| ▼ えだまめさん
> たとえば、けんけんさんのアンプでよみがえった
> TD 500 のようなのとか。
別に死んでいたわけではないので(気に入らないので聞かなくなったので・・・似たようなものか)
よみがえったと言うのは言い過ぎ(でもないか)。
今日は午前中気合をいれて「真空管聞き比べ」を行いました。
機材は
LHH500FT
シャークワイヤー
Mcintosh-C36
ベルデン平衡ケーブル
A3700改
で、玉は
@AEGのEL34
AGE太管の6CA7(1000h使用済み)
BGE太管の6CA7(新品)
CGECの6550(バイアス電流65mA)
DGECの6550(バイアス電流75mA)
条件は、
すべての玉でNF無しと有りを行い
玉を交換してバイアス調整後30分エージングして、
まず、アゼストのオモチャアナライザで測定し、
ナベサダ・弦楽ソナタ・ピアノ独奏
を聞きました。
今回の目的は、
私のための私の環境での私の装置を使って私が聞きたいものを
最も気持ちよく鳴らす組み合わせを探すと言うものです。
で、独断と偏見の感想を簡単に列記しますと、
@ 新品の玉はNFを掛けると聞くに堪えない。
A バイアス電流を深くすると周波数バランスが低域寄りになる。
B NFの有無による低域の違いは気にならないが、中高域の違いは無視できない。
C 真空管はエージングが進むと中高域が滑らかになる(必ずしも良いわけではない)。
また、それぞれの玉の特徴を列記しますと、
@AEGのEL34
余韻の美しさと艶っぽさが絶品。
AGE太管の6CA7(1000h使用済み)
NF有りの時の低域が量感だけでなく力感がある。
BGE太管の6CA7(新品)
NF無しのときの中高域がツブ立ちがありなかなか良い
反面、NF有りの時は聞くに堪えない(A3500改と似た音)。
CGECの6550(バイアス電流65mA)
中高域の解像度・ツブ立ちが抜群。
低域の量感・力感が心地よい
NF有りでは聞く気にならない。
DGECの6550(バイアス電流75mA)
中高域の解像度・ツブ立ちが有る。
低域の量感があるがゆるい。
NF有りでは聞く気にならない。
で、普段聞くことが多い曲を考えると
AEGのEL34が
主役の地位はゆるぎないのですが、
低域の量感や中高域のツブ立ちも捨てがたく、しばらくは
GECの6550(バイアス電流65mA)
で行きたいと思います。
ここまで長々と申し訳ありませんでしたが
ちょっと考えていただくとかなりの手間を食うことが御分かりだと思いますが
おかげでいろいろと勉強になりましたです。
けんけんさん、
すばらしいアンプです。ありがとうございました。
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