初めて 真空管アンプ(6EM7)を作ってみる &SPのネットワークのケーシングをしてもらう ミニワン 完成↓ |
子供的 実験工作の楽しみの延長で アンプを作ることになりました。小さくて可愛いアンプ。机の上や枕元で 小さなシステムを置いて鳴らしてみたい。何よりも 自分で作ったアンプから音が出るのは楽しいことに違いない。 けんけんさんに 一から十まで教わりお膳立てをしてもらってトライすることができました。 自作派の方が見て参考になることは無いと思いますが 記念すべき1号をHPにアップしてみます。 ミニワン と名付けました。 部品点数が少ないので パーツ類は ゴージャスに設定してくれています。 パーツのブランドだけは一人前? 体質の良くない沼に引き込まれている様な気がします |
回路図です。6EM7はテレビ用の球だそうで 一つの球の中で前段と出力段の2つの増幅ができます。
球が2つだけと少なく済むので小さいシャーシー向け。配線その他も簡単で初心者向けです。
既に球は 差し替えて遊べるように3種類用意してくれています。
電解コンデンサーの変更
大きいために買っていたスプラグのコンデンサーを
設計通りに設置してもらいました。
パーツ表です。
ゴージャスなパーツを使ったそうですが それすら分からない初心者です。
青年が作るんですから これくらいリッチにやってもいいですよね。
ネットワークをケーシングしてもらう |
スピーカーのネットワークは木の板の上でとぐろを巻き ハモニカ端子からぶら下がっていました。
見るに見かねて けんけんさんがケーシングしてくれました。ケースはタカチ電気工業で7000円
くらい。当初切り替えスイッチを使う予定でしたがコストがかかるのでご覧の様にトランス式アッテ
ネーターから端子に引いてきてつなぎ換えることによって省略しました。いつもの綺麗な配線を
見てください。現在もセッティングには満足できず調整したいものの調整し難くなったので私には
丁度良い面倒さだと思います。右の写真のとおり綺麗になり家族にも好評です。(SP BOXも
綺麗にしたいところです。
左の画像のハモニカ端子の左側の黒い配線を外すとインピーダンス補正をキャンセルすることが
できます。
音は余計な音が減り静かになりました。また低音の重心が下がり分離して踏ん張りが効く感じ
になりました。仕上がりとともに音への効果を体感し満足しています。
ミニワン 完成 |
子供の受験があり オーディオもままならなくなり、数ヶ月のブランクができてしましました。 それで完成間近だったので けんけんさんに完成してもらい エージング そして調整まで してもらいました。 当初音が荒く 高域の補正を行っていたものの、エージングが進みしなやかになり 補正を外し NFを3dB程かけているそうです。簡単にNFを外すことも出来る設計に なっています。 これで球も差し替え 色々と楽しめる。 出来上がって 音を出してみてみる ・・・ 38cmのシステムが堂々と鳴るのにはビックリ! 能率が高いのもあり ロジャースに50W入れるよりパワフル。 にわかに信じられないくらいです。 300Bシングルに比べて 余裕 レンジ 奥行き しなやかさ 等では及びませんが、音が軽快でスピード感があります。 声も明瞭だけど 素直で澄んでいる。 どこか弱い300Bにくらべ 乗りが良くて音くて 音楽に浸れる音です。 それぞれ魅力が有り 何度も聴き比べてしまいました。 それ程メジャーでない球でも こんな楽しみがあるんですね。 私は分かりませんが、ハイグレードなパーツを惜しみなく使っているのも 効いているのではないかと思います。 もちろん けんけんさんのお陰であることは言うまでもありません。 自分で作った アンプが鳴るって 嬉しいものです。 見ても可愛い 鳴っても驚くほどの鳴りっぷり、 そして色々と分かって楽しめる とても良い経験をさせてもらいました。 |
最終の回路
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