| 今回は 比較的音量を上げた状態でのインプレです。
その前に訂正です。カップリングコンデンサーは交換
されています。今回のテーマは
美音系はあるので 高性能 高分解能 ストレート
那須さん設計の回路でKT88の持ち味を活かす
です。それで狙いは達成しているか? と聞かれたら
狙い通り だと思います。
まず 音量を上げると極めてパワーフルです。
シングルアンプと余裕が違います。
それと前に 石アンプに近い と書いたのは訂正します。
音のの透明感 浸透力 ダイナミックさ 繊細さ 切れ 美しさ
前後感
いずれも例に挙げた P-600と比べものにならなく点数が高いです。
こればっかりは 聞いてもらわないと分からないでしょう。
300Bppと比べても際立っているのは 高域の伸び
こいしさんは 私の 「ppアンプでシングルアンプみたいな雰囲気の再現
が欲しい」と言ったのを受けての調整をしています。
音量が大きいと 録音されたソースのバックグラウンドにある
ノイズがどのアンプより良く聞こえます。さーっとマイクスイッチが
入ると聞こえるノイズ。周辺のカサカサ空気音 NFが11dB
かかっていて f特的にはフラットな筈ですけど ハイ上がり?
とは違いまして クリアーな高域が気持ちよく聞こえてくる。
ザラザラはしていません。
シンバル周辺の空気感もppアンプとしてはとても良い方だと
思います。ppアンプは音の芯は強いものの毛羽立つ繊細さや
微細な音が潰れてしまう事も経験していますが、今回のKT88は
何とも言えない微粒子感があります。
それに対して低域はどうでしょう。
私が
「中低域の力感が少なくダイナミックでない 下のレンジは
伸びているけど」
このオーダーに対しての答えも考えての調整が行われています。
ブワ〜ンと柔らかく膨らむ低音でなく、ソリッドに切れ込む低音。
これは目的を達していると思います。
ウッドベースのソロ 300Bppに比べ締まって音像の膨らみが少ない。
単に量が少ないのではなく にじみが少なく ウーファーの
収まりが良い感じです。
オーケストラの低音弦楽器が響くネイロや輪郭がよりよく分かる。
もう少し ふわ〜っとした感じがあっても良いかもしれません。
まだ試聴は10時間もしていません。
もっと使って それでまた インプレを報告させていただきます。
ppアンプ 美音系と忠実明瞭系
この両方があるのは楽しいです。ppの世界もこれまた結構。
もし ROMの方が自慢のppアンプがありましたら 聴かせて
いただければ嬉しいです。相互試聴を希望しています。 |
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