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[32] LC500コンバーチブル :2021年 8月22日(返信 削除
2022/7/31 (日) 12:13:33 わんこ
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今日はレクサスのディーラーに行って LC500コンバーチブルを見てきました。
奧さんと行く予定でしたが身内の健康状態が悪く同行しませんでした。

ぺったんこ系でもありませんし ミッドシップでもない
そして脱日常を感じさせる余剰な部分は少ないと思われます。
でも予算を拡大するとしたら 経験しないではいられない と思いました。

トヨタ レクサスに全く関係ない私が「LCコンバーティブルを試乗したいのだけど」
と職場近くのディーラーに問い合わせしたらクーペはあるがコンバチがない とのこと
他のディーラーを紹介してもらいました。
「先のディーラーと企業母体は別ですか?」と聞いたら違う経営だとのこと、
試乗させてもらう以上 義理は通さなければなりません。

さて何の情報も無いディーラーさんからは 来る時の車種 ナンバーを聞かれました。
ある意味当然です。
敷地内に入ると玄関口で立って待っているきちんとした対応。
先のGMはスタッフが2,3名でしたから規模から次元が違います。
(離れた駐車場らしい所からディーラーに電話で確認してから入れた)

考えてみればレクサスのディーラーに入るのは初体験。
私のX308を
「ジャガーの方も来られますが こんなに綺麗なのは珍しいですね
 オリジナル塗装ですか?」
と営業なれど褒めてもらって嬉しくなりました。

担当の方と名刺交換を行い LCコンバチを選ぶ経緯の説明を行いました。
中古のR8 新車のC8との比較であり、過去に激安車なれどSLや初期型マスタングconv.を
乗ってきた私みたいなタイプは少ないかもしれません。
とにかく車好きなことは伝えました。

先日のトヨタ生産40%減 で株価が大きく下がりましたが 半導体不足に加え
アジアの生産地のロックダウンによるダメージは想像以上に大きいそうです。
LCは日本の工場の小さな一つのラインだけで生産しているそうで
3,4ヶ月の納期が 今回のことで1〜2ヶ月伸びているそうす。

気になる足回りは 電子制御 とのことですがカタログを始め ショック内の
バルブをコントロールする くらいしか情報がもらえませんでした。

一通り説明を受け試乗開始です。
きちんとシートエントリーが差動するので乗り易く 内装は前にお客様の
クーペハイブリッドの助手席にのせてもらった オーカー(総タン革色)と
同じです。運転席は初めてなのですが景色は極めて普通です。
メーターは液晶。

ネットでは五味やすたかさんがご自身で購入したLC500コンバチの気になる点
・ブレーキロックからの出発がコツンと気になる
・ATのシフトショックが大きく痛めそうで気になる

それを注意点としました。

まず乗せてもらって全ての動作 操作系が上質で使いやすくラクちんです。
シートもつり下げタイプだそうですが かなり心地よいです。
ランバーサポートもエアーできちんと調整することができます。

走りだすとスタートのマナーはC8を上回ります。そうそうエンジン始動音は思いの外
大きくC8といい勝負です。ただシフトチェンジのダイレクト感 気持ちよさは
10速ATよりC8やR8のDCTの方が好みのような気がします。
思ったよりギアの迷いや変な動きは感じませんでした。
(大きめのキックダウンしたら別だったでしょう)

5000ccNAのパワーはR129の500SL そして今のCL500に比べて 車体が2tもあるからか
速い パワフルとはとてもは思えません。
モードを変えても同じ これは少々残念なところです。R8 C8のワクワク感もゼロ。
ラピードSのV12とは・・ 比べようもないです
回せば470馬力でそれなりに速いのでしょうけど 大人しいC8に比べても
トルク感が少ないです。排気量からも当たり前でしょうけど。
許されたので1,2速で全開にしましたが モードで470馬力出ていなかったのか
CLの方が速いくらい?少々残念です。

そしてスポーツ+にすると快音が出る と言われていましたが 低速度なのも
あり アストンのV12には遠く及ばず R8の刺激的な音とも比較のしようがありません。
逆に静粛性は高く屋根を閉じると

 完全にクーペクラス

と思われる静粛性とミシリともしない剛性感と造りの良さ を感じます。

脱日常を目指すには物足りないですが これこそ通勤 冠婚葬祭に完璧に使え
全てこれで事足りることが分かりました。
またオープンにすると 人は乗れないけど後部座席があってガラスが片側2枚
あるので開放感があり それでいてディフレクター無しでも巻き込みは少なく
屋根開きの開放感を楽しむのにはコルベットを上回ります。

 上質なベンツSLに乗った感じ

とでも言えましょうか。
それなら SLの高年式中古を買えば? となりますがSLを上回る面も
有る感じがするのです。

「オープンにすると空調の流れが変わります」
「後ろのファンと言われたのは シートからの冷風です」
「寒い時はネックヒーターが使えます(W212カブリオレと同様)」

ブレーキロックからのスタートは確かにコツンと振動が気になりましたが
普段オフにしておけばいいのです。元々安全装備にはそれ程興味がなく
どれだけ気持ちよく 乗るだけで幸せになれるか?
をしみじみと考えてしまいました。

 何か足りないけど洗練の極地もいい

ちょっと登りでクネクネを走らせてくれて 住宅地ですからそれなりですが
ロールは少なく 何たってタイヤのバタつきが皆無で これはラピードSの
目地でコーーン! と響くのに比べたら これだよねぇ! であります。
鍛造の20インチホイールが来年からは鋳造の20インチと鍛造の21インチになるそうです。
21インチはオプションで40万円だか 随分と高価に感じました。
タイヤはランフラットでC8と共にしなやかで驚きました。

私が感じる 新しい車に乗っている感 にタイヤのバタつき 当たりの強さが
ポイントとなっていますが正解だと思います。R8はA3に及ばない面があるけど
C8とLCはどうだろう、これはいずれレンタルクリニックで検証したいです。
だって私は生粋の乗り心地オタク足回りオタクなのですから。

今日は日本的ではありますが 色々な面で野心作であるLCコンバチを経験し

 いい車に乗っている感

を満喫しました。ハレの日の車としては物足りないかもしれませんが いつも使えて
何処にでも行けて そしてレクサスのホスピタリティに包まれて付き合える

1000万円のR8の中古を買って ディーラーに頭を下げて修理してもらう
それが如何に人生最高価格の車に相応しくないか、考え直させられました。

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