| メルセデスはとてもよく考えられています。ただし、たとえば典型的にはオリジナルのナビに見られるように、その「考え」が合わないときがあります。お国柄といってもよいかもしれませんし、ドイツの、あるいは日本の特殊事情かもしれません。グローバルカーではありますが。
さてさて、ひとつ合わないと感じるのは、間欠ワイパーです。というか、銀CLには間欠ワイパーは装着されていません。「間欠」に相当するところにセットすると、レインセンサーで動くようになります。ところが、これが少なくとも私には合わないのです。とくに小雨のとき、過度に反応します。私の基準ですが。私はガラスがしっかり濡れるまではワイパーをあまり使いたくないのです。ラバーも減るし、ガラスも傷がつくような気がしてしまうのです。なので、だいたいワンタッチで対処しています。このレインセンサー、私には親切(便利)なのか、お節介なのか(不便)なのかといったら後者です。なのでアナログ人間としてはワンタッチで、つまり手動でそのつどワイパーを動かしています。
さてこのワイパーですが、ウィンドウウォッシャー液が減ってくると、警告が出ます。先日ちょっとずぼらに、放置していました。そうこうしているうちに補充を失念していて、その警告も出なくなっていたので、すっかり忘れていました。ある日、出かけようとしたら激しい雨です。なんとそのとき、ワイパーが作動しません。壊れたか、、、ベンツはつまらないところで不意にこんなことが起きることがあります。こんなことで外出できないなんて、、、焦りました。時間がどんどん過ぎていくし。。。。
そのとき、このベンツの「お節介」を思い出しました。ひょっとしたら、と思い、ウォッシャー用のタンクに水を入れました。そしたら、なんとワイパーは問題なく動くようになりました。素晴らしい、、、、しかしこれもお節介ですよね。これがベンツの「気遣い」「おもてなし」なのかもしれません。高齢のアナログ人間には、ちょっとびっくりするシステムです。こんな複雑なことは、それこそ故障の原因になるのではと思いました。ワイパーなどのような単純かつ状況により必須の機能は、こんな複雑な、つまり故障の可能性が増すデバイスは付けないでほしい、質実剛健であってほしい、と感じました。
と思いつつハンドルを握ってしばらくして頭によぎったこと。
実はこの一連、既に「故障」だったのではないか、そうだったらどうしよう、、、、と。年寄りの杞憂です。お粗末! |
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