| 3時ころには定数も定まって、ずっと聴いていました。
実は色んな想いや予感があって今回やらせていただきました。
ハリさんも持ってるフィリップスの2ウェイが、
僕にとっては今まで聴いた中で最も完成度の高い2ウェイでした。
師匠がまとめたあの音を初めて聞いたのが40年前、
なんとかそれを越えたかったのです。
そのフィリップスの2ウェイはとにかくオールマイティー。
2115でどういう戦い方ができるだろう、
でもなんかできそうだ、という気持ちでした。
結局調整としてはWFのコイルを想定よりも大きくしたこと、
一つ上に書いた安っぽい響きは吸音材が足りなかったこと、
その二つで初期の数字状況からの変更はおしまいでした。
ハイエンドのドーピングは思ったよりも少ない目。
これは機材や好みに合わせて再選択でしょう。
明るく明快に、美しいプレゼンスで物凄く気持ちよくなります。
品位や、時々「ほら、JBLだよ!」って音出すところが、
フィリップス20よりもこちらが好き。
鳥肌が立つ音はしないけど、目頭が熱くなる音を出せます。
JBLという名前をしょって、アルミセンターを持っている
ユニットの血統。
でも、D130→D131→D208という流れとは違う。
ある意味それらよりオールマイティー。
でも時々Dの音が出る。
この音は2120に共通するながれ。
2120のカタログに載ってる設計方針には首をかしげるけど。。
LE8tだけはアルミセンターでも私には合わず、
師匠に「君はLE8Tには冷たすぎる」と言われたのも思い出します。
後は組んだらおしまいですが、組み上げる際、あれこれ
やることもあり、歪感が更にへりながら大人しくなる方向へ
ずれるので、最後の最後でWFのコイルにタップを設定する
必要が出るかもしれません。
何にせよ、皆さんに思いっきり期待頂いて大丈夫な音になりました。
わんこさん、楽しみにしててください。
情緒的な表現ばかりでごめんなさい。
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