| P-600のテストが終わりました。
マルチには使えないと分かり、必ずしも好結果では
なかったとはいえ、すごく充実した体験でした。
アンプというものは、ほんとうに色々ですね。
その昔は、アンプなんて音にはたいして影響なくて、
スピーカーさえ良ければいいんだと思っていました。
強力電源部にしっかりした配線の取り回し。高級部品。
フラットなレンジに奥行きも出て、文句の付けようが
ないはずなのに、不思議と音の密度が薄いP-600。
ワイドレンジなのに、イマイチ、レンジは広がりきら
ないとういうのも不思議です。
友人が、アキュフェーズの音は蒸留水のようだから好き
でないと言ってましたが、なるほど・そういうものか。
その点、低電力のCD関連とかプリアンプ、チューナー
では密度感があって音楽性もたっぷりなのに、
パワーアンプでは、決してネクタイを外さない上品な
紳士という不思議。
マルチの実験に移る前段階として、P-600に合うアンプは
ないかと何種類か音だししてみたのですが、P-600だけが
極めて異質でした(4343改では強調される)。
音の密度の濃いPA用アンプをできれば高音用に使いたい
のですが、P-600では低音も淡白ですから、水とあぶらの
ようになるのは確かで諦めました(TOAとASHLY)。
実を言うと、A−20でも満足できませんでした。
電源部のミニ改造で、前より伸びやかにはなったものの、
それでも表現力が足りませんから、A-20でマルチをやる
気にもなれません。
そんな訳で、P-600はこれ以上の出番がなさそうです。
そして、狭い我がテストルームでは、地震が来たら上から
大きなコンポ類が降ってきて、豪華なシャンペンゴールド
の顔に大怪我をさせるのがマジにコワイです。
わんこさん宅では、レンジ感のテストにP-600もあった方が
便利ではないですか?。A-20はまだ返さなくてもよいです
から、もしよければ引き上げて下さって構いません。
スピーカーは、たとえ相性が悪くてもある程度マッチング
しなければなりませんから、再度P-600で4343改のバランス
を取り直せたのも大きな成果で、他のアンプも鳴りがよく
なりました。
低音に力のあるP-600、音楽を楽しむにはイマイチですが、
物理特性は素晴らしいので、実験には最適。これからも
持っていた方がよい機材と思います (^o^)
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