[970] 日記的報告返信 削除
2002/7/12 (金) 00:39:07 わんこ
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読んでいただいている方もいらっしゃいますが ホーンの違い
とか球の違いとか土俵が違っての会話は難しいですね。
さきほど MASAさんとお電話して色々と教えてもらました。
オーディオは深いものなのね。

さて そこでの話です。CDPの音が良くなって 以前耳に
こびりついていた 良い音 すなわちアナログレコードの音が
CDPで出たとき 「あ、この音はレコードであった」の感覚
先のチックコリアのCDとレコードで感じました。私の高音の
スイートスポットは レコードで形成されたのです。

でも逆にレコードが良いと思いきや 低域に関しては私の家で
はCDの方がずっといいです。レコードの美音も 実はトータル
でくらべると どうか? その辺は 最近数多くのCDP DA
を聞かれているMASAさんに報告してもらいたいです。

300B球の違い

WE とEHでは かなり音がちがいます。今のネットワークで
フルレンジで聞くと レンジ感が広いのがEH 高音が繊細で
伸びているのがEH 声の帯域 その下のしっかりした感じ
音の落ち着きでWE 100hz近辺の分解能でEH 最低域
の量感でEH と トータルでウエスタンよりEHが好みです。

テレビの音を上回る

我が家ではビデオはオーディオで再生されます。テレビの音
36インチのテレビは5スピーカーだそうで これがかなり
普通でいいです。変な癖がでないし 低域はテレビらしく
抑え気味で胴鳴りも少ない。これにしたいしてオーディオで
はドライバーの高域が目立ったり 中低音が相対的に弱かったり
なかなかテレビの音を上回ることができない これって恥ずかしい
ことでしょうか?みなさま テレビの音は中音主体なれど
昨今のテレビの音はなかなかいいです。音楽聞くには物足りない
ですが アナウンスとかアニメとか テレビの音を完全に
凌駕している様に聞こえますでしょうか?

最近のアナログプレーヤー

復活したオーディオで驚いたのは、スピーカーの小型トール
ボーイ化とアナログプレーヤーの変化です。小さいターンテー
ブルに ベルトドライブ フローティング機構。
あんなターンテーブル 特にオラクルのなんて フラフラ
で本格的筋金入りの低域がでるとは 到底信じられません。
当時からトーレンス等のふわふわタイプも凄く良い音がして
いましたが 今聞いてみたいです。

http://page4.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/d18370770
これ我が家で聞いてみたいですが、今のシステムの良さも
捨てがたいので 踏み切るには原資が不足しています。

高域の美しさ レコードもかなりいいです。カートリッジ
余っている方 お待ちしています・・


[971] Re:日記的報告返信 削除
2002/7/12 (金) 00:42:46 わんこ
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> 300B球の違い
>
> WE とEHでは かなり音がちがいます。今のネットワークで
> フルレンジで聞くと レンジ感が広いのがEH 高音が繊細で
> 伸びているのがEH 声の帯域 その下のしっかりした感じ
> 音の落ち着きでWE 100hz近辺の分解能でEH 最低域
> の量感でEH と トータルでウエスタンよりEHが好みです。
>

CDを演奏しながら 300Bパワーアンプだけスイッチを
切ります。当然音が出なくなるんですけど、EHは音が完全に
聞こえなくなるのに2秒弱。WEは 5秒くらいかかります。

純粋に球の違いでしょうけど 音が溜まるのってあるので
しょうか? WEは音が蓄積されている or 空気が減って
も増幅力が長持ちする のだと思います。

何か分かる方 ご意見 情報 書いて下さると嬉しいです。


[974] Re2:日記的報告返信 削除
2002/7/13 (土) 00:03:43 けんけん
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▼ わんこさん
なんか、オカルトティックですね・・・

電源ケミコンに電荷があり、カソード(フィラメント)が熱電子を放出
出来る温度のうちは音は出ます。球にエネルギーが溜まっている訳ではありません。
で、WEの方が長く聴こえるのは、WEのフィラメントがより低温でも
熱電子を放出できる仕様だからです。
一般に業務用の球は変動に強く作られているので、そうなるのでしょう。
因みにWEのフィラメントコーティング材はとても優秀で点燈時の温度を低く
(暗い)して長寿命とし、且つ電圧変化に強くなっているのです。

ついでに、電源を切ってすぐ投入するとプレートに過電圧が掛かる可能性が
あり、球に気の毒ですから気を付けましょう。

ではでは。


[977] Re3:日記的報告返信 削除
2002/7/13 (土) 01:43:31 わんこ
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▼ けんけんさん

レスどうもです。WEとEHの音の違いは 現SPでの
印象なので他では違うと思います。音のクオリティー しっかり
明瞭な感じはWEなんですけれど、中音の強い今のSPだと
ちょっとその傾向が強まる感じがします。
EHはWEにくらべ 薄味 柔らかいです。

> 電源ケミコンに電荷があり、カソード(フィラメント)が熱電子を放出
> 出来る温度のうちは音は出ます。球にエネルギーが溜まっている訳ではありません。
> で、WEの方が長く聴こえるのは、WEのフィラメントがより低温でも
> 熱電子を放出できる仕様だからです。


電源を切ったときの おとの収束があまりにも違うので どうして
かずっと気になっていました。同じ規格の300Bでありながら
そんなにも違いがあるんですね。ただ それが普通の使用状況
での音の違いになるとは限らないのだと思います。


> 一般に業務用の球は変動に強く作られているので、そうなるのでしょう。
> 因みにWEのフィラメントコーティング材はとても優秀で点燈時の温度を低く
> (暗い)して長寿命とし、且つ電圧変化に強くなっているのです。


電圧の変動にも強いとすると、電源の影響はWEがあまり
受けないと考えていいのでしょうか。
何故 WEの評価が高いのか この辺にも理由があるんですね。

WEは電源を入れて 私には珍しく30分くらい 経ってから
聴きましたが もう少し長く使っていると別の印象になるかも
しれません。

最近気温が高いので ネットワークでアンプ1台駆動が
熱的にもいいです。

けんけんさんの300Bと低域が違う感じがしましたが、
現在のアンプでのセッティングで 多少低域が強くなる
方法はあるのでしょうか?ウッドベースの音はとても
切れがよくて イヤなブーミーな感じがせずにいいのですが
オーケストラでは もう少し膨らみと量感が欲しいです。

ソースによっては プリアンプの40Hz近辺のラウドネスを
使って聴いています。また何かありましたらよろしくです。


[978] Re4:日記的報告返信 削除
2002/7/13 (土) 03:36:29 けんけん
__ / __

▼ わんこさん
あ〜 最後のコースがクリアできない・・・

で、
> 電源を切ったときの おとの収束があまりにも違うので どうして
> かずっと気になっていました。同じ規格の300Bでありながら
> そんなにも違いがあるんですね。ただ それが普通の使用状況

そうそう、オリジナルとはその点で設計(金の掛け方)が違うのですね。
ちなみに 300BはWEの型番で、規格ではありませんので
同じ物という保証はないです。6CA7なんかとは一寸違います。

> での音の違いになるとは限らないのだと思います。
真空管の動作原理はグリッド電圧でカソード(フィラメント)から
放出される電子数を制御するのですが、熱電子量が増えれば当然
カソード表面温度が下がります。熱電子放出量は十分に確保されている
こととヒータ電流の増加で補われますので、あまり気にされていないのですが、
僕はこの辺がフィラメントの点火方式で音が違う理由では?と思っています。
音の良し悪しではなく、真空管として重要な特性なのです。
面白いでしょう!?

> 電圧の変動にも強いとすると、電源の影響はWEがあまり
> 受けないと考えていいのでしょうか。

ちょっと意地悪な質問を・・・電源の影響って何ですか?
僕の言った変動は現代の(特に日本の)電源事情では問題にならないものです。
この球が設計されたころの電源事情とは全然違います。
因みに球アンプは高電圧動作なことと、シングルは純A級動作なので
ゼロ出力でも最大出力でも消費電力は原理的に変わりません。
1/4サイクル以内の過渡現象については電源コンデンサーの放電
と熱慣性でカバーされます。その意味では真空管アンプは変動に強いのです。
因みに電圧変動に敏感な部分にはそれなりの変動防止措置がしてあります。
最近割合御座なりにされている部分です。

> WEは電源を入れて 私には珍しく30分くらい 経ってから
> 聴きましたが もう少し長く使っていると別の印象になるかも
> しれません。

耳の慣れの方が大きいでしょうから、10分程度音を出さずに
置いて置くのが良いでしょう。

> 最近気温が高いので ネットワークでアンプ1台駆動が
> 熱的にもいいです。

そうそう!! 球使っている人は夏用システムを持っている人が
結構いますね。僕は低音用がPT−15になったのでこれでOKですが。

> けんけんさんの300Bと低域が違う感じがしましたが、
> 現在のアンプでのセッティングで 多少低域が強くなる
> 方法はあるのでしょうか?ウッドベースの音はとても
> 切れがよくて イヤなブーミーな感じがせずにいいのですが
> オーケストラでは もう少し膨らみと量感が欲しいです。

小生の300Bとの違いは出力トランスの違いが大きいと思います。
わんこさん(タムラ F2003) 、けんけん(タムラ F2007)
この辺はお話しましたよね!?
でも、わんこさんのアンプをF2007に換装すると前段との兼ね合いで
高音域とのバランスが悪くなる可能性があります。

言われている感じですと、NFB量を少し減らせば良いような
感じですね、やってみる価値はあります。
ただし、製作時NFBなしで多少高音の粗さ(前段の個性)が
あったのでその辺とのトレードオフになります。(前段の417Aも
エージングが進んだはずなので行ける様な気もします)

さて、何とかクリアして寝なければ・・・ではでは。


>
> ソースによっては プリアンプの40Hz近辺のラウドネスを
> 使って聴いています。また何かありましたらよろしくです。


[980] 差し替え楽しんでいます返信 削除
2002/7/13 (土) 12:53:12 わんこ
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▼ けんけんさん

レスどうもです。球の話はモンキチの私にも分かりやすいです。

> あ〜 最後のコースがクリアできない・・・
ゲームでしょうか?いけませんね 青年がテレビゲームで
夢中になったりしては。そう言えば最近 ステアリングを
モニターの前に装着していません。キックバック機能のない
ステアリングは×です。


> そうそう、オリジナルとはその点で設計(金の掛け方)が違うのですね。
> ちなみに 300BはWEの型番で、規格ではありませんので
> 同じ物という保証はないです。6CA7なんかとは一寸違います。


今本をみましたら 6CA7はEIA規格だそうで、フィラメント
電圧が6Vで 電極数が7つ。分かりやすい。
球は見た目に光って作動しているのが分かるから面白い。
グローが光っているのは幻想的だし 音楽と共に光が点灯する。
ロマンチックです。
昨晩も 球を差し替えましたが 非常に違います。
2A3の時は前段も交換できて変化が楽しめました。


> 真空管の動作原理はグリッド電圧でカソード(フィラメント)から
> 放出される電子数を制御するのですが、熱電子量が増えれば当然
> カソード表面温度が下がります。熱電子放出量は十分に確保されている
> こととヒータ電流の増加で補われますので、あまり気にされていないのですが、
> 僕はこの辺がフィラメントの点火方式で音が違う理由では?と思っています。
> 音の良し悪しではなく、真空管として重要な特性なのです。
> 面白いでしょう!?


フィラメントから電子が飛ぶと 温度が下がるんですね。
となると 1秒弱で音が出なくなるEHと2秒以上音が出続ける
WEでは音が違うのもうなずけます。

フィラメントから電子が飛んで音になる それが聴く音に直結
する。う〜ん ミクロだけどメカニカルでよろしいです。
真空管を叩くと音がするのも メカニカルですよね。
でも どうして叩くと音が出るんだろう・・

>
> > 電圧の変動にも強いとすると、電源の影響はWEがあまり
> > 受けないと考えていいのでしょうか。
> ちょっと意地悪な質問を・・・電源の影響って何ですか?
> 僕の言った変動は現代の(特に日本の)電源事情では問題にならないものです。
> この球が設計されたころの電源事情とは全然違います。


これは微少なアンプ内での供給電源の事を想像してみました。
家庭用電源がどうのではありません。
電圧の降下で直ぐに音が変わりそうなEHでは、アンプの電源の
違いにも敏感なのでは?と思ったのです。
石アンプだと凄い数のコンデンサーがありますし、今回のアンプ
でも音の良いコンデンサーとかを(電源部ではないのでしょうけど)
使ってもらいましたよね。
電源は安定して瞬間供給量が大切 みたいなのを聞いたことが
あります。良い電源って球アンプでも必要なんでしょうけど
出力 電圧から石より依存度が低いのかしら・・
WEがプロ用で過酷な条件でも作動するように設計されている
のとは意味合いが違いますが 音にもいい影響があると思い
ました。

> 因みに球アンプは高電圧動作なことと、シングルは純A級動作なので
> ゼロ出力でも最大出力でも消費電力は原理的に変わりません。
> 1/4サイクル以内の過渡現象については電源コンデンサーの放電
> と熱慣性でカバーされます。その意味では真空管アンプは変動に強いのです。
> 因みに電圧変動に敏感な部分にはそれなりの変動防止措置がしてあります。
> 最近割合御座なりにされている部分です。


この辺から既に分かりません。A級 シングルアンプは
常に電気を使っていてフローが潤沢ってことでしょうか。
我が家の財布と考えればいいのか(笑)・・それともパワーバンド
の回転に入っているエンジンレスポンスとでも言えばいいのか・

昨晩 衛星放送でアシュケナージ指揮のドボルザークを
放映していました。ソロのバイオリニストの演奏しびれました。
私 男のバイオリニストでもいいです。
我が家の球アンプはどうも 体にしみいる音の素直さがいいです。
回路もパーツも分かりませんが 脚色の少ない シンプルで
素材の音がする ハイスピードな音がその理由だと思って
います。タンノイをお持ちの方に この300Bアンプを
貸してあげたい。直熱管のシングルアンプは いいですよ
(と分かったようなことを言う。癒しには最高)

> そうそう!! 球使っている人は夏用システムを持っている人が
> 結構いますね。僕は低音用がPT−15になったのでこれでOKですが。


PT15は発熱が少ないですか?大きさは300Bより
大きかったですけど。

> 小生の300Bとの違いは出力トランスの違いが大きいと思います。
> わんこさん(タムラ F2003) 、けんけん(タムラ F2007)
> この辺はお話しましたよね!?
> でも、わんこさんのアンプをF2007に換装すると前段との兼ね合いで
> 高音域とのバランスが悪くなる可能性があります。


2つの同じメーカーのトランスでも特性 用途が違うのだそうで
聴感上は帯域バランス的に聞こえるのでしょうか。
独特の高音の繊細感があります。
前段他の要素との兼ね合いとなるんですね。

小編成の合奏ではシングルアンプは低域の弱さを補っても
魅力があります。
前段の球は418ではなかったでしたっけ・・
あの球が帯域をギュッとタイトにしている気もします。
91型はもっとタイトなのかもしれませんね。
低域のブリブリなる感じはかなり収まってしっとりして
きました。
>
> 言われている感じですと、NFB量を少し減らせば良いような
> 感じですね、やってみる価値はあります。
> ただし、製作時NFBなしで多少高音の粗さ(前段の個性)が
> あったのでその辺とのトレードオフになります。(前段の417Aも
> エージングが進んだはずなので行ける様な気もします)


伸びやかな感じはNFB無しがいいんですよね、低域のタイトな
感じはたった3.3dbのNFBでも感じが変わるのでしょう
か?
周波数特性的には低音感の出る150ー300hzくらいが
少な目の現状ですので NFBの違いがどれくらい効くか
興味があります。
NFBは端正な高域には多少かかっている方が効果があります
よね。そのアンバイはさすが けんけんさんです。
2A3の時はNFBはゼロでしたが、端正な感じはNFB
より 前段の球 回路の影響が寄与していると思っています。



INCM/CMT
Cyclamen v3.491
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