ホンダZ 可愛い子供みたいな車 車の全てがここにある!

10年以上つき合っている、ホンダZ('73 GSS仕様)。最初のZは武蔵村山のネオライフさんで購入しました。嬉しかったなぁ。
それで、ジムカーナやツーリングと軽トラで始まった私の車ライフは復活したのです。当時の軽自動車は、お父さんの夢が一杯
詰まっています。手の込んだ造り、頑張ったスタイル、乗ってみて、町中全開、運転の喜びに溢れています。

快適で静かな車に慣れた、あるいは虚勢されてしまった人々。私達日本人は、この辺からスタートしたのよね。
子供みたいな車ですので、たぶん一生持っているでしょう。
1台目のGSS(5速)はジムカーナーて転倒して ネオライフでレースカーとなりました。
1993年、CAR−BOY誌が初めて日本海間瀬サーキットで軽自動車の耐久レースを開催した時
私たちは初戦から参戦しました。総勢10名で暗中模索の中頑張りました。

黄色と緑のツートンカラー、CAR−BOY誌のお登りさんチームと対決。
相手側は卑怯にも現役GT選手権ドライバーのプロの助っ人を投入。
さすがプロ、アッと言う間に周回遅れにされる速さでした。
まるでバトルしているようだけどすスパッと抜かれている模様。
CAR−BOY誌の1994年1月号に写真です↓。



ドライバーは私。
今思い出してもハードな草レースでした。
決勝のスタートが夜の6時。真っ暗。その上雨。
提灯ライトにカッコウだけワイパー 油膜ギラギラ これでサーキットを走ったのです。
怖かった。
こちらは安全タンクを搭載。相手がギリギリでガス欠になり 初戦から3位に入賞しました。
チームプレーの大変さ、楽しさを経験しました。

その後、ネオライフの友人と間瀬や仙台ハイランドを走りました。


その後、ニフティーでご近所のETさんと知り合います。
有限Zとしてレースカーとなりました。
今の有限Z(ETさんのHP)は別のボディーになっています。ETさんとは数回耐久レースで
ご一緒させていただきました。メカも色々と教わり貴重な体験をさせてもらいました。

今のGSS(仕様)は、長野の人がレストア中のを購入しました。6年前に塗装して、現在も町中で全開で
迷惑をかけずに走り回れます。小さい山道じゃいい走りをします。

1973年式 ホンダZGSS仕様です。
前のオーナーがGSSにするために
GTのレストアをしていたのを購入。

GSSは5速(レーシングタイプ)で
シートが穴あき、天井の内張が黒
です。5速ミッションでバックに入れる
時に押すことをしない以外はGSS
です。ね、可愛いでしょ!
見よ、この端正なお顔を。今の
ヌメの何だかどの車だか分からない
車とは違うのだ。バンパーはメッキ
でなければならないのだ〜

色はオリジナルではありません。
グリルも黒をちょっと違う色に
塗ってあります。
小さいけれどエスティマみたいな
形、ちょっと変かも(笑)

フロントはミラのバネで4cmくらい
車高が落ちています。リアはノーマル

板バネを下げるのは、シャックルに
噛ませて下げますがやっていません。
ちょっと変だなぁ・・
水中メガネ の相性はこのリアゲート
のゴムが理由です。どうしてこんなの
付けたの?

リアゲートをあげて下がらない様に
トーションバーがつてます。へたると
下がります。 バンパーは少し錆びて
きました。可愛いのだ。荷物も置ける
んです・
フロンテクーペが大好きです。この絵
をフロンテで見たら惚れるぜ。まあ、
Zもいいんです。お尻は可愛いに
越したことありません。

これで家族4人ででかけると最高
です。疲れて(笑)

でも、これで車の基本性能は全て
揃っています。
時速100km/hで
7000回転はちょっとうるさい
です。
でた〜、70年代のピラーレスハード
トップ。リアのコーターパネルが当時
の趣向を表しています。

よく話しかけられます。他の人の目が
ベンツと違って暖かい。若い人は
外車だと思う人もいます。料金所で
どうしても軽自動車と分かってもらえ
ず、喧嘩になったこともあります。
存在感は結構あります。
リアのタイアハウスはよく錆びる所
前の人のリペアが良く状態もいい。

リアのパネルは絶版です。パーツも
頑張ってきたホンダさんだからこそ
維持できました。でも、流石に今は
厳しい。

ベーシックな乗り物が、趣味の高級
な車になりつつある。う〜む・・・
見よ、この内装、メーターの頑張り方。
これぞ、お父さんが欲しくなる雰囲気
です。
廉価版の軽自動車とは全然違います。

子供っぽい、のんきな感じはしないぞ。

町中で全開にして走れる楽しさ。
今の軽自動車よりダイレクトです。
これまた、高級車の証。オーバー
ヘッドコンソール。ちみのには無い
でしょう(笑)

室内灯と、手元灯の2種類があります。
室内はライフの足下にも及びません。
スペシャリチークーペなの。運転感覚
は普通のFFなのがちょっと悲しい。
空冷系よりはかなりハンドリングがいいです。
解体屋さんで買ったレカロ。古いで。
でも、乗るならいいです。
これで、普通車の初心者ジムカーナー
に参加。ウエットで、サイドターンが
決まって、1600cc以下で優勝。
改心の走りでした。トータルでも3位。
普通は全然勝負にはなりません。
小さいこと、これが生きるんですね。

町中でも隅に立てかけておけば邪魔に
ならないし、狭い路地でも無敵なのだ。
エンジンは、スリーブを打ち換えてもら
って435cc。有限ZはCRキャブで1万
回転まで綺麗に回りますが、これは
カムが違うのか8500どまり。変。

ギアシフトをよくする為にベアリング、シ
ンクロ総交換、でも駄目。結局はギアの
隣の円盤状のカラーの減りでした。4回もミッション乗せ換え。

フロントショックは、オイルを入れ替え。
リアはサニトラ用を使っています。
ほぼ満足のゆく足回りです。
点火系は、光学センサーの
フルトラになっています。

ブレーキはフロントのシュー
を張り替えて、耐久レースで
も充分。ノンサーボのタッチ
は素晴らしく、P帝国も降参。

ステアリングもダイレクトで
クイック。車の良さ、グレード
では分からない部分です。

       
         人には見せられないお子さま整備 2003.5.2

天気が良い休日

車内を清掃しようとした
シートのスポンジが変質し、シート地も
ぼろぼろ。そういえばその下はどうだった
っけ・・覚えているけど忘れた振りして
います。
怖いけど見てしまおう。

うげっ!

こんなに錆びていたっけ・・
仕方ないサビでも取ってスプレーでも
吹こうか と思ったのがいけなかった
ワイヤーブラシで手でゴシゴシしたけど
簡単に取れない、前の塗装 その前の
下地とでてくる。

ワイヤーカップを買ってきた
手の10倍は強力

アッという間に落ちる。
もっとやるべきなんだろうけど
車内は削りカスで充満
近くの倉庫(大工センター)にはPOR
とか無かった。
水性で直ぐに乾く(大切)そして
下地として何でも塗れると言うことで
これを買った
う〜ん・・ ・・・

一応2度練り
モスグリーンと思って買った
緑 

・・・ああ・・・

サビと鎖は困りものですね。
今回ココが錆びるのはテールゲートからの
進入が原因でした。


ネオライフにて
フロントブレーキのリペアをしてもらう
2006.11.17

先代の時からお世話になっている
ネオライフ

今日は フロントのブレーキが効かなくなったので
リペアに行ってきました。

ホンダ360ccの軽自動車が得意。
色々なパーツを造ったり リーズナブルな流用を
してくれる。
ご覧の通り、
ホンダの360がいつも何台か入庫している。

最近は昔と違ってネットで情報が渡り
全国から来る。今日の車も京都や滋賀や・・
みなさん 直してくれる場所が無くなってきて
困って居るんですね


中古パーツがあることが大切なんでしょう
不思議と良い音がするなぁ と思ったら
真空管のアンプが原因だった。

エレキットの古い TU-895?
これは X300ジャガーの伝道師のショップ
でも使われている。何か共通点を感じます。

驚くほど程良い音がするアンプ。
スピーカーは何の変哲もないミニコンポのSP。

コンサイスコンポのSPだそう、
これが結構良い音がする。
広い倉庫(失礼)に音が流れて心地よい。
左前のブレーキ

オイルがシリンダーから漏れて ブレーキシューが
オイルまみれ。
これでは効かない。

今年の2月の車検時にカップは交換してもらっていた。
どうも シリンダーがダメなのか?
何度か研磨を繰り返したと思われるシリンダー内面。

私が長時間(2年以上)乗らないで 錆びさせてしまったのが
原因でしょう。オイルのでるところに リング状の錆び へこみが
出来てしまっている。

旧車、乗らないのはダメですね。
何と でないと思われていた ブレーキシリンダーが
ホンダから出た!1個 6800円くらい。

ちょっと高い感じがするけれど もう二度と出ないか?と
思うと喜んで買ってしまう。仕方ないっすね 昔は激安で
乗れたベーシックカーでしたが 今ではマニアの車になって
しまった。

それにしても新品 素晴らしい。綺麗 気分が良い!
30年も使えば 交換してあげたいパーツです。
ネオライフの中井さんは 手際よく 脱脂 掃除
交換をしてくれた。シューも新品に交換して
小一時間で終わり。

いつも頼りになる有り難いショップです。
ネオライフの社有車。
実は私のお客様のIさんが乗られていた車。

TN−360

何と 私が初めて乗った車だ。

懐かしい 空冷2気筒エンジンが快調に良く
走った。
現在ネオライフでも社用車として大活躍しているそうだ。
これだ。
私もTN−Vだったのだろうか それともVIIだったか。

これで2輪走行になったり 交差点で「4輪ドリフトだー」
とかやっていた。10代だもんな・・・ブツブツ・・・
懐かしい 涙がでそうになった。
このシンプルな内装。

当時でもボロくて色々と直した。
ステッキ状のサイドブレーキ シート下にレバーがあって
エンジンの熱を取り入れるヒーター。

これで仙台ー東京を何往復もした。
坂道では昇らず30Km/h 下りで100Km/h。
私が渋滞の先頭を走ったのはこの車だけだった。
これが TNトラックのメーター

シンプルこの上ない。
細いステアリングが可愛い。
ラジオも聴けたけど 3000円のカーステに
チェンジしたのを思い出した。

当時中学の同級生が ホンダZで遊びに来た。
一緒にTNとで移動してホンダZに乗った時。
わ「ああ いいねぇ 乗用車は・・」
との記憶で その後ホンダZに乗ったのです。
朽ち果ててきたシート

さすがに30年の年月は厳しい。
パーツとしては ホンダZ ライフ共に 1個も
新品が無いことが判明。

ネオライフ経由でシート張り替えをお願いすることに
しました。
スポンジが腐ってボロボロ、表皮は湿気で伸びて
ビロロン。
まだ乗りますのでリペアしてもらいたい。
ネオライフ全景。

古い車は手がかかるし パーツはないし
有っても流用。まだ新品パーツなら良いが 中古を
使い回し。ハッキリ言って大変。
経営は大変だと思う。

全国 360cc乗りのためにも頑張って欲しい。


ヒーター周辺からの水漏れ修理(2006.12.3) 室内が独特のイヤなニホイ。
クーラントのニホイです。
小一時間で私にもできる整備をしました。
フロアーマットをめくってみたら
ご覧の通り (T_T)

どうりで臭いわけです。
ヒーターも古くなればコアーから漏れます
(我が家の190ベンツは既に整備済み)。

放置しておけないので下を見てみます。
寝ながら見た図

右がヒーターバルブ 温度調整をすると銀色の軸が
伸びてきて エンジンからの温水が通る仕組み。

ヒーターバルブとコアーをつなぐ配管から漏れている
模様。これなら 私にでも直せそう!
外してみました。

30年の歴史 朽ち果てています。

バンドも緩めようとしたら 曲がっちゃう。

その前に ラジエターの下から くーらーんとは
最初に抜いておきます。

それでも漏れてくるので下にウエスを用意しておくと
GOOD
手持ちのホースを切って 
ホームセンターから 園芸用のバンドで
最もしっかりしているのを選んで買ってきました。

1つ 200円。

在庫していた左上の自動車用は 小さかった。
下から見た図

取り替えてスッキリ。
これは誰にでも出来ます。

コアーの中にまだクーラントが残っていて
漏れている。

これで直ってくれ〜!
時間があったので バルブクリアランス調整に挑戦。
最近 カチャカチャ五月蠅い。

NOGさんがやってくれたのを思い出す。

14mmのスパナいや めがねでクランクを回す。
マニアルによると 冷感時に IN側 EX側共に
クリアランスは 0.06〜0.1mm

0.07mmのを入れて調整。
画像の部分をめがねで緩めてマイナスで調整して締める。

これは簡単そうで 実際は難しい。というのは どこで
一番クリアランスがあるか分かり難いこと。
しめると クリアランスも微妙に動いてしまうこと。
そしてシックネスゲージの抵抗をどれくらいにするか?
で0.01mmくらい直ぐに変化してしまう。

実際には調整した後ロッカーアームをこちょこちょ触って
感覚で調整するのがよさそう。

走ってみて静かになって 回転の上昇が早くなりました。


リアシートをリペアしてもらう(2006.12.7) パーツで欠品しているシート。
リペアしてもらうしかありません。
その報告です
ネオライフ に依頼しておいた シートのリペアができあがったとのこと
喜んで行ってきました。

可愛い車があって 居心地の良い空間。
フラッシュの関係で色がちょっと変わって見えます。
ビニールはちょっとソフトで薄い感じですが ご覧の通り
綺麗になっています。

ツートンの布の部分があるのはGT仕様でしたか・・
GSSとは違います。

元々私の車はGTを前オーナーがGSS仕様にしていた
車です。天井は黒の布で GSSらしい。

シートは確か リングのトリムが付いていた様な・・
上手く縫製されています。

アンコもウレタンが多少修正されているそうです。

硬い素材を希望される方は 前もって相談しておくと
良いと思います。

これで 送料税込み 22.000円です。
リーズナブルだと思います。
裏側もご覧の様に 布を新しくカバー
錆びたフレームは塗料が塗ってあります。
ジャーン!

早速入れてみました。
ボロボロに朽ち果てていた座面が綺麗なって
雰囲気も上々。

高音質のリアスピーカーは トリオの10cmシングルコーン
が無造作に置いてあるだけ(^_^;)

解体レカロは ポルシェに装着されていたシートでしょうか?
別に私がポルシェに憧れてシールを貼ったのではありません。
フラッシュを焚いたので 色が変ですが
綺麗になりました。

これで 子供から 「やだ〜ここに座るの」
とか言われなくなるでしょう。って 大きくなったから
乗らないか。

学生時代は この後部座席で千葉の海に行ったり
狭かったです。

そんな記憶が戻る シートの復元でありました。
現行の軽自動車に比べてもかなり小さい。

走っている姿を見ると とても愛らしい。
手に余ることは無い。原資が無くて 辛いときにも
負担にならない。 私を優しく 迎えてくれる 可愛い車です。

町中で乗ると楽しいです。 
車が エンジンが 主張してくる。個性が活きている!


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