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[3263] Re2:球の楽しさと限界返信 削除
2006/3/24 (金) 10:17:49 meitei
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▼ わんこさん、kitatanukiさん

話題になっているKT88アンプの詳細を知らずに議論
させていただくのも恐縮なのですが、球アンプの音質
は「出力管+回路形式+出力トランス」の要素が一番
効いてくると思います。“KT88PP”と言う要素だけ
でこの形式のアンプ一般の性質云々は論じられないと
思います。低コスト・大量生産の市販アンプでの出力
トランスのクオリティーが、ちょっと、不安材料なの
ではと感じながら記事を拝見していました。50Wと
言うアウトプットは、UL接続、3極管接続では達成で
きません。かなり無理なドライブでNFBを大きくかけて
達成された数字だと想像しました。

現代のデジタルソースにも対応する国内のKT88PPの
HiFiアンプでは何らかの局所帰還をかけて特性を改善
し、出力は欲張っていません。20W+アルファ位を
狙った物が多いようです。

ホームオーディオでの“大出力”には疑問を持ってい
ます。ソースの要求するダイナミックレンジ、使用す
るSPシステムで違いは出てくると思いますが、よほど
能率の悪いシステムを使うのではないかぎり、20Wも
あれば充分以上の音量を得られると思います。

私は3Wの2A3シングルアンプを使用中ですが、私の
聴いているソースではクリップさせる事は難しいほど
の余裕を感じています。ニアフィールドで音色を楽し
むと言う聴き方が、少し、特殊なのかも知れませんが。

車の話題になって恐縮なのですが、最近、NA300馬力
の中古ハイパフォーマンス車を購入しました。大出力
は大いに魅力ですが、国内の交通環境ではその性能の
一端しか堪能できない事が不満になります。街乗りで
余裕を感じながら運転すれば良いのかと言うとそうで
もありません。想定しているステージが大きく異なる
ための不具合も感じます。街乗りを楽しむには160
馬力の良くできたセダンの方が気持ち良いと感じてい
ます。逆に言えば、趣味車としてはどちらも共存でき
るのではないかと感じます。小出力球アンプの音色、
大出力石アンプのドライブ力、どちらも魅力的なのだ
と思います。

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