マグネパン(SMGa) の モデファイを行ってみる。素質に惚れた?


マグネパン SMGa 



再度の木の枠を外して今日は
構造をしります。トップエンドの
松本さんがおっしゃっていた
「とにかく中身を見るべし」

よ〜く分かりました。本当に
簡素 悪く言えばちゃちい造り
です。ネットワークはウーハー側
は12db/out?

白く見えるのが 振動板の
フレーム これが素晴らしい
剛性感で留まっているんです・・
うう・・

ツイーターの6db/outのコンデンサー

100Vの50マイクロファラッドだそう
です。HPで調べてみると 4オーム
では800hzくらいのハイパスになる
そうです。

これがへたって抜けていると容量が
減って クロスがあがって 先の周波数
特性になると想像できます。

この配線 造り 素晴らしい簡素さ・・

スピーカーの裏側 背中

ビニールっぽい膜に線が
這っています。これが
マグネパンの振動板の姿
でした。

暑いのと粘着力が落ちて
端側が浮き上がっています。

どうりで片方が低音が
ビビル訳です。このコイル代わりの
配線が膜の振動でパカパカして
浮き上がって音を出していたのです。
それに対して丈夫なフロント側
間違いです、これがリア側です

パンチングメタルの穴から
膜で振動されて音が出てくる
のはこの裏側からです。

なんだリアの方が音圧的にも
素直?。この穴が
イコライザーの役目をしている
のでしょう。

ちなみにツイーターは この写真
の下側の目が細かい幅で言えば
1/5くらいです。
厚さと経年変化で接着力
がおいてコイルが浮き上がって
いるの図。

この構造。膜もそうですが
コイル代わりの線の接着力
がこのSPユニットの要なので
ありました。

ウーハー用は0.6mmくらいの線
ツイーター用は0.3mmくらいの
アルミ線です。

エッジはフィックスド。ストロークは
極小。フランジは振動でビリビリ。



フロント側

これはリジットなメタルに穴が
あいている状態です。


能率はほぼロジャースと同じ
レンジはインパルス12と同等?

アタック感は弱い。混濁あり。


トップエンドさんでは鉄骨による
100kz以上のフレームで振動板
を抑えているそうですが、私は
今回実験版でやってみます。

スプールスを選び格安 軽量で
実験しました。
スプールスは2×4用の 木というより
草っぽい 軽い材木です。加工が楽で
表面も比較的綺麗になります。

振動抑制フレームとしては 極めて
役不足ですが 重さ 大きさ 加工性
その他いろいろ考えて今回はスプールス
で造りました。

材料代はネジまで含んで7000円弱。
縦の スプールスは6×3.8×1820mm
で380円です。

直角のあて板を買ったりしましたが
精度が出ず 床でグラグラします。
いったい何の為にフレームを造ったのか
悲しくなる仕上がりでした。
画像が横ですみません

こんな感じで造りました。

いまのマグネパンの高いのは
ぜんぶ 垂直マウントですから
私も寝かせたりしませんでした。

当初 低音をスッキリさせる
為に振動板を床から上げる構想
でしたが 他のが床に触っている
状態でバランスがとれていると
思い 今回は床から上げずに
フレームにマウントすることに
しました。

振動板の上から浮き上がった
コイル

ええっとこれはネバネバしている
接着剤で 金色のコードが
はっている状態です。
SPをフレームに固定するための
ボルト穴を開ける際、切りくずが
振動板のネバネバにつかないように
サランラップで防御。

よくみると振動板が如何に素晴らしい
マウントで木枠に留められているか
分かります。

ユニットを木枠にいれて 針金を曲げた
のを数十カ所で留めているのです。
フレームに振動板&オリジナル枠を
装着した状態

今回のフレームの厚さによる 平面
バッフルに対する悪影響はこの際
考えないことにしました。補強すると
いずれにせよ 厚くなるもんです

この写真をクリックして拡大してみて
ください。
振動板の上2/3中央にボタンが
あります。これは 縦長の振動板を
抑えていることになります。

ボタンからフレームまで
の距離の違いによって振動周波数が
違って音づくりをしている??



5時間でなんとかここまで

きました。

コンデンサーを交換していない
ので中高域の中抜けはあります。



当初のねらいである揺れないフレーム
は失敗(グラグラ)。振動板の木枠の
振動を抑えることにはかなり成功しま
した。

音の鮮度があがって 低音の癖は
多少増えた感じです。


綺麗に塗装 ねじの色合わせ サラン
ネットの装着 等じっくりとやってみたい
と思います。
インパルス12インチ


15インチのインパルスを聴いて
標準のタンノイと違って軽く切れの
良い低音を発見。

2A3アンプをフルレンジで鳴らす
為のSP。アルテックのホーンと
特性が違うことがどの様に音の差と
なるか検証するSP。そんな役割
です。
インパルス軸上1.5m

中音(400〜1khz)の盛り上がり
が聴感上と一致して癖が感じられ
る。バスレフのポートは80hzくらい?

メーカー製らしく フラットな特性と
言えるでしょう。ロジャースに使って
いるスタンドに乗せたので 聴感上
は低音不足。もともとブーミングが
短いインパルスシリーズ

フラットな特性の音、大変明快
潤い少ないものの 納得です。
タンノイとマグネパンとロジャース

弦が美しく響くのはロジャース
音が意外にSPに張り付くのが
タンノイ。弦はストレート 脚色が
少ない。低音の切れはタンノイ
の中でも通常のSPに近いと
思います。
タンノイ リスニングポジション

左の状態でセンターで測定。
ちょっとよい感じを造ってみました(笑)

これでもクラッシックには低重心で
なくて×。10kzhくらいも多少チリチリ
する感じ。
コンデンサー交換

コイズミ無線で47マイクロFの
フィルムコンデンサーを購入。
フランス製だとのこと。
これで ツイーターのクロスが
下がって中抜けが直れば安い
もんです。
剥がれている写真が上手くなかった
ので取り直し。振動板にネバネバの
液体を塗って そこに線が這わせて
あるだけ!

それが接着力が落ちて ごらんの
とおりに剥がれます。う〜ん・・

抑えてはかなりの振動ですぐに
浮き上がってきます
特性

も〜 聴感上もそれ程大きな差が
なく落胆しています。


スプールスマウントを造って多少
癖が出たかなぁ・・
特性

リスニングポジション

なんか前のふつうに置いた
のより明らかに特性は悪い
みたい。サランネットを取っ
ちゃったから 高音が目立つ。

微妙な音づくりをしているSPに
色々な変更を加えると 駄目になる
お手本みたい。


セッティングして

ツイーターは縦の線でよこ1/5
位の面積です。そのツイーター
の横を移動しながら特性を測る
と ツイーターの正面よりちょっと
ウーファー側がつながりがいい。

それで測定しながらセットして
やっとこんな感じです。
ネットワークの回路


ツイーターは細いアルミ?の線で
ウーハーは真鍮?っぽい色の線
です。

どうしてこんな配線になっているのか
アドバイスをお願いします。


A>B 結線でのリスニングP

左の配線図のAとBをショート
させました。最初は6db/octの
回路だとおもい、ウーハー側の
ローパスを止めればもっと
ウーハーの登場があるのでは
ないかと思いました。

音の傾向は全然違います。
ドンシャリに対して、明瞭です。
振動板の共振する音が耳に
ついてしまいます。独特の音が
するんです。中音で。

そして 最低域も無くなっていま
すし 高域は8khzくらいから
殆ど無くなりました。検診すると
明らかに聞こえる人が多いです・

ファミリー活動中

ウーハーと
ツイーターをそれぞれのネットワークで
鳴りっぷりを調べる為のギボシ化です。
コイル結線の右上と同じ

コイル直列に入れたウーファー

数値不明のコイルを直列に
いれて6db/octのネットワーク
でウーハー部分を鳴らす

コイルは1mHくらい?だとすれば
特性はそのまま出ています。

ウーハー部分は特性的には
60hzの共振があるものの
まともなのか?
ウーハーのコイルを止めて直結

でた〜 なんでこんなに
特性がいいの?

ウーハーコイルを直結しまし
た。4khzのピークは別として
しっかり3khzくらいまでは再生
されています。
裏側の特性

マグネパンはフロントの鉄板の穴から
音が出ます。つまりあの穴が音響
レンズなり、指向性なり 一番は
帯域バランスをあの穴が取っている
と思うんです。

ねこの低音 これがマグネパンの振動板
特有の音だと思っています。
裏側だと鉄板の穴を通らないので音圧が
高いです。


能率が高いものの癖が多い。
ツイーター部分 裸特性

ツイーターをフルレンジで
ネットワーク等何も無しで
ならしてみました。

ウーハーより3dbくらい能率が
低いです。

共振点があって音圧が無いのと
元々のF0は 800hzくらいに
あるのでしょうか 音圧が高い
です。
ツイーター 47mFコンデンサー
入り

直列にコンデンサーを入れて
ツイーター部分のみ鳴らして
みました。左の測定図より
よりいっそう音圧が低いです。
コイル無しのツイーターコンデン
サー直列入れ鳴らし

まあ特性は駄目です


マルチでマグネパンを鳴らしてみる


格安ギボシで配線

ネットワークを色々と付け替える
ので やり易くしました。
コンデンサーの変更も簡単。
コイルのパスも簡単。

いよいよマルチで鳴らして
ユニットの素性を調べてみる。

ただし、オリジナルは2wayの
直列接続。ネットワークは理解
していない。
今度マルチで鳴らすのは 果たして
ユニットの特性が分かるかと
いえば 使い方が違います。
接着剤が浮いた

剥がれていたのをセメダイン
みたいなのでつけましたが
2日たって 浮いています。
う〜ん どうやったら上手く
つけられるのか。
ツイーターのコンデンサーを
6.8マイクロファラッドに交換

数値は分かりませんが こんな
感じ。直列で鳴らすより
ハイパスの周波数が上に上がった
感じ。レベルも直列接続の
オリジナルの時より落ちている。


一応これで ウーハーをスルーで
鳴らしたのと特性的にはつながり
そうです。

各ユニットをテスターで抵抗を
測ってみました。

どちらも5オームくらい。
これを並列でならすと・・

かなりアンプにはきついと
思われます。

ウーハーネットワーク無し
ツイーター6db/oct 6.8μF

なかなか特性的には
良いです。でも 音は・・・

コーコー くーくー 振動板
の音が露わになった感じ。


低音の癖は相変わらず、
いや直列より大きいみたい。

ベースが消えたかと思えば
急に出張ってきます。大嫌い
マルチでツイーターのみ鳴らす

1.2khz 18db/octで 鳴らして
みます。アンプはMASAさんに
お借りしている6CA7シングル
アンプ。音は高音にかけて
大変優しい音です。

無理矢理マルチ

アンプのゲインの差もありますが
18dbくらい ウーハーを絞って
聴感上も特性上もそこそこに
なりました。

そうそう最初は1.2khzでクロス
させたのですが、左の特性の
とおり6khz以下は再生能力が
低いです。

右上のネットワークに戻す

特性は SPの向き 距離 感覚
その他でコロコロ変わります。

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