| eijiさんのご紹介で、お友達のthomasさんのご自宅の
システムを聴かせていただきました。
今まで経験したなかでも最も素晴らしい音と感じられる
オーディオ的体験でした。
オーディオは色々な楽しみ方 経路があるとしても
あえて 本格的オーディオと 個人的感想を表現させて
いただきます。
僅か数時間、私のつたない経験では 音楽、オーディオ関係
のプロが３０余年積み上げてきたことの 数分の１しか
捉えられないと思いますが 素直に書いてみます。
本格的オーディオ
オーディオ専用の部屋 大地からリジットな床
どんなに大音響でも微塵も振動しない部屋
完全防音 電磁的シールド
息づかいが分かるくらいの静かな部屋
２００Ｖ別配線 完璧をきしたアース
同一メーカーの 中高域同一アンプ モノラル仕様マルチ
アンプシステム
測定装置を駆使し セッティングによる２０ＫＨｚまで
フラットな特性。イコライザーは入っていない。
どんなジャンルも対応できる標準的音でなおかつ音楽を
堪能できる。
ＥＶ３０Ｗ（５０Ｈｚ以下）の風の様に速い 誇張のない
低音 小さいウーファーの別スーパーウーファーでは絶対に
出ないと思われる自然な低音 ダイナミックレンジ。
まず鳴っていることが分からない。
３０Ｗのみイコライジング。
ラスクを内部に張り巡らせたエンクロージャー
コーンのリコーン。アンプの選択。ブーミーさは全く無い。
ベース音が音階で大きくなったり小さくなったりしない。
１５インチウーファー（５０〜２５０）にピークで２５０Ｗ
がビシッと入って微塵も乱れないリジットな設置と駆動力
それでいて全然うるさくない自然な中高域。
１〜５ＫＨｚの個性を抑える為の工夫 ２４４０に２４４１
ダイヤフラム ショートホーンとは違うエールのホーン
マルチならではの澄んで美しい２４０５の高域
シンバルが素晴らしい
圧倒的上へのダイナミックレンジの広さ ポピュラーや
ロックを聴いて楽しくなかったのは私の装置のダイナミック
レンジとＳＰのセッティング アンプの力 そして部屋が
及んでいなかったことが原因と知りました。
圧倒的情報量 歪み感の少なさ。各ユニットの使用帯域が
狭いことによる癖の少なさ。
ライブでの音量を再現することがライブミュージックの
原点なのか・・ 車で言えば最高速度が２５０楽に出る
世界。そこで振動もハンドリングの癖も甘さも出ない。
その速度域でしか感じれないドライビング コーナーリング
がある。
eijiさんが 録音現場で漏れている音までしっかり再生
されている との表現が至極当然だと思った。
あえて 理想から言えば システムが大きい為の
定位の小ささや 音場感の再現にもう少し下がって
聴きたいと思ったこと。ボーカルがホーンの音であり
ミッドバスを使った音と聴き比べてみたいと思ったこと
です。
勿論、音色の好み等は人によって違い評価が分かれる
でしょう。
ピアノの音 感激です。このシステムで聴くと惚れ惚れ
します。
ライブ録音のビートルズも正にライブで聴いているみたい
でした。
オーディオは人の好みであり、どんなシステムでも
音楽を楽しめると思いますが、今回体験したthomasさんの
音は 本格的に部屋を作って、マルチアンプでＪＢＬの
ビンテージユニットを存分に鳴らした音の素晴らしさを
体験できる世界だと思います。
普通の市販システムではまず鳴らない、
出ない音ではないでしょうか。
ジャズやクラッシックのみならず ロックや フュージョン
まで どんな音量でも 高次元に鳴らし モニターリング
ルームやライブハウスを凌駕するのでは？
と思わせてくれました。
eijiさん 私の好きで良く聴いていた レコードの
カッティングをされていたとは知りませんでした。
プロの現場からのお話や、ノウハウの話はとても
楽しかったです。
今回は貴重な経験をさせていただき誠にありがとう
ございました。
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