| 数年ぶりに乗ったホンダZ uさんのあきる野ベースから引き取った時
ガタピシ 五月蠅い 超遅い 狭い ボロボロの雰囲気、
でとても心地よいとは思えませんでした。
シートもレカロからボロいオリジナルでちょっと残念な感じ。
唯一360ccの限られたパワーをクロスミッションの5速で走らせる面白さは
直ぐに蘇りました。
通勤に使い出して数日乗っていると慣れてきただけでなく エンジンが滑らかに
低回転で粘り 振動も減り 何とも言えないドライバビリティの良さが
感じられ味わい深くなってきました。
とりわけ冷間時のもたつきが暖まるとスーッと消え去り
気持ちよく回るサマは感動的であります。
まるで生き物と対話しているよう
だから私は何年もこの車を通勤に使っていたんだ...
その理由が蘇りました
通勤は飛ばせてせいぜい時速70-80km/hくらいでしょうか
その速度域で5速MTを自在にあやつり トルクの少ない だけど
排気量なりに精一杯のパフォーマンスを示す水冷2気筒360度クランクの
SAエンジン バランサーギアがあり振動も少なく見事です。
2500〜3000回転のボトムでのトルク アクセルの反応 そして
4000回転を超えてからのパワーの盛り上がり
10000回転までの上昇はまだ苦しい感じがして本調子ではありませんが
劇的なんです。スタートから一定の速度までの加速だけで
物語が味わえる。そしてロマンも。
時速40km/h以下での情報料の多さは世界一!(JARO警報)
ギア選びを間違えるとエンストしたりモーっともたついたり
スナッチやギクシャクがないように走らせるだけでテクニック
が必要。 大パワーにならされた今のドライバーには扱いにくくて
乗りにくい車に感じられるに違いありません。
6000ccV12 4700ccターボのトルクやパワーを経験すればこそ
グロス35馬力の繊細な世界が引き立つのであります。
前に書いた通り 青CLは穂先が開いた太いマジック
それでハガキ大のキャンパスに繊細な絵を描くことは出来ない
高速道路での中間加速 大パワーの魅力とは正反対。
町中の低速度のバス路線では生かされないのに対し
360cc 550cc 600ccの軽自動車では最高のステージとなって
いるのでした。
町中を流すだけで ウキウキしてきて ハンドリングは語れないけど
普通にコーナーを回るだけで充実感が味わえる
MR-Sにくらべ 600kgの軽量車重に超コンパクトホイールベースとトレッド
ノンパワーステアリングに ノンアシストブレーキのダイレクトさ
情報量が格段に多く面白い。
寒くなった今、MR-Sは恋しくありません。
色々と経験して ダイナミックレンジの最低域を知ることで
世界が広がり幸せが増える感じです。
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ビートや良く出来た軽自動車をMTで乗る!お薦めです。
ハイパワー 超快適車に慣れてしまった方に
本来ある車を運転する喜び、楽しさを目覚めさせてくれることでしょう。 |
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