ご遺体の身元確認作業の報告

 
東日本大震災で 警察庁から 身元確認作業の要請を日本歯科医師会が受け(派遣状況) 
 3月26日〜4月2日まで 東京都歯科医師会の4名が岩手県に派遣され行ってきました。





現地までは警察車両で移動しました

「電気はない トイレは使えない 当然風呂は入れない」との3月22日に宮城に行った
東京都歯科医師会のグループの情報から 戦地へ赴く気持ちで参加しました。



左から 栗原雅彦(本所歯科医師会)、竹下晴久(東大和市歯科医師会)、原 健久(東大和)、岩佐俊夫「いちょう通り歯科」(東大和)


盛岡を拠点として、竹下 栗原は 釜石から大槌周辺の数カ所の安置所へ
岩佐、原は 宮古から田老町 山田地区の数カ所の安置所を担当

一週間で3000km 車で移動しました。

田老町の様子




ご遺体の身元がわかるよう できるだけ詳細に口腔の情報を詳細かつ正確に記録し
役立つように努めました。
私が担当したお一人は、歯科治療の記録と照合し本人確認ができました。

私たちが関わった現地では、地元や全国から派遣されてきた警察官の方たちの
がんばりには本当に頭が下がりました。
ご遺体に関わる仕事は一般の方には知られていませんが、現場にいるといかに大変かわかります。
厳しい作業を厭わず行う使命感の強さ。
この方たちが日本を支えていることを実感します。

診療所を休診し患者様にはご迷惑をおかけしましたが
貴重な経験をさせていただきました。

被災されお亡くなりになられた方に 心からご冥福をお祈りいたします。


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