レパード J・フェリー VH41

変でどうしようもないスタイルと思いながら 何故だかずっと欲しかった レパード J・フェリー 
日本車のできの良さ 壊れ難さ 足回りが気にならないのを求めて ヤフオクで激安購入。

乗ってみてビックリ! ダメだと言われたVH41エンジンは やっぱり燃費は最悪(笑) 低回転は
もたもた でも 回すと思いの外気持ちよく速い!
V8で最も軽い 最も安い そこそこ造りは良い 痛(笑)向けの隠れた名車では
ないでしょうか・・・




レパードJ・フェリー 欲しかった。
変なスタイルだけど 独創的。垂れたお尻も可愛い。

5年くらい欲しくて 3リッターのを試乗させてもらったり ヤフオクではずっと
ウオッチしていた。ティーグリーンがいい色。そして最も欲しいのは この
ブルーウイッシュシルバー。

でましたヤフオク 8万円だかのスタート 車検1年付き。走行7万キロ台
2オーナー 記録簿完備 傷少しあり。室内汚い で 落札価格は!
 
  143.000円

笑みがこぼれてしまうお値段です。
これでボロボロでATやクーラーが壊れれば安くないですが
これが何しても壊れない! ベルト泣きも直ってしまうし、猛暑でもとても涼しい!
今まで十数台ボロ車を購入してきたけどこれが一番の当たりだったみたいです。
ベンツと違って当たりのソフトな室内がいい。
まずは汚れた室内の出張クリーニングを依頼。こちら。室内清掃とポリマー加工を
行ってもらう。丸一日頑張ってもらって3万円はお安い!
効果は抜群。きちゃなくて乗る気がしない車から ご覧のとおりになりました。

J・フェリーは 安っぽいかと思えば バブルの頃の造りか なかなか丁寧な部分
もあります。シフトの回りのウッドパネルは本物の木で なかなか良いです。

助手席は中折れして寝ながら少し頭があがるタイプだそう。
当然パワーシート

嬉し恥ずかしい 初キーレス これって便利ですね。
キーレスはディーラーさんに行って購入してきました。
トランクも開くんです。嬉しい


そうそう最も気に入っている装備に エンジンを止めるとシートが後ろに下がる。これは600SELにも
無い機能。これに慣れると 他の車は乗り降りがイヤになる。
ドアミラーが自動的に開閉するのも 時々止まるけど 嬉しい機能だ

後部座席も 女性や子供には思いの外好評。私的には天井が低くて
こんな狭いのはイヤだけど殆ど自分しか乗らないのでOK。何よりも あの素敵?な
デザインの為に室内が決まるのだから仕方ない。
ジャガーに似せている部分もあるけど、品では遠く及ばない。
でもね 後部座席のドアの周辺のトリム モールの 描くライン とってもいいと思う!

室内はそこそこ静か。前にかった100カローラに比べると そうとう良い
ホイールはこれまらヤフオクで購入した 2万円もする ステージア用の鍛造アルミ。
BBSってネームが入っているのより 大人しくて上品な感じがいいと思う。

ただ スポーツパッドを入れいるので汚れが酷い。掃除が面倒。

ホイールがフェンダーからだいぶんへっこんでいます。タイヤが中に入っているのは
内股女性みたいで 上品だけど 面一にしてみたい。


購入して行った整備は エンジンオイル交換(エルフのF1を奢った) ATF交換
デフオイル交換 クーラーガスチェック そして ETCも装着しました。
ヤフオクで購入したジュラルミン +20mmスペーサー 結構良い造り。

さて 乗った感じです。
アッと言う間に リミッターに当たる 動力性能は◎ 2リッターの車には乗れなくなる
くらい楽。出足でモタモタするのは スロットル回りの汚れ不調があると思われる。
低回転でのトルク不足 立ち上がりの悪さは ワイドなギア比も影響して 良くない。

足回りは日本車独特のハーシュの少なさ 静かさがある。大きなギャップで露呈する
ストローク感の少なさ、縮まない フワフワ な足回りは いまふたつ。
ハイキャスは気持ち悪いけど この車の個性として受け入れるべきか?
面一に近くなった。あまり格好良いとは感じない。
前の上品さが良かったかも。そして 足回りのバタツキ ハーシュが増えたことも
ディメリットとして感じられる。
メリットは やはりワイドトレッド化して コーナーのロールが減り 速度も上がったような
気がするところ。

そうそうタイヤはこれまた 贅沢。 ミシュランのMXV8 お高い!
かなり良いタイヤ。ロードノイズは少なく GR7000みたいなソフトな当たり面 でもそれ程
フニョフニョしていない。グリップは対して高くないけど 如何にも良いタイヤをはいているしっとり
感がある。 ただ 足回りが・・・
結構気に入っている リアのライン。

ここ数年のアメリカ車でのなまずタイプが発売されなければ かなり独創的なデザインで目立った
と思う。
カーオーディオはドンシャリの音で 交換したいけど 190みたいに酷くはないので当分はOK。
FMの受信も良く 選局を換える時 音が小さくなる。
どうしようも我慢出来ないのが シート。レカロに馴染んだ体には 耐え難い。
シートの張り替え業者さんに出張で来てもらい 座面は助手席とアンコを交換。

背もたれはフェルトを入れる予定だったが 構造をみて がっかり。

経年変化による スポンジのヘタリに対して何も対応されていない。背もたれのバネがヘタリ
ウレタンが経たって 背中が丸くへこんでしまう構造。
画像ではバネとウレタンの間に 板やフェルト その他色々と入れたところ。

アクリル板に 木を削って・・ 

どうしてこんなに安い構造なのか? メーカーのシートに対する姿勢が感じられてしまいます。

いまはシュクラを 背もたれに入れて使っています。レカロにしたいけど、乗り降りでシートが
前後に動く機能は捨てたくない! この座面にレカロを削って乗せられないか検討中です。
あまりにも元気良く走るのと ちょっとムリをしても破綻しないバネレート 足回りに
サーキットで全開にしたくなりました。どれくらい走れるのか?
動力性能からすれば筑波で15秒は切れる力があります。

ベンツのC36くらい走れれば 極めてお得な 日産C41に仕上げることも可能?

アップガレージでアゼニスと言うタイヤが付いたホイールを2.6万円でゲット。
ブレーキはマーベルのスポーツパッド 前後で1万円!
ブレーキ液もちょっと良いのに交換してもらいました。

普通の走行会ですが 浮いていました(笑)

走ってみてビックリ 足が破綻しません。普通にドライブできる。
ダンロップ下も ハイキャスが 悪さをして 怖い思いをするのでは?と思ったけど
以外に大丈夫です。もちろんバネが柔らかいので それなりに刺激はあります。

ここで問題が出ました。まず 1コーナー 1へやでのタイトコーナーで1速にシフトダウン
しないのです。50Km/hを下回らないとローに落ちない。
J・フェリーのギアは とてもハイギアーで ローで85km/h セカンドで135km/h 3ndで
200ちょい なんと4速ではレブリミットで300km/hになる(シャシダイで確認)ギア比なんです。

通常の車のセカンドがローですから ローに落とさないと走れません。

それで 無理矢理ATシフトをしましたら・・・ ローに落ちるのに1.5秒くらいかかる。
それでちょっとでもアクセルを戻そうモノなら直ぐにシフトアップしようとする。そこれでまたタイムロスが
1秒。手動で2速にシフトアップすると これまた1.5秒くらいかかる。

その上 VH41は風が足りないのか5000回転以上のローギアを続けるとアッという間にヒートして
きます。全開で走れるのは3周まで 後は水温計をブッチする。
バトルしている様で スパっと抜かれている様子

それと ビスカスデフは 効き出すとくせ者 と言われていましたが 暖まると
結構効きます。それまで全然デフが効かないのが急に効くので戸惑いました。

ローに落として思いっきりズリズリ したい!

そんな気にさせるパワーと足回りですから 悶々としました。


 1コーナーで ちょっとデフが効いて 遊んでいる動画

左の画像と共に、しゃっけんさんが撮影してくれました。
コーナーに吸い付く足回り に見えるけど 実際はインを開けない様に
しているだけ(笑)
最終コーナーでシフトダウンしたら 後から遅れてつながり お尻が流れだし
スピンしそうになりました。怖かったです。どうも このATはサーキットには
全然向いていない様です。

そうそうブレーキは30分全然OKです。見事。速度が遅いのもあります。

タイム的には 1分19秒585と 予想よりかなり遅かったです。
参加者 33台中 堂々の最
下位 

パワステポンプからジャジャ漏れ。日産車のこのタイプは漏れるそうです。
お隣のFD乗りの方が ご自身の軍手をかぶせてくれました。嬉しかった。
これがバ
ッチリ!
リミッターカットをしてもらうつもりなので 32シーマ用の260km/hメーターを
使えないか外してみたところ。

メーターの中身まで微妙に違い 簡単に交換はできませんでした。
外すのは結構簡単です。
HKSのリミッターカットを KSPさんでつけてもらいました。
1万円ちょっとです。国産車はこういったパーツがあっていいですね
ヤフオクで インパルのVH41用 チューニングコンピューターをゲットしました。
自分で取り付けて見ましたが、初爆のみで エンジンがかかりません。

インパルさんに聞いたところ アクティブサス用だそうで ダメでした。残念!

気持ちよく走ると リッター3kmしか走らない燃費は どうも燃料が濃そうです。
6リッターのデビル号より燃費が悪いのは承伏できません。

いずれ しっかりとセッティングしてもらい 気持ちよく高速で吹けあがる様にしたいと
思っています。

高速道路を悠然と走っている ドイツ車を バビューンとJ・フェリーが追い抜いてゆく

抜かれた方はさぞかし気持ち悪いと思うと 楽しみでなりません(笑)
直ぐに飽きて 売ってしまうと思っていましたが 手をかけて良くしたい私には
好適な車です。それと V8の4リッターの走りは 魅力的です。2000ccくらいのパワーには
なかなか戻れません。AT お気楽車は 大排気量に限る?かもしれません。

今後の方針。

KIFUJIN Z様に 32シーマ用のビルシュタインを譲ってもらいました。
まずビルシュタイン そしてセッティングをして ヨーロッパ車的 足回りに近づけられるか 
トライしてみます。激安J・フェリーでヨーロッパ車的足回りになったら 無敵です!

先日 M月さんのW8に乗せてもらいました。素晴らしいエンジンとできばえの良さに感動。
でもピークパワーだけは それ程差がありません。
15万円の車が W8や400E みたいな車にどれだけ肉薄できるか?

妄想しているだけで 楽しいです。



シートがどうしようもないので
色が合いそうな LX−VSをヤフオクでゲット
シートレールは ブリンプから購入

色がとっても合っています。
ちょっと見た感じでは 純正と違いが分からない
折角のパワーシートは無くなってしまいましたが
これで 座り心地はレカロ。ちょっと頭上のクリアランスが
少ないですが申し分なくなりました。
乗り心地は多少ハードになります。

このチューニングは とてもお薦め

これでJ・フェリーが お気に入りのセダン と
言えるようになりました。
  
   




その後
 ビルシュタインで悶絶 KIFUJIN Zさんに 譲っていただいたビルシュタインを
正和モータースさんに依頼して装着しました。乗った感じは・・・

非常に悪いです。跳ねる感じで ストローク感がありません。
リアも硬い感じで、乗っていて酔っぱらってしまいます。コーナーを
攻める走りには一瞬良いですが グリップが低くかえって怖い。


それで BTC(ビルシュタインテクニカルセンター)に測定してもらったら・・・
この様な測定結果でした。

伸びが 30cm/secで なんと3300Nもあります。
これは サーキット走行する635のアラゴスタの1800Nの
倍です。

縮まない感じは 伸びが強すぎる為で、伸び側はそれ程
でもありません。

現在、新しい BTCセッティングに変更中です。
その後はまた報告させていただきます。
セッティング 

ビルシュタインテクニカルセンターにてセッティングして
もらいました。
Y32シーマ用では硬そうだったので、少しソフト目にして
もらいました。
ご覧の通り 上のB.T.Cセッティングより より弱くなって
います。

さて その結果は・・・

残念ながら 縮まない足回りはそれ程改善していません
でした。私が日本車で気になる部分が残っています。
また純正足との大きな利点も見いだせませんでした。

ガツンという硬い当たりは全くないのが美点です。
ただ常に上下動している様な感じです。

飛ばしても 最初は柔らかくてもその後絶対に沈み込まない感じ、
B.T.Cの方はバンプラバーに当たっているのでは?
とのことですが、車高を下げているのでもありませ
ん。
まだまだ 悩みは尽きそうにありません。
2005年2月

B.T.C(ビルシュタンテクニカルセンター)訪問
セッティングについて電話とデーターでは共通した話ができないので
直接訪問して担当の方に乗ってもらいました。
やはり「高級な感じがしない、硬い、ストローク感が足りないのはバネレート
が高いのもある」とのことでした。

共通の認識が持てたことは大変有意義でした。

最近の流行、その他色々と貴重な話をしてもらえました。

それで次の方策として、まるノーマルの方が良かったので ノーマルの
リアのデーターを取ってもらうことになりました。


J・フェリーの純正リアショックのデーター(BTC測定)


縮み側は30cm/secで 400Nくらい で
再セッティングのビルと同じです。

伸びが BTC再セッティングでは上の画像の通り2倍以上です。
当初の32シーマ用のはその倍と飛んでもなく硬かったのでした。

カヤバのnewSRでも1.7倍くらいに設定することが多いので
それ程おかしいとは思えませんが 実際には かなり違います。

「純正ショックは ピストン速度の低いところで 減衰力が少ない」
とのこと。まずは ノーマルのリアショックにもどして
それで再度乗った感じからセッティングを構想しようと思っています。


ノーマル純正でも「ああ 日本車らしい 足の動かない沈まない足だなぁ」
と思った野ですが フロントも変えてどう感じるか?


J・フェリーのリアショックは32シーマのと同じショックだったと思います。
バネは確か違ったと・・・

パーツの互換性から再度確認してみようと思います。


 ショックセッティング断念


カヤバの Y32セドリック シーマ J・フェリー共通の
固定式ショックに決定

フロント NSC4100
リア   NSG9135


ビルシュタインの基本的性能の高さを活かして
ドイツ車らしいダンピングと日本車のブッシュによるハーシュの少なさの
両立を求めて考えてきました が・・・敗北です

B.T.C様にて 再セッティングは1万円程かかる とのこと、
現状では私の求める足は バネレートが高すぎること
ノーマルの足でそこそこ不満が無かったのでノーマルに戻してみたい

以上を考えると ノーマルに戻そうと思いました。
しかし フロントはストラットごとで ノーマルですと片方で2万円します。

結局ヤフーで出品されているカヤバのショックは 26.300円 安い!
http://openuser5.auctions.yahoo.co.jp/jp/show/auctions?userID=neobaku999&f=&alocale=0jp&mode=1

こちらさんから購入し 現在そこそこ満足しています。
ちょっと縮みませんが 高速道路でぶっ飛ばすにはかなりよいショックだと
思います。

後はハイキャスのキャンセルをしてどうか?
ロアアームブッシュを交換したらバタツキが減るか?
メンバーブッシュのへたりは?

くらいが興味の対象です。現在 J・フェリーは 日本車史上最軽量最安 V8
エンジン車として 大活躍しています。ミッションのつながりのタイムラグを
何とか減らしたい!


メーカーに聞いてみる
日産カスタマーサービス
足回りについて メーカーに問い合わせしてみました。

J・フェリーのリアのストローク感が少ないことを。
メールで問い合わせをし、このHPのリンクも張りました。

翌日、Yさんから直接電話があり 懇切丁寧に応対してくれました。
モデファイをしているのに 改造がどうのうるさいことは言いません。
マニアのココロを分かって 何でも教えてくれました。

 日産カスタマーサービス とても良い!

1 Y32シーマ J・フェリー そしてY32セドリックの殆どはリアのバネレートが同じで
  2kg/mm だとのこと。

2 ショックの縮みが純正32 カヤバのは40近い 2割違っても縮みとしては
  かなり違う乗り心地になる。ノーマルが良いのでは?

3 リアメンバーのブッシュのヘタリについては 分からない。 ただ影響はあるだろう。

4 ハイキャスの有無によって足回りのフィールに差はないと思われる。

とのことでした。リアのバネレートが2kg/mmは ちょっと硬いのかもしれません。
ベンツはどれくらいなんだろう・・・

参考になりました。まずは メンバーのブッシュ交換の前にノーマルリアショックにもどして
みます。

ノーマルリアショックに戻す(2005.11.1)
正和モータースにお願いして 保管してもらっているノーマルショックに交換してもらいました。
カヤバの新しさも良いですが、どうも リアショックはノーマルが良いようです。

現在の所 セッティングするのであらば 縮みは強くしない。伸びだけ少し増やす
が妥当なところではないかと思っています。

普通の日本車に戻った感じです。



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