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[12422] 初 オペラ(オペレッタ)返信 削除
2019/3/17 (日) 20:17:12 わんこ
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仕事関係のお付き合いで 立川市民オペラの公演の
広告を依頼しました。


http://www.tachikawa-chiikibunka.or.jp/a12-2019031617/
立川市民オペラ公演2019 J.シュトラウスU世作曲 喜歌劇「こうもり」

広告を出すと券をもらえるので夫婦で行ってきました。


会場は元は立川市民会館 今は多摩信リスルホール
と呼ぶそうです。

私はオペラの経験はありませんので 初体験です。
今回のは喜歌劇だそうで 純粋なオペラとは違うのでしょうか。

ヨハンシュトラウス2世の製作で 歌はドイツ語で日本語訳が
左右に掲示され 会話は日本語です。
お楽しみ演芸場感覚で 日本語のダジャレや多摩信や立川の
話 途中でコントみたいに来年の市民オペラの話がでる
くらいお気楽な雰囲気です。


私の席は前から8番目 結果的に近い方が迫力があって
よかったです。

パンフレットをみてもオーケストラの名前は殆どありません。
まさか演奏がなくて歌だけ?
席に座ってもオーケストラは見えません。


会場の様子

この画像で分かるとおり 舞台と最前席の客席の間に
深さ2mちかい オーケストラピットが設置されていて
そこにオーケストラが入っているのでした。

最初はオーケストラの演奏で おお 音が遠く音量が少なく
鮮明さが控えめで こんなものなのかなぁ
とちょっと落胆

ところが オペラの歌手の伴奏としては 違和感がなく
オーケストラ自体があることを感じないくらい
ソリストやコーラスの裏方に回っていて絶妙な存在感でした。

肝心の音は 演奏は?

メジャーな名前ではありませんが 演奏が素晴らしく
音も申し分ありませんでした。

クリアーで歪み感ゼロ 音の立ちもよいし シンバルも
弦楽器も 管楽器も素晴らしい!
コントラバスのふるえる音の頼もしさ 鮮明さの両立
これぞ軽く自然だけど存在感のある低音です。

10mくらいしか離れていませんが 豊富な空気の中での
オーケストラの存在を感じること オーディオマニアには
必須だと思いました。

弦楽器は 切れが良くしなやか 優しく澄み切っていて それで
彫りが深く切れ込んでくる。
1970年代のDECCAの弦楽器のキツさは皆無です。
やはりあの録音はちょっとキツイようです。

それを鑑みても我が家の音はソースのせいにする前に
クオリティ バランスが生の音と乖離しているのを
感じました。




歌劇は3部に分かれていて 簡単に言えば 色恋沙汰と
酒の話で盛り上がる 俗物的内容です。
気むずかしさは皆無。

でもソリストの歌声の素晴らしさ 迫力 底力の凄いこと
3人が歌えば1000人は入るホールが朗々と響き満たされます。
市民オペラ100名の参加者が歌う時の迫力とハーモニーも見事です。

ダジャレやダパンプの振り付けがあったりして
会場は何度も笑いに盛り上がり 拍手喝采が
わき起こりました。

トータル3時間の長さは 早いエンタメに慣れている
私たちにとってはちょっと長く

3部の始めに酔っ払ったおじさんの息抜きは
来年のオペラの宣伝が入ったり ダジャレの連発で
笑いがきましたが 折角の物語の流れが断ち切れて
ちょっと長すぎだったと思われます。

しかし最後は参加者全員のコーラスで会場が満たされ
大いに盛り上がりました。拍手喝采。


立川市民オペラ

紹介された時はもっとアマチュアライクの公演だと
思っていましたが オーケストラの演奏の心地よさ
とそのバランスの良さ そしてプロの力量に圧倒され
本格的なオペラだと分かりました。


その後 焼き肉とお酒を楽しんでバスで帰ってきました。

「終わった時 あの歌った人たちはどれくらい努力し
 犠牲にしてあれだけの歌声を披露できるのか? と
 思ったら涙が止まらなかった」

「近くでこんなに楽しい一日が過ごせるのだから
 行かないのはもったいないね」

と言われそう思いました。


展示コーナーにはこのホールや近隣のホール
そして都内でのホールでのイベント プログラムの
紹介が沢山おいてありました。

安ければ無料 500円から楽しめます。
ジャズにオーケストラに太鼓にピアノソロに・・・
行かない理由がありません。

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