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[4689] FM-24WS vs F5002返信 削除
2007/7/22 (日) 17:27:32 わんこ
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▼ kitatanukiさん

こんにちは。P−600の接触不良が直って イヤな音が
減って良かったですね!
kitatanukiさんの耳も永年の趣味で相当鍛えられていて
ご自身に素直に成らざるを得ないですよね。
ですから みなさんが P-600がそれ程変でないよ と
言ってもご自身の耳は納得させられなかったのだと思います。

4343大改で 簡易マルチを始められたとのこと
新たな地獄 失礼 新たな楽しみの世界に入られるそうで
喜ばしいです。

kitatanukiさんの4343大改 はウーファーが136とか
の重いのでないので ネットワークが良いのか マルチが
良いのか 興味深いです。

私はアンプが 低域  P−600
       中高域 A−20
がそれぞれ勝っていると思いますので、2wayマルチで
良いところ取りができれば 素晴らしいのでは?と
思っています。

でも まだA−20 貸してくださいね。
ネットワークや 300Bの リファレンスとして必要なんです。



さて 配線が終わってから 直ぐに報告ができないで
しばらく 聞き込んでしまいました。
それくらい 音が面白かったのです。

回路も分からない 経験も少ない私が、自分のアンプでの
試聴であることを 前提に 報告させていただきます。

 *FM-24WS vs F5002*

まず A−20 でキースジャレットの「INSIDE OUT」
の5曲目のバラードを聴いておきます。

そして F5002に換装した 300B無帰還シングルに
交換

最初の感想は 結構地味? でした。輝かしいピアノの輝きが
抑え気味です。ノグチのFM−24WSは その辺が色がついて
美音が響いた記憶しています。

そして しばらく聴くと まあ ワイドレンジ
凄く高いおと それよりも 低域の伸びが増えている。
A−20に遜色ないどころか 量感でもレンジでも若干
勝っている感じすらする。

次にレコードで ジョンルイス
のピアノにする。

 いやにピアノが騒がしい 音が大きい ちょっと中低音が強い?

ピアノの音にピーク感を感じました。
先にも感じましたが 美音 と言うより 枠が無い 脚色が少ない感じが
します。

ファインメットコアーの美しい響き コロコロする輝き そんなのが
少なく でも 逆にギターの弾ける音とか ビシッと飛んできますし
ベースの震えもよく分かる。

コーネリアスのCD
の8曲目から始める。独特のソフトなギターの響きは ノグチトランス
の方がまろやかだった感じ。
でも この辺で分かったのは 低域の締まりは F5002の方が
良く そして 100hz以下のレベルは3dBくらい F5002の
方が高い感じがすることです。

バスドラがバスっと迫ってきて 圧迫する感じ それがノグチのは
弱かったのです。P−600にするとその切れの良さとスピード感と
重さに圧倒されるけれど F5002は予想に反して低域がしっかり
しています。勿論 しまりは P−600みたいにはありませんが
煮込みすぎた野菜みたい ど感じる ノグチトランスの低域の弱さが
浮かび上がってきました。

それと 中高域にもノグチトランスは一部分欠落感があって
音の硬さとか 五月蠅さとかが 少なく感じ 2〜5Khzくらいに
どこか欠落感を感じていました。それが F5002は欠落せずに
出ている感じ。でも逆に 中低域の250〜400hzくらいに
ピーク感を感じます。ですから P−600みたいに 締まって
膨らまずに ぶりん!と硬い低音とは違います。

 五嶋 龍 の バイオリンと オーケストラ

を聴いてみます。
何故だか バイオリンのソロが立ってこない。
控えめに聞こえます。 また ピアノのコロコロとした音の
硬さも ちょっと控えめ。バイオリンが 目の前で踊るのでは
なく オーケストラの中に居る感じがします。
これが正確なのかは別として 聴き応えは あきらかにノグチ
トランスだと思う。音楽性はノグチが上?

でも レンジが広い感じはF5002
高音も低域の伸びもデーター的にはファインメットコアーの方が
勝っている様だ 聴いた感じは F5002がワイドレンジに
聞こえる。

ファインメットコアーの独特の 滑らかさ 柔らかさがあったようです。

その後 パトリシアハーバー
この ナイトクラブ 最初の1曲目の出だし
ベースが ブーン ブーン♪ となる
それが ブーミーで何がなっているか比較的分かり難いんだけど
この音は明らかに F5002が勝っている。底力があって
音階が分かって 響きも正確 濁りが少ない。

この曲を聴くと ああ ノグチのトランスは100hz以下の
最低域に弱さがあって それが 低域の締まりが欲しい がつんと来ない
と感じていた理由だったと分かったのであります。

さて どっちが良いか?
まだ 決められません。

F5002は 3.5KΩでなくて 3.0KΩで
受けています、となると 出力の8Ωも7Ωちょっとの
SPを受けることになるのでしょうか?
前に8ΩのSPを4Ω出力のppアンプのつないだ時
低域が偉く元気にでボリュームがアップした記憶があります。

この微妙な差も 考慮しないとならないのかもしれません。

思いの外美音 でなく ソリッドで 直截な音のF5002
でも可能性は高い感じがします。
しばらく 聴いて 楽しんでみようと思います。

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