お宝化 計画 その3

お宝号('82 SCHNITZER BMW 635)は、日本に来て私が4人目のオーナー
です。

今までに沢山の色々な整備を受け、ハーネス類は非常に複雑になっていまし
た。今回、オンボードコンピューターを外し、そこにメーターをつけてもらいます。
それで、伊藤さんは配線をチェックして綺麗にまとめてくれていました。
ご覧下さい。これがたこ足、もずく状態だった配線が綺麗にまとめてあります。

こういった作業を考えただけで尻込みしてしまう、私から見れば気の遠く
なる作業です。
今回のモデファイには、コンピューターのセッティングもあります。
お宝号は、日本に入った2台とも最初からレブリミットが5900回転に設定
してありました。折角のハイカムもノーマルのレブ6300回転より低いのでは
悲しいです。

ところが、このコンピューター、E24、E28の中期と違い初期型なのです。
ROMがなく、データーがCPUに書き込まれていて読み出しできません。
配線のチェックをしているところ・・・ああ、やっぱりフルコンが早いのか?
エキパイ周辺です。

たこ足はシュニッツァーオリジナルのは錆びて排気漏れしていました。
このたこ足は、らこたさん がタダでくださったフジツボのたこ足です。
腰下が、M6と同じ、ビックボアで合うのか心配でしたが、ピッタリでした。

これを外すのが知恵の輪でして・・・もうやりたくありません
635のスロットル回りです。スロットの横についているのがポジションセンサー。

インジェクターは82年の半年だけ使われたタイプで判別に苦労しました。
ただ、これもセッティングで交換となるかもしれません。

メインハーネスは新品です。300ユーロ以下。ガハハ、こんなのがE−MAIL
で宅急便、どうだ、日本車の古いのより偉いのだ〜!でも、E28中期の
ハーネスでROMセッティングで不必要になるかもしれません。
上に見える丸いのが、調節式燃料レギュレーターです。

BMPで購入した調節式レギュレーターは84年未満のジョイントには合いません。
デーモンツイークスで売っていたアルファかなにかのを、合わないのを覚悟で
買いました。80ポンドくらいだったでしょうか。

こう言った細かいモデファイも伊藤さんに頼めます。燃圧をアップしてみたかったの
です。
オイルフィルター周辺です。

今回、パワステ回りのホースは全て新品にしてもらいます。
なんせ、安いですから出来るときに一度がお得です。

17年も経つと、モデファイよりレストアの部分が増えてくるのは致し方
ないでしょう。でも、交換した部分は新品なんですよね
サーモスタットハウジング周辺です。

これもおNEWです。ブラストをかけたオリジナルもありますが、今回水温計
を装着するために穴の開いているおNEWを使いました。

センサーは全て新品です。もう、あのヒート状態はイヤです。
ステアリングギアBOXのジョイントです。

スポーツカーにはガッチリとした手応えが必要です。ガコガコしたり引っかかったり
ってのはどうにも我慢できません。ポルシェの素晴らしい所はあのフィールです。

Uジョイント、ブッシュ、カラーは新品です。果たして、申し分ないフィールが
手にはいるのか・・・?
室内側のステアリングシャフトです。

シートを下げたので、ステアリングも下げたかったのですが、途中のラバー
ジョイントが既に曲がって装着されているのです。これは直ぐに駄目になります
ので、オーナーの方はパーツを確保するといいです。カバーを外せば一人でも
比較的簡単に交換できます。

こういった、細かい作業を請け負ってくれる、嬉しいのだ!

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