オーバーサンプリングされたのを聞いても
これまた全然違う。脚色が強いなぁと感じることもあれば
細かい音が増えた様に聞こえることもあります。

ここで振り返りますと、こんなに違うことがまだある
となると、レコードよりCDが特性が良く 正確性が
高いと言われても どの領域での話なのか 分からなく
なります。

デジタル録音でもマスタークロックをグレードアップ
すると 再生でも根本的に変わってしまう。

結局 自宅で聞く再生レベルとなると 記録媒体での
正確さより 音を左右する多種の要因に注目せざるを
得なくなってしまうのではないでしょうか。

ならば いつでも自分の好みに調整して鳴る アナログ
の方が安心感や安定感が優位になることもあると思い
ます。


> CDRとCDで音の違いはいかがでした?
> SACDでしたらモニター室で聴けば、録音中の音と
> 区別がつかなくなると思います。


モニタールームでの再生は ハードディスク。
自宅に持って帰って聞かせてもらったのは ADコンバーター
直のとハードディスクからパソコン上で焼いてもらった
のとあります。いずれにせよ音は変わり 自宅の装置の
違いが多すぎて 判断できないくらいでした。
ただ言えるのは モニター室で聞いた音は 生とHD録音
と殆ど差が感じられないくらいに正確。
モニタールームの装置を同じような部屋で聞いて HD
を持ってくればそのクオリティーが聴けるだろう と
思いました。

それがマスタリングして ダイナミックレンジを圧縮し?
イギリスに渡り CDとして売られた音は全く
違いました。ふくよかでバランスも低重心で聴き易い。
イギリスのレーベルでは一度ADに変換してマスタリング
したとのことです。

ピュアリズムから言えば飛んでもないことなんでしょう
けれど 私はそれで レコードもCDも製作される方の
音造りの手中にあるのではないか と思うようになり
ました。

SACDは HDの記録性能に近いのでしょうか。
技術的なことが分からないまま 想像しています。


> > 録音のプロのいけださんも カートリッジを沢山持って
> > いたりするのが嬉しかったです。
> サンスイプレーヤの付属品、スタックス、マイクロ、
> デノン、エンパイヤ、オルトフォン



うんっ?↑をお持ちなんですね。


> > eijiさんは 趣味のオーディオはされていないの
> > でしょうか?
> いつも気になっているんですが、試聴環境劣悪のため、
> スタックスのヘッドフォンがメインです。
> ADプレーヤは千数百枚のレコードと共に屋根裏に
> 在ります。


ああ やっぱり!
数千枚のレコードとなると場所を取りますよね。
希にしか聴かないのはどこかに置いておいて
良く聴くのを手元で聴き易く設置したいです。

eijiさんも もし環境が変化したら レコードを
復活されるのでしょうか?

いけださんも 環境変化でいずれ復活されると思います。
eijiさんも 環境が変わった暁には 復活される
ことを期待しています。

**
昨晩はDL103を丁寧に綺麗にして聴いたらかなり
良くなりました。DL103Rよりもナローな感じですが
ふわっとしたボーカル いいです。

IKEDA それからエミネント とか アナログと言う
雑誌の記事や管球王国を読み妄想しています。
CDPに30万円は出せなくても カートリッジには
出してしまいそう・・・矛盾し過ぎ


[2200] Re:レコードの妙味には返信 削除
2004/5/13 (木) 22:23:14 eiji
__ / __

▼ わんこさん

こんばんは。
休出お疲れ様です。

> > > 巨大メーカーなのに趣味性が高い部分があって
> > > 嬉しかったです。
> > 前会長が音楽好きで様々な恩恵を被りました。
>
> 企業のトップは趣味にでも世界のオタクと渡り合える
> くらいであって欲しいと思います。


もう一個人になられましたが
常々、心の琴線に触れる音楽をと仰っていました。
尊敬しています。


> カッティングエンジニア? として要求されることが
> あると思いますが 渡された?マスターテープ 又は
> 音源から音造りをする部分ってあるのでしょうか?


スタジオ勤務の頃は、録音エンジニアやディレクター、
稀ですがアーティスト本人に立会ってもらって
カッティングをしていました。
要望を盛り込んでテストカットしたラッカー盤の試聴を
繰り返して、音造りをしていきます。
海外ものは、音造り済みのマスターテープが送られて来る
ので、できるだけマスターに忠実なカッティングをします。
オリジナルマスターテープからのイコライズドコピーになる
ので、いいかげんなコピーをされると手を焼きます。
コルトレーンの時代は、コピーの品質にかなり問題が
あったように想像します。
レコードの盤質は、一部の例外を除くと日本盤が圧倒的に
優れています。

> ダイレクトにカッティングされるのは
> 音の鮮度では抜群なんでしょうか。
>
> 私の想像では レコード造りは音造り?だと思っていますの
> で 鮮度だけでは評価し難いと思っています。


見事に本質をついていらっしゃいます。

> > > ところが そのCD 出始めの頃から どうにも
> > > レコードの方が音が良い と感じているマニアの方が
> > > 沢山いることも事実です。(私も手持ちのソースとハード
> > > ではレコードの方が好みなのが多いです)
> > 適切なマスタリングがされていれば、あくまでCDの方が
> > 優れていると思いますが、レコード特有の歪感をプラスに
> > 評価すると逆転の可能性はありますね。
>
>
> この辺は とても興味のある部分ですが 技術的な事
> でなく 聴感と言う立証し難い観点での話になります
> ので上手く言えません。
>
> 先の伊藤君子のレコードでは 10人中8.9人は
> レコードの方を評価すると思います。
>

CD黎明期には、確かに音質の良くないCDも有りました。
そのCDもレコードも未聴で申し訳ありませんが、
レコードの最外周の曲と最内周の曲をCDと聴き比べて
ください。
収録時間が短い場合を除き、最内周の曲は、ハイ落ちして
ヴォーカルのピークが歪んでいるはずです。

> レコードは 音の調整が可能ですから まだまだ
> 残ることでしょう。


国内ではビクターのこてつさんが、がんばっていらっしゃい
ます。
ラッカー盤もアポロ、トランスコ、ピラールが廃業して
日本のMDCだけになったようです。
澤野商会のDMMディスクが話題になっていますが・・・


> ここで振り返りますと、こんなに違うことがまだある
> となると、レコードよりCDが特性が良く 正確性が
> 高いと言われても どの領域での話なのか 分からなく
> なります。
>
> デジタル録音でもマスタークロックをグレードアップ
> すると 再生でも根本的に変わってしまう。
>
> 結局 自宅で聞く再生レベルとなると 記録媒体での
> 正確さより 音を左右する多種の要因に注目せざるを
> 得なくなってしまうのではないでしょうか。
>
> ならば いつでも自分の好みに調整して鳴る アナログ
> の方が安心感や安定感が優位になることもあると思い
> ます。


安定感についてコメントすれば、わんこさんの書き込みに

> 口直しに(笑) ウイントンケリーを SPUで
> 聴いていた時 SPUは抵抗が多いのか 針圧が高いからか
> ピアノの音が揺らぎました。
>
> それで サーボをいれたら もっと変!!
> 音の立ち上がりではなかった 音がでたあとコンマ何秒
> の音が連続している時に
>
>  ワウワン


> と調が微妙に変わるんです。AT33だとそれ程分からなかった
> けど SPUだと誰が聴いても分かるくらい揺れる。


という記述がありますが、SPUはディスクのソリや
トーンアームとの共振の影響を受けているように思われます。
趣味の世界ですから、自分の好みに調整する楽しみは大いに
結構ですが、CDの安定感も考慮していただければと・・・


> それがマスタリングして ダイナミックレンジを圧縮し?
> イギリスに渡り CDとして売られた音は全く
> 違いました。ふくよかでバランスも低重心で聴き易い。
> イギリスのレーベルでは一度ADに変換してマスタリング
> したとのことです。
>
> ピュアリズムから言えば飛んでもないことなんでしょう
> けれど 私はそれで レコードもCDも製作される方の
> 音造りの手中にあるのではないか と思うようになり
> ました。


演奏者が承認すれば、それがすべてです。

> SACDは HDの記録性能に近いのでしょうか。
> 技術的なことが分からないまま 想像しています。


HDの記録方式にも依りますが、ほぼイコールでしょう。
CDデビュー時も、似たような話が有りましたが・・・

> > > 録音のプロのいけださんも カートリッジを沢山持って
> > > いたりするのが嬉しかったです。
> > サンスイプレーヤの付属品、スタックス、マイクロ、
> > デノン、エンパイヤ、オルトフォン
>
>
> うんっ?↑をお持ちなんですね。


はい、そうです。シュアーもあったかな、スタックスは
壊れて未修理ですし、完動品は有りません。

> ああ やっぱり!
> 数千枚のレコードとなると場所を取りますよね。
> 希にしか聴かないのはどこかに置いておいて
> 良く聴くのを手元で聴き易く設置したいです。


数千枚ではなくて千数百枚です。

> eijiさんも もし環境が変化したら レコードを
> 復活されるのでしょうか?
>
> いけださんも 環境変化でいずれ復活されると思います。
> eijiさんも 環境が変わった暁には 復活される
> ことを期待しています。


申し訳ありません。レコード復活はないと思います。
SACDで音楽を楽しむつもりです。


> CDPに30万円は出せなくても カートリッジには
> 出してしまいそう・・・矛盾し過ぎ


困ったものです。しかし、それがオーディオ趣味ですね。


[2202] オーディオ的楽しみ返信 削除
2004/5/14 (金) 00:35:47 わんこ
__ / __

▼ eijiさん

こんばんは。お話を伺ってきて だんだん差異が
分かってきました。

プロでCDとレコードの性能の差を把握されている
eijiさんと 思い入れや オーディオ的楽しみで
レコードに肩入れしている私との違いですね。

そこには 聴く音楽の差もあるのではないかと
思います。

私は 往年のジャズをちょっとだけかじった程度です。
普遍性のあることは何も語れません。
あくまでも個人ですのでこの やりとりを見て

「おまえ 何も分かっていないな」

とか言われそうですが怒らないでください。
私は ジャズを聴く人の代表でもありませんので
そこんとこよろしくお願いします。
オーディオをされる方 マニアの方って結構怒る
んだよなぁ・・・世界が広いから・・・

さて話を戻します。

カッティングをされる方の立場がありますので
そちらの話題については 貴重なお話を聞かせてもら
っただけでも光栄です。


> スタジオ勤務の頃は、録音エンジニアやディレクター、
> 稀ですがアーティスト本人に立会ってもらって
> カッティングをしていました。
> 要望を盛り込んでテストカットしたラッカー盤の試聴を
> 繰り返して、音造りをしていきます。


テストカットされたラッカー盤は レコードの原型
ですよね。そこでのモニターリングは どんなことを
主にしてモニターするのか興味があります。

ピークが潰れるとかは無いんでしょうけれど、例えば
低音が少ないとか もしかして ボーカルが目立たない
とか帯域バラス 及び 音質まで 左右するのでしょうか。

もしカッティングでその様なことがあるとすれば
大変だと思います。スレッドの最初のスーパーアナログ
はマスターテープをそのままカッティングされた
様に説明がありましたが そのまま入れれば良いという
ものでもないとなりますよね。

元の演奏 音と 音造りと正確性 あい反する様で
反していない部分もあって興味は尽きません。

> 海外ものは、音造り済みのマスターテープが送られて来る
> ので、できるだけマスターに忠実なカッティングをします。
> オリジナルマスターテープからのイコライズドコピーになる
> ので、いいかげんなコピーをされると手を焼きます。
> コルトレーンの時代は、コピーの品質にかなり問題が
> あったように想像します。
> レコードの盤質は、一部の例外を除くと日本盤が圧倒的に
> 優れています。


ジャズファンがオリジナル盤を偏重するとすれば
eijiさんの立場の方は 異論があると思います。
既にイコライズドされているとすると その後の過程に
任される部分と既に修正不可能な部分があるってこと
ですよね。同じマスターで製作しているのだと
思っていました。
また カッティングする機械も違うでしょうから
色々な要素が関わってくるんだと想像できます。


> CD黎明期には、確かに音質の良くないCDも有りました。
> そのCDもレコードも未聴で申し訳ありませんが、
> レコードの最外周の曲と最内周の曲をCDと聴き比べて
> ください。
> 収録時間が短い場合を除き、最内周の曲は、ハイ落ちして
> ヴォーカルのピークが歪んでいるはずです。


確かに レコードってあまりにも原始的だと思います。
それより どうして溝をトレースするだけであれだけの
音が出せるのか不思議です。ロマンチック。

もし私がオーケストラの指揮をしていて 内周で音が
歪んだりバランスが変わったりするのが如実に分かったら
レコードに残すよりCDを選ぶと思います。


> > レコードは 音の調整が可能ですから まだまだ
> > 残ることでしょう。
>
> > ここで振り返りますと、こんなに違うことがまだある
> > となると、レコードよりCDが特性が良く 正確性が
> > 高いと言われても どの領域での話なのか 分からなく
> > なります。
> >
> > デジタル録音でもマスタークロックをグレードアップ
> > すると 再生でも根本的に変わってしまう。
> >
> > 結局 自宅で聞く再生レベルとなると 記録媒体での
> > 正確さより 音を左右する多種の要因に注目せざるを
> > 得なくなってしまうのではないでしょうか。
> >
> > ならば いつでも自分の好みに調整して鳴る アナログ
> > の方が安心感や安定感が優位になることもあると思い
> > ます。
>
> 安定感についてコメントすれば、わんこさんの書き込みに
>
> > 口直しに(笑) ウイントンケリーを SPUで
> > 聴いていた時 SPUは抵抗が多いのか 針圧が高いからか
> > ピアノの音が揺らぎました。
> >
> > それで サーボをいれたら もっと変!!
> > 音の立ち上がりではなかった 音がでたあとコンマ何秒
> > の音が連続している時に
> >
> >  ワウワン
>
> > と調が微妙に変わるんです。AT33だとそれ程分からなかった
> > けど SPUだと誰が聴いても分かるくらい揺れる。
>
> という記述がありますが、SPUはディスクのソリや
> トーンアームとの共振の影響を受けているように思われます。
> 趣味の世界ですから、自分の好みに調整する楽しみは大いに
> 結構ですが、CDの安定感も考慮していただければと・・・


長々と引用してしまいました。
製作される立場からしたら 当然ですよね。一生懸命
造ったんですから、不安定な要素は排除して聴いて
もらいたいですよね。ただSPUみたいな音のする
CDPもあまりないと思います。

まず安定度についてですが 稚拙な言葉で間違えて
使ってしました。訂正します。
時代劇を見ていると、いつもの期待通りの結果になる
ココロの安定 みたいなのが得られる と言う意味で使いました。
音の安定度では 勿論レコードよりCDが勝ると
思います。

今までのやりとりで 分かったことは やはり私は
正確なハイファイを求めていないんだと言うことです。

雰囲気オーディオ

eijiさんは 50〜60年代のジャズを聴かれます
でしょうか? それとクラッシックを主体に楽しまれる
方と 隔たりがあると思います。
これはあくまでも一般論ではありません。私の
場合です。

画像の愛聴盤 ですが これなんぞ
ベースの音なんて 絶対に生であり得なさそうな
ブワーーーン って入っているんです。
ズドーーン

これをDL103から SPUにしたら それこそ
ラウドネスを入れた?くらい違います。
CDPを交換したよりずっと違ってしまうんですね。
リアリティーってなあに? です。

往年のジャズを ルディーバンゲルダーの録音とかで
刷り込まれた人は そんな音に反応するんだと思います。

私の場合。レコードを聴くって 何か定義された行為
の一つなんだと思います。好きな音楽を聴く 何かを
期待する 水戸黄門の控えおろう を期待するみたいな。

例えば 針を落として パツッ っと音がした瞬間
スイッチが入るのかもしれません。気持ちいい音への期待
ジャズ喫茶の記憶 当時の雰囲気 緊迫した店の雰囲気
そんなのが回想されます。
CDはそんな粗相がありませんし、当時の音と隔たり
がある。

内周に行くにしたがって歪みが多くなろうととも
それが ウルトラマンのカラータイマーが光り出すのと
同じなのかもしれません(あくまでも私の場合です)。

先のオスカーピーターソンをCDで聞くと帯域バランス
も違い萎えたりします。でもビブラホンはCDの方が
歪まないでコロンコロンと綺麗で ボーズの10cm
フルレンジが音色で私のSPを上回ったりします(涙)

書いていて思うんですけど 発展性の無い 懐古趣味
みたいです。でもこれが 私のオーディオへの原動力に
なっています。
ジャズ喫茶 カウントやベイシーで聴いた猛烈な音は
美化されて残っています。
ノイズの少ないCDの綺麗な音や現代の優れたスピーカーで
聴いても 琴線に触れない となると
どうしようもありませんね(笑)

ただ 分かっていただきたいのは こういった極めて
少数のジャズマニアがいて どんな音を求めているか?
は心に留めておいていただければと思います。

それと レコードの音って凄くいい! です。
レコードで最高に上手く再生された環境ってどんな
状況でしたでしょうか?
プロの方はモニタールームで聴くことが多いのかと
思います。

> > eijiさんも もし環境が変化したら レコードを
> > 復活されるのでしょうか?
> >
> > いけださんも 環境変化でいずれ復活されると思います。
> > eijiさんも 環境が変わった暁には 復活される
> > ことを期待しています。
>
> 申し訳ありません。レコード復活はないと思います。
> SACDで音楽を楽しむつもりです。


SACDで不安定で劣る性能のレコードより音楽に
没頭されたいのだと思います。音楽に集中できれば
それが幸せですよね。

ジャズのレコードは ディスクユニオンでは買い取りで
国内盤はお値段があまりつかないそうです。残念なこと
です。

私はオーディオが復活して過去の憧れを今になって
消化しています。
それが上手くいったらもっと世界が広がって
今のオーディオや将来のオーディオにも興味を
傾けたいと思っています。


[2203] Re:オーディオ的楽しみ返信 削除
2004/5/14 (金) 15:34:35 いけだ
__ / __

わんこさんの書き込みには唸らされるばかりです。
まさにそのとおり。
水戸黄門、ウルトラマン、実に的確な例えです。

私もきっとアナログで仕事をすることは将来的にもあまり
考えられません。アナログテープレコーダーの調整方法も
ほとんど忘れています。
しかし自分がオーディオに憧れたきっかけ、そして素晴らしい
ソフトを作りたいと思った原動力になっているものを
いつまでも忘れたくないんですよね。
だからアナログをどうしても捨てられない。
技術偏重ではおかしな方向へ行ってしまいがちなので気を
付けたいんです。



[2205] Re2:オーディオ的楽しみ返信 削除
2004/5/15 (土) 01:43:13 わんこ
__ / __

▼ いけださん、こんばんは

私はいけださんが そんな素晴らしい仕事をされている方とは
知りませんでした。先日は 趣味の楽しみのために
わざわざ貴重な経験の為に 機材等を運んでいただき
申し訳ありません。

> わんこさんの書き込みには唸らされるばかりです。
> まさにそのとおり。
> 水戸黄門、ウルトラマン、実に的確な例えです。


凝り固まった 今の若い者は ・・とか言うオヤジに
なりたくないのですが いざ そんな年齢に近づいて
きますと その人達の心情も分かります。

eijiさんは 丁寧に分かり易く説明してくださるので
ありがたいです。初歩的な事を質問しても、一部のマニア
みたいに怒ったりしないのは余裕があるからでしょうか。

ただ、それに甘えてもう少し書かせてください。

アナログを思いっきりやった人たちの経験を共有されて
いれば 色々なスタンスの方の心情が理解していただける
と思っています。
ただ、アーディストやプロデューサーの立場が分かるから
そう簡単にうなづけないのだと思います。

いけださんも アルファのオープンを買われたくらい
ですから 趣味では 性能第一でない部分に反応する
経路もお持ちですよね。その上でお相手してくださるの
いけださんの言うことがよく分かります。

アナログレコードとCDをキャブと インジェクションに
例えては不遜かもしれませんが、それに近いと思っています。
インジェクションの制御の素晴らしさは 技術の進歩に
したがい 一般の方の通常に使用では 燃費 排出ガス
環境に対する対応 その他 キャブを既に凌駕しています。
また レース等の極まった世界でも 今更キャブでは
ないでしょう。

でも走りを楽しんだり レスポンスを楽しむ一部の趣味の
人にはいまだに コストパフォーマンスに優れ
性能や快感を楽しめる 素晴らしいディバイスである
思います。それは 趣味人相手のプロには分かって
もらいたいですよね。
2000ccの92カローラはキャブチューンNAエンジン
は3.8Lの911ノーマルでは敵わない走りを
しますし、L型6気筒のソレックス50Φが作り出す
パワーとレスポンスは圧倒的です。
高地のレースでは キャブのジェットを1段階換えるだけ
でタイムがコンマ何秒違います。
そんな世界は アナログレコードの世界にもあると
思います。
ケーブルを換えた インシュレーターを換えたのCDPは
アームを換えた カートリッジを換えたの世界ではなく
技術的にも どちらが科学的か?と考えています。


キャブ車が好きな人も その延長上にあるインジェクター
制御の魅力を知れば 大いに反応することに違い
ありません。

いけださんには 制限のある中で キャブ車マニアも
驚きのインジェクターの世界を広めていただければ
と思います。


今度いけださんの 作品をご紹介していただけません
でしょうか? 思いっきり購入させてもらいたいです。
先日のシベリウスのオーケストラ あれは製品化
されていなかったんでしたっけ・・・

先日のオフで 我が家のSPは正確性でmeiteiさんの
バックロードに及ばない部分がありました。
あれではモニターできませんよね(笑)


でもチューニングしたキャブのエンジンフィールを知らない
と一部のエキセントリックなマニア(昔は多数だった)
の意識を知らないことになります。

> 私もきっとアナログで仕事をすることは将来的にもあまり
> 考えられません。アナログテープレコーダーの調整方法も
> ほとんど忘れています。
> しかし自分がオーディオに憧れたきっかけ、そして素晴らしい
> ソフトを作りたいと思った原動力になっているものを
> いつまでも忘れたくないんですよね。
> だからアナログをどうしても捨てられない。
> 技術偏重ではおかしな方向へ行ってしまいがちなので気を
> 付けたいんです。
>


[2206] Re:オーディオ的楽しみ返信 削除
2004/5/15 (土) 01:44:47 eiji
__ / __

▼ わんこさん

こんばんは。
話がかみ合って来ましたね。
わんこさんの理解力と文学性と情熱に脱帽です。

> テストカットされたラッカー盤は レコードの原型
> ですよね。そこでのモニターリングは どんなことを
> 主にしてモニターするのか興味があります。


まず、各曲の音量レベルを揃えます。
次に、レコードとして聴き映えするように必要なら
イコライジングします。
特に内周に行くに従ってハイ落ちするので要注意。
ヴォーカルの子音が歪む場合は、中高音域だけに作用する
リミッターをかけます。
できるだけ高いカッティングレベルになるように
マニュアルコントロールします。(一筆書きで!)
立ち会ってくれる人とテストカットと試聴を繰り返します。


> スレッドの最初のスーパーアナログ
> はマスターテープをそのままカッティングされた
> 様に説明がありましたが そのまま入れれば良いという
> ものでもないとなりますよね。


クラシック音楽は、演奏そのものが完結していますから
マスターテープをそのままカッティングした方が良い
場合が多いです。


> ジャズファンがオリジナル盤を偏重するとすれば
> eijiさんの立場の方は 異論があると思います。


国内盤は、品質にかなり問題があったように想像される
コピーテープをマスターテープとしなければならないので
盤質が悪くても、50・60年代のオリジナル盤は貴重
だと思います。
再発売ディスクは、管理の悪そうな原盤を再使用しそうで
期待できません。
再カッティングするとしても、機器の状態も違うし
初版時の熱気までは・・・
オリジナルマスターテープも相当傷んでいるはずですから
ルディーバンゲルダー自身がマスタリングしたと宣伝して
いる最近のCDシリーズに興味があります。


> 既にイコライズドされているとすると その後の過程に
> 任される部分と既に修正不可能な部分があるってこと
> ですよね。同じマスターで製作しているのだと
> 思っていました。
> また カッティングする機械も違うでしょうから
> 色々な要素が関わってくるんだと想像できます。


はい、そのとおりです。


> 確かに レコードってあまりにも原始的だと思います。
> それより どうして溝をトレースするだけであれだけの
> 音が出せるのか不思議です。ロマンチック。


音溝ができる原理は、スピーカとまったく一緒です。
ヴォイスコイルの同軸上にフィードバックコイルが
仕組まれていて、1KHz近辺のメカニカルピークを
強烈に抑え込んでいます。


> eijiさんは 50〜60年代のジャズを聴かれます
> でしょうか? それとクラッシックを主体に楽しまれる
> 方と 隔たりがあると思います。
> これはあくまでも一般論ではありません。私の
> 場合です。


B・エヴァンスは好んで聞きますが・・・


> 私はオーディオが復活して過去の憧れを今になって
> 消化しています。
> それが上手くいったらもっと世界が広がって
> 今のオーディオや将来のオーディオにも興味を
> 傾けたいと思っています。


益々のご発展をお祈りします。


[2208] Re2:オーディオ的楽しみ返信 削除
2004/5/15 (土) 02:39:35 わんこ
__ / __

▼ eijiさん こんばんは

よい子の皆様はお休みの時間かと(笑)
お相手ありがとうございます。

> > テストカットされたラッカー盤は レコードの原型
> > ですよね。そこでのモニターリングは どんなことを
> > 主にしてモニターするのか興味があります。
>
> まず、各曲の音量レベルを揃えます。
> 次に、レコードとして聴き映えするように必要なら
> イコライジングします。
> 特に内周に行くに従ってハイ落ちするので要注意。
> ヴォーカルの子音が歪む場合は、中高音域だけに作用する
> リミッターをかけます。
> できるだけ高いカッティングレベルになるように
> マニュアルコントロールします。(一筆書きで!)
> 立ち会ってくれる人とテストカットと試聴を繰り返します。


なるほど 物理的に不安定な部分が多いんですね。
だから正確さを要求されるお仕事だと大変な想いが多い
んですね。わざわざお答えいただきありがとうございます。
子音がビシバシ入っているマスターテープだとそんな
苦労があるんですね。

ところで オーディオ的趣味からすると モニターは
どんなシステムなのか?興味があります。
プレーヤーは カートリッジは アンプは SPは。

最近は優れたカートリッジが出ているそうで それに
変えるだけでも音は良くなりそうです。

マニアの人は カートリッジからステップアップトランス
から色々と変えて システムや 果ては部屋にまでマッチ
する音を造っていると思います。

> > スレッドの最初のスーパーアナログ
> > はマスターテープをそのままカッティングされた
> > 様に説明がありましたが そのまま入れれば良いという
> > ものでもないとなりますよね。
>
> クラシック音楽は、演奏そのものが完結していますから
> マスターテープをそのままカッティングした方が良い
> 場合が多いです。


スーパーアナログは ドルビー以外は何も介在していない
構成みたいでした。カッティングのアンプに真空管アンプ
を使っている そんな説明を見ると 喜んでしまいます。

> > 確かに レコードってあまりにも原始的だと思います。
> > それより どうして溝をトレースするだけであれだけの
> > 音が出せるのか不思議です。ロマンチック。
>
> 音溝ができる原理は、スピーカとまったく一緒です。
> ヴォイスコイルの同軸上にフィードバックコイルが
> 仕組まれていて、1KHz近辺のメカニカルピークを
> 強烈に抑え込んでいます。



SPの振動と同じように 溝が出来るんですね、
入り口も出口も ボイスコイルですか・・・
マイクってどんな構造でしたっけ。

振動が溝の変化で表せるとしたら レコードの回転速度を
あげ 溝を広くできれば 凄いダイナミックレンジと
情報量のレコードができることになりますよね。

それではと画像は 45回転のレコードです。

情報量が多いから 音が良いのは分かりますが
その良さを引き出すのも難しいと感じるレコードです。

真ん中は クリスタルクリアーレコード CA
白い材質で重いです。ジャズギターと書いてありますが
フルートが出てきたり スペインの音楽みたいです。

音は 素人の方が生録した音 と感じました。
低音はハイスピードで 45回転らしく なぜだか
ピッチが上がった感じがします。そうなんです
どうしてか45回転は甲高く聞こえてしまうんです 私。

低域不足に感じるのは 低域のスピードが早いからなのか
もしれません。やはり 演奏があり 音造りがあり です。

左のは eijiさんも分かるかもしれませんが 伊藤君子
の45回転盤 シングルです。
表と裏で2曲 どっちも長い。
音は確かにいいです。オーケストラが入っているので
それがなり出すと凄い。エネルギーが45/33倍
みたい。大音量で聴ける部屋なら良いですが 何故だか
ピアノの音も綺麗すぎて 違和感を感じます。
全体的に変なことはなく 普通に良いです。
あまり聴きません。

右はTOTOの45回転シングル 99 とか
I Won't Hold You Back とか好きな曲があって聴きます。
これまた 私にはピッチが少し上がった感じがします。
低域はマスターに元々録音されていないのか 80hz位
以下が殆どありません。スカスカ。
オーディオ的 音の良さとかリアリティーを求める
べきレコードではないので メロディーを聴いて良かった
と思うのがいい。

折角の低域のダイナミックレンジが活かさせていない。
もっと切らないで録音してもらいたかった。
元々の音が それなりですから 子供の時のメロディーを
思い出して喜ぶ感じです。
ただ 中域のエネルギー感は回転数並にありまして
CDでこの音の個性を得ることは困難だと思います。

eijiさんも おっしゃる通り 性能は事実あって
私も感じるとおり 結局は 音楽 音造りかと思います。
音が良くても 愛聴盤になるとは限りません。

私は音も良く 快感の壷も押してくれて 演奏も良い
そんなソースを増やしたいと思っています。
人が快感に感じる部分って結構共通点があると
思います。

ビルエバンスのワルツフォーデbヒー。
報告しましたとおり20年前のCDと今のCDだと雲泥の差
です。そして 私のCDPと他のCDPで全然音が違い
その個性をみつつ レコードの個性の差も揺るがない。
ここにホームオーディオの実体があるよう思います。

ブラインドではCDだかレコードだかそれ程如実に
分からなくても 見て聞くと 歴然と違う。
アナログプロダクツの重いレコードを持った瞬間に
プラシボ効果が働いてしまいます(笑)

継続したブランド的音 なんかがあると カーみたいに
ブランドで選べていいかもしれません。


[2210] Re3:オーディオ的楽しみ返信 削除
2004/5/15 (土) 12:01:30 eiji
__ / __

▼ わんこさん こんにちは


> ところで オーディオ的趣味からすると モニターは
> どんなシステムなのか?興味があります。
> プレーヤーは カートリッジは アンプは SPは。


プレーヤー・カートリッジは控えさせてください。
アンプはスタジオ設計者推薦のイギリス製でよく壊れました。
SPはTM3、ガウスのダブルウーファにウッドホーン+
ツィータを宮大工の造った壁面に埋め込みです。
ウーファは途中でTADに変更したような・・・


> 最近は優れたカートリッジが出ているそうで それに
> 変えるだけでも音は良くなりそうです。


レーザーで音溝をトレースするプレーヤが開発されて
いますが、マニアは手を出しませんね。
カートリッジを色々と変えて楽しみたいんでしょうね。


> SPの振動と同じように 溝が出来るんですね、
> 入り口も出口も ボイスコイルですか・・・


正確にはドライブコイルと呼びます。
カッターヘッドの調整では、5kHzの正弦波を入力して
12dbのNFをかけるんですが、発振させると壊れます
からドキドキです。


> マイクってどんな構造でしたっけ。

カートリッジと同じですね。
音溝が音波になっているだけです。
MC型はダイナミック型マイク
スタックスはコンデンサー型マイク


> 真ん中は クリスタルクリアーレコード CA
> 白い材質で重いです。ジャズギターと書いてありますが
> フルートが出てきたり スペインの音楽みたいです。


懐かしいです!
しょぼい内容・・・
よく見ると着色剤のカーボン(黒)のかけらが
残ってますよね。


> 音は 素人の方が生録した音 と感じました。
> 低音はハイスピードで 45回転らしく なぜだか
> ピッチが上がった感じがします。そうなんです
> どうしてか45回転は甲高く聞こえてしまうんです 私。
>
> 低域不足に感じるのは 低域のスピードが早いからなのか
> もしれません。やはり 演奏があり 音造りがあり です。


スルドイですね。
同じことが、テープレコーダでもありました。
38より76の方が、ハイがのびてきれいなんですが、
ローはものたりなくなる・・・
ハイエンドでは、ローを確保するために1/4を諦めて
1/2インチテープにしていました。


> 継続したブランド的音 なんかがあると カーみたいに
> ブランドで選べていいかもしれません。


デッカの録音スタッフはだいぶ以前に解散しましたし、
業界再編や録音機材の進歩で、どんどんインターナショナル
になってきています。
車も同じでは?




[2212] 45回転返信 削除
2004/5/15 (土) 23:43:54 わんこ
__ / __

▼ eijiさん

色々と教えてもらえ嬉しいです。
プレーヤー カートリッジは 企業秘密ですね。
スピーカーはウエストレイクでしょうか?

ライブエンドで使うタイプですよね。
あれだけのウーファーだと低域が凄く盛り上がりそう
ですが 部屋まで処理しているんでしょう。

至近距離でも 音像等は結ぶんでしょうか。
最低域がしっかりなり 耐入力もある となると
あのタイプになるのだと思います。

> > 低音はハイスピードで 45回転らしく なぜだか
> > ピッチが上がった感じがします。そうなんです
> > どうしてか45回転は甲高く聞こえてしまうんです 私。
> >
> > 低域不足に感じるのは 低域のスピードが早いからなのか
> > もしれません。やはり 演奏があり 音造りがあり です。
>
> スルドイですね。
> 同じことが、テープレコーダでもありました。
> 38より76の方が、ハイがのびてきれいなんですが、
> ローはものたりなくなる・・・
> ハイエンドでは、ローを確保するために1/4を諦めて
> 1/2インチテープにしていました。


漫然と感じていたのですが 実際そんな傾向があるんですね。
雑誌等でも書いてなかったのでずっと気になっていました。
回転数があがって高域が伸びるのは分かりますが
どうして低域が物足りなくなるのでしょう・・・
テープスピードが上がっても低域のレンジは拡大しない
ってことでしょうか。相対的に高域が伸びてしまう。

私はオープンリールの体験が殆どありません。
テープの音はとても力強いと記憶しています。


[2216] Re:45回転返信 削除
2004/5/16 (日) 10:29:45 いけだ
__ / __

▼ わんこさん
> テープスピードが上がっても低域のレンジは拡大しない
> ってことでしょうか。相対的に高域が伸びてしまう。


詳しい解説はeijiさんにお願いしたいところですが・・・(汗)
ええと、会社員時代に研修で少し習いました。
テープスピードがあがると、テープとヘッドの接触の都合が
少々悪くなり、低域の特性が悪化するそうです。
テープが波打っちゃんでしたっけ?たしか
「コンター・エフェクト」
っていう名前の付いた現象だと思いました。
今、ネットで検索掛けて見ましたがどんな現象か細かく
解説してくれているサイトは見かけないようですね。



[2221] Re:45回転返信 削除
2004/5/16 (日) 22:46:56 eiji
__ / __

▼ わんこさん こんばんは。


> スピーカーはウエストレイクでしょうか?

スタジオ設計者のトム・ヒドレーがウエストレイクを
辞めて造ったイーストレイクだったと思います。


> ライブエンドで使うタイプですよね。
> あれだけのウーファーだと低域が凄く盛り上がりそう
> ですが 部屋まで処理しているんでしょう。


容積の65%は吸音トラップに占領されてました。


> 至近距離でも 音像等は結ぶんでしょうか。

見事に結びます。


> テープスピードが上がっても低域のレンジは拡大しない
> ってことでしょうか。相対的に高域が伸びてしまう。


すでにいけださんが答えてくださったとおりです。
いけださん、ありがとうございました。


> テープの音はとても力強いと記憶しています。

レコードに比べて、定位が抜群に優れています。
オープンリールが普及しなかったのは、曲の頭だしetcと
カートリッジとっかえひっかえの楽しみがなかったから
だと思います。


[2201] Re:レコードの妙味には返信 削除
2004/5/13 (木) 23:40:39 いけだ
__ / __

わんこさん、eijiさん、こんにちは。
ココロの余裕がなかなかできずに書き込みがご無沙汰して
しまって済みません。書き込みは拝見しております。
しかしながらあまりの濃密さにクラクラすることもしばしば(笑)。
今回の書き込みも相変わらずの乱文ですがお許しください。

> > 池田さんが録音された野平一郎さんのベートーヴェン
> > ピアノソナタ全集を愛聴していますが、ご本人でしょうか?


びっくりしました(汗)。
恐縮ですが本人です。
全12枚中後半の6枚の録音に参加しています。
編集の仕上げとマスタリングにも少々首を突っ込んでいます。
・・全集収納可能カートンボックスはお持ちですか?
恥ずかしながら私は実物をまだ見てないんです。私の編集室は
本社と別のところにありまして(汗)。
他にもオクタヴィアの江崎さんのお知り合いの方が車の掲示板
の方にいらっしゃいますよ(秘?)。

静岡に工場があるというと・・・
会社員時代、御殿場にVHSの高速プリンターのメンテに伺った
事があります。そこかしらん?

アナログのエンジニアさんのお話が伺えてとても嬉しく思います。
アナログの経験無しに私の今の仕事はないくらいですから。
世代としては私が最後のアナログ世代かもしれません。
既にCDが主流になってからもしつこくアナログを使ってました。
アナログのテープレコーダーに憧れそのスジの会社に就職
したり・・・(遠い目)。
この夏に大きな環境変化が訪れます。その時に実家から数百枚
のレコードを引き取ってきて復活を目指したいと思います。
ラックスのプレーヤーとフォノイコライザーが待機中です。

私はスペック勝負では絶対にデジタル優位と思っています。
高域の限界がLPの方が高いといわれる事もありますが、
極限られた状況の上でしかそうなれませんし。
しかしやはりオーディオを趣味とするならこれ以上に気持ち
良いものはありません。
機械としての美しさ、聴く時の気合の入れ方・・・。
#寺垣プレーヤーも独特の美しさがありますよね。
デジタル全盛になって失われた多くのモノがそこにはあるよう
に思います。
そういえば15年くらい前に友人と「オーディオっていう趣味は
無くなっちゃうのかねぇ」なんていう会話をしていました。
当時高校生(笑)。

しかしデジタルならではの楽しみ方というのもあるわけで、
それはそれで追求していくと楽しいものです。
そんなわけで私も最近はハイサンプリングやマルチチャンネル
での録音もしています。未だに形として世の中には出せずに
おりますが・・。
SACDも興味があるのですが弱小レーベルにとってはハードル
高すぎるので、今のところはDVD-Aに向かっています。

この仕事を始めてからより一層、アナログを捨てられなく
なりました。



[2204] Re2:レコードの妙味には返信 削除
2004/5/14 (金) 23:30:49 eiji
__ / __

▼ いけださん

こんばんは。

お忙しいところをわざわざお返事頂きまして
ありがとうございます。

> > > 池田さんが録音された野平一郎さんのベートーヴェン
> > > ピアノソナタ全集を愛聴していますが、ご本人でしょうか?
>
> びっくりしました(汗)。
> 恐縮ですが本人です。


やっぱり、ご本人ですか。
良い仕事をされていますね。
私だったら、一生の宝物です。
羨ましいです。


> 全12枚中後半の6枚の録音に参加しています。
> 編集の仕上げとマスタリングにも少々首を突っ込んでいます。


伺いたいことが山のようにありますが、さしさわりが
ありそうなことばかり・・・


> ・・全集収納可能カートンボックスはお持ちですか?

見栄をはってしまいました。
第6・8・10・12集を持っています。
素晴らしい演奏なので、後半のものから順次買い足して
いきたいと思います。
静岡の大手レコード店には在庫が無く、取り寄せて
もらいました。
現在は、全12枚が揃って店頭に並んでいます。
売れることをお祈りします。


> 静岡に工場があるというと・・・
> 会社員時代、御殿場にVHSの高速プリンターのメンテに伺った
> 事があります。そこかしらん?


ブッ、ブー御殿場は沼津ナンバーです。


> そういえば15年くらい前に友人と「オーディオっていう趣味は
> 無くなっちゃうのかねぇ」なんていう会話をしていました。
> 当時高校生(笑)。


ちょうどその頃、会社からカッティングマシーンが
姿を消しました・・・


いけださんの録音された津田真里さんのショパンを
ひさしぶりに聴き直しました。
美しいホールトーンを活かした極上のピアノ録音ですね。


[2207] Re3:レコードの妙味には返信 削除
2004/5/15 (土) 01:53:40 わんこ
__ / __

▼ eijiさん こんばんは

色々と教えてくださりありがとうございます。

> ▼ いけださん
>
> こんばんは。
>
> お忙しいところをわざわざお返事頂きまして
> ありがとうございます。
>
> > > > 池田さんが録音された野平一郎さんのベートーヴェン
> > > > ピアノソナタ全集を愛聴していますが、ご本人でしょうか?
> >
> > びっくりしました(汗)。
> > 恐縮ですが本人です。
>
> やっぱり、ご本人ですか。
> 良い仕事をされていますね。
> 私だったら、一生の宝物です。
> 羨ましいです。



>
> > 全12枚中後半の6枚の録音に参加しています。
> > 編集の仕上げとマスタリングにも少々首を突っ込んでいます。
>
> 伺いたいことが山のようにありますが、さしさわりが
> ありそうなことばかり・・・
>
>
> > ・・全集収納可能カートンボックスはお持ちですか?
>
> 見栄をはってしまいました。
> 第6・8・10・12集を持っています。
> 素晴らしい演奏なので、後半のものから順次買い足して
> いきたいと思います。
> 静岡の大手レコード店には在庫が無く、取り寄せて
> もらいました。
> 現在は、全12枚が揃って店頭に並んでいます。
> 売れることをお祈りします。


http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000ZP5PK/ref=sr_aps_cm_2/250-6945477-1195425
買ってみたいと思いHMVと調べてみましたが ありませんでした。
通販では買えないのでしょうか?

> いけださんの録音された津田真里さんのショパンを
> ひさしぶりに聴き直しました。
> 美しいホールトーンを活かした極上のピアノ録音ですね。


このCDをオフの時に聴かせてもらったような・・

演奏家の感じるピアノの音と 聴衆が感じる それも
ホールや距離によって千差万別でしょうけれど リスナー
のピアノの音って有ると思います。

ジャズの場合比較的前者が多く クラッシックですと
後者が多いでしょうか?

レコードの処分に困りましたら 私に・・・

SACDは中古で10万円くらいので 100万円の
CDPを上回りそうです。そんなもんでしょうか?


[2209] Re4:レコードの妙味には返信 削除
2004/5/15 (土) 10:36:22 eiji
__ / __

▼ わんこさん こんにちは


> 買ってみたいと思いHMVと調べてみましたが ありませんでした。
> 通販では買えないのでしょうか?


発売元のナミ・レコードさんは、やや特殊なようです。
秋葉原の石丸電気なら前12枚揃っていると思います。
いけださんの録音された後半の方が好みです。


> > いけださんの録音された津田真里さんのショパンを
> > ひさしぶりに聴き直しました。
> > 美しいホールトーンを活かした極上のピアノ録音ですね。
>
> このCDをオフの時に聴かせてもらったような・・
>
> 演奏家の感じるピアノの音と 聴衆が感じる それも
> ホールや距離によって千差万別でしょうけれど リスナー
> のピアノの音って有ると思います。
>
> ジャズの場合比較的前者が多く クラッシックですと
> 後者が多いでしょうか?


仰る意味が解りかねます。
オンマイク・オフマイクのことでしたら
ほぼそのとおりです。


> レコードの処分に困りましたら 私に・・・

10年以上ほったらかしにしてしまったのでカビが・・・
盤面見るのがこわいです。
米櫃を粗末にしてしまい情けないです。


> SACDは中古で10万円くらいので 100万円の
> CDPを上回りそうです。そんなもんでしょうか?


そんなもんですと断言しましょう!



[2211] 宣伝(?)返信 削除
2004/5/15 (土) 18:05:23 いけだ
__ / __

こんにちは。
とても経験豊富な先輩方にお褒めの言葉を頂いておりほんとに
恐縮しております。

> > 買ってみたいと思いHMVと調べてみましたが ありませんでした。

ありがとう御座います。
しかしまことにスミマセン(汗)。
流通経路的には一般のレコード会社と同じですので店頭での
ご注文でお求めにもなれると思いますが、日本に数ある
小規模レーベルの中でもさらに小規模になりますので、
お店側が多くの在庫を持っていない例が多く、amazonでも
ああなってしまうんですね(汗)。
http://www.nami-records.co.jp/
という非常に地味なサイトもありますので
#私が書いているからに他なりません(汗)
一度ご覧になってみてください。
私のサイト作成能力では通販ページが作れないのですが、
営業担当の小島という者にメールかお電話かFAXいただければ
お求めになれます。
#社員総出でテクノロジー音痴ですのでFAXが一番確実です(笑)
・・・もしくは私が行商に伺うなんていうのはどうでしょうか(笑)。

> いけださんの録音された後半の方が好みです。

ありがとうございます。恐縮です(汗)。
しかしながら私のエンジニアリングよりもホールの影響が
大きいのかもしれません(汗)。
私の関わった後半は茨城県の岩井市民音楽ホールで録音されています。
市外の人間は月に1、2回しか使わないような、バブルの跡の
代表選手なホールですが、音に関しては関東でもトップクラス
だと思います。もっと他の録音会社も使えばいいのに・・。
最近は近所のビクターの工場も閉鎖され、街にも少し元気が
ない様に見えています。もっとあのホールを武器にして
岩井市に発展していただきたいものです。

> いけださんの録音された津田真里さんのショパンを
> ひさしぶりに聴き直しました。
> 美しいホールトーンを活かした極上のピアノ録音ですね。


本当にありがとう御座います。嬉しいです。
ちなみにオフの時にお持ちしたのは鷲見加寿子さんのCD
でした。津田さんと同じホールで録音されていますが
またちょっと違う傾向かもしれません。

> 演奏家の感じるピアノの音と 聴衆が感じる それも
> ホールや距離によって千差万別でしょうけれど リスナー
> のピアノの音って有ると思います。


私が関わる録音では演奏者が感じるのと聴衆が感じるのとの
中間くらい(?)を目指しているように思います。
ピアノって一台でオーケストラですから録音も大変です。
いろんな録り方があるんですよね。

・・・
おかげさまでナミ・レコードから私の関わったCDが数多く
世に出る事になりました、が、とても
「自分の作品」
とは言えません。
作曲者、演奏者の意図をいかにしてうまく収めるのかという
点では録音エンジニアとしての自分のセンスが生きる部分が
あると思いますが、それはあくまでも作曲者、演奏者の表現
のお手伝いに過ぎず、出来上がったものは
「ベートーベン」
「野平氏」
の作品なんです。
凄い才能を持ち、積極的に内容に切り込んでいるエンジニア
さんもいらっしゃいますし、できあがったものを「自分の作品」
とするエンジニアさんもいらっしゃいます。
そういう方々も私は尊敬していますが、私自身は
「曲と演奏のお手伝い」
というスタンスでおります。

自分で上手くいったなぁと思うものって「音」がいいもの
よりも聴いていて楽しくなるものの方が多いんです。
自分が関わったそんな数枚をご紹介させていただきます。
だから「音」としてはわんこさんの満足するものでは
ないかもしれません(笑)

オフの時にもお持ちした
「鷲見加寿子 プフィッツナー&ブラームス」
WWCC-7433 2835円
この中のブラームスの「3つの間奏曲」が大好きです。
その後演奏会でナマで聴いた時涙がでてきました。

「木村徹 ピアノリサイタル」
WWCC-7420 2625円
ナミ・レコードでは異例のピアノソロのライヴ録音です。
録音セッティングの自由度がほとんど無い中でこれだけ
録れたのはホールやピアノ調律師や木村氏の演奏による
ものとしか思えません。
ライヴ録音なので、ミス、ペダルを踏む靴の音なども聞こえ
ますが、それを上回る音楽の良さを感じます。
でもこの演奏は人によって好き嫌いあるのかも
・・私は大好きです。

「武田忠善クラリネット・リサイタル」
WWCC-7365 2835円
私のデビュー盤です。カザルスホールでのライヴ。
あれだけ響くホールにも関わらずかなりオンマイクで狙って
しまい、「音」としては自分でも少し後悔が残っていますが
演奏は非常に素晴らしく、聴く度に感激です。
ちなみに編集は私ではありません。拍手がムゲに切れるのは
ご容赦を(笑)。

「延原武春バロック・オーボエ協奏曲名曲集」
WWCC-7432 2835円
これもオフの時にお持ちしましたね。
延原氏はご高齢で確かに演奏技術は若い奏者の方が優れている
面もあるのでしょうけど、この演奏は深いと思います。
「音」も自分では良かったと思っています。

「ブラームス:ドイツ・レクイエム」
ハンス=マルティン・シュナイト指揮
シュナイト・バッハ合唱団、シュナイト・バッハ管弦楽団
WWCC-7369 2625円
先に書いた武田忠善氏のCDと同時発売だった私のデビュー盤です。
オケものって意外と関わっていないのでオケと合唱の代表として
これを挙げさせていただきました。

他にも個人的なオススメはいくつかあるのですがまずはこんな
所で(汗)。
長々と大変失礼しました。
今度、CD行商オフでもしましょう(笑)。



[2213] Re:宣伝(?)返信 削除
2004/5/15 (土) 23:50:54 わんこ
__ / __

▼ いけださん
こんばんは

紹介をありがとうございます。前から購入したいと思って
いましたが つい記録したのを忘れてしまい頼めません
でした。先ほどHMVでオーダーしてみました。

ご紹介のリンク先の方にも行ってみました。
少しだけ購入させてください。

>>・もしくは私が行商に伺うなんていうのはどうでしょうか(笑)。

それは贅沢! オフになりますし。
SPはクラッシックをある程度以上には再現したいので
今の416に交換した状態だと厳しいです。

CDを聴かせていただくのが楽しみです。


[2220] Re:宣伝(?)返信 削除
2004/5/16 (日) 22:10:49 eiji
__ / __

▼ いけださん

こんばんは。
CDの紹介ありがとうございます。


> 私の関わった後半は茨城県の岩井市民音楽ホールで録音されています。
ちょっと遠いですが、静岡には野平さんも理事として参画
されている、AOIホールが在ります。
定員700人足らずですが、とても響きの美しいホールです。
ご縁がありましたら、録音会場の候補にしてください。


> > いけださんの録音された津田真里さんのショパンを
> > ひさしぶりに聴き直しました。
> > 美しいホールトーンを活かした極上のピアノ録音ですね。
>
> 本当にありがとう御座います。嬉しいです。
> ちなみにオフの時にお持ちしたのは鷲見加寿子さんのCD
> でした。津田さんと同じホールで録音されていますが
> またちょっと違う傾向かもしれません。


それは興味津々です。
ぜひ、聴かせていただきます。


> 作曲者、演奏者の意図をいかにしてうまく収めるのかという
> 点では録音エンジニアとしての自分のセンスが生きる部分が
> あると思いますが、それはあくまでも作曲者、演奏者の表現
> のお手伝いに過ぎず、出来上がったものは
> 「ベートーベン」
> 「野平氏」
> の作品なんです。
> 凄い才能を持ち、積極的に内容に切り込んでいるエンジニア
> さんもいらっしゃいますし、できあがったものを「自分の作品」
> とするエンジニアさんもいらっしゃいます。
> そういう方々も私は尊敬していますが、私自身は
> 「曲と演奏のお手伝い」
> というスタンスでおります。


作曲家が録音を前提にしていない作品の録音は、いけださんの
ポリシーが最善だと思います。


> 「ブラームス:ドイツ・レクイエム」
> ハンス=マルティン・シュナイト指揮
> シュナイト・バッハ合唱団、シュナイト・バッハ管弦楽団
> WWCC-7369 2625円
> 先に書いた武田忠善氏のCDと同時発売だった私のデビュー盤です。
> オケものって意外と関わっていないのでオケと合唱の代表として
> これを挙げさせていただきました。


同じオケと合唱ものの「楽園とペーリ」よかったです。
ブラスやティンパニーが飛び出さず、ソロも合唱も明瞭で
観客のマナーもいいですね。
ドイツ・レクイエムも期待してしまいます。

ライブ録音でもないのに、パッパーノ指揮の「トスカ」
随所で歪んでいます。
なぜやり直さないないのか、不思議なぐらい!
同指揮者の「トロヴァトーレ」も「トスカ」ほど酷くは
ありませんが歪んでいます。
発売拒否できるはずですが、プロデューサに説得されたんで
しょうか・・・


INCM/CMT
Cyclamen v3.491
[ut:0.020][st:0.000]