[2987] 秋葉原探訪 報告返信 削除
2005/12/4 (日) 20:54:07 わんこ
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計画していた 秋葉原への探訪を行ってきました。

冬休みの課題である KT88のモデファイの材料の購入
複数名で行くからこそ体験できる ハイエンドのお店の
試聴に行く、両方遂行することができ 大変実りの多い探訪でした。

コイズミ無線




ユニットの宝庫で 行くだけでワクワクします。
クラフト心が盛り上がります。meiteiさんは かなりここで
お布施を払っているそうです。

アルパインのユニットを使ったスピーカーシステムは
線が細くサラッとしていますが とても高分解能で
ハイクオリティーでした。



クラシックがかなり良くなるのが驚き。
私にはちょっと 薄い音に感じました。




カインラボラトリーのKT88 プリメインアンプ。
何と 10万円ピッタリの激安お値段。
音は かなり良いです。しっかりとした音で厚みが
あります。歪み感の少なさを求めレンジの広さを求める
方より、ガッツのある音を好む方へ良いかも。

秋葉原 直ぐに時間が経ってしまいます。


[2988] サウンドクリエイトへの訪問返信 削除
2005/12/4 (日) 21:23:52 わんこ
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オーディオ専科 ヒノオーディオ その他にて
kt88改造のコンデンサー類はゲットできました。
オーディオ専科は コンデンサーのメーカーによる音の傾向の差を
丁寧に教えてくれました。自作派にとっては貴重なショップですね。
球アンプのキットのをどれも素晴らしく 購入意欲が盛り上がります。
ネットには無いキット アンプが山盛り。物量感に圧倒される。
素敵なお店。6C33Cのアンプも造りたいです。

石アンプしか使ったことない方、 是非一度造ってみてください。楽しいですよ
それと ジャズやポピュラーを聴かれる人でエネルギーを感じたい方には音も
好みに合うと思います。

早いですが 今日色々なアンプを聴いて、アンプは球アンプが良い、
尚かつ、自宅の球アンプはクオリティーも素晴らしい。 それをモデファイして遊ぶので充分。
それが 今回の結論です。

さて 今回のメインイベント サウンドクリエイト訪問 です。

前もって メールにて相談させてもらいました。セール中で試聴は難しいとのことですが
実際に行ってみると、望外に楽しませてもらい また 素晴らしい体験もできました。
やはり 百聞は一聴に如かずです。

お店の雰囲気は とてもゴージャスです。
ちょっと聴かせて? と一人では入り難い雰囲気があるのは確か。
今回は 予約してあったのもありますが 4名で なおかついけださんは
何回もお邪魔しているとのことで 心強かったです。





ビルの中にあり 静かでとても落ち着いた居心地の良い
場所です。トップランクの場所は 予約が入っていて少しだけ
聞かせてもらいました。ショーで聴いた音に近く 繊細で
スマート 時に力強い 格調の高い音だと感じます。




こちらは ATC。こちらは聴けませんでした。
YGアコースティックがあって それも聴きたかったです。
いけださんも 私も ATCにはネガティブなイメージがありましたが、
隣の部屋の小さいシステムを聴いて 印象が一変しました。




お隣の小さなシステム。部屋の大きさは10畳くらいで
しょうか 一気にリアリティーが生まれてきます。
ここで リンのアンプと オクターブの球アンプで
聞かせてもらって デイブブルーベックのテイク5
かなり良かったです!

外側のATCが濃い 弾む音でなっているんです。これは良い。
ポピュラーバッチリ。ヨーロッパ系の渋い音?かと思いきや 暖色系の
太い音。それでいて 締まりがあって う〜ん やるなぁ・・
私の好み。

そして リンの小さな2way お値段も20万円以下と
お手頃です。こちらは もっと冷静でノリノリ度合いは
減りますが、低音の音階の正確さ 締まりの良さ(密閉型だと思いました
が実はリアにダクトがありました)、高分解能タイプで
音調は中庸でありながら音の実在感が高く この部屋では
このSPが目一杯なっていて これ以上大きなSPは
無くても良いのでは? と言う音でした。

高性能ではリンのアンプ、オクターブの球アンプにすると
急激に私の思う ブルーノートの音になりました。
リンの世界ならオリジナルペア。私みたいに熱く
多少下品でもノリノリなら 球アンプかと思います。
リンのアンプでは多少オーディオ的に音が気になる?

とにかく この2つのSPの為に 訪問する価値があると
思いました。




私の個人的感想ですが LS3/5Aで収まって居ず
もっと上の世界で楽しむならこれかな? と思うくらい
良かったです。セールで1セットあり 本当に欲しかった
です。お値段からも大きさからも購入するリアリティーが
高かったです。中古ですと10万円台前半だもんなぁ・・
お得に思えて仕方ない。ロジャースにくらべてソリッド
なんだよね・・・ブツブツ・・

綺麗な部屋に スマートにこのシステムを置いたら
本当に満足度が高いと思います。やられた〜





隣の部屋の変わったSP。名前は失念しましたが これまた
個性的。中低域がブンブンなりまして 先のテイク5が
ボリュームたっぷり。高域が圧電素子タイプのツイーターだ
そうで とにかく素直で いがらっぽくなく 変な響きが
しません。一聴すると足りないかんじがしますが、至近距離
でオーケストラを聴くと 生の音の自然さが味わえます。
クラシックが好きで 弦楽器に反応されれば 得難い魅力
を持っていると思います。
また ポピュラーもブンブン鳴りますので 手綱の閉め方
と言うか 和室でバンバン鳴ると思いましたら、ショップの
方も広いところでも充分に鳴るとのこと。


つづく




[2989] サウンドクリエイト その2 返信 削除
2005/12/4 (日) 21:40:56 わんこ
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心地よい音と お店の方の良い対応で気分が良いです。
無料なのが申し訳ないくらい。

さて 次の部屋に参ります。こちらも 普段縁がない高価な
システム。セール中で 試聴しながらとてもリーズナブルに買える
のです。最初は私には縁がない と思っていたのですが・・・
ポルシェの911みたいに 絶対に無視できない 機器が
待ちかまえていたのです。



SPはEPS?なるアメリカのメーカー製。これが 横にも
音が出るタイプで独特の音場感。
多数ユニットを使うと 音が散漫だったり 別の響きや
スピード感で気になるのですが 中低域も締まりがよく
弾みますし 高域もかなりエネルギーがあるのですが
うるさくない。艶やかで 芯があって かなり良いです。
ワルツフォーでビーでホーンツイーターみたいな音とは
違いますが かなり良い。15インチウーファーの音
より中低域の明解さが良いです。そしてローエンドも
出ている。
中古ですので200万円以下ですが このスケール感で
あの音なら 納得できる価格では?と思ったりして・・
私 今までの私と違います(笑)

この音の良さの秘密は?

ありました ML−6 とトライゴン?のアンプが
原因だったみたいです。ML−6は程度が極めて良いそう
で 私が学生時代に 同級生宅で経験したML−1のカチンコチンの素晴らしい
音に感動した音を彷彿とさせます。その記憶が蘇りました。

彼は ジャズからクラシックに変わり、装置もビンテージ系
に変わっていました。
でも今でも ML−1とリンのLP12はまだ所有して
いました。きっと手放せない魅力があるのでしょう。
http://wanko.cside8.com/FBBS/cyclaman.cgi?tree=s2427
ML−6は個体で音の差がかなり大きいそうで でも聴けば 如何にこれが
良いか分かります。素晴らしい音です。濃い 彫りが深い。
私のモン耳でも分かるのだ 音の良さが。

これとML−6とML−2Lのペアが ○○万円だそうで 見ているだけで
欲しくなり ローンを組むことを考えている自分がいました。
刷り込みって恐ろしいですね。911も避けて通れない様に
私にとって 昔のマークレビンソンは 音と姿で避けられない存在
なのでした。はあぁ・・

EPSのシステムは オーディオ的に快感があって 心地良く
それでいて バランスが取れていて 安心して音楽にも没頭できる。
後に聴く4338と比べて お得かなぁ・・ 音楽が良くなるなぁ・・
と感心しました。部屋とアンプが違うので 交換すればまた違う
と思いますけど。

つづく


[2990] サウンドクリエイト その3返信 削除
2005/12/4 (日) 22:05:43 わんこ
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EPSのシステムは いけださん録音のクラシックも
かなり良くなっていました。弦の音も綺麗だし 音場の
広がりも リラックスして聴けて良いです。

さて その対面にある このシステム。
私が普段気になるメーカー製 15インチホーンシステム
です。S4800で ああコレはよい!と思ってから
2420のアルミダイヤフラムの昔のドライバーと違う
音で ずっと気になっています。果たしてクラシックも上手く
なるこの新しいJBLはどうか?




とてもでかいマッキントッシュの石アンプで鳴らされて
いました。S4800より 素直で柔らかい音がでる
この4338 やはり 高域が綺麗です。弦もこなせる。
ボーカルの素直さ これは 脳みそをくすぐるくらい
よさそうです。素性は大変良いです。つながりも勿論大変良いです。でも・・・

薄味で 中低域が弾まず 音が気になります。

見れば SPの両サイドは何もありませんし、SPの間隔も広い。
置き台もちょっと低域が減る傾向の台です。
古楽器の演奏が全然ダメ?

置き換えたばかりでセッティングがされていないそうで
対面のEPSの代わりに置いたらさぞかし良い音で鳴りそうです。

さて SPの間隔を狭め オクターブの70なるKT88の
アンプで鳴らします。音が厚くなり 中低域がブンブンなり
急激に普通のバランスになりました。

この差はどうしようもない大きな差です。あのマッキントッシュの
石アンプの図体であの音だったら 本当に落胆するでしょうね
なんて言ってしまいました。SPの使い方は大きいです。
でもそれを差し引いても オクターブの球アンプ
歪みは多いし 高域のレンジの伸びもそれ程でない。我が家の方が
ワイドレンジで音が良い?(笑)、ざわざわするし付帯音もある。
でも 私は この二つのアンプでしたら 私は間違いなく
オクターブを選択します。
マッキントッシュの石もオクターブも両方出力トランスがあるので
この差は何なのか?と思います。

4338は何でもこなせ クオリティーも高く、SPのセッティングで
イライラしなくて良いですが、我が家のアルテック JBL
混成ペアもなかなか良いです。100数十万円だして幸せが来るか?
と聞かれると そうではありません。アルテックの15インチウーファーの
良さ、往年のJBLの音のひっかかり 濃さもなかなか良いです。

今回聞かせてもらって 益々アンプの音とか SPの音も分かってきた
気がします。私にとって心地よい音は何か?

一番はマークレビンソンのプリを使った EPSのシステム
でしたが、リアリティーがあるところでは リンとATC
の小型2wayのスピーカーでした。スマートで邪魔にならず
そして このクオリティーの高さ 分解の良さ、それでいて
音のしっかりガッツン来る、ジャズがバッチリ鳴るところ 感心しました。

部屋と趣味にあった SPで それを上手く置いて アンプ等を
マッチするのを選ぶ、このオーディオ的妙味を再確認させてもらいました。

とてもお得なセールスなのにお客になれずに不甲斐ないと
思いました。ML−6 サクッと買える男にならなければと。


**

一人ではなかなか味わえないことが 気のあった人とグループで
訪問すると 貴重な経験ができます。大変有意義でした。

またクラフト系の人にとって 秋葉原は相変わらずパラダイスでした。
ヒノオーディオで アルテックの404を聴いて 私には 最高の鳴りっぷりをする
ユニットで、音の良さでは リンのシステムと違うけど満足度の高い音
だと感じたりもしました。

オーディオってお金だけではないんですね。
本格的システムも良いし フルレンジも良いし 球アンプも良い。
正直自分が進んできた道が 私にはとても合っていることも分かりました。
今回は ご同行くださった meiteiさん Coldさん そして
いけださん ありがとうございました。

また オフをするときは お願いします。


81015


[2993] ステレオサウンド誌 で検証して楽しむ返信 削除
2005/12/5 (月) 00:41:23 わんこ
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SPのF特が出ているので購入したStereo Sound誌 No.156

記事に 出ていました 今日聴いたアンプやSPが。



和田 博巳 さんが書かれている記事です。
YGアコースティックのSPを自宅で使われていて それを
駆動するプリメインアンプの比較試聴です。



登場するアンプは、

マランツ        PM11S1  350.000円
ライラ                 398,000円
アキュフェーズ     E408    400,000円
クレル         KAV400xi 480,000円
ブラデリウス      S101    550,000円
ステロー        AI320   600,000円
メトロノーム      MT100.5     650,000円
デノン         PMA-SA1     660,000円
クラッセ        CAP2000     850,000円
以上石プリメイン]

オクターブ       V70     770,000円
マッキントッシュ    MA2275  900,000円


果たして結果は?

和田氏

「これで充分ではないか」と思わせるアンプがいくつも
あったのだから嬉しくなってしまった。コストパフォーマンスのことを
あまり言うのは品がないと言う気もしないではない。
しかしプリメインアンプという存在自体・・・
つくづくコストパフォーマンスが高いと思ったのはクレルKAV400xi
であった、・・・・その上ではデノンが圧倒的に・・・
以上で試聴後記は終わりと普通はなるのだが、今回に限っては
そうはいかない。




和田氏

そう、オクターブV70(4338を鳴らしたアンプ)とマッキントッシュ
MA2275という二つの管球式アンプの存在があるからだ。
オクターブV70に電源強化ユニットをプラスすると、マッキントッシュ
とほぼ同額になる。しかし音の傾向は逆、だがどっちも凄く良い。

読者の好みはどちらかに分かれると思うので心配ない。
しかし自分がどちらかを選ぼうとすると、これがどっちも欲しいとなるのだ
真剣に悩みそう。

**
と結んで書いてあります。

オクターブとマッキントッシュの音のへの評価は
それまでの石プリメインと大きく違います。

マッキントッシュで

和田氏

どのアンプも同じに音量に揃えているつもりだが、このアンプから
出た音は楽器そのもの 実体感が違う。ピアノの大きさが特に異なっていて
こちらは本当にコンサートグランドピアノの骨格が実物大で現れるという
感じだった・・・

**

音の実在感 低域の安定感 揺るぎなさで
この2台の球アンプを極めて高く評価していました。

私も今日の経験からも 和田氏の言うことが手に取るように
分かります。石と球で そう単純に分けれれる筈無いと
思いますが、このステレオサウンド誌156号の記事は
私の経験を追認することになりました。

オクターブのアンプも オーディオ専科のキット その他と
音的にどうか?
自分の球アンプや 自作を評価し正当化するだけではなく
同様の感覚をお持ちの方がいたら 談義したいと思います。

何故私が KT88のチューニングにやる気になっているか?
こんなところにあります。オクターブより 良い音が
ねらえないか? 極めてお得系 けちんぼ系の喜ぶところで
あります。



INCM/CMT
Cyclamen v3.491
[ut:0.010][st:0.000]