[スレッド全体]

[4356] Re:すみませんm(_ _)m返信 削除
2007/3/26 (月) 23:50:06 kitatanuki
__ / __

▼ わんこさん

熱ーい議論をありがとうございます。でも、
文章では、真意が一面しか伝わらないという典型ですね。
自作ファンのための掲示板に、つい別の世界の価値観を
もち込んだのは人間の未熟さゆえでありまして、
わんこさんの誤解を生じたのは申し訳ないことです。

今、自分には心理的にも物理的にもゆとりがないので、
丁寧な細かい議論ができません。
それと、オーディオの世界は議論するものでなくて、
体験とか実行するものと思っています。西洋の幽霊と
日本の幽霊ではどちらがきれいかという議論をしても
意味がないように、オーディオという趣味の世界では
「談義」はできても「議論」は不可能と思います。

また、自作品が高級品に性能的に勝てないなどとも
思っていません。あくまでも、自分の求める音の、
「ある部分」でプロ用や超高級品には勝てないだろう
という思いを書いたのでした。舌足らずでしたが。
(どう転んでも超高級品とか業務用には絶対勝てない
部分がある)と書いた(部分)のハナシです。
すべてが勝てないわけでも、ほとんど勝てない訳でも
ないのですが、勝てない「部分」を感じるのです。

オーディオには、プロが生の音と格闘しながら原音を
高い次元で扱うプロオーディオと、原音とは多分に
違っている(に違いない)市販ソースを再生する
ための、再生オーディオの二つがあると思います。
再生オーディオは相対評価の世界でよすね。

プロ機の特徴は、好みや雰囲気などは関係なく、車で
いえば強大な馬力とトルク、そして安定感の塊です。
プロ機と、一部の高級機は原音のエネルギーをそのまま
伝送する能力に秀でていて、それは高度な技術と物量
のたまもので、とてもアマチュアにできる技ではない
と思います。技術面でも、物量面でも。

プロオーディオでは、常に生の音が相手なので、
機器の素性がすぐわかってしまい、相当程度、
絶対評価の世界だと思います。
ホールの音響を時々手伝いますが、プロ機器は大きく
イコライザーをいじっても生々しさが損なわれない
など、民生用では信じられない性能があります。
それと、わんこさん絶賛のジャズのライブ録音は、
録音用アンプを用意した訳でなく、調整卓の一部の
アンプを使って、信号ラインを50mも引いた代物でした
から、いかに調整卓の性能が凄いかという証左です。

音源製作者のプロの人たちは、製作現場では忠実度の
高いプロ機を使っていても、自宅では安い民生機とか
自作品で楽しんでいる例が多いですが、それは用途の
違いを割り切ってやっている訳ですね。

しかし、私のようにプロでもないのに音楽の現場に
いて、生の音が身体に染み付いてしまった人間は、
再生オーディオでは満足できない部分があります。
絶対評価で語る部分と、再生オーディオで語る
部分は、厳然とTPOをわきまえるべきものを、
つい踏み外してしまったのは未熟さゆえの反省です。

口頭なら誤解を生まないので10分で済む話と思います。
あまり時間がないので、続きは試聴会の時にでも・・。
プロの現場を知っている、いけださんのような方は、
全てをお見通しに違いないです(汗)。


[▼次のスレッド]
INCM/CMT
Cyclamen v3.491
[ut:0.000][st:0.000]