190アッパーマウントの交換


こんにちは、わんこです。

昨晩のダンさんの捨て身の仕掛けにまんまとハマってしまった私。
とうぜん、今日は花見です。目覚めたら正装に着替えていました。

アッパーマウントはオリジナルと少々ちがいます。ゴムの切れ込みで
前後や当然上下の、ゴムのコンプライアンスを調節しているのです。
それでは、誰でも出来るアッパーマウント交換講座です。
前回のリフレッシュ大作戦の時は下にもぐっていたので、私は
全然やっていません。190では初体験です。

ベンツはフロントのバネがショックと別にありますので、
もの凄く軽くて簡単なんです。お宝号の場合、アッパーを外すと
ストラットにローター、時にキャリパー そしてバネが一体となって
取れますので、15kg近くあります。その点、ベンツはショックだけ
が外れますので重さは3分の1です。簡単だぞ〜 リアはもっと
簡単だぞ〜

当然これは、ショックを外しますので

 *誰でも(犬でも)できる、ショック交換講座*

 と置き換えて読んで下さい。

5万キロ走ったベンツ乗りの皆様、10年経ったら、交換の効果は
明らかに感じられます!



*用意するモノ*

 13mm 19mm のソケットレンチ
22mmの角度がついたメガネレンチ
 19mmのスパナ
 7mm の6角レンチ

 あとは、車体を上げるジャッキと馬があればOK 
 7mmの6角は見つけにくいですが、インパクトがあればOK
 ガソリンスタンドでお願いできれば不要です。

 ね、これくらいの工具は持っているだろうし 買ってもいいと思うでしょ!
 2時間もあれば、誰でもショック交換、アッパーマウント交換が出来て
 しまうんです。

*初心者向け講座*

 1 馬にかける。 

   ジャッキアップする前にホイールボルトを緩めておきます。
  
   そうそう、フロントのアッパーのボルトは22のナットで留まって
   いますので、地べたに置いてある状態で緩められれば緩めておきます。

   エンジンの下のオイルパンの奥にメンバーがありますので、2.5t
   くらいのジャッキ(2tのでなくて2.5t以上を是非買いましょう)
   で簡単に上がります。

   そうそう、後輪にはタイア留めを入れておきます。
   そして、タイアを外す。

   馬にかけられれば、誰でも整備できることが山の様にあります。
   馬の底面は傾いていたり柔らかくてはいけません。安全第一ですだ。
   気をつけてね

 2 ショックをアッパーごと外す

   アッパーマウントは見えやすいところにあります。直径10cmくらい
   のゴムのマウントが13mmのナット3箇所で留まっています。
   ショックのロッドがその10cmの中を貫通して1箇所で留まっている
   のです。

   1つは完全に緩めても外さないのがコツ

   ショックの下は3箇所で留まっています。
   一つは直ぐに見える、横のボルトナット 19mm
   片方をスパナで抑えて片方をラチェットで緩めます。もし緩まない時は
   KTC等のロングのソケットをつけられるハンドルを購入しておくと
   いいです。私は、足回りの時に、まず間違いなくその棒(60cmまで
   伸ばせるタイプ)を使います。
   2000円くらいしたでしょうか、必需品かも 1/2から5/8の
   変換ソケットも買っておくといいっす。

   さて、ここで、少々気をつけたいことがあります。

   フロントの2箇所は、ローターの裏側から、長さ2cmくらいの19m
   mのボルトで留まっているだけです。それを2箇所とも緩めて、しかも
   アッパーマウントを完全に外しておくと、2箇所が外れると、ガコーン
   ってショックが落ちてしまうんです。手を挟んだりしたら危ないです。
   また、ローター等の重さがありますので、ショックが外れたとき、びよ
   よ〜んってロアアームが下がってきます。
   顔を突っ込んで裏側から見ているので、私は少し首を打ちました。  
   ショックの下を、あらかじめジャッキで抑えておくのがGOOD

   さて、ちょっと頑張ってロア側が3箇所外れます。するとガコガコすれ
   すれば、アッパーマウントごと下に抜けるんです。これで脱は終わり。
   慣れれば10分かかりません!

 3 アッパーマウント交換

   インパクトがあれば、22のソケットで外せます。私は最初に緩めて
   おかなかったので(22mm無かったんだもん)、イエローハットさん
   に、ショックと新しいマウントを持ち込んで、ギュリュリュンと数秒で
   緩め、取り替えるのは簡単ですから、アッと言う間に終わってしまいま
   した。

   もしご自身でやるなら、ショックのロッドの頂点に7mmの6角を突っ
   込んでショックのロッドが空回りしないようにして、22mmで緩め
   マウントを交換して締めます。

 4 ショック取り付け

   後は、今までの逆です。ローターもキャリパーも外さないので簡単だし
   軽い。是非、トライしてみましょう。

   その時、下側が少々難しいです。まず、アッパーをボディーに入れ、
   13mmで2箇所くらい完全に締めずに留めておきます。
   そして下側は、ロアアームをジャッキで少しずつ上げながら穴に通る
   場所に移動させて、最初に外した横のボルトナットを留めま・・せん。
   私は最初に留めてしまいましたが、下側の2箇所の方を先にやった方が
   良さそうです。

   下側は、切り込みがありますので、そこに合わせて2箇所を留める。
   そして横のボルトナットを留める。どちらも19mmですから、それ
   なりの力で締めましょう。ロングのハンドルがここでもGOOD

   そうそう、お得号の左前の下側のボルト、片方が全然締まっていません
   でした。3mmも。誰が担当したのでしょう?片方がガッチリ締まって
   いたのでガタも無かったと思いますが・・・誰だ〜(笑)

 5 各部確認

   アッパーマウントにショックのロッドがしっかり留まっていないと、
   ギャップで酷くばたつきます。また、上の13mmは適当な力でも
   外れるように動く力は足回りだけですので、OKです。

   ただ、下側は一度チェックした方がいいです。
   その時、ローターの摩耗、パッドの摩耗、ホースからのオイル漏れ等を
   チェックしておきます。

 6 試乗

   今回、マウントを比較しますと、ゴムの形態が少々違っていました。
   ゴムはひび割れていましたが、切れている程ではありません。
   マウントは直径10cmのゴムにショックが留まる構造ですので、
   体重をかけて乗ってみるとどの様にゴムが動くか分かります。
   また、ジャッキアップしていると、足回りの重さがアッパーのゴムを 
   下に引くので、マウントと上の鉄のプレートのスキマが無くなります。
   当然車重をかけると、今度はロッドがゴムをもちあげ、そのスキマは
   広がってくるんです。ゴムって大事です。

   お得号では、5万キロたぶん1回も交換していなかったでしょう。
   効果としては、足回りのバタツキが30%程減少した感じです。
   特に、足回りが浮きそうになる様なときの動きが減少した 気 がしま
   す。とりあえず効果があったのと、次回 ショック交換をするときは
   もの凄く簡単になるのでよかったです。

   
さて、皆様、ジャッキアップできて、パーツが確保できれば、2時間もあれば
できちゃいます。工賃分働いてみませんか?

5万キロ走っているベンツ乗りの皆様、アッパーマウントは、ショックは如何
でしょう。5.3万キロのお得号では、フロントショックガス抜け、
5.4万キロの家族のため号は、アッパーマウントが弱っているし、たぶん
ショックも低いピストンスピードの減衰力は弱っています。
つまり、足回りヲタクの人には、5万キロ、又は10年を越えると、

 ショック交換 アッパーマウント交換 が効果的!

なのであります。交換すると新車の乗り心地に近づくかも〜
そこの、貴方、アッパーマウントが緩んでいるかもよ!

  どよ〜ん
   

             わんこ

アッパーマウント内でショックが数ミリもずれていたら、アライメントも
ずれて当然です。怖いですね〜(笑)

(豪華付属絵) アッパーマウントの構成
     
       7mm6角 
        ↓
        棒←22ナット
        棒
  鉄鉄ゴムゴム棒ゴムゴム鉄鉄
  鉄鉄ゴムゴム棒ゴムゴム鉄鉄   シャーシー
  鉄鉄ゴムゴム棒ゴムゴム鉄鉄    ↓
鉄鉄鉄鉄    棒    鉄鉄鉄鉄*******     
        棒
        棒
        棒