2A3 直熱3極管 シングル無帰還アンプ を造ってもらう
ついに 私のアンプとして真空管アンプが導入されました。ヤフーのオークションで知り合いになった ダミダミ悪の
誘いを発する けんけんさんです。この方の音の嗜好 意見 好み どれも私の体質に合っています。考えが骨太で
言われることをこの私が素直に聞けるんです。 ならば 全てお任せで 造ってもらいました。真空管アンプの基本?
である シングルアンプ。                                                     

私はパワーではもちろん、SPを選ばないでも、音場の細かさ 細部の表現力で 石のアンプが優れていると思って
いました。でも どうも変なんです。特にホーンに球アンプがいい と言われるのが MASAさんのアンプを聴いても
分かってきました。さて どうなるのか? 自分で使ってみて 素直になりたいところです。               

見た目だけでも いいですよね 球アンプ 


これがけんけんさんにお任せで
造ってもらった 2A3シングル 
アンプ。ちなみに私、電気のでの
字も分かりません。
最近、初心者向けの本を読みだ
したところです。3極管ってフィラ
メントとグリッドとプレートってのが
あるんでしょ。で、B電源から
信号に対して大きめの電圧を
取り出すのが増幅なんだそう・・
ああ・・・頭が痛い!

バイアスって美味しいの?

最初、もっと小さくて簡単で安くて
いいと思ったんだけど、どうも
本格的に造ってくれたみたいです。

トランスはでかい方が良くて、300B
でも何とか使える様にと選択してくれ
たそうです。

見ると ゴージャスです、光っていま
す(笑) 嬉しいです。
回路図

どうも部品はこれしか使って
いないそうです。で、どうしてこ
んなんで音がでるのか?
不思議です。

3.5w×2 しかないそうです。
パワーが少ないのね。

何の装備も無いからでしょう
けれど これだけ部品が少ない
と良いパーツも使いやすいくら
いは分かります。

自己バイアスで??
出力トランスのインピーダンス
が高めだそうです。ふ〜ん

高音がしっかりと出るように
セットされているとのことです。
整流管は性能より見た目を重視
したとのこと。

あとメーターがついているのは
前段の何とかだそうで、これが
壊れると出力管が壊れてしまう
そうです。

だから 時々メーターを見て
50mA以上か調べるんですって。

私のオーダーは幅が25cmくらい
でラックの間に入る様にして欲しい。

光り物は多い方がいい(笑)

太いSPコードが入りやすくして
欲しい。

くらいです。もちろん、ホーンを
鳴らすために使います。
ロフティンーホワイト回路

カップリングコンデンサー
が無い回路だそうです。
出力トランスが無ければ
DCアンプ? そんなこと
ないですよね・・

電圧増幅で B電源の電圧
が高いと 真空管アンプ
らしい音がするの?

直熱管はダイレクトにフィラ
メントから電子が出るから
音がダイレクトなの?

とにかく素直 簡単 清貧な
アンプみたいです。


動作条件

だそうです。
私は何も分かりません。

けんけんさんは 802Dドライバー
に45 と言うRCAの真空管を使って
いるそうです。とっても素朴で付帯音が
少ないとのこと。確かに 静かで音場も
ちょっと寂しいくらい。
この45アンプにもバイアス抵抗?を
交換するだけで使えるそうです。

それにしても几帳面と言うかしっかりと
整えて提供してくれます。
これって 性格でしょうから 音も
同様だと思うのであります。


周波数特性

方眼紙の1cmが1db

ー3dbで 13hz〜53khz
NFBは当然無し

アンプとしてはナローレンジ
だと思います。低音の力感も
シングルアンプだそうです。

今回私は 真空管と言う優秀な
素子の音を聞きたかったので
シングルアンプ 2A3がお薦め
だとのことでした。

確かに・・
入力対出力特性

0.7mvで3Wくらい出ている
そうです。真空管アンプは
出力が小さい時に低歪みで
パワーリミットを越えても
急激に歪率が増えないのが
特色だそうです。

能率が100dbも有るような
ホーンに300wのパワーアンプ
は必要ありません。だって、ピーク
で0.1w越えないんです。
夜の我が家では。

石アンプは低出力の時にひずみが
多いのが問題ですよね。元々
量的には少ないんでしょうけれど。

今回の復活ホームオーディオの
テーマは

 0.1Wで楽しめること
 ホーンでロジャースとかイギリス系の
 spが驚く様な音を目指す
 
ですから 真空管アンプはテーマに
ぴったりだと思います。
シャーシ図

穴を開けるための絵

ホールそーで開けた36mm
〜38mmにヤスリで拡大した
のが一番大変だったそうです。
そりゃそうよね

けんけんさんは、設計が終われば
買い物1日 制作1日 調整1日
だそうです。

いずれ私が300Bを使いたくなる
のを想定してのパーツ選択だそう
です。

新さんの 300B聴き比べ
コンサートの音を思い出すと、
球でも音が激変したりするのです
から 2A3で色々と経験してみ
たいと思います。
夜一人でニヤニヤ

音を聴いてみました。素晴らしい。
球はソブテックと言うロシアのリプロ
物だそうです。エージングによっても
音が変わるそうです。

夜 疲れた時 アンプの電源を入れます。
部屋の照明は暗めね。
CD又はレコードを乗せて、アンプが暖まる
間に飲み物を用意。
音楽が始まる・・・

ぐはは 私 おやじです。嬉しいです。
気持ちいいです。儀式みたいなのが
必要なんです。

女性が 開脚で 「さ、どうぞ ほれっ!」
とか言われて ガンガンいけるタイプでは
ないんです。ここに出入りしている人の
中には野獣系 暴れん坊将軍と 認否人
が沢山いらっしゃいますが、私はロマン派
雰囲気重視であります。

パーツ表

領収書にパーツリストまで
造ってくれました。

「お願いします」だけで ここまで
やってくれるなんて・・嬉しい


球による 違い体験

RCAのJAN(軍用)の2A3だそう
です。で音が違うかって?


ふふふ・・・

ははは・・・


全然違います!
高音ががっちり出て音像が立つのと
余韻が長めで響くの違いがでます。

ソブテックのは余韻眺め、高音の低い
ところが強くなります。弦が雰囲気派
になります。それに対してRCA−JAN
はソリストが浮かんでくる って感じ。

こりゃ 買わずにいられません。
俺は買い物オヤジにならないぞ、
と思っていたんですが、どうも体質に
合うみたいです。

1枚プレート物だとまた音が違うとのこと。
ブラックプレートに何呪文じゃ・・
くそ〜 完全に オヤジが入って
いや これぞ趣味だ 素子を換えて
音が違う。これぞオーディオだと思います。

くそ〜 楽しいじゃない!

でも私は絶対にビンテージオヤジには
ならないのだ。
フルレンジで鳴らしたい!

せっかく造ってもらったアンプ。
やはりしばらくは フルレンジで
鳴らして聴いてみたいです。

でも我が家にはMASAさんに
お借りしているロジャースしか
ありません。

弦楽四重奏とか ロジャースの
得意なジャンルだと猛烈に気持ち
いい音がします。体の中に滲み入る
音が違う!

テクニクスのα2000 あれって
20万円もするのに・・くそ〜・・・
エッジの立ち方 アタック音 パワー
低域の力感 明らかにテクニクスが
勝っています。

でも、クラッシックの弦とか小編成
を聴くと 10人中8.9人は2A3の
このアンプを選ぶと思います。

石アンプは音が硬く突っ張ったり
響きが綺麗でなかったり、まあ
これは帯域バランスが違うとか
力感とか違うところの音のことです。

音が気持ちいい 音が美しい
美味しい水を飲んでいる感じ


もっと能率の高い しっかり制作
されたSPシステムで聴きたいです。
このアンプが我が家に来て
SP自作で迷うより、アンプの良さを
しっかりしたSPで堪能したいと痛感
しています。


アルテックの30cmウーハー

802Dを買わせてもらったk355さん
に譲ってもらいました。これは横の
フォステクスのPA用と同じ傾向の様
です。ちょっと低音を出し難そうです。

ねじ穴も全く同じ。
コーン紙の硬さも ダンパーの驚異的
強さも似ています。

マグネットの大きさ、フレームの強さ
でややアルテックが優位か?
左がアルテック 右がフォステクス

ボイスコイルはアルテックが
少し大きい。

連続対入力360Wがフォステクス
500wがアルテック。

大変動きの早い中低音がでます。

さて どんな音がするのか?
チャンデバ用 ボード

アキュフェーズのF−15Lを
ヤフーで購入しました。ボードを
差し替えて使うタイプです。

ボードが結構お高いんですが、
JIMさんに格安で譲ってもらいました。
(まだ原資は払っていませんが(笑))

ドラマーさんのCD32は圧倒的使い易さ
セッティングの自由度 それに対して
F15Lは自由度がすくないものの
レベル調整の精度 特性の精度 信頼性
が魅力です。

チャンデバの売れないオーディオ界

SPの完成度が上がり、アンプの能力が
良くなってきたからでしょうか。
でも思うんですが、オーディオが衰退
してゆくバロメーターにはなりますよね。

まじめなユニット制作 使いこなしが
許されない。。。 ふ〜ん、あのセットで
100数十万円のシステム、自作して
どれくらい及ばないか知ってみるとか
面白いでしょう。

SP造ったこと無い人 可哀想です



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