[スレッド全体]

[4524] 感想返信 削除
2007/6/3 (日) 16:53:39 わんこ
__ / __

さて、まだ使い始めで 断定はできませんが
今回 A12を平面バッフルに入れてフルレンジで使って
みての感想を書きたいと思います。

**

果たして フィールド型のメリットは?

 私の想像では設計通りの磁力が出て 長持ち
 パーマネントタイプと比較しないので 何とも言えない。
 でも 電源を入れて使うというのは趣味性が高い。
 雰囲気も良い。
 普通の人間が使ってない 気分が良い。
 今後も造られないだろうから 有難味がある。

JENSENのユニットの造りは?

 大事なところにコストがかかっている感じ。コーン紙も
 多分相当上質だと思われる。

 マグネット周辺のガッチリ感は頼もしい。

個性としては?

 フルレンジであること 平面バッフルであること を
 差し引くと 他のユニットとの相互試聴をしないと
 判断できない。
 ただ これをバスレフにして2wayで上手く鳴らして
 どうか?となると それこそ記事のとおり、他のシステムで
 トライした方が私の求める音が得易いかもしれない。

 でもそれは言い過ぎだった。 私はマルチウエイで遊ぶのが
 好きなだけなんだ。
 フルレンジで使ってこんなにダイナミックで 統一感があって
 音が良いのも少ないのでは?と思わせるクオリティーの高さが
 あることは 明言しておきたいと思います。
 私が売るときのこと考えてではなく、トライしてみる価値のある
 ユニットだと思います。

平面バッフルの印象は?

 とにかく個性が無いような個性。低域が伸びないけど癖
 っぽく感じない独特の音。一度はトライしてみる価値あり。

12インチのフルレンジについて

 低域は口径なり。15インチの低音を求めないこと。
 中域のつながりは良いけど 女性ボーカルになると
 もう少し小さい口径が良いだろう。
 世間でロクハンがバランスが良い と言われるのも分かる、
 2wayにして使うとなるとフルレンジのピュアーさが
 無くなるけど、音色的には 2wayが必須と思われる。

それで?

 平面バッフルは意外に大きくて邪魔。メインシステム並に
 場所を取る。気軽で遊ぶにしては気軽に置けない。

 違う音色 違う傾向の音 違う価値観で楽しむとしたら
 平面バッフルはよい。果たしてA12を2wayにして鳴らして
 良さが引き立つか?は疑問だ。

平面バッフルはどう楽しむ?

 はなから低音はあきらめ13〜20cmくらいのフルレンジで
 ナローレンジながらも 違和感の少ない 音が目の前で粒立つ
 ステレオの気持ちよさ、箱のないストレスが少ない音味を
 ソースを選んで味わうのが良いのでは? と思いました。

 簡単に言えば別の楽しみ方ですね。車でいえば 小排気量の
 自動車のオープンカーみたいな楽しみ方でしょうか?
 A12はさしずめ ユーノスロードスターかちょっと大きめの車。
 耐候性 静粛性 安全性 そんなものを求めてオープンに
 乗りませんよね。オープンでなければ味わえない爽快感がある。

 楽しむ引き出しは多いのが良い。そう感じられる方にはお勧め
 です。あとバッフルは厚い方が良さそうです。けちって軽くしよう
 とか思わない方が良いみたい。


****


今回感じたのは このユニットによってメインの3wayとの
比較ができて 弱点が分かり 対策するガイドになったこと。

逆に言えば、リファレンスになるくらい A12の音は
まとまりが良くてハイクオリティーであるってことです。
音も小さいSPとは違ってダイナミックです。

メインの3wayの完成度を高めて より自然で気持ちいい音を
目指そうと思いました。やはり15インチウーファーの音は
他では得にくいし、ホーンの音は抜群に良い と言うと語弊が
あるから 言い直すと 抜群に浸透力が強く歪み感が少なく
ダイナミックレンジが広くて 使いこなそうとする気になる
素材であると再認識しました。
つながりに悶絶しながら求める音を造ってゆく過程が
*遊び*として楽しいのだ!
両方相互に聞き比べてよく分かりました。

野平さんのピアノ ミッドにもホーンを使って より
良い音で聴きたい 4wayにされる方の気持ちが良く
分かるなぁ。

[▼次のスレッド]
INCM/CMT
Cyclamen v3.491
[ut:0.000][st:0.000]