ウーハー実験開始 

フォステクスのPA用ウーハー 12W360を
山水SP505 箱に入れてみる
いよいよ、開始です。宿題として残っている 家でアルテックのホーン2wayを鳴らしてみること。
やってみたいのね。ヤフーで811Bとコーラルのドライバーをゲットしました。箱は秋葉原のハイファイ堂
で格安 ちょっとボロい 山水の SP505をゲット。ウーハーはFW306?が売れて PA用を
取りあえず入れてみます。                                           



これが、ヤフーのオークションで
格安で手に入れました。12W360
Fostex Professional Series 規格:
インピーダンス=8Ω、連続耐久入力
=180W、バッフル板穴径=270mm、
再生周波数=f0〜6kHz、m0=39g、
Q0=0.23、出力音圧レベル=99bd/W
(1m)、最低共振周波数=55Hz、マグ
ネット重量=1,836Kg、総重量=6.5Kg
とこんな感じです。
http://village.infoweb.ne.jp/~fwgi5816/
SP/bassreff.htm こちらでバスレフの
低域特性、密閉型の特性を計算して
もらっても全く低音が期待できません。
100hz以下がでないと 音楽としての
土台が無いのよね。

ただ、99dbある高能率はホーンと
合う筈。どろ〜ん とした低音より
ホーンと同じスピードで動く?低音
が欲しい。切れ、透明度、軽さ。
山水のSP505のバッフルを
外して使おうとしましたが
程度が悪いのかネジが錆びて
折れ折れ。
SPの穴も12W360がその
まま入ってしまうので サブ
バッフルを15mmラワン材
で後ろ付けでマウントする
ことにしました。
またツイーターの取り付けて
あった穴を埋めたり、リアの
ネットワークの取り外して
開いた穴とかを埋める板も
作ります。
今回は近くのJマートで
1880円のラワン合板に
400円のカット賃を払って
気ってもらいました綺麗。楽

ジグゾーでSPの穴を開け
サンダーで穴の周囲を面取り
したくらいです。
サブバッフルはいつもの速乾性
のニス。濃い色になってしまう。
艶は出にくい。
小さい四角は オーク調のオイル
ステイン。これはいいかも。

ラワン材は美しくありません。
いずれにせよ実験として使う
には充分だと思います。音の
響きは悪いそうですが。


この穴は、フォステクスの
典型的ウーハーと同じ穴と
期待して開けてあります。
借り留めした状態

見えないからいいものの
いつもの汚さ。

作業していて思ったんです
がSP箱って重いのね。
38cmはやってみたいです
けれど、箱で苦労しそう、
置き場も考えたら 30cm
が現実的には楽なところ
です。

けんけんさんの25cm2発
は幅も取らず スペース
ユーティリティー的には一番
いいかもしれません。
あの家では50hzがしっかり
レベルが出ていました。
拙宅において見た状態
家の中だと大きいです。

上が嬉しい 811B。幅47cm
憧れのA5システムのホーン
はこの大きさの比ではありま
せんでした。あの音と音の間が
大きくて澄んでいる圧倒的中音
ホーンの音はどんなんだ?

自宅で聴いてみたかった。
隣の部屋で聴いて 実在感が
ある音 ホーンが近いと
思っています。能率、つまり
ダイナミックレンジ、立ち上がりの
早さ、ホーンが得意な部分では
ないかと思います。

ところでこの箱の寸法

47×36×70くらい

内容積は 80リッター弱

板厚はバッフル で18mmくらい
米松でしょうか?

SP505の 格子模様。
結構 嬉しかったりして(笑)

オイルステインを布につけて
磨き上げるタイプが簡単だし
確実みたいです。剥がすの
はちょっとためらってしまい
ます。

ドライバーはコーラルのです。
ちょっと鳴らしてみました所
アルテックの806の16Ω
より少し艶が少ない感じ。

チャンデバは今安さんにお借り
していますがアンプが無いの
で見て喜んでいます。

私はF特を目安として活用
したいタイプ。F特が10dbくら
いでうねっていたり 左右が
あまりにも対象でないのは
好きではありません。
カーステだとあんなに右下が
りでバランスが取れるのに
部屋では 基本的にフラット
がいいと考えています。
勿論 極消音量ではブースト
は必要です。

これがMASAさんにお借り
している 驚きのロジャース
LS3/5A。

デンオンのスタンド高さ45cm
フリースタンドで低音はかように
少ないです。

SPは軸上を向けていません。
このなだらかなハイ落ち、
ツイーターの周囲のスポンジ張り
技が盛り込まれています。

弦の美しさ、超低能率なのに
音の浮かび上がる様は凄いです。

これで小編成を鳴らす、小さいSP
であれば これでいいんじゃない?

とのできあがり。ピアノ、ベース
ドラムは苦手。素晴らしいSPだと
思います。
MASAさんは、エラックのがこの
SPの弱点を払拭していて ロジャ
ースがヒマになったのでありました。
こちらは 昔からの憧れ
エレクトロボイスブランド。
PA用でもいいから聴きた
かった家で。

それ程軸上を向いていません
がロジャースと同じ フリー
スタンドでこの特性です。

これだとかなり低音不足に
感じます。中高音が意外に
特性がよく、コロンコロンと
音が鳴ります。

ロジャースほど弦が鳴ら
ないのは ツイーターの
特徴かもしれません。

ブロック1個くらいの高さに
下げて 中低音が150dbで
6dbくらい盛り上がりますので
凄く聴きやすいバランスに
なります。中低音の動きの
良さ、音の発散の良さ、
ウキウキします。コーナーに
置いて天井に置いて低音が
かぶらず 音の通りが良さそう

ツイーターの浅いお皿みたい
なホーンはミラーボールの
用に指向性に強弱が点在
しています。聴きながら耳
を動かすと分かります。

とてもいいSPです。


箱に入った12w360。
フルレンジでピンクノイズを
入れての測定です。

オリジナルの直径12cm深さ
10cmの円柱バスレフポートを
そのまま使っています。

これは軸上1.5mでの
特性 400hz当たりに
ピークがあって気になる。
低音は思ったより出いてます
が 中高音が3khzくらいまで
頑張るのでカンカン鳴る感じ
これが 2つのセンターで
の特性。SPからの距離は
2m弱。

思ったより両方の力での
100hz以下の音圧の盛り
上がりが少ない。聴感上も
こんな音です。絵のやじるしは
125hzを刺しています。

う〜ん低音部分の特性を
ロジャースと比べてみてくだ
さい。250〜400hzが高い
ので相対的に低音不足が
ロジャースより目立つ。

それと ポートからの中音の
漏れも凄い。吸音材での
チューニングは必須と思われ
ます。
これはポートを塞いで
密閉箱にして センターで
測定した図。

聴感上は中音の漏れが
減って落ち着きが出ました。
量感は少ないものの、特性
より低音が伸びている感じが
する。密閉しようが、この
ウーハーのコーンの軽さ
エッジの硬さ、ダンバーの
強さは抑えにくい感じです。

60〜80hzが全然出ていない
もんね。NHTのスーパーone
の方が数倍低音が伸びて綺麗
な特性でした。
密閉箱 軸上1.5m

400のピークがあります。
これはSPの癖なのか、箱
の中の定在波?とかの癖
なのか分かりません。

低音の出方は明らかに
バスレフより少ない様です。

バスレフのポートは45hz
くらいのチューニングだそう
です。

音的には 密閉度をもっと
上げて 濁りの少なさで
密閉型がいいです。
でも不思議と中高音の音は
良くないみたい。いずれにせよ
チャンデバで切ってしまいます
が、メカニカルに特性をだして
おきたいです。
これはバスレフのダクトを取り外し
直径14cmのバッフルの穴だけの
状態です。A7の箱のポートも
穴だけですよね。

その穴からの音を50cmで測定
してみました。ウーハーの前は
ダンボールで塞いだのですが
かなり鳴っていると思われます。

もの凄い中音の漏れ。200hz
から6db/octで落ちていません。

どんなことやってもポートから
能率の高い50〜100hzの低音
って無理なのでしょうか?

これからバスレフも勉強してみます。
左のバスレフの筒 を取り外して
14cmのバッフル板の厚さの
ポート状態で センターで測る

特性的には100hzくらいが
能率があがって 想像どおり。
音も元気がある。濁りもかなり
ある。

左右のセンターでの特性は
高さもかなり関係しているみたい
です。測定位置もいい加減なの
で特性もいい加減と思われます

これがPAの鳴り方でしょう。
多数並べて低音を出したり
ウーハーを別に駆動したりする
のかもしれません。


この段の一番左の状態で
中音の漏れを防ごうと
ポートからバスタオルを入れて
SPの背圧からの中音を
吸収させてみました。

中音の漏れはそれ程違いが
無さそうですが。100hz
以下が全然違います。

ただ、これ 能率も下がって
いるんです。あくまでも
ポートからの音の測定ですから
これで ウーハーの前からの
音と上手くバランスすることは
困難だと想像できます。

やはり PA用はそれなりに
低音が出ないと納得。

まだ諦めません。
ホーンとの音のバランス、
低音の少なさがどう感じられ
るか知りたい。

このウーハーは中音の良さ
でしょうか・・


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