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[40] ガム・レーシング訪問 2021年 2月11日返信 削除
2022/7/31 (日) 12:53:07 わんこ
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板金塗装が終わり これからの作業のために主治医の元に届いた1984年式元シュニッツァーBMW635。
全塗装は2回目です。

下回りのサビが酷く対応に苦慮されているのは見学済みですが それがどの様に
仕上がったのか?オーナーとして把握することは必要ですし、
実際に見なければ大変さが分からず苦労に報いることにはなりません。

また内装を部品取りから移植する前に仕上がりをチェックしておくことも大切です。
シンサレートを使った内張防音材を導入するか?も念頭に手を抜かず防音 防振を
しっかりすることが後で乗った時のクオリティを左右します。
動画で説明させてもらいます。



まず見させてもらって平面のキレイさ チリの合い方に喜びを隠せません。
ボンネット 左右フロントフェンダーは部品取りから移植しての板金塗装。
リアバンパー周辺は新規に鉄板から造り直しです。

まずはガラスを入れてからダッシュボード等を埋め込むそうです。
シートの下左右は切り取って鉄板を新規に溶接して貼り付けた とのことで
既に内側は防音シートを貼り付けてあります。
さてその下回りはどうか?



下から見ると内容の素晴らしさが分かります。

下回りのフロアーは塗装され ガソリンタンク リアメンバー デフ その他も
降ろして塗装。

その前に鉄板を貼り付けてあるところは 板金塗装されしっかりと形状が復元
されています。どんなに大変な事か?
サイドスカートのFRPパーツは修復して塗装。

これは見なくてはならないことでした!
私にできることは何か? 考えます。



内装について リフトから降ろして相談。
インマニの試行錯誤とインダクションボックスの必要性についても説明を受けます。
プロから教えてもらうこと これぞマニアにとって財産ではないでしょうか。

そう色はアルピナのホワイトで3種類ある中で1番古いタイプのアルピンホワイトだ
そうです。



モーテック制御になる時に新規にメインハーネスを造ってもらいました。
今回それを目の当たりにしました。
他のハーネスもキレイにまとめ整理し被覆されている この様に分からない所も
手を抜かずしっかり行ってくれるところが伊藤さんの凄いところです。
(30秒くらいからのモーテックユニットを留めるプレートの取り付けや
 ネジ回りをご覧ください)
ただこのレベルの仕事を人に任せることができないそうで、生粋のマニアからの
オーダーは多いものの、体がラクにならないのが痛し痒しです。

今回 見学させてもらって本当によかったです。
当初「お宝号」と命名し軽い気持ちでE24 635 のモデファイをしてもらいました。
サーキットで走れるように オリジナリティ溢れる自分好みのスポーツカーに
してもらうこと。BMWカップやその他のアマチュアレースに参加させてもらって
E24の現実を知り、自分のヘタッピさも分かり納得がゆきました。

今度は街乗りを快適に走れる妥協点を模索してきました。
フルメタルブッシュからゴムを使える部分をさがし・・ 中途半端な面もあり
山道を走ると以前のレース仕様の気持ちよさからは遠のいて

そしてボディーが痛んできて何とか最後のリペアを行う時が来て数年。
伊藤さんを始め多くの方を巻き込んで、ワガママ言いたい放題の自分は
果たして一体何なのか? そして、

お宝なのはマシーンだけではなく、それを提供するために尽力してくれた
人の有り難さなのだ とアホな私でも痛感せざるを得ません。

635とつきあい始めて25年 続けてきたからこそ得られるものがあり
感無量です。


[54] 635近況 2020年 6月 1日返信 削除
2022/7/31 (日) 14:06:29 わんこ
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先日 板金塗装を行ってもらっているところに見学とご挨拶に行ってきました。
主治医のガム・レーシングの伊藤さんが依頼するだけあります。
しっかりとしたお仕事をしてもらえていることが分かりました。



前もって予約をしておいたので出して見えるようにしてくれていました。



シュニッツァーに付属していたスポイラー 鉄板ビスで留まっていました。
それを剥がしリペアして今度はステンレスのボルトナットで留めるようにするそうです。
またそれぞれ錆びていた場所 状態 その対応を説明してもらいました。

部品取りを選ぶことになった経緯もよく分かりました。
また「国産車だったらこんなものではない」とBMWの方が強いそうです。

鉄板を切って曲げて貼り付けてのリペア がどれくらい大変なことか?
コストを払わなければならない気持ちになりました。

その後 断捨離で見つかった新品のグリルやサイドモール 細かいパーツを
ガム・レーシングに持って行きました。

そこで見る世界は 相変わらずマニアック 超難関の車ばかりが多い。
長期入院で経営は大丈夫なのか?と心配してしまいます。



昨年行った時もあったジャガーXJSコンバーチブルの美しさに卒倒しそう。
残念ながら色の美しさが撮影されていません。
エンジンのシールからのオイル漏れをしっかり直しているそうで
エンジンルームを見ると伊藤さんの仕事の確かさが伝わってきます。

オーナーさんは 635をモーテック制御して走らせているそうで
私との共通点があります。車関係のプロだそうです。
仕事の内容とそのグレードで選ばれているのが分かります。


その奥にはいつも見る 白いM635 超改造車




私の635とほぼ同じくらいの歴史と改造のグレード。HP掲載の車。

マニアの方で当然他にも車を沢山おもちなのでしょう。
全てを剥がしての全塗装を希望されていて 内装もフルに張り直しを
計画。その職人さんが途中で行えなくなって頓挫。
大変困っている状態です。

私はこの様な車が自分の元にあるだけで精神的に耐えられません。
だって分解したパーツ覚えていられますか?
終わらない限り 場所は取るし パーツ類の山でこれまた空間を占拠します。

外にある車もハードな内容が多い。宣伝はしませんが伊藤さんの人柄
技術 実績を評価する人たちが集まっています。誤解を恐れずに言えば
お客さんも経験が豊富でそれなりのレベルに達している人が多いように思います。



初めて見させてもらいましたが奥にある部品取り置き場
私の外したフェンダーがついています。

この様な部品取りを確保することがどれだけ大変なことか?
そのコストをどうやって負担すべきか考えてしまいます。

いつのまにかE24 635でサーキットを走る車が多くなっているようです。
ハーネスから作り直せる モトロニックの解析からモーテックの制御も行える
ボディの補強からパーツを輸入してリーズナブルに整備をすることもできる。

http://wanko.pecori.jp/D_B/full_tuning635/2.htm
エンジンのフルOHから改造まで
サファリラリーで整備を行い、自ら走りや全日本ラリーも経験
している。

私が知る限り最も能力が高く信頼できるメカニック
お客様は多く受けられないかもしれませんが 経営も上手くいって欲しい。
もっと経営的に余裕をもってもらいたい!

根っからの車好きの心情を理解し それを技術とサービス、仕上がりの良さで
リターンしてくれる稀有な整備工場

何よりも居なくなっては本当に困るのです。

*

↓ 新車で購入した最終タイプの02ターボ そのオーナーがフルOHを
  依頼にきている。求めるモノは何か? 私には分かります


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