[5289] バックチャンバーの ^_^;返信 削除
2008/2/16 (土) 18:29:00 kitatanuki
__ / __

いやー、見事に改造実験失敗です。
ヤマハのモニターSPの癖(笛のような鳴り方)を取るため、
スコーカーの改造にチャレンジしました。
500HZ程度のクロスのスコーカーは、かなり大きいバックチャ
ンバーが付いているのが普通ですが、ヤマハのは異常に?
小さくて100cc位しかありません。
これでは振動板が自由に動けず、癖が出るのではと考えまし
て、300ccちょっとの木製バックチャンバーに取替えました。
これは、実は使い古しの「漆のおわん」です。家庭を持って
以来の品なので、捨てるに忍びなくて取っておいた再利用品。

写真で大きさの違いがわかるでしょうが、メーカーが取り付
けているものは、ドライバー並みの大きさで、普通のスコー
カーのそれではありません。右側の磁気回路は、1000Mの
ウーハーのもの。スコーカー用と同サイズ!です。

結果は、実に中高音が伸びやかに軽やかな鳴り方に一変しま
した。耳障りな部分が減ったため、アッテネーターを中点ま
で上げることができたという副産物も。
しかし、残念ながら「明るく鳴りすぎる」のです。うるさい
というのとは違うのですが、中高音が前に張り出してきて、
スコーカーが「聴感上」ハイ上がりになっています。丁度、
ED-915を思わせる傾向の音色なのです。

これで、やっとわかりました。チャラチャラと鳴りやすい
ベリリウム振動板が、なぜあまり癖が出ないのか不思議
だったのですが、ヤマハはバックチャンバーをあえて小さく
して振動板の自由な動きを制限していたのです。
これも、ユニット使いこなしのテクニックの一つなのです
ねー。バックチャンバーを大きくしたら、笛のような鳴り方
とか、ノイズ成分が減ったことは事実です。
しかし、かえって癖が大きくなったので実験は見事な失敗
と相成りました。やはり、メーカーは偉大です。(~ ^~)
癖が大きくなったようで、。



[5290] Re:バックチャンバーの ^_^;返信 削除
2008/2/16 (土) 20:15:04 わんこ
__ / __

▼ kitatanukiさん

NS−1000Mのスコーカーの検証 興味深く拝見しました。
何でもいじりたくなるのは kitatanukiさんの個性ですので
当然考えることは想像が付きます。

> 500HZ程度のクロスのスコーカーは、かなり大きいバックチャ
> ンバーが付いているのが普通ですが、ヤマハのは異常に?
> 小さくて100cc位しかありません。
> これでは振動板が自由に動けず、癖が出るのではと考えまし
> て、300ccちょっとの木製バックチャンバーに取替えました。


そうですよね。
4343のミッドバスのバックチャンバーも小さいですし
大きくしたいのが分かります。
メーカーの純正はかなり小さいのですね。


私は コーラルの X-VIIのハードドームスコーカー
MD70をご覧の通り カーオーディオに使ってみました。
http://wanko.cside8.com/cside/saikin.htm

このときバックチャンバーを確認していますが
ご覧の通り 普通のプラスチックの300ccくらいの
筒でした。

http://dentalbeginners.com/wanko/srant/srant.htm
画像をご覧ください。

横の13cmのウーファーとの比較でも如何にマグネットが大きいか?

カーオーディオではバックチャンバーがどうにも邪魔で取って
しまいました。元々 1KhzにピークがあるMD70でしたが
チャンバーを取ると音もありますが 耐入力が小さくなる感じが
したのを覚えています。

やはり暴れるんでしょうかね あれだけでかいドームだと。
私はコーラルのMD70を使って 「ああ これで中域をしっとり
鳴らすのは 困難だわ」と体験的に感じたのであります。

たぶん これはNS−1000Mのスコーカーでも同じ
ことでしょう。

> 結果は、実に中高音が伸びやかに軽やかな鳴り方に一変しま
> した。耳障りな部分が減ったため、アッテネーターを中点ま
> で上げることができたという副産物も。
> しかし、残念ながら「明るく鳴りすぎる」のです。うるさい
> というのとは違うのですが、中高音が前に張り出してきて、
> スコーカーが「聴感上」ハイ上がりになっています。丁度、
> ED-915を思わせる傾向の音色なのです。


おおっ ED−915を感じさせる音ですか 何だか共通して
いますですね〜

> これで、やっとわかりました。チャラチャラと鳴りやすい
> ベリリウム振動板が、なぜあまり癖が出ないのか不思議
> だったのですが、ヤマハはバックチャンバーをあえて小さく
> して振動板の自由な動きを制限していたのです。


エアーサスペンションなんでしょうね。
バックチャンバーの小ささは。


> これも、ユニット使いこなしのテクニックの一つなのです
> ねー。バックチャンバーを大きくしたら、笛のような鳴り方
> とか、ノイズ成分が減ったことは事実です。


笛状態は 高域が伸びていないと起きると思っています。
チャンバー効果は 500Hz以下に効くと思いますが
高域にも影響があるんですね。
面白いです。

私はMD70をそこまで検証しませんでした。
装着するのとチャンデバで調整するのだけで精一杯でした。
それにしても あの音 印象的だったな〜(^_^;)

> しかし、かえって癖が大きくなったので実験は見事な失敗
> と相成りました。やはり、メーカーは偉大です。(~ ^~)
> 癖が大きくなったようで、。


実験されてまた経験値が上がりましたですね。
好奇心と行動力には頭が下がります。

またのご報告を楽しみにしています。


[5291] 車の中は不自由返信 削除
2008/2/16 (土) 20:23:19 わんこ
__ / __

画像は 190ベンツという今のカローラより小さい車の
ダッシュに スコーカーやツイーターを色々と試行錯誤
していたときのものです。

MD70はどうにもダッシュボード上は無理でした。
第一飛んできたら危ない(^_^;)

FE83は紙コーンらしい 素直な音のするスピーカーで
f特は鬼のようにフラット
ただ 至近距離だとハイ落ちにしないとキツイんですよね〜

kitatanukiさんが ご自宅で ハイ落ちにされて色々と
されているのが私にはよく分かるんです。

SPとの距離で特性も調整する必要がある そう思います。


[5292] カーオーディオでの特性返信 削除
2008/2/16 (土) 20:27:42 わんこ
__ / __

足下に11cmウーファー ダッシュボードの上に
フロントガラスに反射させた ドームツイーター
その時の運転席の頭の位置での特性が こんなで
大体クラシックはバッチリでした。

低域がノイズガ多いのでf特的にも低域ブースト
そして 高域はコレでも 結構繊細にはい上がりな感じ。

http://dentalbeginners.com/wanko/f_toku/f.htm
この人はクラシック主体の方で、弦楽器の倍音がしっかり
再生されないとダメな方。

ボーズのメーカー製10cmウーファー+サブウーファー
とマッキントッシュの上質なパワーアンプで綺麗に鳴らしていた
車の特性です。

弦楽器が笛に聞こえないのには ドームツイーターでこの様な
特性が良かったです。
kitatanukiさん宅で NS−1000Mの弦楽器が笛に
聞こえるのはずばり4.5Khzくらいから上のハイ落ちだと
思います。




[5293] FE83を使っていた時の特性返信 削除
2008/2/16 (土) 20:38:16 わんこ
__ / __



ちなみに 私が13cmのウーファーにダッシュボードに
フォステクスのFE83を置いて 2wayにしたときの
特性です。
http://dentalbeginners.com/wanko/83/83.htm

このときはまだ聴感上チャンデバでFE83のレベルを
調整していました。

最初置いたばかりの時 ほぼフラットで鳴らしてみて
JIMさんに聴いてもらったとき 思わず笑われて
しまいました(^o^)
*訂正* JIMさんではなくて、ドラマーさんでした

あの頃は長岡さんの経験で カーオーディオでもフラットが
良いのでは?と思っていたんです。

ピンクノイズでスペアナ特性を何十回も測ると
音で大体特性が分かるようになります。
だから 何てことないですけど kitatanukiさん宅での
音がハイ落ちが合うし お好きなのも 私にはよく分かるんです。


[5294] 笛になる原因etc.返信 削除
2008/2/17 (日) 00:17:30 kitatanuki
__ / __

▼ わんこさん
「笛」現象は、高域不足に起因するんですか???
きっとそれはわんこさんの体験から来るんでしょうけど、
自分にはあまり「笛」の体験が多くありません。
ただ、1000Mのスコーカーの「笛」現象は、私には電磁
歪と金属振動板の鳴き(要するに分解能の不足)から来る
ように聞こえるんですが・。

それにしても、やはりスピーカーの材質は紙に限りますね。
特にウーハーは。
ホーンの場合は、振動板がしっかり制御されていて振幅が
少ないので、金属振動板がいいようですけど、制御されて
いないドーム型の難しさがよく分かりました。
音楽を楽しむには、やはりホーン型にトドメをさすようで
すね。1000M遊びはもうやめます。


[5295] 言葉足らずでしたm(_ _)m返信 削除
2008/2/17 (日) 09:14:25 わんこ
__ / __

▼ kitatanukiさん

おはようございます。

笛になる原因は ハイ落ち
これは 全く一面だけで 間違いに近いですね。
済みませんm(_ _)m

カーオーディオでは ハイ落ちにしないと 30cmくらい
の耳元のユニットは高域が五月蠅いことが多いです。
特にポピュラーを大音量でやると シンバルとかが五月蠅い。
それでハイ落ちにするのですが すると中音量でのクラシックを
上品にかける方にとっては ハイ落ち 弦楽器の繊細さが
でない と言われました。

先日kitatanukiさん宅で聴かせていただいたNS−1000Mは
その音のバランスに近く感じました。

あれだと 確かに繊細な雰囲気等が出にくいかと思います。
ただハイ落ちで そう聞こえるのと 弦楽器が笛に聞こえるのは
それだけではありません。

> ただ、1000Mのスコーカーの「笛」現象は、私には電磁
> 歪と金属振動板の鳴き(要するに分解能の不足)から来る
> ように聞こえるんですが・。


 おっしゃるとおりです
 私が言いたかったのはそのとおりですm(_ _)m

私も ハードドームで弦楽器が難しい と感じたのは
ツイーター領域より 下の 中高域 NS−1000Mや
コーラルのX-VII でのミッド領域の話ですね。

ハードドームはコンプレッションドライバーと違い
フェイズプラグでの空気の圧縮 コントロールが出来ていない
のではないかと思います。
金属振動板は 紙や シルクみたいに シワシワにならないと
言うかしなやかでない。 その分 共振のピークが高いのも
弦楽器に不利なのでは?と想像します。
よく コンプレッションドライバーにホーンを付けずに
使われている方がいらっしゃいますが、ミッド領域については
弦楽器等の音が気にならないのか不思議です。音色主体でない
んでしょうね。


これは meiteiさんに ジョーダンのフルレンジユニットを
お借りした時の画像です。
このもう一回り大きいのを聴いたこともあります。

非常にバランスが良く ピークが抑えられ 滑らかな音がする
のですが FE83等に比べると どうしても高域の繊細さ
と言うか 毛羽立ちというか 細やかさが私には足りない。

その顕著なのが 弦楽器 なんです。

私はこのユニットを使われている人は弦楽器の響きが
それ程気にならない方なのでは?と感じます。
ソフトドームの音とは正反対ですね。




私もカーオーディオで メタルコーンのウーファー ミッドバス
を気に入って使っていたのでよく分かるんです。
メタル系の音が。

> それにしても、やはりスピーカーの材質は紙に限りますね。
> 特にウーハーは。


同感です。カーボンのウーファーはこれまた剛性は高い
けど 上の領域が難しい。
ONKYOのD-500 とか、


ONKYOの
セプター2002
とか。

> ホーンの場合は、振動板がしっかり制御されていて振幅が
> 少ないので、金属振動板がいいようですけど、制御されて
> いないドーム型の難しさがよく分かりました。


私も学生時代 NS−1000Mがスターでしたから
アパートに入れて聴いて 驚きました。 何であんなに
スターなんだろうって。


そして久々に復活してX-IIIを聴いて分かりました。
タンノイのイートンに音楽性と言うか仕上がりで 全然
及ばない。
音に対するとらえ方なんですが、ミッド、ツイーターの
ユニットの音の質感についてよく分かった気がします。

> 音楽を楽しむには、やはりホーン型にトドメをさすようで
> すね。1000M遊びはもうやめます。


そうですか。
正直 そうでないと お互い同じ方向性の耳ではない と思って
しまうところでした。
確かにピアノとかかなり良いのですが 何かが決定的に
難しい面がある。
フォステクスのフルレンジとは正反対の音とでも申しましょうか。

ソフトドームにはホーンを上回る良さを感じますが そうでなければ
ホーンで遊んだ方がkitatanukiさんには良いように思います。

お帰りなさい と言わせてくださいm(_ _)m


[5296] ご無沙汰いたしております。返信 削除
2008/2/17 (日) 11:11:18 JIM
__ / __

好きな領域のお話が続いていましたので、ちょいと書かせてください。

まず、kitatanukiの前の方の考察なのですが、1000Mの
スコーカーのバックチャンバーの話です。
「容量を大きくして動きやすくなった」ということを起点に
論理展開されてらっしゃいますが、本当にそこがそんなに重要
なポイントなのでしょうか?
例えば同じ500〜2000を持たせても、勿論ホーンとコーン
では、同じ音量を出す為に必用な振動板の振幅が違います。
従って、動きやすい為のチャンバー容積は異なります。
しかしあんなに大きな容量が本当に必要なのでしょうか?
MH領域のバックチャンバーは、WFの後ろ側の音圧のMHへの
影響を防ぐことが第一の目的だと思います。
従って、容量の大きさはそんなに大きな問題では無いと思います。
しかしながら結果的に変わったということは事実であり、別の
原因がそこには存在していると思います。
それは、バックチャンバー内壁からのMHへの音の反射ではない
でしょうか?1000Mのスコーカーの音からするとチャンバー
部分に緩くほぐしたフェルトでも入れてやると、容積の向上効果
ではなく、背面の音の吸音によりMHの音が静かになり、大きく
改善できるように推察します。

ホーンとドームの違いは同じ音を出すのに必要な振幅の量という
のが、音源部分としては最も大きなポイントなのでは無いでしょうか?
だからその観点から見ると極小音量と大音量ではホーンが有利。

ソフトドームとハードドームは、振動板の内部損失の特性により
大きな違いが出るのでは無いでしょうか?このあたりはわんこさん
が書かれていらっしゃるのと同意権です。
「カン!」って鳴らした後、振動版にハード素材の方が音が残る
んですよね、物理的に。だからそこが減衰するソフトより残った
音の分固有の音が出やすいように思います。
そうである以上、使う帯域・音量によって評価も変わるのだろう
と思います。
同じ振幅を維持するために必用な振動板の強度をハード素材の
方が確保しやすいので軽く出来、そのため立ち上がりでは有利
なのでしょうが、引きは結果的にソフトの方が有利と。

1000Mの音はそのようなハード系振動板に対する考察(推測)
の塊のような音という評価で私も嫌いな音です(勿論個人の趣味ですね)。

最後に笛になるってやつですが、これは特定の周波数の音が目立って
いる状態である場合が多いのでは無いでしょうか?
そのような音にドロンとしたしまりのない量感だけの低音を被せて
ごまかしたような音が30年前の国産システムでは目立ちました。
目立つというのは三つの原因があると思います。
@周波数特性上の問題
→説明の必要なし。
Aレスポンスにムラがある
→特定の周波数だけレスポンスが良かったり悪かったりすると人の
耳はそこに意識が行く為目だって感じます。
マルチSPではクロス領域では複数ユニットの合計を聞くことに鳴り
ここでは多かれ少なかれレスポンスが下がることになると思います。
なので周波数特性が若干下がっている位のほうが存在感フラットを
得られやすいのでは無いでしょうか?
B特定周波数に歪み
→クロス領域のクロスオーバー歪みではAと同じことが言えると
思います。
また、ハードドーム系のユニットの場合これも上のほうに書いた
下がりの悪さが耳につき目立つということになるのでは無いでしょうか?
ここはホーンの場合の開口部やら周辺の反射から来るひずみも
同じようなことが言えると感じています。

私はSPシステムの音をまとめる時、@よりもABを優先して
まとめて行きます。(これが言いたかったことになるのでしょうか)
@は音量による影響を大きくひとの耳は受けますが、ABは
@に比べると大きくは受けないと感じています。(振動板そのもの
は逆になると思いますが、ラウドネスカーブのように20デシ
とかってレベルの影響にはならないと感じます)

KY長文失礼致しました。


[5297] Re:ご無沙汰いたしております。返信 削除
2008/2/17 (日) 14:53:22 わんこ
__ / __

▼ JIMさん

書き込みをありがとうございます。
JIMさんの膨大な経験からのお話は ここの掲示板では
大変貴重です。今後もよろしくお願いします。

さて ハードドームユニットのバックチャンバーの話
大きくしての良くなった面と悪くなった面を考えると
チャンバーの後ろからの音の影響もあると思います。

MD70 はプラスチックのチャンバーの中は ぎっしりと
グラスウールだったかフェライトだったか忘れましたが
詰まっていたのを覚えています。

後ろの音の影響が大きいから と考えるのが妥当かと
思います。
私はそれを見てカーオーディオではMD70の後ろに
フェルトを詰め込みました。


> 「容量を大きくして動きやすくなった」ということを起点に
> 論理展開されてらっしゃいますが、本当にそこがそんなに重要
> なポイントなのでしょうか?


私もkitatanukiさんのチャンバーがエアーサスペンション的働きをする
との考えに同意したのですが、考えてみれば 低い周波数でないと
効かないですし もっと小さな容量でないと中高域で抑えにはならない
かもしれません。


> 例えば同じ500〜2000を持たせても、勿論ホーンとコーン
> では、同じ音量を出す為に必用な振動板の振幅が違います。
> 従って、動きやすい為のチャンバー容積は異なります。
> しかしあんなに大きな容量が本当に必要なのでしょうか?
> MH領域のバックチャンバーは、WFの後ろ側の音圧のMHへの
> 影響を防ぐことが第一の目的だと思います。
> 従って、容量の大きさはそんなに大きな問題では無いと思います。
> しかしながら結果的に変わったということは事実であり、別の
> 原因がそこには存在していると思います。



ただ 私のMD70と比較しますと
1000Mのスコーカーの小さいチャンバーのサスペンション効果は
意外にあるかもしれません。
それはMD70では反射のみを考えていて チャンバー的要素は
あまりないと思われます。それより大きくして動きやすくしている。
それに対して 1000Mのスコーカーは明らかに小さいのです。
MD70に比べて圧倒的に小さい。
これはやはり密閉型としての働きを求めている可能性は
あると思います。

> ソフトドームとハードドームは、振動板の内部損失の特性により
> 大きな違いが出るのでは無いでしょうか?このあたりはわんこさん
> が書かれていらっしゃるのと同意権です。
> 「カン!」って鳴らした後、振動版にハード素材の方が音が残る
> んですよね、物理的に。だからそこが減衰するソフトより残った
> 音の分固有の音が出やすいように思います。


シルクのドームツイーターを押してみると驚きます。
どうしてこんなに剛性の低い素材で 超高域まででるのだろう!
って。

分割振動の働きって素晴らしいんだと思うんです。
フルレンジが どうしてあんな1枚の振動板で低域から高域まで
再生してしまうのか驚くのと同じです。

ハードドームは泣きが乗らないで尚かつ分割振動ができないので
使える帯域がかなり低いと思われます。

> そうである以上、使う帯域・音量によって評価も変わるのだろう
> と思います。


そうですよね 使い方次第なんでしょうね。


> 私はSPシステムの音をまとめる時、@よりもABを優先して
> まとめて行きます。(これが言いたかったことになるのでしょうか)
> @は音量による影響を大きくひとの耳は受けますが、ABは
> @に比べると大きくは受けないと感じています。(振動板そのもの
> は逆になると思いますが、ラウドネスカーブのように20デシ
> とかってレベルの影響にはならないと感じます)


なるほど 素材の音を活かす。
ユニットのレスポンスの高いところだけを使う、それが
合うユニットを使い クロスオーバーでの重なりを少なめにして
良い音だけでSPを構築したい とのことでしょうか。

まだ私には理解できないところがありますが 何となく分かり
ます。

ネイロを合わせてユニットを使う
これも大切ですね。

トリオのLS800は明らかに中域と高域の平面ユニットの
レスポンスがウーファーより鈍かったですし
セプター2002は ホーンもそれ強力ではなかった
ですが ウーファーはもっと繊細さが足りなかった。

エジンバラはウーファーのホーンの音の速度が結構揃って
いました。ただ どちらも タンノイの昔のユニットに
比べると 粗い感じ 鈍い感じの音に感じましたが。
フェライトで12インチだったからでしょうか。

 4338

上記のスピーカー達に比べれば 圧倒的に良いです。

でも最近 なんだか オーディオがつまらなくなってきています。
音の統一感 完成度が高いし
どんな音楽でも そつなく楽しめるのですが

 ・・ 何故だか ・・・


[5300] Re:ご無沙汰いたしております。返信 削除
2008/2/18 (月) 00:31:27 kitatanuki
__ / __

▼ JIMさん
レスをありがとうございます。
JIMさんのおっしゃることはいちいちごもっともで、その通り
だと同感しきりです。特に金属の立下り部分は言いたかった
部分をうまくまとめて下さった感じです。

バックチャンバーの内部ですが、その点は抜かりなく羊毛の
吸音材を二重に入れてありました。それと、振動版の後ろの
時期回路には、決して大きな穴は開いてないのですが、
その穴にもグラスウールが元々入っています。ですから、
反射が原因とは考えられないと思います。

1000Mでは、箱をバスレフに改造してみたのですが、これに
よる変化はウーハーの高音にも及びました。密閉のときより
も、なぜか高いほうが情報量アップしたのです。
スコーカーで、バックチャンバーの容積を大きくして同じ効
果が現れたのかもしれません。しかし、容積アップでなぜ
伸び伸びと歌うようになったのか、歪感が減ったのかは謎で
す。普通に考えれば、エアサスペンションが効いた方が歪は
減るはずですよねー。
もっとも、バスレフでウーハーの高い方がきめ細かに、情報
量がアップして聞こえた部分については、バスレフポートか
らの音もれも考えられますね。
それにしても、スピーカー遊びは奥が深くて面白いですね。


[5303] Re2:ご無沙汰いたしております。返信 削除
2008/2/19 (火) 08:40:09 JIM
__ / __

なるほど。
それでかなり納得できました。

> なぜか高いほうが情報量アップしたのです。
> スコーカーで、バックチャンバーの容積を大きくして同じ効
> 果が現れたのかもしれません。しかし、容積アップでなぜ
> 伸び伸びと歌うようになったのか、歪感が減ったのかは謎で
> す。普通に考えれば、エアサスペンションが効いた方が歪は
> 減るはずですよねー。
> もっとも、バスレフでウーハーの高い方がきめ細かに、情報
> 量がアップして聞こえた部分については、バスレフポートか
> らの音もれも考えられますね。


ここです。
エンクロ容積を詰めることによりコーンの動きを押さえ込んだ
場合、押さえ込まれた結果の方が入力信号に対してリニアな動き
になっているのかというと???
主に各ユニットの低い帯域でのあばれを抑える効果がありますが
この効果は音量に応じて変わりますので、音量によって反応が
大きく変わってしまうシステムになります(結果的にその通り)
そして、押さえられてしまうのは暴れだけじゃなくてリニアな
信号に対する反応も抑えられてしまう。だからそれから開放され
た時の音が情報量が多いなり、音が豊かなり感じられたとすれば
私としては「そうだろうなあ」と納得です。
一方小さめのエンクロに詰め込んでいった場合、F特の平坦化
という角度から見ればまとめるのは楽になります。レンジを
欲張りさえしなければ。(これもその通りの結果になっているかと)
動きやすい状態にしておいて、バランスはNWでとっていくと言う
のが正解ではないでしょうか?
38センチクラスになると、エンクロが小さい目なのか大きい目
なのかという話になるとそこまで単純には考えられませんが。

例えばD130に150L、250L、400Lと考えた場合、
150は小さい目ですが、200より上の反応を阻害するほど
小さくはありません。その前提で250、400となると100
以下の動き方には影響をしてきますので。100以下の形を
どう整えるために、あるいは何を狙うのかということにより
容量が決まってくる、、ということになるとおもうのです。
わんこさんのアルテックなどは、弾むような音を表現させる
ためには、
@世間で言われる製動力の高いアンプにより、より大きなエンクロ
でコーンを動かしきる。
Aもっと小さい目にエンクロを更に詰めて、低いところお音の
形を整える
のふたつの方針があるように思います。
私は@の系統の努力をしたことがありませんのでこちらはよく
わからないのですが。。

つまり、現状、つまったゆったり感が不足する状態ならエンクロは
開放する、緩いならエンクロは詰めるということが良い結果につな
がる可能性が大きいのではないかなあ、、と。

脱線していきますが、あのアルテックを今の2倍のエンクロにいれた
場合、クラシックなどははまるかもしれませんが、弾力感のある
低音の再現ってとても難しくなっていくように思われませんか?

なんとなく一貫性があり、つじつまがあっているように私は思います。

> それにしても、スピーカー遊びは奥が深くて面白いですね。


[5308] ウーファーのまとめ方返信 削除
2008/2/20 (水) 20:36:19 わんこ
__ / __

JIMさん こんばんは。

私の416−8aのエンクロージャーの容積と
音のまとめ方についてのアドバイスありがとうございます。

簡単にまとめてしまえば レンジを欲張らず 弾む低音は
容量を小さくしてトライしてみれば?とのことだと
思います。


http://wanko.cside8.com/cside/416/416.htm

当初12インチ用のボロい箱で140Lくらいではじめて使い
始めましたが、ピーク感を抑えることができず また箱が
激安のパーチクルボードだからか響きも多く悪く とても
良い音になりませんでした。

それで エンクロージャーを造るとき 亡くなられたラフトクラフトの
田中様から「416は最低でも170Lは欲しい」とのお言葉で
現在の箱を造ってもらいました。

米松で響きの良さは大きく違い 何で最初からしっかりと
エンクロージャーを使わなかったか後悔しました。

それで 小さい容量には目が向いていませんでしたが
明日から 復活させてみますので JIMさんのアドバイスを
念頭にして調整してみます。

私は憬れの416で 良い と思いこんでいましたが
好みの音は515に近いかもしれません。
直ぐにユニットの交換に頼るのには苦々しく思われるかも
しれませんが それも見守ってやってくださいm(_ _)m

INCM/CMT
Cyclamen v3.491
[ut:0.010][st:0.000]