ホームオーディオ 試行錯誤 
JIMさんに JBL フルレンジ D-131をお借りして使ってみる。
はなまるさん、ダンさんに 「風呂場のピアノ」と評価された前の
ウーハーの音。確かにピアノが酷い。それと 高音の伸びが足り
ないのは未解決。 中音の張り出しが強い 超カマボコナロー
レンジな音がどうなるか?     2001.6.7          


フォステクスの12W360と
JBL D-131。D131はJIMさんに
お借りしました。多数のJBLの
ウーハーを使ったJIMさんの元には
38cmのみならず30cmもあるの
でした。タダで使って調べられる。
こんなお得でありがたいことが
ネット時代のお陰でもあります。

JIMさんのお宅で ホームの
音を聞かせてもらいました。
いや〜 素晴らしい音です。
トップエンドの機材のクオリティー
もさることながら、セッティング等
年期が入っています。

演奏家の周りの空気の再現
これを表そうとしているのが
分かりました。

強烈な音でなくても 音は
分解し、隅々まで聞こえるもの
なんですね。
D131は紙コーンにエッジは鹿皮
のに張り替えられています。マグネット
は強力。センターコーンがアルミで
フルレンジ仕様。ワイドレンジと呼ぶ
のでしょうか。3khzくらいまで再生
します。それに対してPA用の
12w360はコーン紙はD131の3倍
硬く軽さは同様。
エッジはむちゃくちゃ硬く ダンパーも2倍
数百ワット流す仕様です。このコーン紙
にドラマーさんからもらった 

 謎のシリコン系?

液体をコーン紙に塗ると・・・
もっと硬くなりました(笑) 
中音は改善されたみたい。

それよりも もっと大きな変化が
あった
のです。
12W360の穴とD131の穴は
全く同じ位置。つまりボルトON
です。これは後発のフォステクス
がJBLからのリプレイスを簡単に
する為に同じサイズにしたと
思われます。穴もフォステクスは
8個開いていて 簡単に交換で
きる。

それにしてもウーハーの材質
とかダンパーの感じっておもしろい
ですね。過去にも大変コストが
かかった素晴らしいウーハーが
たくさんあります。

エンクロージャーがあると
ウーハーでいろいろ調べられる
んです。ジャンクのSPでもいい
ですから箱があるといいですね。

ホームオーディオ 

 箱を持っているのが good
12W360 液体塗り 1.5m
軸上

液体をコーン紙に塗ったら中音より
低音の迫力が増した感じがして
いました。外す前に軸上で測定。
ちなみにダクトは箱を買った時に
付いていたダクトでLE14仕様み
たいです。

なんて美しい特性でしょうか!

、前のと比較して欲しい
これくらいが私がホームに求める
特性です。どうしてそんなに特性を
気にするか? 
再現性があるのと、今まで聴いた音
で自宅で最高だったのがやはり
フラットだったからです!

それにしても特性はいい。特性だけは

悲しいことに、ダンさんや、はままるさん
に言われるまでもなく、ピアノが酷い
「風呂場のピアノ」 なんです。

クロスをどう調整しようと、ホーンの
レベルを変えようとも駄目。箱自体が
鳴っている感じ。でも違ったみたいです
12W360 リスニングポジション
(以下R.P)

やはり80hzから下は殆ど出ていません
これだと、ロジャースのLS3/5Aより
低音が出ていません。ここまで出ないと
オーケストラの存在感が希薄になる。
う〜ん、深夜のバイオリンソロとかジャズ
トリオは結構いいんだけど
811B+802D 軸上1.5m
(ハイパスは600hz18db/oct
 ローパスは15khz)

どうしても高音が出ていないと
言われる。もう一度測ってみました。
確かに3khzくらいからは エネルギー
が落ちています。特に軸上を
離れるとその傾向が顕著になる。

ダイヤフラムの予備がありますので
ダイヤフラムにボールペンで字が
書かれている今のを安定したら交換
してみます。
811B+802D R.P

やはり聴感上と一致します。
中音の伸びは大変いい。浸透
力がある感じがする。でもこれ
はF特からも同じ事が言える
でしょう。4khzから極端に
低いのは指向性よりもユニット
の個性の様です。

アルテック固有の中音の
音が果たしてF特とどの様に
関係しているかは分かりません
が、シアター用でボーカルが
通る様に設計されていることは
間違いないと思います。
511B+802D(エレクトリ資料)

分かり難いかと思いハサミで
5khzの先を指してみました。

確かに5dbくらい軸上でも
4khzくらいから下がっているのが
分かります。この特性は511B
ですが、800Bだと特に1khz
以下が苦しくなるのが左の
特性からも現れています。

私が思うに、811Bだと
クロスは1khz以上が無難でしょう。

でもこれがホーン臭さと言うか
ホーンの魅力となると 1khz以下
で使わないと伝わってこない。
う〜む・・・

最近のすっきり系のドームの音の
傾向が好きだと1khz以下では使い
難い感じですね。

511B+288−16G
(エレクトリ資料より)

参考に1.5インチスローとのドライバー
の特性も掲載させてもらいます。
これって著作権とか問題あるのでしょう
か?問題があるようでしたらご指摘くだ
さい。払える費用だったら払います。

さて、興味のある方はよ〜く見てください。

500hz以下の音は殆ど特性的には
差がありません。288は自宅で聞いたこと
がありませんので聴感上がどうだかは
不明です。

ホーンによって下の特性は左右される
様です。

逆に4khzから12khzくらいはどうでしょう?

明らかに288の方がハイ落ちしていない
んです。同じ年代で、ダイアフラムの
面している口の形?も 大きな変更が
ないとすれば・・・理由は何なんで
でしょう。

とにかく、ホーンの大きさによってドライバー
のローエンドの音は大きく違います。

でかいホーンを使いたくなる気持ちが
分かりますよね・・だってコーンスピーカー
って全然遅いもの・・レスポンスが。
フォステクス T90 軸上1.5m
(ハイパスは5khz 18db/oct)

元々スーパーツイーターで
下は出ていません。ドラマーさんが
持ってきてくれてセットまでしてくれ
た 大名状態 です。

音は ちんちんしている音が
90Hほど軽くないし、チリチリは
しません。また66Hみたいに
コンコン鳴ったりもしません。
ただ、上で使うので、今回の
802Dとの相性では セッティング
するにはつながり難い感じ。

4khzくらいがしっかりとなる
太めの テカリが多少あっても
しっとりしているツイーターが
良いと思われます。
ドームやリボンはまず困難だと
思います。
T90 R.P


音的にはますますです。
雰囲気を感じさせるために
スーパーツイーターを使って
低音が伸びた感じを味わったり
するそうです。

まだホーンを使って間もないの
で何とも言えませんが、
まず 特性的につながる
ツイーターの選択を行いたい
と思います。

ヤマハの0506がツイーター
としては最高に気に入っていま
した。ただあれでもつながるか・・

811Bの指向性の癖があって
そうは簡単にスムースに
つながるとは思えません。

アルテックの音は中音強い
でそのまま 聞くのが いいのかも
しれません。


D131 軸上1.5m

少し中低音が盛り上がったかなり良い
特性。バスレフのポートも適切なのかも
しれません。ただ、重低音は殆ど出ない
仕様です。う〜ん・・

中音が素直なのが一発で分かります。
ピアノも大変美しくなりました。
ホーンのクロスが低いと 音が2度打ち
みたいに干渉したりまだまだ難しいです
が、全然違います。風呂場を脱して
マンション8畳 床ちょっと悪いで 
くらいには進歩したみたい。

低音は筋金入りのソリッド12W360と
違い コーン紙なりにソフトになった。
なんと行っても低音の響きが長くなった。

ボーカルもまろやかだし、低音の楽器の
分離も少しいい。ただ、とっても本領を
発揮している状態とは言えません。

これから色々と試してみたいと思います。
D131 R.P


どうも125hzの癖は箱か 部屋に
あるみたいです。

目の前のガラスのテーブルが
と〜っても悪さをしているのは
分かっています。

それでもかなりよい特性であります。
低音が出ていなくて 部屋的にも
デッドだと、多少電気的にブーストして
も 大きな効きは味わえません。

こうなると 密閉型も試したく
なるんですよね。ただ、ホーンの
あの音と合うかと言えばもっと
困難だと思います。いまでも
コーンのスピード感がとても
ホーンと同調しているとは思えま
せん。フロントにロードをかける
理由が分かってきた。
D131+811B+802D+T90
(1.5kzh 7khz)

耳で合わせるともっと 3〜6khz
が下がります。特に弦楽器の
イヤな音を避けると ホーンの
レベルを下げがちになります。

ところがそうなると特性からも
繊細さ、エコー感が減退。
それであげると ツイーターが・・

クロスを1khz以上で合わせる
とイヤな音は減りますがホーン
のボーカルの良さが減退。

ウーハーの中音が良くなった
のでクロスを上げる気になって
きたから不思議です。
これって、38cmウーハーを
使うと 何ですね 中音の
つながりが難しい様にも思い
ます。大味な中音、強さが
減退した中音になる?

私が思うに、13cmや16cm
フルレンジがいい音なのは、
250〜2kzhとかがとおっても
いい音でいい特性になって
いるからだと思うんです。コーン
紙も軽いし音も早い。そして
中音盛り上がり気味。

とにかくつないでHP掲載で
果てましたので、今後調整
してピアノもそれらしく鳴らしたい
です。

はなまるさんの イートンの中音と
比べないでね〜 全然違うんだから(笑)


アルテックのドライバー 806Dを借りて 802に異常がないか 調べてみる(6/24)

けんけんさんにお借りした 806Dの
軸上1.5mの特性

802に異常が無いか 806を鳴らしてみて
比較してみます。
806は802より磁石が弱めでよりホーム
ユース向けだそうです。

音は優しく 繊細 優しい感じ 802は逆に
力強く 浸透力があり 艶っぽく感じます。

う〜ん やはりアルテックのドライバーは
4khzくらいから6dbくらい落ちているみたい
です。エレクトリの資料と合致します。

これだと 声等は浸透力がでますが
繊細な漂う感じ エコー感が減退して
しまいます。
806のリスニングポジション

上の802写真と比べてみると
1.2khzのピークが強く 多少上が
伸びている?

なおハイパスは 500hz18dbで
カットしています。2WAYです。
アルテックのホーンでイギリス系の
SPが得意な 弦の良さ 艶っぽさ
繊細さ・・アルテックでは弦の音は
難しいのか・・・
つながらないのを承知で
YAMAHAの0506を7khz18db
クロスで3wayにしてみた特性。

802より4khz以上が難しいみた
いです。


大名の数々 お遊びの様子

はなまるさんの TD500

私 ホームはロジャースで納得
すべき。もしかっても タンノイの
TD500にしようと思っていたんです。
だって、猛烈にやって少しいい だった
ら、大きさが小さくて綺麗なのが
いいに決まっています。

秋葉原でJBLのS2500を買おう
と思ったら 全然欲しくなったのが
TD500でした。ところが帰りに買って
帰ろうとしたらお店がしまって買え
ませんでした。縁が無かったのね。

TD500で終わっていれば浪費は
しなかっただろうに・・
車もオーディオも回り道路線か・?

それとは逆に、あんなの
「タンノイもどきだね」と言っていた
はなまるさん。

人のウーハーを買いに行って何故だか
TD500を買ってきてしまいました。
この違いって何でしょう。
何でも真根っ子 はなまるさん。

まねから学ぶは 始まるのよね。
ちなみにちょっと我が家で
聴いた感じだと、そりゃ〜
低音はロジャースより全然
本格的です。
じゃ イートンより全然凄い
かと言えば 面積なり。
反応は早い(対イートン)

高音の美しさはネットワークが
盛り下がっているイートンに
くらべると相当違います。

今の市販品でTDシリーズ
のホーン的音がでるのって
同じ価格帯では殆ど無いの
ではないかと思います。

私、素晴らしいSPだと思い
ます。
仕事より真面目な顔している
お二人さん。ひろせさんとはなまる
さん。

どちらも ピンケーブルの一番高い
純銀線と ビクターの格安高音質の
差がブラインドで分からなかった方
です。

耳が少し 何なのを 「モン耳」
と私たちは呼んでいます。

はなまるさんは、とにかく混濁
歪み、が嫌いな方 
もう少し音のいいレコードがあれば
もっと楽になると思うのですが・・・

家族、周囲に気兼ねしないで
音楽聴いて オーディオしたい
もんですね>青年の皆様

ところで最近、個人的に純銀単線
これがとてもいいんです。SPケーブル
では特に魅力を感じていません。
ただ、ピンケーブルだと、歪みっぽく
ないし、しなやか、分解能が高い。
気になる音が、メッキと違うのか
あまりありませ。
もしかして 凄くいい?
エレックスさんの純銀線を購入して
作ってもらっています。 
この方がドラマーさんです。

カーオーディオでもウルトラ
ワイドレンジの圧倒的スケール
感を実現されています。

工作も得意で、ホームでの
実験と検証、セッティングの数々
まあ 凄いのです。

ゴージャスな方かと思いきや
格安なユニットを上手く鳴らすことに
喜びを感じるタイプ。困難を克服した
り、納得ゆくまで使い切る。
○十年の歴史が感じられる。

、以外にせっかちだったり(笑)
と 見かけとも違います。

これは、フォーカルのホーム用の
JMラボをもってきてくれて聴かせて
くれている様子。
中低音に甘い音がしていました。



ドラマーさんによる 大名マルチ

チャンデバ、アンプ、膨大なコード類
そしてツイーターまで持参で我が家に
マルチを組んでくれました。

サンスイのチャンデバCD−10は
傑作と言えると思います。マニアの為の
マニアが作った かゆい所に手が届く
セッティングのやり易さ、正確さ、では
最高ではないでしょうか?

ローパス、ハイパスの周波数をずらして
クロスを浅くしたり 深くしたり、スロープ
を変えたり。これは耳だけでなくスペアナ
でも検証できます。

本当に素晴らしいマニアによるマニアの
為のチャンデバであります。
今はマルチ、ネットワーク自作の時代
じゃないんですよね・・

もう一つのアンプはこれまた年代物の
サンスイのFETアンプ。

ピンケーブルも山盛り。

実験型の方にマルチは大変お勧め
だと思います。時代は違うんでしょうけ
れど、ホーンを使うのであればマルチが

導入にはいいかと思います。
簡易3WAY出来上がりの図

音源の位置の調整、方向
クロス、諸々

山のようにある調整範囲の中
から耳だけを頼りにマルチを
するのって迷い込みそうです。

一人だと気が滅入ることも
一緒だと楽しい。

チャンデバによる音の差とか
アンプの差とか話し合えるのも
得るモノがあります。

感謝。
感想

MASAさん制作の真空管アンプ
と石のアンプは音の違いが大きい。
マルチで使うには 喜びと迷いが
生じそうです。

チャンデバは再現性の良さに
魅力があると思います。つまり
データーを残しておけばまた
それにセッティンを戻して検証、
再現できる。これをしないと人間って
やっただけ期待してしまいます
から・・・

クロスの周波数等 数値ではっきり
出せるタイプがいいと思いました。

6月7日 大名バッフル逆転
ひろせさんのC200のアーシング
(アースをしっかりとってカーオーディオ
のノイズの低減、点火の強化を行うそう
です)の為にきたVR−4さん。

途中からいつもの小作人にさせられ
ています。
今日はSP505BOXのウーハーが下に
あるのが気になるので、バッフルを逆さま
にするのです。

簡単だと思いきや・・
SP505はバッフルはスラント、補強の
つっかえ棒はほぞ組み、ねじは錆びて
朽ちて残っていると 以外に大変です。

それにしても よく働く方たち、お仕事も
こんなにやれば 大成功?
VR−4さんです

別に危険な人ではありません(笑)
人に噛みついたりしません。
優しい人です。 ふだんは・・

今日は キックに8cmのイーディオ?
のユニットを微妙に左右別のスラント
でエンクロージャー化してきました。

とても優しい音で歪み感が少ない。
弦もばっちり艶がのって、あの低い
位置にも関わらずスラントの効果か
中高域の減退が少ないのです。

ダッシュマウントで数回
キックでも数回 がんばっています。
そうそう、ダッシュにはJBLのTL−900
のツイーターが6db/octでつながれ
調整できる様になっています。

う〜ん 音が大人っぽくなっている。

私もVR−4さんも木工が好き。
木って肌合いがいいんですよね。
ホーンとツイーターの袴

家庭内で評判の悪い 粘土
段ボール ビニール袋混成部隊
のツイーターマウントと
オールセラミックス 高剛性
ソリッド 硬質マウント(=お茶碗)
が不評なので 木で簡単に作り
ました。

ホーンって前からみると まあ
見られるけど 後ろから見る景色は
今ひとつです。

ベロンと雑につながれたSPコード
も見栄えが悪い。

いずれ 音に合わせて 綺麗に
仕上げた・・い・・
先日、はなまるさんが ヤフー
で購入した、コーラルのH105
の改造版である

S&W H2201

を大名試聴してくれました。

H105って格安ハイcp機として
使ったことがありまして、何だった
んですけど この改造版はかなり
しっとり 落ち着いた そこそこ芯
のあるいい音でした。

T90は完全なスーパーツイーター
ですから8khz以上、実質10khz
以上と言う使い方が美しくて気持ち
いいんですが、H2201は 6khz
から使える感じです。だてにホーン
が大きくないですね。

私は昔使っていたヤマハの0506を
ヤフーしました。果たして802Dと
つながるか・・
ウーハーの位置が上に来た状態

バッフルもスラントに併せて木口が
スラントされて斜めカットなので
逆にスラントさせる必要がありました。

さて、聴いた感じは?

悪い筈ありません。音源が近い事の
良さです。床に座ってもボーカルの定位
が良くなりました。
左右の音のまとまりまで良くなる。

音源は近い方がいい!

ですよね。タンノイの同軸システム・・
い1kzhクロスのホーン・・独特の
中音が好きになれれば 最高の
ユニット構成なのかも・・

D131はフォステクスのPA用にくらべ
劇的に良くなりました。でも・・
依然ピアノがお風呂の脱衣所
にあります。う〜ん・・許し難いなぁ・・

ちなみにラクトクラフトさんで特注した
GTラックの上に載せる高さ20cmの
1段ラックは使わずGTラック2段重ね
になっています(涙)

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