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[796] 怒涛の初体験返信 削除
2023/5/21 (日) 18:16:07 -nakamura-
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わんこさん

レンタル・フェラーリ488スパイダーを一気に1,200km乗った感想をお話したいと思います。

屋根を閉じている時の剛性感は凄く高く、硬いアシと大きなタイヤ(リアは305/30/20)の組み合わせの割には乗り心地が良かったのが意外でした。 目隠ししてATモードで市街地を走行したらまさかフェラーリだとは気が付かないと思います。

しかしDCTは同年代のVW(AUDI)ほど洗練されていない感はあり、極低速域でギクシャクする事がありました。 それも癖を理解すれば乗り方を変えることで回避できるので欠点とは言えません。 DCTの制御は市街走行時では50km/hあたりで7速までスムーズに変速してあとはオートでラクチンモードといった感じです。 よって大人しく運転していると燃費もかなり伸びそうです。 今回、初日は梓川SAで待ち合わせをして志賀草津高原ルートを走って軽井沢までドライブましたが平均9km/lでした。

私は長年NSXRにサーキット走行も含め慣れ親しんでいますので
ミッドシップの488の挙動についてはNSXの延長線上だと思って
いました。
その感覚で志賀高原のワインディングを488で攻め込んで
みたのですが、限界の高さに驚きました。
いくつかのコーナーでは試しに限界領域で走ることができ
ましたがこれをずっと続けるならサーキットへ行くべきです。

とにかく限界が高くて加速は異次元、ブレーキは若干オーバー
サーボ気味ですがめちゃくちゃ効くし太いタイヤのグリップの
限界はわからないくらい高い。
気が付いたらどんどんペースが上がって夢中にでコーナーを
攻めていました。
NSX-Rと比較すると全ての性能が数段上の次元で同列で比較
できない。
逆にNSX-Rが勝っていると感じたのは軽量ボディによる取り
回しの軽快さ、タイプR専用にチューンされたエンジンの
レスポンスの鋭さ、ノンパワステのダイレクトなフィーリング
にモード切り替えの無い素直なエンジン特性とMT。
つまりアナログ感覚の楽しさでしょうか。
488だと軽く600馬力を超えるのでMTだと操作が追い付かない
という事も今回肌で感じることができMTが設定されない理由も
理解できたような気がします。

何から何まで刺激的な体験の日々。 最先端技術の経験。
488は最新の車では無いのですがそれでも強烈な印象。
この経験をわんこさんと分かち合えることができて幸せです。
 
そして今日、ご近所の812GTSのオーナーさんとこの話をして
いたら「ちょっと812に乗りませんか」と助手席で近所を少し
走ってもらいました。
DCTの進化はいわずもがな。 サスペンションの進化も凄くて
乗り心地がめちゃくちゃ良い。 エンジンのふけ上がりが
物凄くスムーズ。 極めつけはNA12気筒の排気音を屋根開
きで味わえること。 488の体験があったからこそ理解できた
812GTSの素晴らしさ。
短期間にあまりに濃い経験をして消化しきれない状態になって
います。

今後の車選びに大きな影響を受ける事間違いないです。


[797] Re:怒涛の初体験返信 削除
2023/5/22 (月) 18:10:26 わんこ
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▼ -nakamura-さん

488スパイダーのレポートをありがとうございます。
1200km乗られた オーナーとしての年間距離に近いくらいの
経験からのコメントはリアリティと説得力があります。
そして 僅かですが同じ車の経験をさせてもらった私には
リアルで思わず賛同したくなるインプレであります。

フェラーリの経験が乏しい私には
今回の様なありがたいお話しが無ければ知り得ないことで
とても有益でした。

同じフェラーリでもディノ 550マラネロ 360 そして今回の
488と触れられました。
大きな違いがあります。
一般の方もフェラーリについて知らないことが多く
想像で見ていると思います。

今回ご自身の NSX-Rとの比較 純粋にミッドシップスポーツとして
拘りがあり、その面での違いは -nakamura-さんにとっても
鮮烈な経験だったと思います。
倍以上のパワーがあり 20年の時代の進歩があること
素直に語られていて共感を持たれると思います。

私も終の車として出来るだけ最新スパイダーを経験してきて
例えば2020年式のR8 LC500スパイダー 少し古くなるけど
840Dスパイダー 試運転だけですが M850スパイダー
やはり比較する経験数が多いので 直ぐに分かることは
感じ取ることができました。

-nakamura-さんのご経験がすぐさま
ご近所のフェラー乗りの方のお相手になる
資格を得られた?

何事も経験が大切だと思います

つづく



[798] 評価基準返信 削除
2023/5/23 (火) 08:24:38 わんこ
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つづき です

私は車の評価をするにも食事の美味しさを感じるのにも
ベース 即ち似たような世界での比較が必要だと思っています。

以前 オフ会でCLに乗ってもらって ベーシックカー
ばかり乗られている人には批評のしようがなかったようです。

Sクラスをとおし V8 V12 5000 6000ccを
色々と経験してきているからこそ分かる世界。
W220のS600LはABCサスで感動しW221のエアサスで
進歩はあれど足回りの構造の違いに微妙ながら歴然とした違いを
感じました。
恐らくクラウンやCクラスしか知らなければ想像も付かない世界でしょう。

W140の600SELはアクセルワイヤーでスロットルが開きますが
片バンクの同期が悪いとギクシャクしますし、完調だと
完璧なドライバビリティを発揮します。
ダイレクトイグニッションではないデスビがあるタイプ
なのに。
先のW220 S600Lの微少なアクセル開度での反応の鈍さが
不調として感じられてデビル号との違いに悶々としました。
ゴージャスはW140だけどでも静粛性や乗り心地でW220を選ぶよなぁ・・ とか

新しければ グレードが上ならば全てが良い、
と言うことはないにせよその世界に身を置かないと
見えない分からない事が多い
またパワーを必要としない価値を感じない人に500馬力
600馬力はどちらも大過ぎになります。
パッケージングもスタイルもしかり

色々な評価の基準があって気になるところで語り合える人
とのふれ合いが趣味では醍醐味ではないでしょうか。
それを否定されると一瞬で面白くなくなってしまう。
元々実用上必須なモノではありませんから。

私が最新最高の世界を身にまといたい と言うのも
お得重視の懐古趣味的遊びだけでは世界が狭まり
今の業界で努力されている人に対して背を向ける気がします。
車が好きですから進歩を普段使いにして
その恩恵に浴したいのもあります。

-nakamura-さんが今回812GTSをオープンにして乗せてもらえた
のは やはりオーナーさんが気にする領域に踏み込まれた事を
認められたからだと思います。

端から見れば 贅沢で偉そうに見える世界ですが
趣味を目一杯楽しんでくると入らざるを得ない
領域とでも申しましょうか。

>DCTの進化はいわずもがな。 サスペンションの進化も凄くて
>乗り心地がめちゃくちゃ良い。 エンジンのふけ上がりが
>物凄くスムーズ。 極めつけはNA12気筒の排気音を屋根開
>きで味わえること。 488の体験があったからこそ理解できた

>>812GTSの素晴らしさ。

-nakamura-さんのお話ではロードノイズが少ないそうで
フェンダーの内部に特殊な塗装をしているとか
私の想像ではスポーツ系では最新最高のNAのV12
それも800馬力

車趣味の究極にいる車に触れて 如何に凄いか?を
感じるのにはV12の経験も大パワーの経験も必要でしょう
逆に V12や大パワーの経験には 落胆や無駄遣いの後悔
不具合へのイラつきや世間からの冷たい眼もあるでしょう。
それを乗り越えて語り合える

美味しいお料理を食べると幸せ、一緒に味わいたい!
ただそれだけなんですけど
極まった世界に触れることはそれなりにハードルが
できてしまうのは仕方ないことなのだと思います

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